平成16年11月26日(金)に、北海道運輸局・北海道運輸局札幌運輸支局を始め、(社)北海道バス協会、(社)北海道ハイヤー協会、(社)北海道トラック協会、(社)全国個人タクシー協会北海道支部、(社)札幌地区トラック協会が主催する、「交通事故防止シンポジウム・緑ナンバー交通安全宣言大会」が京王プラザホテル札幌で開催されました。
このシンポジウムでは、北海道大学の佐藤馨一教授から「交通事故を防止する4Eの視点」と題する基調講演をいただいたのち、5名のパネリストを加えて「北海道における交通事故防止の視点」と題するパネルディスカッションが行われました。
加治屋室長からは、「交通事故防止における情報活用の視点」と題して、以下のような話題提供が行われ、特に冬道での事故の未然防止に情報活用の視点が非常に重要であることが示されました。
・平成16年1・2月の道東豪雪の事例
→路上に置き去りにされたトラック
→道の駅への避難
・冬の峠案内やしりべしe街道
→気象条件に応じた交通行動の選択
→安心感の向上や定時性の向上
→道路の管理者と利用者の連携&協働の可能性
・北の道ナビ( http://northern-road.jp/navi/ )
→道内の道路情報総合案内サイト
~様々な実験の情報はここから入手可能!
・情報を上手に活用して事故の未然防止を!
→国道連絡所、道の駅端末、連絡先カード
※北海道運輸局のシンポジウム開催案内はこちら
→ http://www.mlit.go.jp/hokkaido/index/press/161119kankyou.htm
11月26日に【北の道リサーチニュース:第14号(2004年11月)】を発行しました。
このメールニュースは、北海道開発土木研究所道路部が寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。
▼お問合せ
【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで
編集チームのメールアドレス:
▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは道路部ホームページでも閲覧できます。
→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
2004年9月8日(水)から10日(金)に愛知工業大学で開催された土木学会全国大会年次学術講演会において、清野研究員が発表内容及びプレゼンテーションの能力が優れているとして優秀講演者表彰を受賞しました。
発表論文は「ライフサイクルコストを考慮した最適路面管理水準の検討:清野,岳本」で、本論文は、舗装のライフサイクルコスト解析においてトータルコストが最小となる路面の管理水準(MCI)をケーススタディから明らかにし、交通量に応じて最適管理水準が異なる事を示したものです。
昨年(平成15年度)の第19回寒地技術シンポジウムにおいて発表した「ライフサイクルコストを考慮した寒冷地舗装の構造設計法に関する研究:岳本秀人,久保裕一(依頼研修員・㈱ズコーシャ)」が寒地技術の向上に著しく寄与すると評価され寒地技術賞(学術部門)を受賞し、平成16年10月に稚内市で開催された第20回寒地技術シンポジウムにおいて表彰が行われました。
本論文は、寒冷地におけるアスファルト舗装の構造設計について長寿命化によるライフサイクルコスト低減を図る観点から検討を行ったものです。
高度経済成長期に建設された数多くの道路構造物の老朽化が進み、今後は維持修繕及び更新に多額の費用を要することが懸念されています。このような中で、道路構造物の建設及び更新にあたっては、建設コスト縮減のみならず、その後の維持修繕・更新の費用や道路利用者損失を含めたライフサイクルコストの低減を図ることが重要となっています。一方、北海道における舗装構造は、摩耗や凍上など積雪寒冷地特有の課題についても検討を行う必要があります。本研究では、スパイクタイヤの使用規制に伴う摩耗の実態、低温クラック、路床の凍上・融解期の支持力低下に関する現地調査および室内試験結果から、従来の設計手法に改良を加えました。さら、にアスファルト舗装の長寿命化を図るため、設計期間を10年から20年へ変更した場合の舗装構造を検討し、その構造におけるライフサイクルコストの低減効果を明らかにしました。
この研究成果を踏まえ、「アスファルト舗装における設計期間20年の構造設計基準(案)」を作成しており、来年度版の「北海道開発局道路工事設計施工要領」に反映される予定です。
平成16年11月24日(水)に(独)北海道開発土木研究所道路部、及び北海道土木技術会舗装研究委員会の共催による寒地道路連続セミナー「国際路面性状会議及び北米路面管理水準調査報告会」を当研究所講堂にて開催しました。
寒地道路連続セミナーは、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、また大学や他研究機関の方々との情報交換及び意見交換の場として開催するもので、今回が第5回の開催です。
今回のセミナーは、本年6月にカナダで開催された道路の路面性状評価をテーマにした国際シンポジウム「路面性状国際会議(SURF2004)」の報告として北見工業大学土木開発工学科助教授 川村彰氏を講師としてお招きして開催致しました。
川村助教授からは「路面性状国際会議 報告」としてSURF2004の紹介と、受賞論文の紹介として「第二世代ウェーブレット変換を用いた路面凹凸検出方法の基礎的研究」についてお話しを頂きました。
次に、北海道開発土木研究所道路部維持管理研究室 丸山主任研究員より「北米路面基準調査報告」と題して、アメリカ、カナダの州政府、およびデンマークの舗装の管理目標について各国の法的な位置づけ等の紹介がありました。
最後に、同維持管理研究室 石田副室長より「フィンランドにおける道路性状測定及び舗装管理」と題して、フィンランド国家道路庁で開発された舗装管理システム(PMS)について紹介がありました。
全道から約65名の参加があり、アンケートを実施した結果、今後もいろいろなセミナーを開いて欲しい等の意見を頂きました。
○:SURF2004 (5th International Symposium on Pavement Surface Characteristics)
世界道路協会(PIARC)が主催する舗装の表面性状全般(PMS,テクスチャ,平坦性etc.)に関する国際会議.第5回目の今回は,カナダ・トロント市で2004年6月に開催され32カ国から200名が参加.
SURF2004ホームページはこちら
○アンケートの結果はこちら
アンケート結果
北海道開発土木研究所道路部では、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、また大学や他研究機関の方々との情報交換及び意見交換の場として寒地道路連続セミナーを開催しています。第6回目となる今回は、防災雪氷研究室の加治屋室長の学位論文講演会を開催します。また、講演会に先立ち、10月に開催されたITS世界会議名古屋大会の参加報告も行います。
多数のご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。
1. 日 時 平成16年12月17日( 金) 13:30~16:30
2. 会 場 北海道開発土木研究所 1階講堂
札幌市豊平区平岸1条3丁目
マップはこちら
3. プログラム
開会挨拶 13:30~13:35
相馬 和則 北海道開発土木研究所道路部 道路部長
話題提供 13:35~14:20
「ITS世界会議名古屋大会参加報告」
有村 幹治 北海道開発土木研究所道路部 防災雪氷研究室 特別研究員
講 演 14:30~16:30
「寒地ITSの利用者ニーズと有効な導入方策に関する実証的研究」
加治屋安彦 北海道開発土木研究所道路部 防災雪氷研究室 室長
4. 参加費 無料
5. 定 員 100名程度
6. 申込方法 参加を希望する方は、(1)氏名、(2)所属、(3)連絡先をメールまたはFAXでご連絡
ください。なお、定員になり次第締め切らせていただきます。
7. 申込/問合せ先 its_win@ceri.go.jp Fax: 011-841-9747 ℡: 011-841-1746
担当:松島、松沢 北海道開発土木研究所 道路部 防災雪氷研究室
交通研究室では、毎年、「北海道の交通事故 国道統計ポケットブック」を発行しておりますが、このたび、平成14年に北海道の国道で発生した交通事故の諸データを用いて交通事故の概要をとりまとめた、平成15年度版の統計ポケットブックを発行しました。
ポケットブックは、冊子及びCDーROMで作成しておりますが、交通研究室のホームページ「交通事故分析サイト」でもPDFデータのダウンロードが可能です。交通安全対策の検討等に広く活用して頂ければ幸いです。
○交通事故分析サイトはこちら
11/13~14に、雪氷学会&雪工学会合同の「新潟県中越地震・雪氷災害調査検討委員会」が新潟県長岡市にある長岡技術科学大学で開催されました。
この委員会では、道路・建築・雪崩・融雪災害・生活関連の各WGに分かれ、冬に向けて起こりうる雪氷災害のシナリオと、災害軽減につながる対応策が議論されました。
防災雪氷研究室から参加した、加治屋・松沢・伊東のうち、加治屋・伊東は道路WGに、松沢は雪崩WGに属し、緊急提言やWG報告の作成に加わりました。
以下のページに、委員会の諸活動と14日午後に開かれた報告会の発表資料等が掲載されています。
ぜひ、一度ご覧いただければ幸いです。
■新潟県中越地震・雪氷災害調査検討委員会(雪氷学会&雪工学会合同)ホームページ
→ http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/
○委員会からの緊急提言(11月14日の中間報告会より)
「新潟県中越地震後の雪氷災害軽減のために(速報)」(PDFファイル:107KB)
→ http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/report/20041114-1st-proposal.pdf
・道路WGからの提言(PDFファイル:2047KB)
→ http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/report/20041114-road-proposal.pdf
・建築WGからの提言(PDFファイル:631KB)
→ http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/report/20041114-building-proposal.pdf
屋根雪処理の判断基準(PDFファイル:145KB)
震災後の住宅チェックシートVer.1.3(PDFファイル:99KB)
・雪崩WGからの提言(PDFファイル:6451KB)
→ http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/report/20041114-avalanche-proposal.pdf
・融雪災害WGからの提言(PDFファイル:KB)
→ http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/report/20041114-snowmelt-proposal.pdf
・生活関連WGからの提言(PDFファイル:KB)
→ http://snowy.web.infoseek.co.jp/winter_eq/report/20041114-life-proposal.pdf
| ▲「新潟県中越地震・雪氷災害調査検討委員会」の中間報告会(11/14,於長岡開催)の状況 | ||
現在、地域における雪氷防災力の向上が急務の課題となっています。本セミナーは、道路行政・都市行政を始めとする雪氷防災に深く関連する行政担当者を対象に、雪氷防災に関する知識・技術の習得を図ることを目的に開催します。
■開催日時: 平成16年12月 9日(木) 13時00分~17時20分
10日(金) 9時00分~12時00分
■開催場所: 北海道開発土木研究所 1F講堂
札幌市豊平区平岸1条3丁目 案内図はこちら
■主 催: 独立行政法人北海道開発土木研究所
■共催(予定): 北海道立北方建築総合研究所、財団法人北海道道路管理技術センター、社団法人北海道開発技術センター、財団法人日本気象協会北海道支社
■後援(予定): 北海道開発局、北海道、札幌市、社団法人日本雪氷学会北海道支部、北海道技術士センター防災研究会、北海道ITS推進フォーラム
■参加費:無料
■定員:100名
■開催内容(プログラム):
12月9日(木)
13:00~13:10 開催挨拶 (北海道開発土木研究所)
13:10~13:40 雪氷災害論 加治屋安彦(北海道開発土木研究所)
13:40~14:30 冬期気象に関する基礎知識 松岡 直基(日本気象協会北海道支社)
14:40~15:30 雪崩の基礎知識 山田 知充(北海道工業大学)
15:30~16:00 雪崩対策の今後のあり方 池田 保夫((株)ドーコン)
16:10~16:50 吹雪対策の基礎知識 竹内 政夫((株)雪研スノーイーターズ)
16:50~17:20 吹雪対策の今後のあり方 松沢 勝(北海道開発土木研究所)
12月10日(金)
9:00~ 9:30 都市における雪対策 安達 竹志(札幌市雪対策室)
9:30~10:10 都市及び建築的視点からの雪害対策 高橋 章弘(道立北方建築総合研究所)
10:10~10:40 平成16年雪みち計画について 田村 桂一(北海道開発局)
10:50~11:20 海外における雪害対応事例 石本 敬志(日本気象協会北海道支社)
11:20~11:50 情報を活用した雪氷防災 山際 祐司(北海道開発土木研究所)
11:50~12:00 閉会挨拶 (道立北方建築総合研究所)
(敬称略)
■申込み:
所属、氏名、連絡先を記載の上、メール又はFAXで平成16年12月3日(金)までに事務局へお申込みください。なお、希望者多数の場合は事務局で調整の上出席の可否を12月6日までにご連絡差し上げます。)
■事務局:
独立行政法人北海道開発土木研究所 防災雪氷研究室 (担当:加治屋、松沢、三好)
TEL:011-841-1746 FAX:011-841-9747 E-mail snow@ceri.go.jp
維持管理研究室のホームページを更新しました。
研究内容がよりわかりやすくなっていますので,ぜひご覧ください。
http://northern-road.jp/navi/
北海道開発土木研究所道路部では、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、また大学や他研究機関の方々との情報交換及び意見交換の場として寒地道路連続セミナーを開催しています。第5回目となる今回は、北海道土木技術会舗装研究委員会と共催で、本年6月にカナダで開催された路面性状に関する国際会議(SURF2004)における最新研究事例紹介と米国及びカナダの舗装路面管理水準調査報告を主として開催いたします。多数のご参加をいただけるようご案内いたします。
1. 日 時 平成16年11月24日(水) 14:30~17:30
2. 会 場 北海道開発土木研究所 1階講堂
札幌市豊平区平岸1条3丁目
マップはこちら
3. 演題/講演者
話題1「国際路面性状会議(SURF2004)報告」
川村 彰 北見工業大学 助教授
※:SURF2004 (5th International Symposium on Pavement Surface Characteristics)
世界道路協会(PIARC)が主催する舗装の表面性状全般(PMS,テクスチャ,平坦性etc.)に
関する国際会議.第5回目の今回は,カナダ・トロント市で2004年6月に開催され32カ国
から200名が参加. SURF2004ホームページはこちら
話題2「北米路面管理水準調査報告」
丸山 記美雄 北海道開発土木研究所道路部 維持管理研究室 主任研究員
話題3「フィンランドの舗装マネジメント事例紹介」
石田 樹 北海道開発土木研究所道路部 維持管理研究室 副室長
4. 参加費 無料
5. 定 員 100名程度
6. 申込方法 参加を希望する方は、①氏名、②所属、③連絡先をメールまたはFAXでご連絡
ください。なお、定員になり次第締め切らせていただきます。
7. 申込/問合せ先 iji@ceri.go.jp Fax: 011-841-9747 ℡: 011-841-1747
担当:石田 北海道開発土木研究所 道路部 維持管理研究室