| RWML Working Group | RWML 0.80 |
| 1 概要 |
| 1.1 本仕様書について |
| 1.1.1 目的および性格 |
| 1.1.2 作成の経緯 |
| 1.1.3 本仕様の現状 |
| 1.1.4 ワーキンググループの構成・他 |
| 1.1.5 著作権 |
| 1.2 RWMLの概要 |
| 1.2.1 目的 |
| 1.2.2 概要 |
| 1.2.3 ルート要素 |
| 1.3 用語 |
| 1.4 参照規格等 |
本仕様書は, RWML(Road Web Markup Language)の仕様および運用を規定するものである。本仕様書は, 広く関心ある方々の意見を求めるため, ドラフトとしてこれを公開したものである。本仕様書は今後さらに内容の改変が行われるものであり, 本仕様書をもとに固定的なアプリケーションを作成したり, 他の基準を作成したりすることは望ましくない。
本仕様書は, 北海道開発局開発土木研究所の発案に基づき, 道路に関連する情報をXMLで記述するための道路用Web記述言語RWMLを規定するため, 企業及び団体からなる共同研究機関により結成されたワーキンググループにおいて, 平成10年6月より実質的な討議を重ねてきた結果をまとめたものである。
ワーキンググループでは主たる担当分野を定め, それぞれ原案を持ち寄って討議を行ってきた。 しかし, 十分議論がしつくされたものではなく, すべての項目について完全に合意が図られたものではないことに留意する必要がある。
1999年10月20日に RWML 0.71 の仕様を作成した後, RWML仕様作成ワーキンググループは一度解散したが, 2001年2月より開始した公募共同研究「移動中の高度情報通信社会流通情報の利用技術に関する研究」において再度検討を行なうことになった。 当研究では, 実験を通して RWML を主に実用面から検討し, 必要な追加・修正を行っている。
本仕様書のバージョンは, 2001年10月29日現在, 0.80である。
本バージョンでは, ニセコ・羊蹄e街道実験で使用するのに必要な追加・修正を行なった。 実験に使用していない部分の検討は行なっておらず、今後の検討していく。 このため, 今後の議論によっては, 仕様自体が大幅に変更する可能性がある。
また, 国内外における道路情報分野の標準化作業の進展により, 本仕様書に取り入れるべき事項が明らかになった場合には, それらを積極的に取り入れるとともに, 本技術自体についても, オープン技術として標準化を提起していきたいと考えている。
本仕様は RWML 0.71a をベースに, 公募共同研究「移動中の高度情報通信社会流通情報の利用技術に関する研究」 夏期実験XML技術検討ワーキンググループを中心に作成された。
| 夏期実験XML技術検討ワーキンググループ | |||||
| 代表者 | 加治屋 安彦 | (独立行政法人 北海道開発土木研究所) | |||
| 主 査 | 名古屋電機工業株式会社 | ||||
| 幹 事 | 株式会社東芝 | ||||
| 財団法人 日本気象協会北海道支社 | |||||
| 富士通株式会社 | |||||
| メンバー | 住友電気工業株式会社 | ||||
| 日本工営株式会社 | |||||
| 社団法人 北海道開発技術センター JV | |||||
| 財団法人 北海道道路管理技術センター | |||||
| 事務局 | 財団法人 道路新産業開発機構 | ||||
| アドバイザ | 奥井 康弘 | (株式会社 日本ユニテック) | |||
他に多くの委員・協力者が本仕様の作成に携わった。
また, RWML 0.7 の作成時にも, RWML 0.7 仕様作成WG のメンバーをはじめ, 多くの方が作成に携わっていることを記載しておく。
本仕様書およびDTDに関する著作権は, 開発土木研究所 加治屋安彦を代表とするRWML仕様作成ワーキンググループが所有する。
Copyright ©, RWML Working Group, 1998-2001, All Right Reserved.
RWMLは, 電子商取引やデジタル放送の分野で注目されつつあるXML技術を道路情報分野に活用するため, 道路用Web記述言語として策定したものである。
XML(eXtensible Markup Language)は, 一般的なホームページの記述言語であるHTMLの記述方法を拡張し, その情報が機械にも理解可能な(機械可読性のある)データとして扱われるよう, その拡張の仕方を一般化して定義したものである。情報を特別の対の<タグ>で囲むことにより, それがどのようなデータで, どのように使われべきものかを使う側にも理解可能にしている。Web技術の標準化を進める国際的な団体であるW3C(World Wide Web Consortium)は, 1998年2月に標準仕様勧告としてXML 1.0を発表しており, RWMLもこの仕様に準拠している。
XML技術の開発により, ウェブサイトのシステムとインターネット・イントラネットというプラットホーム上でデータを流通させることが可能になった。電子商取引やデジタル放送の分野で注目されるのも, XML技術がまさに高度情報通信社会における情報流通の基礎技術として認知されつつあるからに他ならない。RWMLは, このようなプラットホーム上で道路に関連する情報を流通させるために策定したものであり, 道路情報に天気予報などの気象情報や地域のイベント情報など他の高度情報通信社会の流通情報を組み合わせて, 利用者にとってより付加価値の高い情報を作り出すことができるようになる。
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| 図1.1: RWML ツリー構造 |
RWMLによって規定される道路関連情報は, 道路情報, 気象情報, 防災情報, 地域情報により構成される。なお, それぞれの情報には, 共通して管理者等のデータを記述する基本情報が含まれる。
ルート要素の要素名は「RWML」とする。
属性 version には バージョン番号 (「0.80」または「0.8」) を記述する。
<RWML version="0.80"> : (中略) </RWML>
本仕様を作成するに当たり, 以下の規格等を引用または参照した。