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最新の情報

■■■ 現行の研究課題
○主要研究
 AIを用いた路面雪氷状態推定による冬期道路管理支援技術に関する研究
 除雪等機械オペレータの作業・安全運転支援技術に関する研究
○重点研究
 散布量軽減に寄与する凍結防止剤散布支援システムの最適化に係わる研究
 生活道路での除雪に配慮した物理的デバイスの開発と常設化の研究
○基盤研究
 近年の車両挙動の変化に応じた冬期の交差点処理能力に関する研究
 AIを用いた非積雪期における路面判定による交通安全対策への活用技術の開発
 北海道の冬期交通の実態を反映した道路事業評価に資する便益原単位の開発 NEW!
 AIを用いた野生動物との衝突事故リスクの検出技術開発 NEW!

■■■ 過年度 終了課題
【R6年度 終了課題】
 冬期交通事故リスク低減に資する物理的デバイスの開発に関する研究 (重点研究・令和4年度 ~ 令和6年度)
 機械学習を活用した低コストで広域的な雪氷路面予測システムの開発 (重点研究・令和4年度 ~ 令和6年度)
 自動走行技術に対応した冬期道路管理に関する研究 (基盤研究・令和4年度 ~ 令和6年度)
 ワンマン化に寄与する凍結防止剤散布支援システムの実用化へ向けた研究 (基盤研究・令和4年度 ~ 令和6年度)
 コスト低減に資する新たな凍結防止剤散布方法と防滑材の定着性向上に関する研究 (基盤研究・令和4年度 ~ 令和6年度)
 一般道路2車線区間での正面衝突事故の類型化と対策の導入可能性調査 (基盤研究・令和6年度)

■■■ 普及技術 紹介動画一覧

(最終更新:2025/10/21)

主要研究
AIを用いた路面雪氷状態推定による冬期道路管理支援技術に関する研究 (令和4年度 ~ 令和9年度)

路面雪氷状態推定用アプリケーション

路面雪氷状態推定用アプリケーション

冬期の安全・快適な道路交通を維持する上で、路面雪氷状態の現況値は道路管理作業の適正化や道路利用者の安全運転支援への活用など多岐にわたる需要があります。一方で、路面雪氷状態を正確に把握するためには高価な計測装置が必要となるため、安価・簡単に路面雪氷状態を把握するための方法が求められます。

そこで、本研究ではAIを用いた画像認識により、画像を撮影するだけで路面すべりやすさに加えて圧雪・凍結などの定性的な路面雪氷状態などを推定する技術を開発します。また、本技術で得られた路面雪氷状態の現況値を用いて、道路パトロール作業の省力化や冬期道路管理作業の適正化のための技術を提案します。

 

路面雪氷状態の推定方法

 

【研究報告書】

令和3年度 研究開発プログラム報告書(土木研究所)

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

AI画像認識を用いた路面雪氷推定システムの開発(2022.11作成)

 

【代表的な報文など】

AIによる画像認識技術を用いた冬期路面滑り摩擦係数推定手法の開発
第65回(2021年度) 北海道開発技術研究発表会論文集,2022 齊田光,大廣智則,畠山乃

マルチモーダルAIを用いた路面すべり摩擦係数の推定
寒地土木研究所月報,No.853,2024年2月10日:齊田光,大廣智則,伊東靖彦

道路CCTVカメラ画像と深層学習を用いた路面雪氷状態推定
寒地土木研究所月報,No.865,2025年1月10日:齊田光,奥村航太,中村裕貴,松島哲郎,中村浩

 

【技術紹介動画】

  

 

【その他】

 

 

除雪等機械オペレータの作業・安全運転支援技術に関する研究 (令和4年度 ~ 令和9年度)

除雪状況

除雪状況

ワンオペレーションへの対応

ワンオペレーションへの対応

除雪等機械オペレータは、卓越した運転操作技術と路線を知り尽くした熟練度が要求されています。作業は天候に左右され、夜間、早朝の不規則で待機を含む長時間の労働環境が担い手不足を生むほか、オペレータの高齢化が社会問題化しています。オフロード法2014年基準により今後の除雪グレーダは1名しか乗車できない構造となったため、オペレータへの技術継承のための教育施設の開発が喫緊の課題となっています。

そこで、本研究では、AI、IoT技術等を活用し、オペレータの熟練度に左右されず、かつワンマンオペレーションでも安全で確実な除雪等作業を可能とする技能向上・継承支援技術を開発します。具体には、AI技術等を用いて熟練オペレータの運転挙動データ・機械操作データ・視線挙動データ等から最適な除雪作業方法を抽出し、インドアトレーニングにより安全で確実な除雪作業方法をオペレータにティーチングを行う技術継承のための教育施設を開発します。

 

【研究報告書】

 

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

除雪等機械オペレーターの作業・安全運転支援技術に関する研究(2023.3作成)

 

【代表的な報文など】

凍結防止剤散布支援システムの自動散布機能の向上
雪氷研究大会講演要旨集,A3-3,2023年3月27日:大廣智則, 齊田光, 村上健志, 伊東靖彦

 

【その他】

 

 

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重点研究
散布量軽減に寄与する凍結防止剤散布支援システムの最適化に係わる研究 (令和7年度 ~ 令和9年度)

散布車による凍結防止剤の散布状況(国土交通省北海道開発局)

散布車による凍結防止剤の散布状況(国土交通省北海道開発局)

路面凍結による交通事故を防ぐには凍結防止剤散布が有効です。凍結防止剤に使われる塩化ナトリウムは、国土交通省北海道開発局札幌開発建設部だけで一冬約9,000tが散布されるなど使用量が多く、コスト面や環境負荷低減の面から、散布量の低減や効果的な散布方法などの提案が求められています。

しかし、作業従事者の高齢化・新規入職者の減少などのオペーレーター不足が生じており、自動散布による省力化に努めています。本支援システムは、国土交通省北海道開発局に10台導入されています。

また、塩化ナトリウムは輸入品が多く、近年の関税・為替レート変動や物価高の影響を受け、購入価格は、従前の1.5倍以上となっており、散布量の低減は喫緊の課題となっています。

今後、凍結・シャーベット・湿潤など、路面状況を適切に把握することで、散布量の最適化を図り、凍結防止剤の散布量縮減に寄与することを目的としています。

 

「自動散布支援システムAIS3」を新たなステージへ誘います

「自動散布支援システムAIS3」を新たなステージへ誘います

本研究のアウトカムイメージ

本研究のアウトカムイメージ

 

【研究報告書】

令和2年度 研究開発プログラム報告書(土木研究所)

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

AIS3(凍結防?剤散布?援システム)(2023.4作成)

 

【代表的な報文など】

実道におけるワンマン作業形態での凍結防止剤散布支援システムの実用性検証
寒地土木研究所月報,No.830,pp.80-84,令和3年4月.大廣智則,齊田光,村上健志,畠山乃

凍結防止剤散布支援システムの試行運用による効果検証
寒地土木研究所月報,No.839,pp.2-10,令和4年1月.大廣智則,齊田光,村上健志,伊東靖彦

 

【その他】

 

 

生活道路での除雪に配慮した物理的デバイスの開発と常設化の研究 (令和7年度 ~ 令和9年度)

フォルト式ハンプ(仮称)の検討

フォルト式ハンプ(仮称)の検討

ライジング狭窄(仮称)の検討

ライジング狭窄(仮称)の検討

苫小牧寒地試験道路のプレキャストコンクリート製ハンプ供試体(施工状況)

苫小牧寒地試験道路のプレキャストコンクリート製ハンプ供試体(施工状況)

苫小牧寒地試験道路のプレキャストコンクリート製ハンプ供試体(出来形)

苫小牧寒地試験道路のプレキャストコンクリート製ハンプ供試体(出来形)

通学路を含む生活道路で30km/h未満に車速を抑制するハンプや狭窄などの物理的デバイスは、機械除雪への支障を懸念する自治体においては積雪期前に撤去されています。本研究では機械除雪に配慮した新しい物理的デバイスを検討し、積雪期を含む通年での物理的デバイス設置(常設化)の参考となる技術資料を作成することで、積雪寒冷地の自治体の生活道路安全対策を技術的に支援することを目的とします。

 

【研究報告書】

 

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

 

 

【代表的な報文など】

 

【その他】

 

 

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基盤研究
近年の車両挙動の変化に応じた冬期の交差点処理能力に関する研究 (令和5年度 ~ 令和7年度)

冬期の交差点状況(新雪)とAIによる車両の自動検知

冬期の交差点状況(新雪)とAIによる車両の自動検知

冬期の交差点状況(湿潤)とAIによる車両の自動検知

冬期の交差点状況(湿潤)とAIによる車両の自動検知

積雪寒冷地の冬期は降雪や路面凍結の発生によって、旅行速度が減少します。特に交差点では信号切り替わり時の発進遅れや前方車両との車間距離の増加により、より顕著になります。さらに近年は自動車への安全システムの搭載やカーナビ・スマートフォンの普及によるドライバーの画面注視などにより車両の挙動に変化が生じています。しかしながら、これらの要因が積雪寒冷地における交差点の交通に与える影響は明らかにされていません。そこで、本研究では近年の車両挙動の変化に応じた冬期の交差点処理能力の実態を把握することを目的としています。

 

【研究報告書】

 

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

近年の車両挙動の変化に応じた冬期の交差点処理能力に関する研究(2023.4作成;2025.10更新)

 

【代表的な報文など】

・積雪寒冷地の冬期における信号交差点の経年的な飽和交通流率の低下に関する研究~北海道江別市野幌町交差点を対象として~
 第45回交通工学研究発表会講演集,2025,奥村航太,四辻裕文,中村浩,有村幹治

・物体検知AIを活用した飽和交通流率の計測手法について(提案型)
 第36回日本道路会議,2025,奥村航太,四辻裕文,中村浩,有村幹治

 

 

【技術紹介動画】

 

【その他】

 

 

AIを用いた非積雪期における路面判定による交通安全対策への活用技術の開発(令和6年度 ~ 令和8年度)

本研究ではAIを用いた路面のすべりやすさを画像認識によって推定する技術を開発しています。この技術は、非雪氷路面を撮影するだけで安価かつ簡便に、路面のすべり摩擦係数を定量的に推定することを可能にするものです。従来の測定方法は高価で手間がかかり、連続的な計測が難しいため、効果的な対策が行えませんでした。この新技術により、安全な路面を維持するための指標になり、事故リスクの定量的評価や事故多発地点での対策にも役立てられます。

 

【研究報告書】

 

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

 

 

【代表的な報文など】

 

 

【その他】

 

 

北海道の冬期交通の実態を反映した道路事業評価に資する便益原単位の開発(令和7年度 ~ 令和9年度)

北海道における高規格道路事業や一般国道事業の費用便益分析では、雪寒対策費用の必要性や冬期交通の実態が反映されていることが重要です。道路事業の便益の中で大きな割合を占める走行時間短縮便益の推計に際しては、冬期の便益が過小に推計されないよう、冬期交通の実態を適切に反映した時間価値原単位の適用が求められます。本研究では北海道における冬期の時間価値原単位を提案し、その原単位を適用して季節別の便益を推計した場合の便益改善度を示すことを目的としています。

 

【研究報告書】

 

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

 

 

【代表的な報文など】

 

 

【その他】

 

 

AIを用いた野生動物との衝突事故リスクの検出技術開発(令和7年度 ~ 令和9年度)

 北海道は自然豊かな地域を通過する道路が多数存在します。これらの路線の沿線には野生動物が多数生息しており、車両と野生動物の衝突事故が多発しています。車両と野生動物の衝突事故件数は増加傾向にあります。北海道ではエゾシカとの衝突事故件数が10年間で2.7倍になっており、野生動物との衝突事故を防止するための手法が必要とされています。

 本研究では、道路CCTVカメラや車載カメラなど様々な方法で撮影された多数の画像から野生動物の出現状況を把握する技術を開発します。また、上記手法で得られた野生動物の出現情報を共有することで、走行中の車両へのリアルタイムな野生動物出現に関する注意喚起、道路管理者への情報提供等による効果的な事故対策手法を確立することを目指しています。

 

【研究報告書】

 

 

【関連サイト・ページ】

 

 

【パンフレット等】

 

 

【代表的な報文など】

 

 

【その他】

 

 

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過年度 終了課題(R4年度〜)

【R6年度 終了課題】

 冬期交通事故リスク低減に資する物理的デバイスの開発に関する研究 (重点研究・令和4年度 ~ 令和6年度)

 機械学習を活用した低コストで広域的な雪氷路面予測システムの開発 (重点研究・令和4年度 ~ 令和6年度)

 自動走行技術に対応した冬期道路管理に関する研究 (基盤研究・令和4年度 ~ 令和6年度)

 ワンマン化に寄与する凍結防止剤散布支援システムの実用化へ向けた研究 (基盤研究・令和4年度 ~ 令和6年度)

 コスト低減に資する新たな凍結防止剤散布方法と防滑材の定着性向上に関する研究 (基盤研究・令和4年度 ~ 令和6年度)

 一般道路2車線区間での正面衝突事故の類型化と対策の導入可能性調査 (基盤研究・令和6年度)

 

【R5年度 終了課題】

 ワイヤロープ式防護柵の設計・施工・維持管理に関する研究 (重点研究・令和3年度 ~ 令和5年度)

 積雪寒冷地におけるラウンドアバウトの設計技術の高度化と普及促進に関する研究 (重点研究・令和3年度 ~ 令和5年度)

 融雪期の路面冠水の実態把握と検知技術に関する研究 (基盤研究・令和3年度 ~ 令和5年度)

 

【R4年度 終了課題】

 車両プローブデータによる雪氷路面推定技術の研究 (挑戦的調査研究・令和4年度)

 



普及技術 紹介動画

【重点普及技術】

 緩衝型のワイヤロープ式防護柵 (5:01)

 大型車対応ランブルストリップス (5:34)

 交通安全診断支援ツール (6:24)

 AIS3(凍結防止剤散布支援システム) (8:57)

 冬期路面管理支援システム (11:35)

【準重点普及技術】

 AI画像認識を用いた路面雪氷推定システム (5:40)

 プロナトを用いた凍結防止剤混合散布手法 (5:10)

 



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