3月30日に【北の道リサーチニュース:第18号(2005年3月)】を発行しました。
このメールニュースは、北海道開発土木研究所道路部が寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
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*シーニックバイウェイルート提案の募集開始!
(シーニックバイウェイ北海道推進協議会)
*日勝峠の道路・気象情報を提供する“日勝峠の情報提供実験”がスタート
(北海道開発土木研究所)
*札幌圏の吹雪・降雪情報を提供する“吹雪の広域情報提供実験”がスタート
(北海道開発土木研究所)
* 札幌圏の道路情報、アクセス情報、天気・雪情報などを提供する
“さっけん道しるべ”がスタート!(札幌開発建設部)
*ホームページ・リニューアル&ETCワンストップ・サービスのお知らせ
(JH北海道支社)
* 官民連携で路線情報を提供する“しりべしe街道”が、しりべしiネット内で
スタート!各路線の情報も~国道 5号・229号・230号・276号・393号
*運搬排雪見学会(2/5-6)を開催しました(札幌開発建設部)
*転ばないコツおしえます~冬道を安全・快適に歩くための総合情報サイト
(札幌開発建設部)
※北の道ナビは、北海道内の道路情報を総合案内するサイトで、北海道開発局をは
じめとする道内主要道路管理者で構成する「北海道道路情報化研究会」の監修の
もと、北海道開発土木研究所が運営を行っています。
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
[国内]
・土木学会全国大会(9/7-9 東京 講演締切4/15)
http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/index.html
[海外]
・第5回舗装技術国際会議(2005年5月10日~12日韓国・ソウル)
http://www.icpt.or.kr/
・第7回道路・鉄道・空港舗装支持力国際会議(2005年6月27日~29日ノルウェイ)
http://www.bcra05.no/
・東アジア交通学会(EASTS: Eastern Asia Society for Transportation Studies)
第6回国際会議(2005年9月21日~24日タイ・バンコク)
http://easts-isc-ue.eng.hokudai.ac.jp/
・第12回ITS世界会議(2005年11月6~10日 米国サンフランシスコ)
http://www.itsworldcongress.org/
・第12回PIARC国際冬期道路会議(2006年3月27~30日イタリア)
http://www.aipcr2006.it/
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■編集後記
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先日、私の小学生の子供が終業式を終えて、いわゆる通信簿をもらって帰って
きた。その中に、子供が年度初めに今年の目標を立て、その結果について自ら
評価している欄があり、「漢字の練習を頑張って全部憶える」とか目標を立てて
「頑張って練習したのでたくさん憶えられて良かった」と書いていた。親からす
るとそんなに勉強していたか?と首をかしげるところもあるが、そう評価できる
自信はたいしたものだと感心しつつ、とりあえず、良く頑張ったなと誉めておいた。
自分の一年を振り返ってみると、子供たちと同様に、いろいろ目標を立ててはい
たが、あれも、これもできなかったと反省ばかりで、子供たちのよう自信満々で○
とは行かない。
まあ、反省ばかりしていても仕方がない。もうすぐ新年度が始まる。心機一転、
新たに目標を立てようと思う。そして、来春こそ自分に○がつけられるように。
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Copyright(C)2003 北海道開発土木研究所 〒062-8602札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34
道路部HP http://www2.ceri.go.jp/jpn/ 案内図 http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
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北海道開発局函館開発建設部の函館道路事務所主催による「道路標識・標示に関する懇談会」の第4回会合が函館市内で3月14日開催され、交通研究室から熊谷副室長が委員として参加しました。
この懇談会は、函館市において観光客に対してわかりやすい道路案内標識の表示や、情報提供方法についての議論を行ってきたものです。
今回は、最終回ということで、具体的な標識の改善策やドライブマップの提案がされました。また、懇談会は公開で、12名の一般参加者があり、活発な意見交換が行われました。
去る3月1-2日に中華人民共和国黒竜江省ハルビン市で、第3回北海道開発土木研究所・
黒竜江省交通科学研究所研究交流会が開催されました。今回の交流テーマは、「寒冷
地におけるコンクリート施工」と「防雪林や防雪柵などの防雪対策」で、道路部からは、
防災雪氷研究室の松沢が参加し、「北海道の吹雪対策と最近の研究」と題して発表を
行いました。
| ▲松沢の発表、全体討議、現地見学(高速道路) | ||
防災雪氷研究室と(株)日立国際電気(旧日立電子(株))が平成10年7月13日付けで共同出願していた「定点監視システム」が、平成17年2月25日に特許として認められました(特許第3650267号)。
このシステムは、数多くの危険斜面等を効率的に監視するため、道路パトロール車にGPSアンテナとカメラを設置し、あらかじめ設定した箇所に来たときに自動的に当該斜面等を撮影し、事務所等に置かれた画像サーバにデータを送信して、画像を蓄積・比較するシステムです。
なお、特許情報の詳細につきましては、
特許電子図書館((独)工業所有権情報・研修館)
→ http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
で閲覧が可能です(“定点監視システム”と入力して検索してください)。
また、平成11年7月22日に開催した公募共同研究成果報告会
→ http://www.its-win.gr.jp/3rd_its_workshop/index.htm
では、スライドを用いて研究成果の概要を発表しています。
→ http://www.its-win.gr.jp/3rd_its_workshop/pp/i03/index.htm
平成17年3月11日(金)に寒地道路連続セミナー「未利用エネルギー活用消融雪施設講習会」を北海道開発土木研究所 にて開催しました。
北海道開発土木研究所道路部では、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、そして大学や他研究機関の方々との情報交換、意見交換の場として寒地道路連続セミナーを開催しています。
第8回目となる今回は、北海道大学大学院から長野克則先生を講師としてお招きし、地熱・地下水熱利用の基礎知識、消融雪施設への応用の可能性等についてご講習会を開催いたしました。
北海道大学大学院 長野克則助教授からは「地中熱を利用した道路融雪の計画と環境性評価」として、自然エネルギーを利用した省融雪施設の紹介、地中熱ヒートポンプシステムのメリット、デメリット、地中熱利用路盤融雪シミュレータの紹介、地中熱を利用したゼロエネルギー融雪槽の無限円筒温度境界理論解による年間融雪量の検討等についてご講演頂きました。
次に北海道開発土木研究所 道路部維持管理研究室 石田副室長より「鋼管杭融雪槽の実証実験」として、鋼管杭による地熱・地下水熱利用型融雪槽の実証実験について報告いたしました。
また、講習会終了後に、鋼管杭融雪槽の実証実験フィールド視察を行いました。
全道から約50名の参加をいただきました。お忙しい中、講習会、フィールド視察に参加された方々にお礼申し上げます。
| ▲長野助教授の講演状況(左)、石田副室長の講演状況(右) | ||
| ▲フィールド視察の状況(左)、鋼管杭融雪槽(右) | ||
3月2日~3日にかけてフランス橋梁・道路中央研究所(LCPC)から舗装と交通安全などに関する研究者3名が来所し、ミニワークショップと施設見学を行いました。本ミニワークショップは、LCPCと(独)土木研究所が3年ごとに相互開催しているワークショップの一環として行われたもので、舗装マネジメントシステム、低騒音舗装、ランブルストリップスをテーマに活発な意見交換がなされた他、苫小牧寒地試験道路では排水性舗装などの試験施工箇所の視察を行いました。
プログラムは以下のとおりです。
「フランスにおける舗装マネジメントシステムに関する研究」
Philippe Lepert, Head of Division for Road Maintenance, Safety and Acoustics, LCPC
「道路利用者費用を考慮したネットワークレベルLCC分析」
丸山記美雄, 主任研究員,維持管理研究室
「積雪寒冷地の低騒音舗装の課題」
佐藤 大, 研究員,維持管理研究室
「ランブルストリップスの開発」
熊谷政行, 副室長,交通研究室
その他の参加者は以下のとおりです。
Jean-Michel Piau, Techinical Director for Pavement, LCPC
Robin Sebille, Delegate for International Affaires, LCPC
西崎 到, 新材料チーム上席研究員, 土木研究所
佐々木 巌, 新材料チーム主任研究員, 土木研究所
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| ワークショップ風景 チェーンラベリング試験機を視察 | ||
平成17年2月25日(金)に寒地道路連続セミナー「道路騒音対策講習会」を札幌コンベンションセンター にて開催しました。
寒地道路連続セミナーは、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、また大学や他研究機関の方々との情報交換及び意見交換の場として開催するもので、今回が第7回の開催です。
今回のセミナーは、国土技術政策総合研究所から森主任研究官を講師としてお招きし、道路騒音問題に関して騒音の基礎知識から遮音壁・低騒音舗装などの各種対策、さらに低騒音舗装の積雪寒冷地での課題と調査研究について講習会を開催しました。
森主任研究官からは「道路交通騒音」として、道路交通騒音の発生メカニズム、音の伝わり方、遮音壁を用いた騒音低減方法・効果、事例の紹介として逆位相の音を発生することにより、騒音を小さくする新しい原理の遮音壁(ASE:active soft edge)や低騒音舗装等についてご講演頂きました。
次に、北海道開発土木研究所道路部維持管理研究室 佐藤研究員より「積雪寒冷地における低騒音舗装の課題」として、騒音の現状、排水性舗装の騒音低減効果、機能低下の要因、および持続性向上対策の検討についての紹介がありました。
全道から約100名の参加をいただきました。お忙しい中、講習会に参加され、熱心にご聴講いただいた方々にお礼申し上げます。