平成16年8月31日(火)に、独立行政法人北海道開発土木研究所及び北海道道路情報化研究会(※)の主催により、「道路情報化セミナー」を開催しました。“インターネットによる道路・地域情報提供に向けて” と題し、下記のような構成で講習を行いました。
国土交通省では、平成15年度より道路事業の成果を表す指標(アウトカム指標)のひとつとして「情報公開度」を採用し、道路関係ホームページのアクセス数を評価の指標としています。また近年、各地域においてもインターネットを通じて様々な情報提供への取組みが行われ、道路利用者に対するサービスとして定着しつつあります。
セミナー開催にあたっては、より効果的なインターネット情報提供の実現に向けて、インターネットの基礎知識からサイトの計画・構築・運用まで、必要な知識の習得ができるよう講義内容の検討・準備を行いました。具体的には、アクセス数の多いホームページの事例紹介、ホームページで情報提供を行う際の留意事項、アクセス数向上の工夫やよりよいサイトを作るためのテクニック等を幅広く紹介させて頂きました。
今回のセミナーには、北海道開発局、北海道庁、札幌市、日本道路公団北海道支社等から、約100名の参加をいただきました。セミナーに参加いただいた方々には大変ありがとうございました。
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| ▲「道路情報化セミナー」の受講状況 | ||
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| ▲「道路情報化セミナー」の講演状況 | ||
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道路情報化セミナーの議事次第
日時 平成16年8月31日(火) 10:00~12:00
場所 北海道開発土木研究所 1階 講堂
1.開会の挨拶
2.インターネットの基礎知識
1)インターネットの仕組み
2)インターネットでできること
3)インターネットで情報提供する際に注意すべきこと
3.事例紹介(全国・北海道)
1)全国の道路・地域情報提供サイトの中でアクセス数の多いサイト
2)北海道における道路・地域情報提供サイト
4.地域における道路・地域情報提供サイトのあり方
1)地域の道路・地域情報サイト
2)情報提供項目の検討
3)道路管理者が有する情報の提供について
4)他機関や地域・民間が有する情報の提供について
5.国土交通省が示す方向性
1)アウトカム指標について
2)ITS展開ガイドラインについて
6.サイト計画にあたっての手順
1)サイトの企画・計画
2)サイトの構築
3)サイトの広報活動
4)サイトの運用
5)サイトの評価
6)よりよいサイトを作るためのテクニック
7.インターネット情報提供で大切なこと
8.閉会の挨拶
※北海道道路情報化研究会とは北海道開発局、北海道、 札幌市、日本道路公団北海道支社の道路情報化の関係者で組織し、北海道における道路情報化への対応について、インターネットの活用に関する検討を始めとして幅広く検討することを目的としている。ホームページ「北の道ナビ」を監修。
平成16年8月30日(月)に、独立行政法人北海道開発土木研究所及び北海道ITS推進フォーラムの主催により、寒地ITSワークショップ(兼第3回寒地道路連続セミナー)を開催しました。
“地域に広がるITS”をテーマに、北海道大学の山本強教授から「北海道ITSの今後の展望と期待」と題する基調講演を、北海道開発局の坂憲浩道路調査専門官から「セカンドステージのITSの方向性について」と題する話題提供をいただきました。さらに、第1セッション「地域で広がりを見せるITS【サービス面からの紹介】」では、行政や研究機関で取り組まれている事例4件のご紹介をいただきました。また、第2セッション「進展するITS技術とその活用【技術面からの紹介】」では、民間で取り組まれている事例3件についてご紹介をいただきました。
ワークショップには全道の道路管理者、コンサルタント等から、約100名の参加をいただきました。ワークショップに参加いただいた方々には大変ありがとうございました。
寒地ITSワークショップ開催のお知らせはこちら
→ http://www2.ceri.go.jp/mt_test/archives/000125.html
なお、今回のワークショップは第3回寒地道路連続セミナーも兼ねて開催したものです。
寒地道路連続セミナーの開設についてはこちら
→ http://www2.ceri.go.jp/mt_test/archives/000115.html
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| ▲「寒地ITSワークショップ(兼第3回寒地道路連続セミナー)」の受講状況 | ||
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| ▲「寒地ITSワークショップ(兼第3回寒地道路連続セミナー)」の講演状況 | ||
8月27日に北海道開発局の土木技術中級研修の一環として、アスファルト舗装の設計、試験方法などに関する材料試験実習を行ないました。全道の若き道路技術者17名が参加し、当室の研究員が講師となって舗装の配合設計方法と性能規定発注についての講義、舗装の各種現場試験方法の実習が行なわれました。
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| 講義風景 現場試験方法をレクチャー | ||
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| すべり抵抗値の測定 透水量試験 | ||
防災雪氷研究室では、研究を紹介するパンフレットを各種作成しておりますが、この度、以下のパンフレットを新たに作成いたしました。PDFファイルでダウンロード・閲覧が可能になっておりますので、是非ご覧いただければ幸いです。
○研究紹介パンフレットのページ
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/pamphlet.htm
・吹雪対策としての視線誘導施設に関する研究(2004.07作成)
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/bousai/panf200407/panf-shisenyudo.pdf
北海道では吹雪による視程障害時に、多くのドライバーは道路上の視覚情報が少なく走行が困難となります。そこで防災雪氷研究室では、吹雪時に視線誘導施設として利用されるデリニェータ、スノーポール、視線誘導樹、固定式視線誘導柱などの視線誘導効果について研究を行っています。これまでに、無積雪期に利用される視線誘導施設のデリニェータと固定式視線誘導柱がドライバーに同等以上の割合で視認されていることが確認されました。
・新しい道路吹雪マニュアルの作成(2004.07作成)
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/bousai/panf200407/panf-fubukimanual.pdf
このマニュアルは、吹雪による吹きだまり及び視程障害対策としての防雪施設に関する技術資料として、北海道開発局から独立行政法人北海道開発土木研究所に委託して作成したものです。
平成2年3月に北海道開発局監修のもと発刊された「道路吹雪対策マニュアル(案)防雪柵編」並びに「同 防雪林編」に代わるものとして、北海道開発土木研究所を事務局とする「吹雪対策技術検討会(座長:竹内政夫氏)」で検討を重ね、とりまとめに至りました。
・寒地ITSの研究開発(2004.08作成)
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/bousai/panf200407/panf-kanchiits.pdf
防災雪氷研究室では、北海道の安全で快適な冬期道路交通の実現を目指し、冬期道路の安全走行支援システムやインターネット技術を活用した道路情報システムなど、先進の情報通信技術を活用した寒地ITSの研究開発を行っています。
・広域情報提供サービスの研究(2004.08作成)
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/bousai/panf200407/panf-kouiki.pdf
防災雪氷研究室では、吹雪情報をドライバーに提供して、ドライバーの適切な行動選択を支援するサービス(広域情報提供サービス)の研究を行っています。2003年度冬期より札幌圏で実験を開始し、交通行動の変更や安心感の向上に効果があることが確認されました。この実験は今冬も実施する予定です。
8月25日に【北の道リサーチニュース:第11号(2004年8月)】を発行しました。
このメールニュースは、北海道開発土木研究所道路部が寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。
▼お問合せ
【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで
編集チームのメールアドレス:
▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは道路部ホームページでも閲覧できます。
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
積雪寒冷地における冬期路面管理、交通安全対策、道路環境対策などの道路技術の向上を目指して、当研究所道路部では多くの研究課題に取り組んでおります。
このたび道路部の調査・研究のご紹介も兼ねて、寒地道路に関する様々な課題について、行政やコンサルタントの専門家や技術者、そして大学や他の研究機関の方々への情報提供や意見交換の場として、寒地道路の連続セミナーを開催しており、第4回を9月21日(火)に下記のとおり行います。
日 時 平成16年9月21日(火) 13時半~17時
会 場 (独)北海道開発土木研究所 1階 講堂
(札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34)
テーマ 「感性工学からの道づくりへのアプローチ」
●「感性工学からの道づくり~社会的合意形成プロセス~」
東京工業大学大学院社会理工学研究科教授 桑子敏雄 氏
●「感性工学からの地域づくり」
(株)ジオスケープ 環境デザイン部長 須田清隆 氏
参加は無料ですので、ご関心のある多くの方々のご参加をお待ちしております。
<問い合わせ・申込先>
独立行政法人北海道開発土木研究所交通研究室 寒地道路連続セミナー担当
Tel:011-841-1738、E-mail:m-kumagai@ceri.go.jp
*当日でも参加は可能ですが、会場の都合上、事前の参加人数の把握をしたく、参加希望の方はできるだけ事前のご連絡をお願いいたします。
事務連絡様式はこちら
「しりべしe街道」は、道路・気象情報や沿道景観・地域・観光情報等を、地域の方々と連携してきめ細かく提供する実験です。平成15年度冬期の予備実験に引き続き、平成16年夏期からはさらに内容を充実して本格的な実験を開始いたしました。
本実験は、北海道開発土木研究所が、(財)北海道道路管理技術センター、(財)日本気象協会北海道支社との共同研究の一環として行うもので、実験を通じて官民連携による路線情報提供が道路交通の安全性・快適性向上や、ドライブ観光振興、地域の活性化等にもたらす効果について検証していく予定です。
なお、情報の収集・提供にあたっては、北海道開発局小樽開発建設部をはじめとして、「しりべしiネット」を運営するしりべしツーリズムサポート(後志観光連盟)、沿道のボランティアの方々のご協力をいただいています。
また、本実験システムの構築にあたっては、当研究所を中心に開発した「道路用Web記述言語RWML」を使用しています。
●「しりべしe街道」はこちら
→ http://e-kaido.jp/?shiribeshi/
・国道5号の路線情報ページ
→ http://e-kaido.jp/?shiribeshi/route?p=r5
・国道229号の路線情報ページ
→ http://e-kaido.jp/?shiribeshi/route?p=r229
・国道230号の路線情報ページ
→ http://e-kaido.jp/?shiribeshi/route?p=r230
・国道276号の路線情報ページ
→ http://e-kaido.jp/?shiribeshi/route?p=r276
・国道393号の路線情報ページ
→ http://e-kaido.jp/?shiribeshi/route?p=r393
参考1)しりべしiネット
→ http://www.shiribeshi-i.net/
参考2)道路用Web記述言語RWML
→ http://rwml.its-win.gr.jp/
<本実験に関するお問い合わせ>
〒062-8602 札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34
独立行政法人 北海道開発土木研究所内
しりべしe街道実験事務局
TEL: 011-841-1746(平日 9:30-17:30)
FAX: 011-841-9747
E-mail: e-kaido@its-win.jp
北海道開発土木研究所では、北海道という積雪寒冷地の視点から冬期交通の安全性・効率性の向上等を目的とした寒地ITS(高度道路交通システム)の研究開発を推進しています。
この度、道内各地で展開されているITSのサービスや技術について、行政やコンサルタント等の技術者、また大学や研究機関の研究者の方々との間で情報の共有・交換を行うため、第6回寒地ITSワークショップ(兼第3回寒地道路連続セミナー)を、北海道ITS推進フォーラムとの共催で開催することといたしました。多数の皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
※ご連絡!参加者が定員となりましたので申し込みを締め切らせていただきました。
多数のお申し込み大変ありがとうございました。
記
1.日 時 平成16年8月30日(月) 13:30~17:00
2.会 場 北海道開発土木研究所1階講堂
札幌市豊平区平岸1条3丁目1番34号
→北海道開発土木研究所の所在地の案内はこちら
3.演題/講演者
基調講演「北海道ITSの今後の展望と期待」
山本 強 北海道大学大学院情報科学研究科教授
話題提供「セカンドステージのITSの方向性について」
坂 憲浩 北海道開発局 建設部 道路計画課 道路調査専門官
第1セッション「地域で広がりを見せるITS【サービス面からの紹介】」
座長:品田 秀利(札幌市建設局管理部雪対策室)
・「光ファイバー網を活用した道路管理の高度化の現状と将来展望」
村中 俊治 北海道開発局建設部道路維持課道路防災専門官
・「札幌市営地下鉄における運休情報の提供について」
竹内 一裕 札幌市企画調整局総合交通計画部交通企画課利用促進担当係長
・「しりべしiシステムについて」
藤田 栄一郎 北海道後志支庁経済部商工労働観光課観光振興係長
・「インターネット道路情報提供の現状と可能性」
山際 祐司 北海道開発土木研究所道路部防災雪氷研究室主任研究員
第2セッション「進展するITS技術とその活用【技術面からの紹介】」
座長:加治屋安彦(北海道開発土木研究所)
・「携帯情報提供サービスの積雪寒冷地での適用」
吉富 広三 株式会社長大 ネットワーク事業プロジェクトプロジェクトリーダー
・「ASPによる車両位置情報サービス」
高田 博 沖電気工業株式会社システムソリューションカンパニー
・「安全運転のための技術活用例の紹介」
野田 竜也 ソリトンコム株式会社
※上記3題は北海道ITS推進フォーラムを通じて募集したものです。
→北海道ITS推進フォーラムのサイトはこちら
4.参加費 無料
5.定 員 100名程度
6.申込方法 参加希望の方は、①氏名、②所属、③連絡先をメールまたはFAXでご
連絡ください。なお、定員になり次第締め切らせていただきます。
7.申込/問合せ先 its_win@ceri.go.jp Fax: 011-841-9747 ℡: 011-841-1746
担当:山際、松沢 北海道開発土木研究所 道路部 防災雪氷研究室
8.本ワークショップは土木学会認定CPDプログラムです。
平成16年7月30日(金)に(独)北海道開発土木研究所道路部、及び北海道土木技術会舗装研究委員会の共催による寒地道路連続セミナー「舗装マネジメントシステム講演会」を当研究所講堂にて開催しました。
寒地道路連続セミナーは、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、また大学や他研究機関の方々との情報交換及び意見交換の場として開催するもので、今回は第2回の開催です。
今回のセミナーでは、北海道工業大学の笠原篤教授から「舗装マネジメントからアセットマネジメントへ」と題して基調講演を頂いたあと、研究事例の紹介として北見工業大学の川村彰助教授から「HDM4を用いた利用者費用に関する考察」、(独)土木研究所谷口聡主任研究員から「舗装ライフサイクルコスト算定試行について」等、多数の話題提供がありました。
セミナーには全道の道路管理者、コンサルタント、建設業等から120名以上の参加があり、PMSの意義と重要性、研究動向がよくわかったとの声が寄せられました。

○資料はこちら
1.(基調講演)舗装マネジメントからアセットマネジメントへ
2.HDM4を用いた利用者費用に関する考察
3.アセットマネジメントの必要性
4.舗装ライフサイクルコスト算定試行について
5.札幌開発建設部におけるLCC算定試行
6.PMS研究事例1:構造設計
7.PMS研究事例2:ネットワークレベルにおける優先順位
8.PMS研究事例3:舗装耐久性向上
9.PMS研究事例4:最適路面管理水準
次回の寒地道路連続セミナーは平成16年8月30日(月)に「寒地ITS」をテーマに開催予定です。
・基調講演「北海道ITSの今後の展望と期待」北海道大学大学院・山本強教授
・話題提供「セカンドステージのITSの方向性について」北海道開発局・坂道路調査専門官
・ワークショップ「地域に広がるITS」他(防災雪氷研究室&行政・民間関係者等)
多数のご参加をお待ちしています。