2005年08月31日

寒地ITSワークショップ(兼第10回寒地道路連続セミナー)を開催しました

 平成17年8月30日(火)に、北海道ITS推進フォーラムとの共催で寒地ITSワークショップ(兼第10回寒地道路連続セミナー)を開催しました。今回のワークショップでは、“セカンドステージに向けた地域のITS”をテーマに、積雪寒冷地の視点から地域のITSについて幅広い議論を行いました。

 寒地ITSワークショップの議事次第はこちら
 → http://www2.ceri.go.jp/mt_test/archives/000206.html

 基調講演では、室蘭工業大学の田村亨教授から「北海道ITSの方向性」と題して、「みちを使いこなすITS」と「北海道において求められるITS機能」についてご講演いただきました。ITS開発がシーズ指向から公益指向へ転換が進む中、「みちを使いこなすITS」として社会基盤の視点から見てITS開発のどこに重点をおくべきか、また、「北海道において求められるITS機能」として交流人口増加を支援するITS、持続的発展を支えるITS、救命救急医療を支えるITS、「使える道路」へと育ててゆくために必要な道路機能、道路構造、運用の提案についてのお話をいただきました。 → 配布資料pdf(0.3MB)

 また話題提供では、NPO法人青森ITSクラブ事務局長の葛西章史氏から「"NPOが挑戦する地域ITS コミュニティビジネスに育てられるか" 青森ITSクラブの取り組み」と題して、全国初のITS関連NPO法人の設立経緯やNPOのメリット、活動状況、NPOの課題等ついてご講演いただきました。活動内容の紹介として、NPO的ビジネスモデルのバスロケーションシステムや交通情報と商店街情報を組み合わせて提供する「わがまちかど情報青森」等、地域に密着した情報発信と継続的な事業運営の取り組み状況について、また、今後の活動として、NPOの中立的立場を活かした行政・企業・市民によるパートナーシップ除排雪情報提供事業等についてお話をいただきました。→ 配布資料pdf(0.3MB)

 次に、第1セッション「行政・研究機関からの発表」では、
 北海道運輸局交通環境部消費者行政課専門官の城賢次氏から「公共交通情報提供実験について」と題し、平成17年2月に実施した、道内6都市間の都市間バスとJRの「列車運行情報」を提供する「公共交通情報提供実験」について、情報収集の仕組みや情報内容、実験サイトのアクセス数、利用者アンケートの結果から実験システムの評価や今後の交通に関する情報提供のあり方等についてご講演いただきました。→ 配布資料pdf(0.8MB)
     
 北海道開発局建設部道路計画課開発専門官の田村桂一氏から「外国人観光客を対象としたレンタカー・プローブ調査(中間報告)」と題し、シンガポールからの来道したレンタカーによる「ドライブ観光」の観光客の周遊状況やアンケート結果から来道前の情報入手方法・入手困難な情報・情報ニーズやドライブ観光に関する改善要望点、海外からの来訪者に対するITS分野の展開可能性についてご講演いただきました。→ 配布資料pdf(0.9MB)
      
 北海道建設部道路計画課道路計画グループ主査(雪寒・防災)の縄田健志氏から「知床世界遺産登録に伴う情報発信について」と題し、知床の海洋生態系と陸上生態系の相互作用や環境や生物の多様性、「知床ルール」づくりや自然環境保護、利用適正化の取り組み状況、今後の観光客の増加に対応した標識の多言語化やアクセスルートの整備、道路情報提供装置の充実の取り組み予定についてご講演いただきました。→ 配布資料pdf(0.7MB)
     
 当所道路部防災雪氷研究室副室長の松沢勝から「冬期道路の高度情報提供システムのフィールド実験」と題し、吹雪による視程障害の影響、情報提供により事前に吹雪を回避させる「吹雪の広域情報提供サービス」の実験内容や情報提供による行動変更・不安感の低減効果、吹雪に巻き込まれた時に多重衝突事故の発生を防止する「路側情報提供サービス」の実験内容や注意喚起による走行速度の変化、ヒアリングによる多重事故防止への効果について講演しました。→ 配布資料pdf(0.6MB)


 さらに、第2セッション「民間企業からの発表」では、
 (株)シー・イー・サービス企画開発部長の正岡久明氏から「交通事故の瞬間を捉える技術とその応用」と題し、交通事故の衝突音やブレーキ音等を識別し、"音"発生前後の画像データを保存するシステムTAAMSの内容と事故映像を活用した交通事故対策や注意喚起、救急車両の出動判断への提案についてご講演いただきました。→ 配布資料pdf(0.5MB)
      
 富士通(株)ITS事業本部プロジェクト課長の田村寿仁氏から「寒地道路における走行環境情報の収集・活用に関する一考察」と題し、ミリ波センサーを活用した交通量計測機能と視程障害時の多重衝突事故誘発要因の検知機能を有する実験システムについて、ミリ波センサとループ式トラカンの比較による交通量計測結果や路面積雪の有無による視程不良時の速度変化による事故誘発要因の検証結果についてご講演いただきました。→ 配布資料pdf(0.8MB)

      
 (財)日本気象協会北海道支社技術部情報開発課の岡村智明氏から「携帯電話への新しい配信型サービスと気象情報」と題し、利用者に画像や写真、地図、カラー等のわかりやすいビジュアルな情報を配信する、新しいコンテンツ配信型サービスにより緊急情報を視覚に訴える効果的な情報配信や観光情報・寒冷地の道路情報に対する新たな情報提供サービスの可能性についてご講演いただきました。→ 配布資料pdf(0.8MB)    

 本ワークショップには、行政機関や研究機関、民間企業等から約140名のご参加をいただきました。大変ありがとうございました。



北海道開発土木研究所 相馬道路部長セミナー開催状況
▲開会挨拶 北海道開発土木研究所 相馬道路部長(左写真)    セミナー開催状況(右写真)
室蘭工業大学建設システム工学科 田村教授NPO法人青森ITSクラブ 葛西事務局長
▲基調講演 室蘭工業大学 田村氏(左写真)         話題提供 青森ITSクラブ 葛西氏(右写真)
北海道運輸局交通環境部消費者行政課 城専門官北海道開発局建設部道路計画課 田村開発専門官
▲第1セッション 北海道運輸局 城氏(左写真)       北海道開発局 田村氏(右写真)
北海道建設部道路計画課道路計画グループ 縄田主査北海道開発土木研究所 松澤
▲第1セッション北海道建設部 縄田氏(左写真)       北海道開発土木研究所 松澤(右写真)
(株)シー・イー・サービス企画開発部 正岡部長富士通(株)ITS事業本部プロジェクト 田村課長
▲第2セッション (株)シー・イー・サービス 正岡氏(左写真)   富士通(株)ITS事業本部 田村氏(右写真)
(財)日本気象協会北海道支社技術部情報開発課 岡村氏 
▲第2セッション (財)日本気象協会北海道支社 岡村氏

Posted by 道路部 at 16:50 | Comments (0)

2005年08月30日

舗装材料試験実習を指導しました

平成17年8月26日(金)に北海道開発局の土木技術中級研修の一環として、アスファルト舗装の構造設計、試験方法などに関する材料試験実習が行われました。
 全道の若き道路技術者15名が参加し、当室の研究員が講師となって舗装の配合設計方法と性能規定発注、20年設計についての講義、舗装の各種現場試験方法の実習の指導を行いました。
 舗装の性状試験実習では、試験室において実際に試験器を使用して現場透水量試験等の路面の性状試験を体験していただきました。
 
<今回実習を行った実験>
○ポータブルスキッドテスタ
…ゴム製のスライダーが路面を滑走するときの抵抗値を測定し、路面および供試体の摩擦特性を調べる。
○マーシャル試験
…主としてアスファルト混合物の配合を決定するために供試体の密度や空隙率、安定度等を測定する。
 他3試験

画像画像
▲安倍主任研究員による講義の状況(左)、千葉研究員による演習の状況(右)


画像画像
▲ポータブルスキッドテスター(左)、マーシャル試験(右)


Posted by 維持管理研究室 at 10:58 | Comments (0)

2005年08月29日

「道路情報化セミナー」を開催しました。

 平成17年8月29日(月)に、独立行政法人北海道開発土木研究所の主催により、「道路情報化セミナー」を開催しました。“インターネットによる道路・地域情報提供に向けて” と題し、下記のような構成で講習を行いました。

 国土交通省では、平成15年度より道路事業の成果を表す指標(アウトカム指標)のひとつとして「情報公開度」を採用し、道路関係ホームページのアクセス数を評価の指標としています。また近年、各地域においてもインターネットを通じて様々な情報提供への取組みが行われ、道路利用者に対するサービスとして定着しつつあります。

 セミナー開催にあたっては、より効果的なインターネット情報提供の実現に向けて、インターネットの基礎知識からサイトの計画・構築・運用まで、必要な知識の習得ができるよう講義内容の検討・準備を行いました。具体的には、アクセス数の多いホームページの事例紹介、ホームページで情報提供を行う際の留意事項、アクセス数向上の工夫やよりよいサイトを作るためのテクニック等を幅広く紹介させて頂きました。

 今回のセミナーには、北海道開発局、北海道庁、札幌市、日本道路公団北海道支社等から、約50名の参加をいただきました。セミナーに参加いただいた方々には大変ありがとうございました。


セミナー開催状況 セミナー開催状況
▲セミナー開催状況

セミナー開催状況 セミナー開催状況
▲セミナー開催状況

道路情報化セミナーの議事次第

日時  平成17年8月29日(月) 13:30~15:00
場所  北海道開発土木研究所 1階 講堂

1.開会の挨拶

2.インターネットの基礎知識
  1)インターネットの仕組み
  2)インターネットでできること
  3)インターネットで情報提供する際に注意すべきこと

3.事例紹介(全国・北海道)
  1)全国の道路・地域情報提供サイトの中でアクセス数の多いサイト
  2)北海道における道路・地域情報提供サイト

4.地域における道路・地域情報提供サイトのあり方
  1)地域の道路・地域情報サイト
  2)情報提供項目の検討
  3)道路管理者が有する情報の提供について
  4)他機関や地域・民間が有する情報の提供について

5.国土交通省が示す方向性
  1)アウトカム指標について
  2)ITS展開ガイドラインについて

6.サイト計画にあたっての手順
  1)サイトの企画・計画
  2)サイトの構築
  3)サイトの広報活動
  4)サイトの運用
  5)サイトの評価
  6)よりよいサイトを作るためのテクニック

7.インターネット情報提供で大切なこと

8.閉会の挨拶

Posted by 防災雪氷研究室 at 16:00 | Comments (0)

2005年08月26日

【北の道リサーチニュース:第23号(2005年8月)】を発行しました

 8月26日に【北の道リサーチニュース:第23号(2005年8月)】を発行しました。
 このメールニュースは、北海道開発土木研究所道路部が寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。

 皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。

 メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。

▼お問合せ
 【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで

  編集チームのメールアドレス:

▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは道路部ホームページでも閲覧できます。
  → http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm


北の道リサーチニュース:第23号

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【北の道リサーチニュース:第23号(2005年8月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 独立行政法人北海道開発土木研究所道路部 発行 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■道路部ニュース
01:第4回日中冬期道路交通ワークショップに参加します
02:土木学会年次学術講演会に参加します
03:道路情報化セミナー“インターネットによる道路・地域情報提供”を開催します
04:日本雪工学会パネルディスカッション「凍結路面とその対策」に参加します
05:平成16年度版 北海道の国道交通事故統計ポケットブックを発刊しました
06:ランブルストリップスホームページをリニューアルしました
07:人事異動情報
■研究紹介
08:月報(報告)第5回道路と空港の舗装技術に関する国際会議(5thICPT)に参加して
09:ITSで支える北海道のモビリティ-積雪寒冷地だからこそ必要な新技術開発-
10:「北の道ナビ」における道路と観光の情報提供について
■リサーチ・パンフレット紹介
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■道路部ニュース
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01:第4回日中冬期道路交通ワークショップに参加します
(交通研究室、防災雪氷研究室)
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 8月29日から9月2日まで日中冬期道路交通ワークショップが開催されます。
本ワークショップは、日本及び中国北部地域の冬期道路交通に関わる技術者、
研究者の相互理解を深め、冬期道路交通に関する技術情報の交換と技術移転
を円滑に行うことを目的としており、今回が4回目の開催となります。
 道路部からは、交通研究室平澤主任研究員、防災雪氷研究室伊東研究員が
参加し、研究成果を発表します。
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02:土木学会年次学術講演会に参加します(道路部)
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 平成17年度の土木学会全国大会が、来る9月7日(水)から9日(金)の3日間、早
稲田大学西早稲田キャンパスを会場として開催されます。道路部からは計10本の論
文を投稿しました。
(交通研究室)
平成16年(2004年)台風18号大森大橋被災による地域社会への影響調査
車道路肩における路外逸脱事故対策としてのランブルストリップス
画像処理装置を用いた冬期交通流計測に関する研究
(防災雪氷研究室)
アイマークカメラを用いた冬期走行における注視特性調査
冬期道路の路側情報提供サービスに関するアンケート調査
インターネット冬期道路情報提供における表現方法と行動変化について
(維持管理研究室)
流雪溝の利用実態から見た住民と行政の協働
現場採取供試体による配合の異なる混合物の曲げ疲労試験
プロジェクトレベルにおける舗装の供用性曲線設定手法に関する検討
積雪寒冷地における排水性および耐流動対策舗装切削材の舗装用骨材としての適用
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03:道路情報化セミナー“インターネットによる道路・地域情報提供”を開催します
(防災雪氷研究室)http://www2.ceri.go.jp/jpn/pdf2/2005seminar.pdf
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 8月29日午後に北海道道路情報化研究会参加機関(北海道開発局、北海道、札幌
市、日本道路公団北海道支社)の関係者を対象に標記セミナーを開土研講堂で開催
します。内容は道路・地域情報提供ホームページ作成に関してのノウハウを説明しま
す。申し込みは8月29日まで受け付けております。
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04:日本雪工学会パネルディスカッション「凍結路面とその対策」に参加します
(交通研究室、防災雪氷研究室)
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 9月26~30日に旭川で、雪氷週間in旭川と題して、日本雪氷学会と日本雪工学会
の全国大会が開催されます。期間中の27日15:30より旭川市科学館において、パネ
ルディスカッション「凍結路面とその対策」が開催され、道路部からは、加治屋室
長と浅野室長が参加の予定です。詳しい開催案内については、「雪氷週間in旭川」
のホームページhttp://www.seppyo-shukan.com/をご覧下さい。
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05:平成16年度版 北海道の国道交通事故統計ポケットブックを発刊しました
(交通研究室)
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 交通研究室では、本年も北海道の国道で発生した交通事故の諸データをとりまと
めた「北海道の交通事故国道統計ポケットブック」を発刊しました。
 ポケットブックは、平成2年より毎年発刊しているものであり、平成16年度版は、
平成15年に北海道の国道で発生した交通事故の概要をとりまとめています。
 ポケットブックは、冊子及びCD版で作成しておりますので、ご希望の方は
e-mail:rumble@ceri.go.jp までご連絡下さい。
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06:ランブルストリップスホームページをリニューアルしました
(交通研究室)http://www2.ceri.go.jp/rumble/index.html
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 交通研究室では、平成16年3月より、正面衝突事故対策として効果を挙げている
ランブルストリップスについて、ホームページを公開しています。今回のリニュー
アルでは、新たに1条線設置用および路肩設置用のランブルストリップスに関する
情報を掲載するとともに、フォトギャラリーコーナーを設け、一般国道での施行状
況や試験フィールドでの走行実験の様子などの写真を掲載しています。
 また、同様の内容で英語版の作成もおこなっています。このホームページが、日
頃の執務のご参考としていただければ幸いです。
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07:人事異動情報(維持管理研究室 田高室長)
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8月2日付で維持管理研究室長に命ぜられた田高淳です。白鳥大橋等の維持管理で
悪戦苦闘の現場を離れてホッとしていますが、今度は待ったなしで組織改革の真っ
只中の職場ということで付いていないというのが正直なところです。一から勉強し
直しのつもりで取り組んでいきたいと考えておりますので、各位におかれましては
御指導御鞭撻の程宜しくお願いいたします。
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■研究紹介
 最近掲載された研究事例を紹介します
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08:月報(報告)第5回道路と空港の舗装技術に関する国際会議(5thICPT)に参加して
丸山記美雄、岳本秀人、清野昌貴(維持管理研究室)
http://www3.ceri.go.jp/geppou0508/058-061.pdf
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09:ITSで支える北海道のモビリティ-積雪寒冷地だからこそ必要な新技術開発-
 :加治屋安彦,コンサルタンツ北海道 第106号,2005.6
http://www.ipej-hokkaido.jp/CH106/106_20to23.pdf
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 ITS は、“交通システムを知的なものにして(すなわちソフト的な手法により)、
移動に伴う危険や無駄を極力少なくすること”である。本文では、人口減少や高齢
化といった北海道が抱える課題と移動に関わる問題を明らかにするとともに、「北
の道ナビ」「しりべしe街道」「冬期道路の安全走行支援システム」などのプロジ
ェクトについて紹介しながら、北海道の視点からITS をどのように活用すべきかに
ついて述べている。
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10:「北の道ナビ」における道路と観光の情報提供について:山際祐司,松島哲郎,
  (財)北海道道路管理技術センター「北の交差点」VOL.17 SPRING-SUMMER 2005
 http://www.hokuhoku.ne.jp/rmec/17pdf/11-13.pdf
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 北海道の観光産業において、雄大な自然を堪能するためレンタカー等によるドラ
イブ観光が増加しており、道内観光者だけではなく、特に夏期においては道外及び
海外からの観光客も非常に多い。長距離のドライブ観光情報や冬期の道路情報など
観光と道路情報提供による交通事故の軽減や道路を活用した観光振興を、ソフト面
から支援する必要性が非常に高い。本文では、「北の道ナビ」における道路と観光
の情報提供について述べている。
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■リサーチ・パンフレット紹介 (http://www2.ceri.go.jp/jpn/pamphlet.htm)
 各研究室が作成したパンフを紹介します。
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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           ★ドライブに役立つ情報満載!★

*防ごう!正面衝突事故(北海道警察・北海道開発局)
  → http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/collide/top.html

*高速料金(深川IC-士別剣淵IC間)が約半額の社会実験スタート(8/1-8/31)
  → http://kosoku-jikken.ne.jp/

*道の駅NEWS 2005.7(Vol.46)を発行!新たに6駅を登録(8/10)!
 (北海道地区「道の駅」連絡会)
  → http://www.hokkaido-michinoeki.jp/

*知床世界遺産登録→お役立ち情報はこちら
  → http://northern-road.jp/navi/info/shiretoko.htm

*一般国道334号知床散歩道~知床世界自然遺産への道~(北海道開発局)
  → http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/shiretoko/index.html

*夏のドライブシーズン到来!→お役立ち情報はこちら
 (夏の道路情報、観光・ドライブ情報サイトへのリンクなど)
  → http://northern-road.jp/navi/info/natsudrive.htm

*スーパー割引ハイウェイチケットの発売について(JH北海道支社)
  → http://www.jhnet.go.jp/hokkaido/

*北の道ナビの多国語(英語・韓国語・中国語)対応を行いました!
 【英語版】     → http://northern-road.jp/navi/eng/index.htm
 【韓国版】     → http://northern-road.jp/navi/kor/index.htm
 【中国語(簡体字)】 → http://northern-road.jp/navi/chs/index.htm
 【中国語(繁体字)】 → http://northern-road.jp/navi/cht/index.htm

*外国人旅行者向けドライブ情報(Fly&Active Drive HOKKAIDO)(北海道開発局)
  → http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/pamphlet/index.html

*ドライブに役立つ情報をお知らせする北の道ナビ・メールニュース!
 メールニュースでは、北海道の道路情報総合案内サイト『北の道ナビ』の季節に
 応じたコンテンツの更新や、ドライブに役立つ情報などをお知らせします。
 配信登録希望者を募集中!
  → http://northern-road.jp/navi/mailnews.htm

*シーニックバイウェイ北海道が本格スタート!3つのルートの様々な活動に注目!
  → http://www.scenicbyway.jp/

*総合学習&自由研究にも最適な北の道倶楽部~カントリーサインシートも人気!
  → http://northern-road.jp/navi/info/club.htm

※北の道ナビは、北海道内の道路情報を総合案内するサイトで、北海道開発局をは
 じめとする道内主要道路管理者で構成する「北海道道路情報化研究会」の監修の
 もと、北海道開発土木研究所が運営を行っています。

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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・「2005雪氷研究週間in旭川」(2005年9月26日-10月1日 旭川市科学館他)
 http://www.seppyo-shukan.com/
→*日本雪工学会大会
*日本雪氷学会全国大会
*雪氷楽会(子供向けイベント)
*公開シンポジウム(市民向けイベント) で構成
 問合せ先:「雪氷研究週間in旭川」事務局
      2005年度日本雪氷学会全国大会事務局
      株式会社雪研スノーイーターズ内 大槻政哉
 電話:  011-272-3540 FAX:011-272-3550
      第22回日本雪工学会旭川大会事務局
      北海道立北方建築総合研究所 環境科学部都市防災科 高橋章弘
 電話:  0166-66-4211 FAX : 0166-66-4215
・第21回寒地技術シンポジウム
 (2005年12月5~7日 札幌コンベンションセンター)
 http://www.decnet.or.jp/project/ctc/index.html
 〆切 論文:概要7/15 最終論文10/18
    報告:概要8/22 最終報告10/18
 問合せ先:(社)北海道開発技術センター内 寒地技術シンポジウム担当係
 電話: 011-271-3028FAX: 011-271-5366 E-mail:ctc-info@decnet.or.jp

[国内]
・土木学会全国大会(2005年9月7-9日:東京)
 http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/index.html
・日本道路会議(2005年10月27-29日:東京)
 http://www.road.or.jp/conference/jra26/26_index.html
・交通工学研究会(2005年11月16-17日:東京)
 http://www.jste.or.jp/Event/happyo25.pdf
・ITSシンポジウム(2005年12月1-2日:東京)
 http://www.its-jp.org/topics/topics027.htm
・土木計画学研究発表会秋大会(2005年12月3-5日:宮崎)
 講演申し込み〆切 7月1日
 http://www.jsce.or.jp/committee/ip/

[海外]
・東アジア交通学会(EASTS:第6回国際会議(2005年9月21日~24日タイ・バンコク)
 http://easts-isc-ue.eng.hokudai.ac.jp/
・第12回ITS世界会議(2005年11月6~10日:米国サンフランシスコ)
 http://www.itsworldcongress.org/
・第85回運輸研究会議(TRB)年次総会(2006年1月22~26日:米国ワシントンDC)
 http://www.trb.org/meeting/
・第12回PIARC国際冬期道路会議(2006年3月27~30日:イタリア)
 http://www.aipcr2006.it/site_en/welcome.asp?p=1
・第13回SIRWEC国際道路気象会議(2006年3月25~27日:イタリア)
 論文〆切 10月31日
 http://www.sirwec.org/docs/sirwec2006.pdf

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■編集後記
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 今年とある時に古新聞を必死にめくっていた。最初は某市立図書館で、しかし、
自分が生まれる前後の話なので、見たかった地元紙の一つは図書館にはあるが、紙
面が劣化しぼろぼろで閲覧できないという。仕方なくその地元新聞社を訪ねて、あ
る国道トンネル工事の死亡事故記事を捜していたのです。最初は1件の事故を追っ
ていたのですが、結局トンネル完成前後の工事中の坑口法面崩落も含めると短期間
に計3件の土木災害死亡事故が起きており、魔のトンネルとわかりました。因みに、
当時の新聞社会面を眺めると、土木工事の死傷事故は現在の交通死亡事故のように
日々あるような話題だったようです。私もちょっとだけ作家吉村昭さんになった気
分で地元気象台で当時の天候や降水量を調べると、24時間で200㎜を超える雨
が観測されており、昨今の異常気象をタイムトンネルを通して見たような気分にな
りました。異常と言っても、ちょっと視野を拡げるとついこの間経験していること
なのである。

                        維持管理研究室長 田高 淳

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▼お問合せ
 北の道リサーチニュースレターに関するお問合せや配信の申込等は下記まで

 ・編集チーム・メールアドレス
  E-mail
 ・バックナンバーなど
  http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm

▼下記の道路部ホームページでも、道路部リサーチニュースを閲覧できます。
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Copyright(C)2003 北海道開発土木研究所 〒062-8602札幌市豊平区平岸1条3丁目
1-34
道路部HP http://www2.ceri.go.jp/jpn/ 案内図
http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
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Posted by 道路部 at 15:17 | Comments (0)

2005年08月03日

寒地ITSワークショップ(兼第10回寒地道路連続セミナー)開催のお知らせ

 北海道開発土木研究所では、北海道という積雪寒冷地の視点から冬期交通の安全性・効率性の向上等を目的とした寒地ITS(高度道路交通システム)の研究開発を推進しています。
 この度「セカンドステージに向けた地域のITS」をテーマに、道内各地で展開されているITSについて、行政関係者、大学等研究機関の研究者や民間企業の方々に参加して頂き、幅広い情報提供や意見交換を行うことを目的に、寒地ITSワークショップ(兼第10回寒地道路連続セミナー)を、北海道ITS推進フォーラムとの共催で開催することといたしました。多数の皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

※ご連絡!参加者が定員となりましたので申し込みを締め切らせていただきました。
       多数のお申し込み大変ありがとうございました。

※開催報告はこちら → http://www2.ceri.go.jp/mt_test/archives/000213.html

                            記

1.日 時  平成17年8月30日(火) 13:00~17:00
2.会 場  札幌コンベンションセンター 107・108会議室
        札幌市白石区東札幌6条1丁目
        →札幌コンベンションセンター交通案内
3.演題/講演者

  基調講演「北海道ITSの方向性」(時間は都合により第2セッションの後になります。) 
   田村 亨 室蘭工業大学建設システム工学科教授
  
  話題提供「NPOが挑戦する地域ITS コミュニティビジネスに育てられるか」
        青森ITSクラブの取り組み
   葛西 章史 NPO法人青森ITSクラブ事務局長
  
  第1セッション「行政・研究機関からの発表」
   座長:加治屋 安彦((独)北海道開発土木研究所道路部防災雪氷研究室長)
   ・「公共交通情報提供実験について」
     城  賢次 北海道運輸局交通環境部消費者行政課専門官
   ・「外国人観光客を対象としたレンタカー・プローブ調査(中間報告)」
     田村 桂一 北海道開発局建設部道路計画課開発専門官
   ・「知床世界遺産登録に伴う情報発信について」
     縄田 健志 北海道建設部道路計画課道路計画グループ主査(雪寒・防災)
   ・「冬期道路の高度情報提供システムのフィールド実験」
     松沢 勝 (独)北海道開発土木研究所道路部防災雪氷研究室副室長
  
  休憩(米国連邦道路庁FHWAのDVD”Road Risk”(米国連邦道路庁FHWAのRoad Weather
       Management Programで、気象が道路交通にどれだけインパクトを与えているか容易
      に解説したDVD)を上映

  第2セッション「民間企業からの発表」
   座長:丹治 和博((財)日本気象協会 北海道支社 道路気象グループ)
   ・「交通事故の瞬間を捉える技術とその応用」
     正岡 久明 (株)シー・イー・サービス企画開発部長
   ・「寒地道路における走行環境情報の収集・活用に関する一考察」
     田村 寿仁 富士通(株)ITS事業本部プロジェクト課長
   ・「携帯電話への新しい配信型サービスと気象情報」
     岡村 智明 (財)日本気象協会北海道支社技術部情報開発課

4.参加費  無料
5.定 員  120名程度
6.申込方法 参加希望の方は、参加申し込み用紙に記入の上、FAXでお申し込みください。
       なお、定員になり次第締め切らせていただきます。
        FAX: 011-841-9747 
        →参加申し込み用紙(PDF)ダウンロード
7.問合せ先  its_win@ceri.go.jp  Fax: 011-841-9747 ℡: 011-841-1746 
  担当: (独)北海道開発土木研究所道路部防災雪氷研究室 山際、松島
8.本ワークショップは土木学会認定CPDプログラム(4.0単位)です。


Posted by 道路部 at 19:09