2019年9月アーカイブ

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【北の道リサーチニュース:第192号(2019年9月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:第7回北海道自動車安全技術検討会議で発表しました(寒地交通チーム)
02:上ノ国町大留交差点ラウンドアバウト通行体験会で講演します(寒地交通チーム)
03:寒地土木研究所 現地講習会プログラムで発表します(寒地交通チーム)
04:土研新技術ショーケース 2019 in 仙台で、講師を務めます(雪氷チームほか)

■研究紹介
05:(技術資料)雪崩予防柵に発生する巻きだれの安定度評価について
(雪氷チーム)

■関連研究チームニュース
06:JICA課題別研修「中米統合機構加盟国向け 道の駅による道路沿線地域開発コー
  ス」で研修リーダーと講師を務めました。(地域景観チーム)
07:けんせつフェア北陸in富山2019で展示します。(地域景観チーム)
08:2019年度日本造園学会北海道支部大会で発表します。(地域景観チーム)
09:第26回PIARC世界道路会議で発表します。(地域景観チームほか)
10:「2019建設リサイクル技術発表会・技術展示会」で話題提供します。(寒地地盤
 チーム)
11:「地盤改良セミナー」で講師を務めます。(寒地地盤チーム)
12:北海道開発局の道路構造物管理実務者研修で講師を務めます(耐寒材料チーム)
13:第19回コンクリート構造物の補修,補強,アップグレードシンポジウムに参加し
 ます(耐寒材料チーム)
14:第1回交通地盤工学に関する国内シンポジウムに参加します(寒地道路保全チーム)
15:2019建設リサイクル技術発表会・技術展示会に参加します(寒地道路保全チーム)

■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:第7回北海道自動車安全技術検討会議で発表しました(寒地交通チーム)
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 令和元年8月22日(木)14時~15時30分に、第7回北海道自動車安全技術検討会議
(主催:北海道庁経済部産業振興課)が開催され、宗広主任研究員が「自動運転技術
と道路インフラ」と題し、発表しました。

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02:上ノ国町大留交差点ラウンドアバウト通行体験会で講演します(寒地交通チーム)
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 令和元年10月3日(木)13時~15時30分に、上ノ国町ラウンドアバウト通行体験会を
開催し、宗広主任研究員が「ラウンドアバウトの動向」について講演します。
 主催・共催・関係機関:北海道開発局函館開発建設部、北海道警察函館方面本部、
            上ノ国町、渡島総合振興局函館建設管理部、
            国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所
 場所:上ノ国町スポーツセンター

現在工事中の同ラウンドアバウトは、以下を参照願います。
→ https://www.youtube.com/watch?v=rPU9uKrKrpA

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03:寒地土木研究所 現地講習会プログラムで発表します(寒地交通チーム)
→ http://chouseikan.ceri.go.jp/suishin/pdf/R01gentikousyuu-hakodate.pdf
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 寒地土木研究所 現地講習会プログラムで寒地交通チームの平澤総括主任研究員が
以下の発表を行います。

寒地土木研究所 現地講習会プログラム(函館)
 日時:令和元年10月16日(水)13:15~16:10
 場所:北斗市総合文化センター「かなで~る」大会議室
 実施:北海道開発局 函館開発建設部・(国研)土木研究所寒地土木研究所

寒地土木研究所 現地講習会プログラム(網走)
 日時:令和元年10月29日(火)13:15~16:40
 場所:網走開発建設部 別棟2階 第1ABC会議室
 実施:北海道開発局 網走開発建設部・(国研)土木研究所寒地土木研究所

・ワイヤロープ式防護柵の設計・施工・維持管理について:平澤総括主任研究員

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04:土研新技術ショーケース 2019 in 仙台で、講師を務めます(雪氷チームほか)
 →http://www.ceri.go.jp/contents/shingijyutu/2019yamagata.html
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 令和元年10月10日(木)に、フォレスト仙台(宮城県仙台市青葉区柏木1丁目2-45)
で開催される土研新技術ショーケース 2019 in 仙台にて、以下の説明を行います

 ・積雪寒冷地における冬期土工の手引き(寒地地盤チーム佐藤主任研究員)
 ・冬期路面管理支援システム(寒地交通チーム星主任研究員)
 ・道路吹雪対策マニュアル(雪氷チーム原田主任研究員)

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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら→
https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_geppo_year/
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05:(技術資料)雪崩予防柵に発生する巻きだれの安定度評価について
(雪氷チーム)
 →https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/64376/
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 雪崩予防柵の巻きだれの安定度評価を行うために、融雪期の含水率に着目し、物性
値の観測を行った。また、巻きだれの大きさ、密度、含水率といった項目が巻きだれ
の安定度にどのように影響を与えるか考察した。

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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観チーム:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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06:JICA課題別研修「中米統合機構加盟国向け 道の駅による道路沿線地域開発コー
  ス」で研修リーダーと講師を務めました。(地域景観チーム)
 → http://scenic.ceri.go.jp/news/news.html
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 8月21日(水)~9月18日(水)、JICA課題別研修「中米統合機構加盟国向け 道の
駅による道路沿線地域開発コース」で、研修コースリーダー及び講師を務めました。
(主催:JICA)

・研修コースリーダー:松田上席研究員
 研修カリキュラムの作成、現地視察先・講師の選定、研修生の帰国後のアクション
 プランの作成支援など、研修全般にわたり技術指導。

・講義「道の駅と沿線地域開発」など:松田上席研究員、岩田研究員
 「道の駅」の機能・役割・効果・運営・地域貢献などに関する講義を実施。さらに、
 現地視察やディスカッションを通じ、沿線地域開発に関する技術指導。

 本研修は、日本における「道の駅」モデルを通じた中米・カリブ諸国の沿線地域開
発の手法を学ぶことを目的として開催され、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュ
ラス、コスタリカ、グアテマラ、パナマ、ドミニカ共和国の各国から計14名が参加し
ました。
 今後、当該各国では、地方公共団体などの関係機関と連携しながら「道の駅」に関
する調査や整備が進められる予定です。

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07:けんせつフェア北陸in富山2019で展示します。(地域景観チーム)
 → http://www.hrr.mlit.go.jp/hokugi/mijika/tecbox/938/
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 10月2日(水)~3日(木)、山市で開催される「けんせつフェア北陸in富山2019」
で以下の展示をします。(主催:けんせつフェア北陸in富山2019実行委員会(北陸地
方整備局ほか25機関・団体))

・「電線電柱類の効果的な景観対策に関する技術資料」:白戸総括主任研究員

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08:2019年度日本造園学会北海道支部大会で発表します。(地域景観チーム)
 → https://www.jila-hokkaido.com/?post_type=news
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 10月5日(土)、札幌市で開催される「2019年度日本造園学会北海道支部大会」で
以下の発表をします。(主催:日本造園学会北海道支部)

・「壁面緑化における基盤条件の違いによるツタ類の被覆速度の比較」:榎本研究員

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09:第26回PIARC世界道路会議で発表します。(地域景観チームほか)
 → http://piarcabudhabi2019.org/
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 10月6日(日)~10日(木)、アラブ首長国連邦アブダビ市で開催される「第26回
PIARC世界道路会議」で以下の発表をします。(主催:世界道路協会)

・「MICHI-NO-EKI (ROADSIDE REST AREAS) OF JAPAN: CONTRIBUTING TO LOCAL
 REGIONAL DEVELOPMENT AND INTERNATIONAL COOPERATION ACTIVITIES」
 (道路沿線の地域開発に寄与する日本の沿道休憩施設"道の駅"とその国際協力)
 地域景観チーム岩田研究員
・「Design optimization of speed reduction markings installed before curve
 entry」(カーブ区間手前に導入される減速マーク表示のデザイン最適化)
 寒地交通チーム四辻研究員
・「A Study on Visibility Hindrance and Driving Behavior at the Opening of
 Snow Fences using a Visibility Observation Vehicle」
 (視程障害移動観測車による防雪柵開口部の視程急変状況と運転挙動の観測)
 雪氷チーム金子総括主任研究員

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10:「2019建設リサイクル技術発表会・技術展示会」で話題提供します。
 (寒地地盤チーム)
 → https://www.suishinkaigi.jp/diffuse/presentation.html
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 10月2日(水)~3日(木)に、札幌コンベンションセンターで開催される「2019建
設リサイクル技術発表会・技術展示会」で話題提供と技術展示を行います。
 ・「アスファルト再生骨材の凍上抑制層材料としての有効利用」:佐藤主任研究員

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11:「地盤改良セミナー」で講師を務めます。(寒地地盤チーム)
  → http://doshitsukiso.hscet.com/pdf/20190829.pdf
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 10月31日(木)に、釧路市生涯学習センターで開催される「地盤改良セミナー~土
を固めるセメント系固化材~」で講師を務めます。
 ・「セメントによる泥炭地盤の固結工法について」:林総括主任研究員
 ・「北海道で実施された中層混合処理工法について」:橋本主任研究員

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12:北海道開発局の道路構造物管理実務者研修で講師を務めます(耐寒材料チーム)
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 橋梁初級Ⅱ:嶋田主任研究員,内藤主任研究員(10/2),遠藤主任研究員(10/3)

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13:第19回コンクリート構造物の補修,補強,アップグレードシンポジウムに参加しま
 す(耐寒材料チーム)
 → http://conresin.jsms.jp/
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 10月17日(木)~18日(金)に京都市の京都テルサで開催される上記シンポジウム
 (主催:公益社団法人日本材料学会)において,耐寒材料チームから林田主任研究員,
内藤主任研究員,遠藤主任研究員が参加し,論文を発表します.

・「凍害劣化の進行に伴うRCスラブの破壊形式の変化と耐力の低下」
 (林田主任研究員)
・「断面修復箇所の耐凍害性の向上を目的とした残存劣化部の改善対策に関する検討」
 (内藤主任研究員)
・「低温下でのシラン系表面含浸材の施工管理に関する基礎的研究」
 (遠藤主任研究員)

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14:第1回交通地盤工学に関する国内シンポジウムに参加します(寒地道路保全チーム)
 → https://www.jiban.or.jp/?page_id=10306
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 9月26日(木)~27日(金)に北海道科学大学サテライトキャンパスにおいて開催され
る上記シンポジウム(主催:TC202国内委員会)において,金谷研究員,上野研究員
が論文を発表します

・「アスファルト舗装発生材の凍上抑制層材料としての利用について」(金谷研究員)
・「積雪寒冷地におけるコンクリート舗装の凍上対策について」(上野研究員)

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15:2019建設リサイクル技術発表会・技術展示会に参加します(寒地道路保全チーム)
 → http://www.suishinkaigi.jp/diffuse/presentation.html
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 10月2日(水)~3日(木)に札幌コンベンションセンターにおいて開催される上記技術
発表会・技術展示会(主催:建設副産物リサイクル広報推進会議)において,金谷研
究員が論文発表とパネル展示をします

・「アスファスト再生骨材の凍上抑制層材料としての有効利用」(金谷研究員)

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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・寒地技術シンポジウム
 期間:令和元年11月27日(水)~11月29日(金)
 場所:札幌市教育文化会館
 投稿:〆切済
 http://www.decnet.or.jp/project/ctc/

・ふゆトピア研究発表会
 期間:令和2年1月24日(金曜日)午前、午後
 場所:苫小牧市総合体育館
 論文申込:9月19日(木)〆切済
 論文投稿:10月17日(木)締切

[国内]
・日本気象学会2019年度秋季大会
 期間:令和元年10月28日(月)~31日(木)
 場所:福岡国際会議場(福岡県福岡市博多区)
 投稿:〆切済
 https://www.metsoc.jp/meetings/2019a

・第33回日本道路会議
 期間:令和元年11月7日(木)~8日(金)
 場所:都市センターホテル
 投稿:〆切済
 https://www.japan-road-association.jp/Conferences

・第60回土木計画学研究発表会・秋大会(企画提案型)
 期間:令和元年11月29日(金):プレ研究発表会
    11月30日(土)~12月2日(月):研究発表会
 場所:富山大学五福キャンパス及び富山県内各市町村会場
    http://www.jsce-ip.com/conference/index.html?id=30
 論文概要の登録:7月26日(金)〆切済
 論文投稿:10月4日(金)12時 締切

・第1回JSTEシンポジウム(福岡)
 期間:令和元年12月9日(月)~10日(火)
 場所:福岡大学(〒814-0180 福岡市城南区七隅8丁目19-1)
 主催:一般社団法人 交通工学研究会
 後援:一般社団法人建設コンサルタンツ協会九州支部、
    (予定)国土交通省、警察庁

・第17回ITSシンポジウム2019
 期間:令和元年12月12日(木) ~13日(金)
 場所:石川県地場産業振興センター 本館
 投稿:〆切済
 http://www.its-jp.org/event/its_symposium/17th2019/

[海外]
・第26回PIARC世界道路会議
 期間:令和元年10月6日(日)~10日(木)
 場所:アブダビ(アラブ首長国連邦)
 投稿:〆切済
 http://www.road.or.jp/international/pdf/abudhabi_japanese.pdf

・第99回TRB(米国運輸交通会議)年次総会
 期間:2020年1月12日(日)~1月16日(木)
 場所:米国ワシントンD.C.
    http://www.trb.org/AnnualMeeting/AnnualMeeting.aspx
 本論文投稿:2019年8月1日(木)〆切済

・第100回アメリカ気象学会年次大会
 期間:2020年1月12日(日)~1月16日(木)
 場所:米国マサチューセッツ州ボストン
 アブストラクト投稿:〆切済

・第6回国際ラウンドアバウト会議
 期間:2020年5月17日(日)~5月20日(水)
 場所:米国モントレー市Conference Hotel
    https://trb.secure-platform.com/a/page/Roundabout2020
 アブストラクト提出:2019年9月13日〆切済

・ISHGD2020(道路幾何設計に関する第6回国際シンポジウム)
 期間:2020年6月28日(日)~7月1日(水)
 場所:オランダ・アムステルダム市
    https://ishgd2020.org/
 アブストラクト提出:2019年6月1日(土)〆切済
 本論文提出:2019年10月21日(月)締切

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■編集後記
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 映画「天気の子」を見て感じた事は、最近の異常気象が地球の歴史から見るとたいし
た事ではなく、私たちが感じているのは、たかだか統計を取り始めてからの記録の中で、
異常値としているだけだと言うことです。ただし、地球温暖化の警鐘はだいぶ昔から言
われていたのに、現実になりつつあることも実感されます。特に、この数年は自然の驚
異に対して、人間が抵抗できることに限界があることを痛感させられることが多くあり
ました。私たちには、大雨や吹雪などが予測される状況で移動することを諦めることや
避難指示等の警報はやり過ごさないなど、個人のリスク回避能力を高めることが肝要だ
と思います。子供たちにはあらゆるリスク回避のための教育が必要ではないでしょうか。
リスク回避には心にゆとりを持つことが大事なことだと思いつつ、自分自身は〆切り
ギリギリでこの原稿を書いていることを反省しています。

                   寒地交通チーム 総括主任研究員 平澤匡介
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「土木学会全国大会第74回年次学術講演会」が「激甚化する自然災害,挑戦する土木 ~レジリエントな社会の構築に向けて~」というテーマで、2019年93日(火)から5日(木)までの3日間に香川県の香川大学幸町キャンパスでが開催されました。

                              

寒地道路研究グループからは、以下の2件の研究発表を行いました。

                                                            

【寒地交通チーム】

 スマートフォンを用いた冬期歩道における転倒危険箇所検出実験 : 齊田研究員

                                                            

【雪氷チーム】

 切土道路における吹きだまりの発達過程に関する調査事例

 -切土法面の高さが吹きだまりの発達速度に及ぼす影響について-: 武知研究員

                                                        

DSC06076_2.jpg

                  ▲会場(香川大学)

                                                     

DSC06209.jpg

▲全体討論会「レジリエントな社会の構築に向けて~未来に向けて土木が担うもの~」

 9月8日(日)~9月11日(水)まで,山形県山形市で雪氷研究大会(2019・山形)が開催され.寒地道路研究グループからは10件の研究発表を行いました.

 松澤グループ長、大宮研究員がセッションの座長を務め,活発な議論が交わされました.

 また、松澤グループ長は、日本雪工学会学術賞を受賞し、受賞記念講演を行いました。

詳細は主催者のホームページを参照してください。

https://sites.google.com/view/2019jcsir/

【寒地道路研究グループ】

・降雪を伴う吹雪時の吹雪量推定手法の比較:松澤グループ長

【寒地交通チーム】

・機械学習を用いた冬期道路の走行環境推定の試み:齋田研究員

【雪氷チーム】

・吹き止め式防雪柵開口部における強風と運転挙動:金子総括主任研究員

・"ひと降り"降雪深の発生頻度の簡易評価手法(2) :松下主任研究員

・しもざらめ雪が卓越する山岳森林帯の積雪の標高依存性 -中央アルプス10年間の観測結果に基づく-:原田主任研究員

・圧力トランスデューサを用いた積雪重量計測システムによる現地観測:原田主任研究員

・極端な防風雪時における吹雪量と国道通行止めの関係について -2013年3月北海道東部における防風雪時例の解析- :大宮研究員

・金属表面に形成された超短パルスレーザー誘起表面周期構造による撥水性付与について:櫻井研究員

・雪崩予防柵上の巻きだれの形成に関する現地観測(3) :高橋研究員

・切土道路に発生する吹きだまりと吹雪量との関係 -石狩市での調査事例より- :武知研究員

 松澤寒地道路研究グループ長が業績名「吹雪時の吹雪量及び視程の推定手法に関する一連の研究」で2018年度日本雪工学会の学術賞を受賞し、9月9日(月)の雪氷研究大会で表彰されました。
 「日本雪工学会 学術賞」は、雪工学における学術あるいは技術に関する進歩発展に寄与する優れた研究実績のある研究者および技術者に授与されます。2018年度の日本雪工学会学術賞の選考では、これまでの一連の研究により吹雪対策において重要となる吹雪量について降雪強度を新たに考慮することで推定精度を高めたこと、吹雪量・視程推定の実用上の指針を示したことや国内外における冬期道路管理・道路防災に関する委員としての社会貢献が評価され受賞に至りました。

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授賞式の様子

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受賞記念講演会の様子

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