雪崩に関する基礎情報

道路での対策工

 過去の雪崩の履歴、斜面の傾きや植生状況などから雪崩の恐れがある箇所には、必要に応じて雪崩対策工が整備されています。

 雪崩対策工は大きく分けて、雪崩の発生を予防する「予防施設」と雪崩の衝撃から防護する「防護施設」の2種類があります。ここでは「予防施設」の代表として雪崩予防柵と吊柵を、「防護施設」の代表としてスノーシェッドを紹介します。

雪崩予防柵・
吊柵(つりさく)

 雪崩予防柵や吊柵は、雪崩の恐れのある自然斜面や法面を対象に、斜面の雪を支えて雪崩の発生を予防している施設です。

スノーシェッド

 道路上の屋根の上で雪崩を流下させて谷側に流れ落とす施設です。道路が雪崩の走路を横切る可能性があるときに設置されます。