2月27日に【北の道リサーチニュース:第29号(2006年2月)】を発行しました。
このメールニュースは、北海道開発土木研究所道路部が寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。
▼お問合せ
【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで
編集チームのメールアドレス:
▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは道路部ホームページでも閲覧できます。
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
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02:冬期道路気象情報提供実験を実施中です(防災雪氷研究室)
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・札幌圏吹雪の広域情報提供実験
http://fubuki.its-win.jp/(携帯電話も同じ)
視界・降雪の実況と6時間先までの予測、メール配信サービスを行っています。
・官民連携による道路の情報収集・提供実験「しりべしe街道」
http://e-kaido.jp/shiribeshi/(携帯電話も同じ)
地域のボランティアの方々が冬道情報を発信しています。路線情報ページをリ
ニューアルしました。
・日勝峠の情報提供実験
http://e-kaido.jp/route274/(パソコンのみ)
実験サイトをリニューアルしました。日勝峠を中心に狩勝峠、野塚峠の情報も
提供しています。
上記の実験サイトで、ただ今アンケート調査を行っています。
ご協力をお願いいたします。
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03:第12回PIARC国際冬期道路会議に参加します (道路部)
http://www.aipcr2006.it/site_en/welcome.asp?p=1
http://www.aipcr2006.it/pdf/en/bollettino3.pdf
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本メールニュース2005年12月号(http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm)
でも紹介しましたが、2006年3月27~30日にイタリアのトリノ市他で開催される標記
会議で道路部から10編の論文を発表します。
標記会議は世界道路協会(PIARC)が4年に1度開催する冬期道路の維持管理、交通安
全などをテーマとした国際会議で、各国から道路管理者,技術者が多数参加します。
前回の第11回大会は、2002年に札幌で開催されたので記憶にある方もいらっしゃると
思います。今回の大会では以下のトピックスに関して、研究発表が行われれると共に
最新の冬期道路に関する技術展示、テクニカルツアーなどが予定されています。
・利用者サービス、維持管理基準と戦略
・事業・業績評価と財政
・冬期交通の安全と移動しやすさ、社会との関連
・冬期道路と環境
・冬期道路維持・管理システム
・雪氷対策技術
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04:国際道路気象会議(SIRWEC2006)に参加します。(交通・防災雪氷研究室)
http://www.sirwec.org/docs/sirwec2006.pdf
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3月25日~27日にイタリア・トリノ市で開催される国際会議に参加し、以下の論文
を発表します。
・交通量を考慮した熱収支法による路面温度予測手法の開発(高橋、交通)
・道路管理判断支援システムの開発と吹雪情報の活用(山際、防災雪氷)
SIRWEC(Standing International Road Weather Commission)は、1984年にオランダで
第1回会議が開催され、今回で第13回目となります。この会議は、道路気象に関わる研
究者・技術者が道路気象予測技術や道路気象情報提供などについて討議し、道路気象に
関わる様々な技術の向上を図るものです。今回は欧米を中心に35件の論文発表があり、
日本からは開土研の2件を含む5件の論文発表があります。
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05:東日本高速(株)と舗装技術交流会を開催しました (維持管理研究室)
http://www2.ceri.go.jp/mt_test/archives/000254.html
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2月14日に東日本高速道路株式会社北海道支社および札幌技術事務所と舗装技術交流
会を開催しました.両者の寒冷地舗装技術に関する技術研究について情報交換し,
今後の業務に役立てることを目的として毎年開催しているものです.東日本道路株
式会社から10 名,当室から8名が参加しました.
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■関連研究室ニュース
道路部の3研究室以外で道路事業関連の研究を実施している研究室からのニュース
をお伝えするコーナーです.
・構造研究室:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・土質基礎研究室:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・材料研究室:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・地質研究室:崖崩れなどの監視システムや予測技術
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06:「平成17年度 通年施工講習会」(通年施工推進協議会主催)で講演しました
(土質基礎研究室、材料研究室)
http://geotech.ceri.go.jp/news/news060216.html
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2月15日に札幌で標記講習会が開催されました。この講習会は、積雪寒冷地域にお
ける冬期の厳しい自然条件を克服し、冬期でも建設工事を施工できる技術の研究・開
発・普及活動の一環として毎年行われているものです。西本土質基礎研究室長が「冬
期土工に関する技術」、嶋田材料研究室副室長が「コンクリートの凍害について」を
講演しました。
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07:「第44回試錐研究会」(北海道立地質研究所主催)で講演しました(地質研究室)
http://www.gsh.pref.hokkaido.jp/research/shisuikenkyukai.html
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2月16日に札幌で標記研究会の講演会が開催されました。講演内容は、温泉と行政
に関するものや地下水開発、地質情報関連など多種多様なものです。地質研究室から
伊東室長が「ボーリング調査と岩盤評価」について講演しました。
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08:「岩盤工学研究会講演会-岩盤斜面崩壊の原因と崩壊メカニズム-」(岩盤工学
研究会主催)で講演しました(地質研究室)
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2月17日に神戸市で標記講演会が開催されました。講演内容は、岩盤崩落のメカニ
ズムや崩落事例紹介など斜面災害に関するものです。地質研究室から日下部主任研究
員が「遠心力模型実験による3次元岩盤の崩落実験」について講演しました。
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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* 冬の安心ドライブチェック!→お役立ち情報はこちら
(冬の道路情報、冬道安心ガイド・ドライブ情報サイトへのリンクなど)
→ http://northern-road.jp/navi/info/fuyudrive.htm
* 札幌発!雪みちを安全・快適に歩くための総合情報サイト
「転ばないコツ2005」を開設 (札幌開発建設部)
札幌圏で発生している歩行者の転倒事故を防止することを目的として、地域の
方々や観光客の皆様に、転倒防止につながる情報提供を行っています。
→ http://tsurutsuru.jp/
・吹雪の広域情報提供実験 スタート!~札幌圏の吹雪・降雪情報
現在の状況から6時間後までの予測情報を提供中(北海道開発土木研究所ほか)
→ http://fubuki.its-win.jp/pc/
* 日勝峠の情報提供実験~一般国道274号日勝峠の気象情報、ライブカメラ画像な
どのリアルタイム情報を提供中。(北海道開発土木研究所ほか)
→ http://e-kaido.jp/route274/
* お知らせ下さい道路の異常!【道路緊急ダイヤル】実施について(24時間受付)
道路の破損や雪崩などの緊急情報を24時間体制で受付中(北海道開発局)
→ http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/9910/index.html
* 冬の峠案内の再開(旭川・網走・帯広開発建設部)
旭川~北見間の国道39号石北峠や国道450号浮島IC~白滝IC間、国道273号
三国峠や、国道38号狩勝峠は冬の寒さが厳しい上に、降雪の多い区間です。
この区間の気象情報、ライブカメラ画像などのリアルタイム情報を提供。
→ http://www.10ge.jp/pc/
* 道内高速道路の気象情報提供中!(東日本高速道路(株))
高速道路上を対象とした気象情報であり冬期間のみのご提供となります。
→ http://www.n-tenki.jp/kousoku/index.html
* ボランティアの方々が冬道情報を発信!「しりべしe街道」実施中
沿道の方々から道路情報を投稿して頂き、その情報を提供する取り組み。
(北海道開発土木研究所ほか)
→ http://e-kaido.jp/shiribeshi/
* ドライブに役立つ情報をお知らせする北の道ナビ・メールニュース!
メールニュースでは、北海道の道路情報総合案内サイト『北の道ナビ』の季節に
応じたコンテンツの更新や、ドライブに役立つ情報などをお知らせします。
配信登録希望者を募集中!
→ http://northern-road.jp/navi/mailnews.htm
※北の道ナビは、北海道内の道路情報を総合案内するサイトで、北海道開発局をは
じめとする道内主要道路管理者で構成する「北海道道路情報化研究会」の監修の
もと、北海道開発土木研究所が運営を行っています。
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・第12回NORTH Internet Symposium 2006(平成18年3月17日)
札幌医科大学記念ホール2階
[国内]
・土木計画学研究発表会(平成18年6月10日~11日)
仙台市 東北大学青葉山キャンパス
http://www.jsce.or.jp/committee/ip/ip33/index.html
論文発表申込〆切 3/24
・土木学会全国大会(平成18年9月20日~22日)
滋賀県 立命館大学びわこ・くさつキャンパス
http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/index.html
論文発表申込 3/1-4/14
・第26回交通工学研究発表会(平成18年11月1日~2日)
東京都 砂防会館別館3階会議室
http://yukimirai.com/index.html
論文発表申込〆切 5/15
・平成18年度 日本雪氷学会・雪工学会合同全国大会(平成18年11月14日~18日)
秋田市民交流プラザ(ALVE:アルヴェ)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssi/ (日本雪氷学会)
[海外]
・第12回PIARC国際冬期道路会議(2006年3月27~30日:イタリア)
http://www.aipcr2006.it/pdf/en/bollettino3.pdf
http://www.aipcr2006.it/site_en/welcome.asp?p=1
・第13回SIRWEC国際道路気象会議(2006年3月25~27日:イタリア)
http://www.sirwec.org/docs/sirwec2006.pdf
・第13回ITS世界会議(2006年10月8~12日:ロンドン)
http://www.itsworldcongress.com/its_1024/home/index.cfm
・第86回TRB年次総会(2007年1月21~25日:ワシントンDC)
http://www.trb.org/
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■編集後記
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日本経済の回復が定説になっているが、土木関係は以前底が見えないような状況で
す。昨年談合で大きな問題となった一部の橋梁工事では落札率が軒並み50%台だと
か。昨年まで現場にいた私でも、どこか異国の話にしか聞こえない。正に想像を絶す
る事態です。
研究部門でも、土木関係は工事部門と似たり寄ったりのようです。特に、大学の先
生のぼやき声が重たい。「土木は学生も減っているので、教員も定員削減です。」、
「某大学の伝統講座が全く別分野に転換されるようだ。」等々。
また、大都市圏と地方の格差も目を覆うばかりです。「東京の道路が立派すぎる、
きれいすぎる。これがいけない。」という声を聞いた。日本の意志決定者は結局メデ
ィアも含めて大都市圏におり、大都市圏の道路を見るともう公共事業はいいじゃない
かという発想が常識になる。予算も環境対策等最近は大都市圏に集まる。格差は極め
て必然の結果という訳です。一方、土木資産にも少子高齢化時代到来で、コスト的に
既設資産の現状維持も難しいし、しかも維持管理は当初建設より困難が伴う。
さて、こうした中、北海道の当研究所も4月に土木研究所と統合されます。とりわ
け、積雪寒冷地における維持管理面での研究成果の役割が益々期待されるとともに、
北海道発の国際水準の研究成果目指していよいよ厳しいサバイバルレースの始まりで
す。
維持管理 田高 淳
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▼お問合せ
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E-mail: 
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http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
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Copyright(C)2003 北海道開発土木研究所
〒062-8602札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34
道路部HP http://www2.ceri.go.jp/jpn/
案内図 http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
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平成18年2月22日(水)~23日(木)に「第49回 北海道開発局技術研究発表会」が開催されました。
当所道路部からは、15編の研究発表及び技術展示に参加しました。
北海道開発局技術研究発表会の詳細についてはこちら(北海道開発局)
→ http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/gijyutu/giken/press/h17_pre_intra/notice.htm
■日時及び場所
日時 平成18年2月22日(水)~2月23日(木)
場所 札幌コンベンションセンター → http://www.sora-scc.jp/
札幌市白石区東札幌6条1丁目
■交通研究室
2+1車線道路構造の導入効果~諸外国の事例を参考として~
(宗広一徳研究員)
正面衝突事故対策としてのランブルストリップスの設置効果について
(平澤匡介主任研究員)
冬期凍結歩道等における歩行者のモビリティに関する研究
(徳永ロベルト研究員)
濃霧発生条件下の道路付属物の視認性評価に関する研究
(宗広一徳研究員)
フィンランドの冬期道路維持管理における性能規定書の概要と運用の実態
(舟橋誠研究員)
路上作業エリアの安全性向上対策に関する意識調査について
(高田哲哉研究員)
交通事故死者数の減少要因に関する一考察
(小寺紳一研究員)
冬期道路管理の高度化に関する研究
(秋元清寿研究員)
■防災雪氷研究室
冬期道路の高度情報提供システムのフィールド実験
(山際祐司主任研究員)
エゾシカと車両との衝突事故対策の検討
(三好達夫研究員)
吹雪時を考慮した視線誘導施設の検討-マニュアル策定に向けた取り組み-
(武知洋太研究員)
高盛土に対応した高機能防雪柵の開発について
(山田毅研究員)
■維持管理研究室
排水性舗装の寒冷期施工について
(上野千草研究員)
改質Ⅱ型混合物舗装の経済性評価と適用範囲に関する検討
(工藤謙研究員)
排水性舗装の機能低下要因と耐久性向上に関する検討
(千葉学研究員)
■技術展示
当所道路部で実施しております研究の一部をパネル展示行い、パンフレット等の配布を行い多数の方に展示をご覧頂きました。
| ▲山田研究員の発表状況(左写真) 舟橋研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲秋元研究員の発表状況(左写真) 武知研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲上野研究員の発表状況(左写真) 山際主任研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲徳永研究員の発表状況(左写真) 宗広研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲工藤研究員の発表状況(左写真) 平澤主任研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲高田研究員の発表状況(左写真) 道路部技術展示の状況(右写真) | |
平成18年2月21日に、当研究所主催、北海道土木技術会道路研究委員会の共催により、第13回 寒地道路連続セミナー「冬期道路マネジメント」を開催しました。
今回のセミナーでは、2件の講演と、2件の話題提供を頂きました。
講演では、始めに、当研究所 浅野基樹交通研究室長が、「脱スパイクタイヤ政策の政策評価について」と題して、スパイクタイヤ規制の経緯、スパイクタイヤ規制の効果と影響、ロジックモデルによる脱スパイクタイヤの政策評価及び「冬期道路管理マネジメント・システム」の導入可能性などについて講演しました。
続いて、北海道開発局建設部道路計画課 田村桂一開発専門官から、「雪みちプロジェクトについて」と題して、雪みちの現状、社会的要請や情勢の変化、都市部における冬期渋滞対策、都市部における車道及び歩道のツルツル路面対策など、平成17年度の重点的取り組み事例の紹介や、冬期渋滞マネジメントなど今後の展望について講演をいただきました。
また、話題提供として、当研究所防災雪氷研究室 山際祐司主任研究員が、 「冬道の安全運転をアドバイスする情報のニーズと提供方法」と題して、北海道の道路情報総合案内「北の道ナビ」で実施したユーザーアンケートの結果の報告、冬道の道路状況や安全運転をアドバイスする情報提供について、近日公開予定の「新冬道運転ガイド(案)」などの事例を交えた報告を行いました。
最後に、北海道開発局札幌開発建設部道路調査課 佐々木博一第2調査係長から、「歩行者転倒防止の取り組み~つるつる路面転倒防止委員会~」と題して、委員会の発足と目的の紹介、また、啓発パンフレットの配布、ホームページの開設等の平成16年度の取り組み内容とその結果を踏まえた今年度の取り組み方針と取り組み内容について報告をいただきました。
本日のセミナーには、行政機関や研究機関、コンサルタントをはじめとした民間企業などから約60名のご参加をいただき、熱心な質疑応答・意見交換が行われました。
年度末のお忙しい中、大変ありがとうございました。
| セミナーの模様 | |||
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| (独)北海道開発土木研究所 交通研究室 浅野基樹室長 |
北海道開発局建設部道路計画課 田村桂一開発専門官 |
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| (独)北海道開発土木研究所 防災雪氷研究室 山際祐司主任研究員 |
北海道開発局札幌開発建設部道路調査課 佐々木博一第2調査係長 |
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2006年2月14日に、舗装技術交流会を開催しました。この交流会は、寒冷地舗装技術の取り組みについて、東日本高速道路株式会社、北海道開発土木研究所の相互の情報交換および共有を図り、共通認識することにより、今後の合理的且つ効率的な業務遂行に役立てることを目的としています。東日本道路株式会社から10名、維持管理研究室からは8名が参加しました。
交流会では、初めに最近の舗装研究についての情報交換を行い、その後、東日本高速道路株式会社の試験室を見学しました。
プログラムは以下の通りです。
○東日本高速道路株式会社北海道支社管内の現況と課題
○開発土木研究所維持管理研究室の研究業務
○東日本高速道路㈱札幌技術事務所の最近の舗装研究話題
①試験研究業務全般の概要
②舗装研究の概要
③北海道支社管内の舗装の現況と課題
④高機能舗装化による基層混合物の剥離
○北海道開発土木研究所の最近の舗装研究話題
①舗装マネジメント支援サブシステムの開発
②ライフサイクルコストの低減を目指した舗装の耐久性向上
③多層弾性理論を適用したアスファルト舗装について
④ローカルエネルギーを活用した消融雪技術の開発
⑤積雪寒冷地における道路騒音対策に関する研究
⑥環境に優しい舗装技術
○試験室(加圧透水式促進はく離試験機等)見学
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交流会の様子(左),試験室の見学の様子(右) | ||
北海道開発土木研究所道路部では,寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者,そして大学や他研究機関の方々との情報交換,意見交換の場として寒地道路連続セミナーを開催しています.今回は,北海道土木技術会舗装研究委員会との共催で,中国の道路舗装事情に関して,華南理工大学の張教授にご講演していただきます.
多数のご参加をいただけるようご案内いたします.
1. 日 時 平成18年3月27日(月) 15:00~17:00
2. 会 場 北海道開発土木研究所 1階講堂
札幌市豊平区平岸1条3丁目
http://www.ceri.go.jp/map/syozai.htm
3.演題/講演者
15:00~16:30
「中国の高速道路建設と舗装技術の現状について」
華南理工大学道路工程研究所長 張 肖寧 教授
16:30~17:00
「寒冷地に使用されるアスファルト混合物の特徴と
表層混合物の変遷について」
北海道開発土木研究所 道路部 維持管理研究室
主任研究員 丸山 記美雄
4. 開催機関 北海道開発土木研究所 道路部
北海道土木技術会舗装研究委員会
5. 参加費 無 料
6. 定 員 100名程度
7. 申込方法
①氏名,②所属,③連絡先をメールまたはFAXでご連絡ください.
定員になり次第締め切らせていただきます.
8. 申込/問合せ先
iji@ceri.go.jp Fax: 011-841-9747 ℡: 011-841-1747
担当:石田 北海道開発土木研究所 道路部 維持管理研究室
このたび発刊になった、(財)北海道道路管理技術センター機関誌「北の交差点」のVOL.18 AUTUMN-WINTER 2005に、道路部から以下の技術レポートを投稿しました。
この雑誌は、道路管理に携わる人々の共通の話題、北海道内外の道路全般にわたる技術動向、技術論文などを平易に紹介する情報誌です。年2回発刊されています。
今号の特集は「都市と雪対策」です。
★北の交差点VOL.18 AUTUMN-WINTER 2005
→ http://www.hokuhoku.ne.jp/rmec/
※(財)北海道道路管理技術センター
→ http://www.rmec.or.jp/
・技術レポート1
冬期道路管理マネジメント・システムについて 浅野 基樹
・技術レポート2
道路吹雪対策研究について 加治屋 安彦
・技術レポート3
着氷雪対策への取り組みについて 植野 英睦
上記3レポート → http://www.hokuhoku.ne.jp/rmec/18pdf/14-16.pdf
2002年4月1日より施行された政策評価法によれば、「行政機関は、その所掌に係わる政策について、適時に、その政策効果を把握し、これを基礎として、必要性、効率性又は有効性の観点その他当該政策の特性に応じて必要な観点から、自ら評価するとともに、その評価結果を当該政策に適切に反映させなければならない」とされ、評価のマネジメントサイクルを確立することが義務づけられています。
道路行政においては、2003年度から、国民の視点に立ち、より効果的、効率的かつ透明性の高い道路行政へと転換を図るため、平成15年度より事前に数値目標を設定し(Plan)、施策・事業を実施(Do)、達成度の評価(Check)を次の行政運営に反映(Action)する新たな行政運営のしくみ(道路行政マネジメント)を導入しています。
土木学会誌の本年1月号でも、「社会基盤整備の経営学・政策マネジメントの夜明け」と題する特集記事を掲載し、道路行政マネジメントを先駆的な例として取り上げております。
一方、冬期道路の問題は、積雪寒冷地の道路行政における大きな課題であり、冬期道路に係わる政策、施策および事業は、積雪寒冷地の道路管理者が担うべき大変重要なことがらであり、冬期道路に関するアカンタビリティーと効率性の向上に資する「冬期道路マネジメント」の導入を図ることは大きな意義あることと考えられます。
そこで、今回のセミナーでは、この「冬期道路マネジメント」をテーマとして掲げ、その導入の意義と内容について理解を深める話題を中心にセミナーを開催いたします。
日時: 平成18年2月21日(火) 13:30~17:00
場所: 札幌市豊平区平岸1条3丁目1番34号(独)北海道開発土木研究所 講堂
主催: (独)北海道開発土木研究所道路部
共催: 北海道土木技術会道路研究委員会
1 開会挨拶 13:30~13:35
相馬 和則 北海道開発土木研究所道路部長
2 基調講演1 「脱スパイクタイヤ政策の政策評価について」 13:35-14:30
浅野 基樹 北海道開発土木研究所道路部交通研究室長
3 基調講演2 「雪みちプロジェクトについて」 14:30-15:15
田村 桂一 北海道開発局建設部道路計画課開発専門官
質疑応答 15:15-15:30
休憩 15:30~15:45
4 話題提供
4-1 「冬道の安全運転をアドバイスする情報のニーズと提供方法」 15:45-16:15
山際 祐司 北海道開発土木研究所道路部防災雪氷研究室主任研究員
4-2 「歩行者転倒防止の取り組み~つるつる路面転倒防止委員会~」16:15-16:45
佐々木 博一 北海道開発局札幌開発建設部道路調査課第2調査係長
質疑応答 16:45-16:55
5 閉会挨拶 16:55~17:00
申し込み・問い合わせ先
交通研究室 高橋
TEL:011-841-1738,FAX:011-841-9747
参加希望の方は、参加申し込み用紙に記入の上、FAXでお申し込みください。
→申込用紙ダウンロード