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北海道内におけるランブルストリップス設置箇所
(平成23年3月末)
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ランブルストリップスの整備延長の推移
寒地土木研究所が収集した施工記録データから推定した推計値
 平成14年度に初めて設置されたランブルストリップスは、道路管理者の評価が良好であり、国土交通省北海道開発局では、平成15年度から正面衝突事故対策として積極的に採用を行いました。懸念されていた騒音等の苦情もなく、北海道内の国道におけるランブルストリップスの施工延長は、平成25 年3 月末で、46 路線、総延長959km に達しています。また、道道・市町村道・高速道路も併せた延長は1,542km、日本全国では約1,992km に達し、急速に普及しました。

 
【一般車両がランブルストリップスにより
事故を回避した映像

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 24時間の交通状況をビデオ観測した結果から、正面衝突事故を防いだ場面を取り出したものです。小型車がセンターラインを越えて対向車線にはみ出しましたが、ランブルストリップスの効果により、あわてて車線に復帰する状況が記録された場面です。大型の対向車が向かってきており、かなり危険な状況だったと思われます。この他にも、対向車は来ていないものの、センターラインをはみ出した時に、ランブルストリップスの効果により車線復帰した例が、数台見られました。

 平成14年〜平成19年に北海道の国道センターライン上にランブルストリップスを施工した43路線、延べ641kmでは、整備前2年間と整備後2年間の正面衝突事故件数が約54%、正面衝突事故死者数が約68% と大幅に減少しました。