平成17年2月25日(金)に寒地道路連続セミナー「道路騒音対策講習会」を札幌コンベンションセンター にて開催しました。
寒地道路連続セミナーは、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、また大学や他研究機関の方々との情報交換及び意見交換の場として開催するもので、今回が第7回の開催です。
今回のセミナーは、国土技術政策総合研究所から森主任研究官を講師としてお招きし、道路騒音問題に関して騒音の基礎知識から遮音壁・低騒音舗装などの各種対策、さらに低騒音舗装の積雪寒冷地での課題と調査研究について講習会を開催しました。
森主任研究官からは「道路交通騒音」として、道路交通騒音の発生メカニズム、音の伝わり方、遮音壁を用いた騒音低減方法・効果、事例の紹介として逆位相の音を発生することにより、騒音を小さくする新しい原理の遮音壁(ASE:active soft edge)や低騒音舗装等についてご講演頂きました。
次に、北海道開発土木研究所道路部維持管理研究室 佐藤研究員より「積雪寒冷地における低騒音舗装の課題」として、騒音の現状、排水性舗装の騒音低減効果、機能低下の要因、および持続性向上対策の検討についての紹介がありました。
全道から約100名の参加をいただきました。お忙しい中、講習会に参加され、熱心にご聴講いただいた方々にお礼申し上げます。

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