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 ランブルストリップスとは、舗装路面を削り、カマボコ状の凹型を連続して配置することにより、その上を通過する車両に対し不快な振動や音を発生させ、ドライバーに車線を逸脱したことを警告する交通事故対策です。既存の対策に対し、設置費用が安価なことや維持管理費用も掛からないことから、現在、北海道内国道において導入が進んでいます。

 
 従来の正面衝突事故対策は、設置費用が非常に高価な中央分離帯や、除雪作業の支障となり、冬期間は取り外さなければならないセンターポールやチャッターバーが主な対策手法でした。中央分離帯の設置には、費用が非常に多くかかり、これまで特例としてのみ設置されてきました。またセンターポールやチャッターバーは、冬期間の除雪作業に支障となるために、北海道では広く普及していません。

 正面衝突事故は、交差点のように集中的な箇所に発生する事故ではなく、発生箇所は、点在しています。そのために対策の効果を高めるためには、出来るだけ設置延長の長い対策手法が必要とされ、そのため設置費用が安いことが普及のキーポイントとなります。また、普及するためには、施工が容易で、施工速度が速く、短期間で行えることがもう一つのキーポイントです。

 北海道開発土木研究所はセンターライン上にランブルストリップスを設置する事により、正面衝突事故を防ぐ方法を考えました。

 
【ランブルストリップスの設置状況】
→ランブルストリップスの上を走ってみる