平成17年10月27日(木)~10月28日(金)に、東京都で開催されました「第26回日本道路会議」に、当道路部から一般論文(口頭)発表14編及び一般論文(ポスターセッション)発表2編に参加しましたのでご報告致します。
★ 第26回日本道路会議についてはこちら → http://www.road.or.jp/conference/index.html
■概要
日時 平成17年10月27日(木)~10月28日(金)
場所 都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)
主催 社団法人 日本道路協会
■口頭発表
・交通研究室
脱スパイクタイヤ政策の評価と今後の課題(浅野基樹)
センターラインに設置されたランブルストリップスの安全性評価(平澤匡介)
タクシープローブデータを活用した札幌市の冬期交通特性の把握(宗広一徳)
住民参加型実験による冬期歩行者空間の凍結路面対策の評価について(徳永ロベルト)
北欧の冬期路面管理における性能規定の概要と適用の実態(舟橋誠)
画像処理装置を活用した積雪寒冷地の冬期交通流観測に関する研究(秋元清寿)
交通安全対策の優先度選択手法に関する一考察(小寺紳一)
路上作業エリアの安全性向上に関する一考察(高田哲哉)
・防災雪氷研究室
XML技術を活用した官民連携による沿道情報提供実験-しりべしe街道-(山際祐司)
道路防雪林の林況と防雪効果(伊東靖彦)
冬期道路におけるドライバーの注視特性調査(武知洋太)
・維持管理研究室
低温カンタブロ試験に関する一考察(安倍隆二)
ネットワークレベルにおける舗装補修箇所選定システムの開発(清野昌貴)
ホタテ貝殻粉末のアスファルト舗装材料への適用について(上野千草)
■ポスター発表
自転車の走行を考慮したランブルストリップスの開発(交通研究室 高田哲哉)
冬期道路における情報提供の表現方法と交通行動変更について(防災雪氷研究室 松島哲郎)
| ▲平澤主任研究員の発表状況(左写真) 高田研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲伊東主任研究員の発表状況(左写真) 舟橋研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲清野研究員の発表状況(左写真) 浅野室長の発表状況(右写真) | |
| ▲秋本研究員の発表状況(左写真) 徳永研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲山際主任研究員の発表状況(左写真) 武知研究員の発表状況(右写真) | |
10月26日に【北の道リサーチニュース:第25号(2005年10月)】を発行しました。
このメールニュースは、北海道開発土木研究所道路部が寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。
▼お問合せ
【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで
編集チームのメールアドレス:
▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは道路部ホームページでも閲覧できます。
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
* 道内高速道路の気象情報提供中!(東日本高速道路(株))
高速道路上を対象とした気象情報であり冬期間のみのご提供となります。
→ http://www.n-tenki.jp/kousoku/index.html
* 札樽自動車道 新川インターチェンジの出口が2車線になります。
(北海道開発局・東日本高速道路(株)・札幌市)
→ http://www.e-nexco.co.jp/company/pr/hokkaido/index.shtml
→ http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/
* 「冬の峠案内」の再開(旭川・網走・帯広開発建設部)
石北・三国・狩勝・日勝の各峠や旭川紋別自動車道の天気と道路情報、
12号・40号の各道路情報など
→ http://www.10ge.jp/pc/
* 紅葉情報を提供開始(日本気象協会北海道支社)
道内の主要な峠や観光地の紅葉状況を提供しています。
→ http://www.njwa.jp/weather/index00.htm
* 道の駅NEWS 2005.10(Vol.47)を発行!道の駅3駅がオープン(10/1)!
(北海道地区「道の駅」連絡会)
→ http://www.hokkaido-michinoeki.jp/
* 秋のドライブシーズン到来! → お役立ち情報はこちら
(秋の道路情報、観光・ドライブ情報サイトへのリンクなど)
→ http://northern-road.jp/navi/info/akidrive.htm
* 農産物直売所マップ(北海道開発局)をマップリンク集に追加!
→ http://northern-road.jp/navi/info/maplink.htm
* 「地球人に還る旅~旬を楽しむシーニックバイウェイ・エコツーリングの提案」
(シーニックバイウェイ北海道推進協議会)
皆さんに出来る少しの工夫で、環境に優しいドライブが実践でき、地球温暖化の
原因の一つでもあるCO2の削減につながります。
→ http://www.scenicbyway.jp/
* ドライブに役立つ情報をお知らせする北の道ナビ・メールニュース!
メールニュースでは、北海道の道路情報総合案内サイト『北の道ナビ』の季節に
応じたコンテンツの更新や、ドライブに役立つ情報などをお知らせします。
配信登録希望者を募集中!
→ http://northern-road.jp/navi/mailnews.htm
※北の道ナビは、北海道内の道路情報を総合案内するサイトで、北海道開発局をは
じめとする道内主要道路管理者で構成する「北海道道路情報化研究会」の監修の
もと、北海道開発土木研究所が運営を行っています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■道内・国内・海外ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[道内]
・第21回寒地技術シンポジウム
(2005年12月5~7日 札幌コンベンションセンター)
http://www.decnet.or.jp/project/ctc/index.html
問合せ先:(社)北海道開発技術センター内 寒地技術シンポジウム担当係
電話: 011-271-3028FAX: 011-271-5366 E-mail:ctc-info@decnet.or.jp
[国内]
・日本道路会議(2005年10月27-29日:東京)
http://www.road.or.jp/conference/jra26/26_index.html
・交通工学研究会(2005年11月16-17日:東京)
http://www.jste.or.jp/Event/happyo25.pdf
・ITSシンポジウム(2005年12月1-2日:東京)
http://www.its-jp.org/topics/topics027.htm
・土木計画学研究発表会秋大会(2005年12月3-5日:宮崎)
http://www.jsce.or.jp/committee/ip/
[海外]
・第12回ITS世界会議(2005年11月6~10日:米国サンフランシスコ)
http://www.itsworldcongress.org/
・第85回運輸研究会議(TRB)年次総会(2006年1月22~26日:米国ワシントンDC)
http://www.trb.org/meeting/
・第12回PIARC国際冬期道路会議(2006年3月27~30日:イタリア)
http://www.aipcr2006.it/site_en/welcome.asp?p=1
・第13回SIRWEC国際道路気象会議(2006年3月25~27日:イタリア)
論文〆切 10月31日
http://www.sirwec.org/docs/sirwec2006.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
9月にラトビアのリガという街でPIARC冬期道路管理委員会が開かれ参加してき
ました。この委員会では、来年3月にイタリアのトリノで開催される国際冬期道路
会議の論文プログラムを議論しています。私は、初めてラトビアという国を訪れま
したが、中世の雰囲気を残す非常にきれいな街並みでした。
リガでは、委員会の他に、東欧諸国向けの冬期道路セミナーも合わせて開催され
ました。しかし、ラトビア・リトアニア・エストニアといったバルト海諸国は、近
隣の北欧諸国の支援を受けて行政サービス等の近代化を急速に進めており、冬期道
路管理についても北欧の進んだ手法を導入しています。我々から目から見ると、セ
ミナーを受けるべきはむしろ日本なのかもと思ったくらいでした。
国際冬期道路会議イタリア大会には、日本から35編以上の論文が発表され、北海
道関連の発表が半数近くになる予定です(開土研からは10件の発表を予定)。冬期
道路管理の技術は日々進みつつあります。良いものは積極的に吸収して、我が国の
冬期道路管理もより効果的・効率的なものにしていかなければと改めて思った次第
です。
防災雪氷研究室長 加治屋 安彦
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼お問合せ
北の道リサーチニュースレターに関するお問合せや配信の申込等は下記まで
・編集チーム・メールアドレス
E-mail :
・バックナンバーなど
http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
▼下記の道路部ホームページでも、道路部リサーチニュースを閲覧できます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)2003 北海道開発土木研究所
〒062-8602札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34
道路部HP http://www2.ceri.go.jp/jpn/
案内図 http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
9月26日~10月1日に旭川市で「2005雪氷研究週間 in 旭川」と題して、日本雪氷学会と日本雪工学会の全国大会が開催されました。当所道路部からは、研究発表(雪工学会,雪氷学会)、パネルディスカッション、技術展示に参加しました。
■2005雪氷研究週間in旭川についてはこちら → http://www.seppyo-shukan.com/
【研究発表(雪工学会)】
・防災雪氷研究室
路傍植栽に対する雪圧防止杭の効果に関する一考察(伊東)
地域ITSの展開とその評価-「冬の峠案内」の事例-(有村)
冬期道路情報の提供と道路状況・移動時間の把握について(松島)
冬道の運転に対するドライバーの意識 ~冬期道路の高度情報提供システムの開発に向けて~(三好)
・交通研究室
タクシープローブデータを活用した冬期交通特性調査 ~札幌市における事例~(宗広)
【研究発表(雪氷学会)】
・防災雪氷研究室
吹雪視程推定における飛雪空間密度と摩擦速度(松沢)
雪圧防止杭や支柱の設置と路傍植栽の損傷との関係(伊東)
・交通研究室
スパイクタイヤ規制の評価から得られるもの(浅野)
熱収支法による路面凍結予測手法の構築について(高橋)
【パネルディスカッション】
「凍結路面とその対策」と題しまして、冬期型の事故形態の分析から凍結防止剤、旭川開建での取り組み、歩行者転倒事故、雪道研究会の紹介など、凍結路面について各方面からの幅広い議論が行われました。
・基調講演
「凍結路面とその対策」 村國 誠 (東北環境テクノマート)
「世界各国の冬期路面対策の違いとこれからの方向」 石本 敬志 ((財)日本気象協会)
・パネルディスカッション
コーディネータ:加治屋 安彦 ((独)北海道開発土木研究所)
・パネラー(50音順)
浅野基樹((独)北海道開発土木研究所)
池原圭一(国土交通省国土技術政策総合研究所)
小泉重雄(北海道開発局旭川開発建設部)
佐藤巌(ソリトンコム)
新谷陽子((社)北海道開発技術センター)
福原輝幸(福井大学)
【ポスター発表】
雪圧防止杭や支柱の設置と路傍植栽の損傷との関係(伊東)
【技術展示】
当所道路部で実施しております研究の一部をパネル展示行い、パンフレット等の配布を行い多数の方に展示をご覧頂きました。(場所:旭川市科学館 1階ロビー)
| ▲伊東研究員の発表状況(左写真) 有村研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲松島研究員の発表状況(左写真) 三好研究員の発表状況(右写真) | |
| ▲宗広研究員の発表状況(左写真) 松澤副室長の発表状況(右写真) | |
| ▲浅野室長の発表状況(左写真) 高橋副室長の発表状況(右写真) | |
| ▲日本気象協会 石本氏の基調講演(左写真) パネルディスカッション開催状況(右写真) | |
| ▲コーディネーターの加治屋室長(左写真) パネラーの方々(右写真) | |
| ▲ポスター発表会場 伊東研究員(左写真) ポスター展示状況(右写真) | |
| ▲北海道開発土木研究所 技術展示(左写真) 公開シンポジウム開催状況(右写真) | |