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【北の道リサーチニュース:第178号(2018年7月)】を発行しました

寒地道路研究グループ : 2018年7月25日


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【北の道リサーチニュース:第178号(2018年7月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:平成30年度土木学会全国大会第73回年次学術講演会で発表します(寒地交通チーム)
02:第38回交通工学研究発表会で発表します(寒地交通チーム・雪氷チーム)
■研究紹介
03:(技術資料)防雪柵開口部における運転挙動の考察(雪氷チーム)
04:(報告)「第15回PIARC 国際冬期道路会議グダンスク大会」に参加して
■関連研究チームニュース
05:平成30年度土木学会全国大会第73回年次学術講演会で発表します(各チーム)
06:「寒地土木研究所 新技術説明会(富山)」を開催します。
07:2018東南アジアの環境問題に関する学際的研究の国際会議(TREPSEA2018)で発表
します(防災地質チーム)
08:北海道開発局の研修で講師を務めます
09:国土交通大学校の研修にて講師を務めました(地域景観ユニット)
10:第4回「無電柱化推進展」で講演しました(地域景観ユニット)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース

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■寒地道路研究グループニュース
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01:平成30年度土木学会全国大会第73回年次学術講演会で発表します(寒地交通チーム)
→ http://www.jsce.or.jp/taikai2018/
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8月29日(水)から31日(金)までの3日間、北海道大学札幌キャンパス、かでる2・7
他において標記学術講演会が開催されます。
 寒地道路研究グループ、寒地基礎技術研究グループ、寒地保全技術研究グループか
らは、以下の研究発表を行います。
【寒地交通チーム】
・不完備契約理論を用いた並行在来線経営分離の妥当性に関する分析モデル構築:
四辻研究員
・スマートフォン搭載センサによる冬期歩行危険箇所検出に向けた歩容計測実験:
齊田研究員

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02:第38回交通工学研究発表会で発表します(寒地交通チーム・雪氷チーム)
→ http://www.jste.or.jp/Event/happyo38_program.pdf
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 8月7日(火)~8日(水)に、東京(於・日本大学)で第38回交通工学研究発表会
が開催されます。寒地交通チームから、以下の論文発表を行います。

【寒地交通チーム】
・既設橋梁用1ワイヤロープ式防護柵の開発:平澤総括主任研究員
・堆雪の形成による冬期交通流の変動と対策について:宗広主任研究員
・減速マーク表示の配列とカーブの平面曲線半径との組み合わせが先頭車両の車速変化
に及ぼす影響に関する屋外実験研究:四辻研究員
【雪氷チーム】
・吹雪の視界情報メール配信サービス」から見るユーザ情報ニーズの一考察:國分研
究員

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■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
 くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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03:(技術資料)防雪柵開口部における運転挙動の考察(雪氷チーム)
→ http://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/63330/
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防雪柵開口部において、突発的な視程障害により、車両同士による多重衝突事故や
道路付属物・構造物等への物損事故が発生している。視程急変時にドライバーの運転
挙動に影響を与える要因を明らかにするために、視程障害移動観測車による移動気象
観測を行った。

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04:(報告)「第15回PIARC 国際冬期道路会議グダンスク大会」に参加して
→ http://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/63332/
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2018年2月20~23日に、ポーランド共和国、グダンスク(グダニスク)市で、第15回
PIARC国際冬期道路会議が開催されました。この会議に寒地土木研究所から参加し
ましたので、会議の概要を報告するものです。

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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観ユニット:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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05:平成30年度土木学会全国大会第73回年次学術講演会で発表します(各チーム)
→ http://www.jsce.or.jp/taikai2018/
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8月29日(水)から31日(金)までの3日間、北海道大学札幌キャンパス、かでる2・7
他において標記学術講演会が開催されます。各関連研究チームからも、以下の研究発
表を行います。

【寒地構造チーム】
・凍結融解を受けるRC における鉄筋周りの微細ひび割れ発生状況について:西上席
研究員
・従来型落石防護柵の落石すり抜け現象に関する実験的研究:今野総括主任研究員
・桁橋の超過作用に対する設計シナリオに関する検討:秋本主任研究員
・床版面形状に基づく橋面排水性能に関する考察:角間主任研究員
・圧縮疲労を受けた橋梁用ゴム支承のせん断大変形に関する検討:佐藤研究員
・無筋コンクリート製落石防護擁壁の耐衝撃挙動に関する基礎的検討:山澤研究員
・埋込補強鉄筋とアラミド繊維シートにより補強したRC 橋脚の正負交番載荷試験:
寺澤研究員
・落石対策施設に用いるひし形金網の力学特性に関する実験的検討:中村研究員

【寒地地盤チーム】
・河川の超過洪水に対応する橋台背面盛土の保全対策技術の検討:青木主任研究員
・複合型地盤改良形式の変形抑制効果に関する動的遠心力載荷模型実験:橋本主任
研究員

【防災地質チーム】
・北海道の道路斜面災害における融雪崩壊と降雨崩壊の特徴:日外総括主任研究員
・湿潤過程における岩石試料の劣化とその経時変化について:岡﨑主任研究員

【耐寒材料チーム】
・疲労と凍害との複合劣化を受けるRC床版土砂化のメカニズムに関する一考察:
林田主任研究員
・異なる試験方法によるコンクリートのスケーリング抵抗性の評価:吉田主任研究員
・開発したスケーリング進行予測式の現場での適用性検証:遠藤主任研究員

【寒地道路保全チーム】
・積雪寒冷地における圧裂係数を用いたアスファルト再生骨材の品質管理に関する
一考察:上野研究員
・積雪寒冷地におけるアスファルト舗装発生材の歩道路盤材料としての適用に関する
検討:金谷研究員
・貨物自動車の運行管理データから路面平坦性を推定する技術に関する一検討:大浦
研究員
・走行車両の水けむりが後続車両の視認性に与える影響に関する基礎的研究:田中研
究員
・深層学習によるポットホール検出技術の基礎検討:丸山上席研究員

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06:「寒地土木研究所 新技術説明会(富山)」を開催します。
  http://www.ceri.go.jp/contents/shingijyutu/2018toyama.html
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 8月23日(木)に富山県富山市の富山県民会館で開催される「寒地土木研究所 新技
術説明会(富山)」を寒地土木研究所の主催で開催します。本説明会では以下の技術
について説明いたします。

・砕石とセメントを用いた高強度地盤改良技術:寒地地盤チーム 林宏親
・積雪寒冷地における冬期土工の手引き:寒地地盤チーム 佐藤厚子
・不良土対策マニュアル:寒地地盤チーム 佐藤厚子
・道路景観向上手法に関する技術資料:地域景観ユニット 緒方聡
・コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル:耐寒材料チーム 内藤勲

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07:2018東南アジアの環境問題に関する学際的研究の国際会議(TREPSEA2018)で発表
します(防災地質チーム)
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 8月11日(土)~12日(日)にインドネシア共和国ゴロンタロ市で2018東南アジアの環
境問題に関する学際的研究の国際会議が開催されます。本会議には、各国の研究者や
学生が参加し、重金属等を含む水の浄化技術等に関する内容など、海外での研究動向
や情報が得られます。防災地質チームからは、以下の論文発表を行います。

・人工水路を用いた植物による重金属類を含む浸出水の浄化における温度依存性:岡
﨑主任研究員

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08:北海道開発局の研修で講師を務めます
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・道路構造物管理実務者研修(橋梁初級Ⅰ):耐寒材料チーム 野々村研究員(8/22)
・道路技術専門研修:寒地道路保全チーム 池田主任研究員(8/30)
・道路構造物管理実務者研修(橋梁初級Ⅰ):耐寒材料チーム 野々村研究員(8/22)
・道路技術専門研修:寒地道路保全チーム 池田主任研究員(8/30)
地域景観ユニット 高橋主任研究員・緒方主任研究員(8/30)

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09:国土交通大学校の研修にて講師を務めました(地域景観ユニット)
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 平成30年7月2日(月)~7月13日(金)の12日間で開催された、国土交通省 国土交通大
学校の「専門課程 景観・屋外広告物行政研修」にて、地域景観ユニットの笠間研究
員が講師を務め、7月6日(金)の13:15~15:15の1コマを担当しました。
 講義名は「公共事業における景観検討と評価手法」で、景観の価値や効果の評価手
法、景観の良し悪しの評価手法、公共事業における景観検討の手順、景観と地域の魅
力の関係などについて、講義を行いました。

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10:第4回「無電柱化推進展」で講演しました(地域景観ユニット)
→ https://www.jma.or.jp/mente/visit/chicyuka.html
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 7月18日(水)~20日(金)、東京ビックサイトにて一般社団法人日本能率協会主催の
同推進展が開催され、このイベントで行われる無電柱化推進セミナーで高橋主任研究
員が講演の講師を務めました。

セミナー講演:「北海道や海外の事例からみた非市街地での無電柱化の重要性と方策」

 3日間開催されたセミナーでは、小池東京都知事の冒頭挨拶にはじまり、無電柱化施
策や全国の取組事例の紹介など9編のセミナーが行われました。
 このうち高橋主任研のセミナーには行政や民間の関係者約200名が参加しました。

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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 →  http://northern-road.jp/navi/

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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・平成30年度土木学会全国大会(年次学術講演会)
 期間:平成30年8月29日(水)~31日(金)
 場所:北海道大学札幌キャンパス
 講演申込:〆切済み

・雪氷研究大会(2018・札幌)
 期間:平成30年9月9日(日)~12日(水)
 場所:北海道科学大学(札幌市手稲区)
 研究発表申込:〆切済み
 https://sites.google.com/site/2018jcsir/

・平成30年度 日本造園学会北海道支部大会
 日時:平成30年10月13日(土)
 場所:北海道大学農学部
 発表申込:8月31日(金)〆切
  http://www.jila-hokkaido.com/?page_id=96

・日中冬期道路交通ワークショップ
 期間:10/14(日)-18(木)
 発表申込:8/31(金)
 問合せ 北海道開発技術センター 011-738-3363

・平成30年度日本応用地質学会研究発表会
 期間:平成30年10月16日(火)・17日(水)
 場所:札幌市教育文化会館
 講演申込:〆切済み
 http://www.jseg.or.jp/00-main/annual_meeting.html

・第34回寒地技術シンポジウム
 期間:平成30年12月5日(木)~7日(金)
 場所:札幌コンベンションセンター
 論文発表申込 査読論文7月6日(金)〆切、報告論文9月7日(金)〆切
 http://www.decnet.or.jp/project/ctc/

[国内]
・第57回土木計画学研究発表会・春大会
 期間:平成30年6月9日(土)~10日(日)
 場所:東京工業大学(大岡山キャンパス)
 論文発表申込:〆切済み
 http://www.jsce-ip.com/conference/index.html?id=27

・第 38 回交通工学研究発表会
 期間:平成30年8月7日(火)~8日(水)
 場所:日本大学理工学部駿河台キャンパス
 論文発表:〆切済み
 http://www.jste.or.jp/Event/happyo38_web.pdf

・水文・水資源学会 研究発表会・創立30周年記念学術シンポジウム
 期間:平成30年9月12日(水),13日(木),14日(金)
 会場:三重大学
 発表申込:〆切済み
 http://jshwr2018.bio.mie-u.ac.jp/index.html

・第79回応用物理学会秋季学術講演会
 期間:9/18(火)-21(金)
 開場:名古屋国際会議場
 https://meeting.jsap.or.jp/ 

・気象学会2018年度秋季大会
 期間:平成30年10月29日(月)~11月1日(木)
 場所:仙台国際センター
 http://www.metsoc.jp/meetings/2018a

・日本都市計画学会 2018年度第1回全国大会(第53回学術研究論文発表会)
 期間:平成30年11月16日(金)~18日(日)
 場所:大阪大学吹田キャンバス
 論文募集:〆切済
  http://www.cpij.or.jp/event/conf/2018.html 

・第58回土木計画学研究発表会・秋大会
 期間:平成30年11月23日(金)~25日(日)
 場所:コンパルホール(大分市)、大分大学旦野原キャンパス
 講演申込:平成30年7月2日(月)~7月31日(火)
  http://www.jsce-ip.com/conference/index.html?id=28

・第14回 土木学会 景観・デザイン研究発表会
 期間:平成30年12月7日(金)~9日(日)
 場所:長崎市民会館
 投稿受付:口頭発表、ポスター発表
       2018年7月9日(月)~9月2日(日)
  http://www.jsce.or.jp/committee/lsd/conference/index.html

・第16回ITSシンポジウム2018
 期間:平成30年12月13日(木)~14日(金)
 場所:同志社大学 今出川校地 寒梅館
 投稿〆切 査読あり 5月31日(木)
      査読なし アブスト〆切8月20日(月)、論文〆切11月16日(金)
 http://www.its-jp.org/event/its_symposium/16th2018/

[海外]
・第25回ITS世界会議
 期間:平成30年9月17日~21日
 場所:コペンハーゲン(デンマーク)
 論文〆切済み
 https://itsworldcongress.com/

・国際雪科学ワークショップ(ISSW2018)
 期間:平成30年10月7日~12日
 場所:インスブルック(オーストリア共和国)
 アブストラクト提出〆切:平成30年4月23日
 http://www.issw2018.com/en/

・第15回世界交通会議(WCTR)
 期間:平成31年5月26日(日)~31日(金)
 会場:インドムンバイ市
 査読論文〆切:平成30年6月6日(水)
 査読無し論文〆切:平成30年10月26日(金)
 http://www.wctrs-conference.com/ 

・ISCORD 第12回寒地開発に関する国際シンポジウム
 期間:平成31年6月17日(月)~19日(水)
 会場:フィンランドオウル市
 論文概要〆切:平成30年10月1日(月)
 http://www.ril.fi/en/events/iscord-2019.html

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■編集後記
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 本号より編集担当になりました雪氷チームの伊東です。ようやく夏らしい天気に
なってまいりました。本州の酷暑とまでは行きませんが、一日の気温変化は大きいので
身体にはご自愛ください。
 さて、この時期よく聞かれる質問に、「雪氷チームは夏は何をしているの?」という
のがあります。前年度の調査とりまとめも一段落し、この夏の時期は、調査に向けた
詳細の検討を行ったり、関係機関との調整、観測場所の確保、機器のメンテナンス、
外注作業の発注と、冬の観測に向けた「仕込み」の時期になります。ここでの踏ん張
りがこの冬の成果につながると信じています。「段取り八分」を期待して。
というわけで、冬期をテーマにしている研究職員は夏眠しているわけではありません。。

              雪氷チーム総括主任研究員  伊東 靖彦
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