維持管理研究室は(財)北海道道路管理技術センターと共同で、小学校低学年を対象として道路の役割と大切さ、道路を守り機能させるための維持管理の重要さを知ってもらうための小冊子、「バン・ブリ・トンのカレーライス」を発行しました。産学官のメンバーで構成される道路維持懇話会(座長:笠原篤北海道工業大学教授)が監修しています。
道路の社会的役割と機能から、道路パトロールと維持修繕、除雪作業、防災、舗装マネジメントまでを子供でも理解しやすいように動物キャラクターのエピソードを通じて解説するとともに、大人が子供に説明するための情報も掲載されています。小学校の副読本としての利用のほか各種イベント時に配布の予定です。
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| 表紙(左)、目次(右) | 子供向けの豊富な図表と大人向けの詳細な情報を掲載しました |
【PDFのダウンロード】
●表紙・裏表紙 (354KB)
●はじめに・もくじ (396KB)
●P1-2 (2,683KB)
●P3-4 (1,531KB)
●P5-6 (1,340KB)
●P7-8 (1,540KB)
●P9-10 (1,911KB)
●P11-12 (1,652KB)
●P13-14 (1,946KB)
●P15-16 (1,526KB)
●P17-18 (1,435KB)
●おわりに (666KB)
4月27日に【北の道リサーチニュース:第19号(2005年4月)】を発行しました。
このメールニュースは、北海道開発土木研究所道路部が寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。
▼お問合せ
【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで
編集チームのメールアドレス:
▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは道路部ホームページでも閲覧できます。
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
■研究紹介
■リサーチ・パンフレット紹介
08:寒地ITSの研究開発(2005改訂版)
09:雪氷防災の研究開発
10:石狩吹雪実験場の概要
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■道路部ニュース
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01:人事異動情報
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4月1日付で、熊谷副室長、宮本研究員(以上交通研究室)、菅野研究員(防災雪
氷研究室)、佐藤研究員(維持管理研究室)が異動になりました。異動先でのご活
躍を祈念いたします。さて、入れ替わり、4人の方が着任されましたので、一言、
自己紹介させていただきます。
●小寺紳一研究員(交通研究室)
網走から参りました。担当は、交通事故分析及び対策に関わる研究です。交通事故
の軽減に役に立てるよう勉強していきたいと思っております。何卒宜しくお願いい
たします。
●秋元清寿研究員(交通研究室)
釧路開発建設部中標津道路事務所から道路部交通研究室へ異動してきた秋元清寿と
申します。研究室の環境に早く慣れて、冬期交通の知恵袋を目指して努力していき
たいと思います。
●山田毅研究員(防災雪氷研究室)
札幌開建滝川道路事務所より異動してきました。現場では主に修繕工事を担当して
いました。研究等については解らないことばかりでご迷惑をお掛けすることもある
と思いますがご指導の程よろしくお願いいたします。
●千葉学研究員(維持管理研究室)
今まで携わってきた仕事と内容が変わり、少し戸惑っていますが、出来るだけ早く
慣れるよう努力したいと思っております。皆様方には、多々ご迷惑をおかけする事
があるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
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02:第5回舗装技術国際会議(ICPT2005)に参加します (維持管理研究室)
http://www.icpt.or.kr/
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5月10日~12日に韓国・ソウル市で開催される第5回舗装技術国際会議で3本の論文
発表を行います。
・応力解放法による舗装の温度応力計測と低温クラック発生機構の検討:岳本
・路面性状データによる舗装の経年変化の評価と維持修繕への活用に関する検討
:丸山
・積雪寒冷地における舗装のライフサイクルコスト解析:清野
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03:アスファルト舗装の20年設計基準を公開しました (維持管理研究室)
http://www2.ceri.go.jp/hosou_manual/index.htm
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舗装の長寿命化によるライフサイクルコストの低減を図るため、従来10年だった
アスファルト舗装の設計期間を20年とする新しい構造設計基準を作成し,WEB上で公
開しました。新基準では舗装の厚さがより厚くなるため,建設費用は10年設計よりも
若干高くなりますが、耐久性の向上により修繕費用は逆に安くなるため、長期的に
は総コストを低減することができます。この新設計基準は,平成17年度以降に北海
道開発局が行う比較的大規模な事業(高規格幹線道路等)を主な対象として適用され
ます。
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04:日勝峠の情報提供実験継続中!連休中のお出かけにご利用を!
(防災雪氷研究室)http://e-kaido.jp/route274/
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防災雪氷研究室では、国道274号日勝峠に関する道路情報と気象情報をインターネ
ットで提供する実験を行っています。標高1,022mの日勝峠は、5月上旬まで夜間の気
温は氷点下になります。実験サイトでは天気予報、降雪・視界情報、道路画像、気
温、路面温度、通行止め情報等を提供しています。どうぞご利用ください。
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05:「北海道のどぼく」に研究成果が掲載されました(交通研究室)
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月刊誌「北海道のどぼく」4月号に交通研究室高橋副室長の研究成果「救急医療
サービス水準からみた北海道における道路整備の評価について」(上)が掲載され
ました。この研究は、北海道の医療サービスの現状と問題点を整理するとともに、
交通量の少ない地域での道路事業の便益を明らかにするため、医療サービス水準等
の視点から算定を試みたものです。
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06:「地域学研究」に論文が掲載されました(交通研究室)
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「地域学研究」第34巻第3号に交通研究室高橋副室長の研究成果「交通行動の
中止を考慮した災害時における交通ネットワークモデルを用いた有珠山噴火による
道路途絶に伴う影響算定」が、日本地域学会での査読審査を了し、掲載されました。
本論文は、北海道大学との共同研究により、交通行動の中止を考慮した交通ネット
ワークモデルを用いて有珠山噴火の影響算定を行ったものです。
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07:冬期道路管理に関する北欧調査団に参加しました(交通研究室)
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交通研究室浅野室長、舟橋研究員が「冬期道路管理に関する北欧調査団」に参加
しました。我が国における冬期道路維持管理のあり方を検討するため、調査団はフ
ィンランド及びスウェーデンの冬期道路管理のおける民間委託の性能規定、管理水
準、管理体制、契約方法等について情報収集・意見交換を行いました。また、2+
1レーンの道路構造に関しても情報収集を行いました。
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■研究紹介
北海道開発土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら → http://www3.ceri.go.jp/jouhou.html
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■リサーチ・パンフレット紹介 (http://www2.ceri.go.jp/jpn/pamphlet.htm)
各研究室が作成したパンフを紹介します。
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08:寒地ITSの研究開発(2005改訂版)(防災雪氷研究室)
http://www2.ceri.go.jp/jpn/bousai/panf200502/its_win(A4)s.pdf
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防災雪氷研究室では、冬道の安全運転をサポートする「冬期道路の高度情報提供
システム」、北海道の道路情報のポータルサイト「北の道ナビ」など、寒地ITSの
研究を行っています。
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09:雪氷防災の研究開発(防災雪氷研究室)
http://www2.ceri.go.jp/jpn/bousai/panf200502/its_win(A4)s.pdf
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防災雪氷研究室では、高機能防雪柵の開発、防雪林の研究、吹雪時の視線誘導施
設の効果に関する研究など雪氷防災に関する研究を行っています。
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10:石狩吹雪実験場の概要(防災雪氷研究室)
http://www2.ceri.go.jp/jpn/bousai/panf200502/panel_ishikari_s.pdf
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石狩吹雪実験場は、石狩川の旧河川敷にある、吹雪対策のための実験施設です。
周回800mと苫小牧寒地試験道路に比べると小規模の試験コースですが、冬期気象条
件の厳しさから、防災雪氷研究室では、20年以上前から石狩吹雪実験場を拠点に研
究を行ってきています。
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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★ドライブに役立つ情報満載!★
*春のドライブシーズン到来! お役立ち情報
*2005「道の駅」スタンプラリーが4/16スタート!(北海道地区「道の駅」連絡会)
→ http://www.hokkaido-michinoeki.jp/
*一般国道334号知床横断道路の除雪作業について
釧路開発建設部 → http://www.ks.hkd.mlit.go.jp/
網走開発建設部 → http://www.ab.hkd.mlit.go.jp/
*深川留萌自動車道(沼田IC~北竜ひまわりIC)の供用開始について
(札幌開発建設部)
→ http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/
*シーニックバイウェイルート提案の募集開始!
(シーニックバイウェイ北海道推進協議会)
→ http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/sbh/index.html
*日勝峠の道路・気象情報を提供する“日勝峠の情報提供実験”
(北海道開発土木研究所)
→ http://e-kaido.jp/route274/
* 札幌圏の道路情報、アクセス情報、天気・雪情報などを提供する
“さっけん道しるべ”(札幌開発建設部)
→ http://sp.michi.jp/
※北の道ナビは、北海道内の道路情報を総合案内するサイトで、北海道開発局をは
じめとする道内主要道路管理者で構成する「北海道道路情報化研究会」の監修の
もと、北海道開発土木研究所が運営を行っています。
*「北の道ナビ」が現在発売中のヤフーBBマガジン6月号に掲載される。
“道路交通情報サイトを活用して快適ドライブ(P.134~137)”
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・日本雪氷学会北海道支部 研究発表会(2005年6月29日:札幌、申込〆切:5/30)
問合せ先:011-272-3540(大槻)
・雪氷学会全国大会(2005年9月27-30日 旭川 講演締切7/27)
http://www.seppyo.org/(近日公開)
・第21回日本雪工学会大会 (2005年9月26-28日 旭川 講演締切 5/31)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsse5/
[国内]
・中越地震・雪氷災害調査検討委員会 活動報告会/公開討論会(2005年5/15:長岡)
http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/
・土木計画学研究発表会(2005年6月4-5日:広島)
http://www.jsce.or.jp/committee/ip/ip31/yoryo31.htm
・土木学会全国大会(2005年9月7-9日 東京)
http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/index.html
・日本道路会議(2005年10月27-29日:東京 申込み〆切:5/13 論文〆切:6/15)
http://www.road.or.jp/conference/jra26/26_index.html
・交通工学研究会(2005年11月16-17日:東京、論文〆切:5/16)
http://www.jste.or.jp/Event/happyo25.pdf
・ITSシンポジウム(2005年12月1-2日:東京 論文〆切:6/24)
http://www.its-jp.org/topics/topics027.htm
[海外]
・第5回舗装技術国際会議(2005年5月10日~12日韓国・ソウル)
http://www.icpt.or.kr/
・第7回道路・鉄道・空港舗装支持力国際会議(2005年6月27日~29日ノルウェイ)
http://www.bcra05.no/
・東アジア交通学会(EASTS:第6回国際会議(2005年9月21日~24日タイ・バンコク)
http://easts-isc-ue.eng.hokudai.ac.jp/
・第12回ITS世界会議(2005年11月6~10日 米国サンフランシスコ)
http://www.itsworldcongress.org/
・第12回PIARC国際冬期道路会議(2006年3月27~30日イタリア)
http://www.aipcr2006.it/site_en/welcome.asp?p=1
・第13回SIRWEC国際道路気象会議(2006年3月25~27日イタリア)
http://www.sirwec.org/docs/sirwec2006.pdf
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■編集後記
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今年の札幌は4月15日になって積雪がやっとゼロになりました。ここ数十年の間
でも、雪のなくなるのが最も遅い年のひとつになったようです。融けてしまうとそ
の苦労も忘れてしまいますが、北国に暮らす人々にとって雪の問題はずっと付き合
っていかなければならない大変な問題です。
雪のことを話し出すと、すぐ苦労の話になってしまいますが、今年の冬には楽し
い雪の話題もありました。それは雪まつりのときに、開発局や札幌市の主催で“除
雪や排雪の見学会”が開かれ、観光客や市民に大変盛況だったことです。
特に観光で札幌を訪れた方々には、見たことのない光景だったのだろうと推察さ
れます。見方を変えれば、全てのものが価値ある宝モノに変わってしまうという良
い例だと思います。北海道では当たり前に行っていることが、実は他の地域の人た
ちから見ると“すごい”と感じることは他にもあると思います。
“アジアの宝、北海道”と言われて久しいですが、実は宝モノは身近にたくさんあ
って、私たちが気づいていないだけかもしれません。宝モノがもっともっと見つけ
られるよう、日々感性を磨いていく必要がありそうです。
防災雪氷研究室長 加治屋安彦
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http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
▼下記の道路部ホームページでも、道路部リサーチニュースを閲覧できます。
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Copyright(C)2003 北海道開発土木研究所 〒062-8602札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34
道路部HP http://www2.ceri.go.jp/jpn/
案内図 http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
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新潟県中越地震とその後の積雪による雪氷災害を軽減しようと、日本雪工学会と(社)日本雪氷学会が合同で、「新潟県中越地震・雪氷災害調査検討委員会」が結成されています。
北海道開発土木研究所からも雪崩ワーキンググループや道路ワーキンググループのメンバーとして、現地調査や検討会に参加しているところです。
このうち、去る4月6日に、融雪災害WGおよび雪崩WG合同の現地調査が行われ、北海道開発土木研究所から防災雪氷研究室の三好・伊東が調査に参加してきました。
調査の詳しい内容についてはリンク先をご覧ください。
http://www2.ceri.go.jp/hosou_manual/index.htm