【北の道リサーチニュース :第 147号 (2015年12月)】を発行しました
寒地道路研究グループ : 2015年12月28日
12月25日に【北の道リサーチニュース:第147号(2015年12月)】を発行しました。
このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報
発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の
最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。 メールニュースについて、
お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。
▼お問合せ
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編集チームのメールアドレス:
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【北の道リサーチニュース:第147号(2015年12月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:第95回TRB年次総会で発表します(寒地道路研究グループ、寒地道路保全チーム)
02:土木学会北海道支部 平成27年度年次技術研究発表会(主催:土木学会北海道支部)
にて発表します(雪氷チーム、寒地保全技術研究グループ)
03:平成27年度北海道建設技術職員専門研修(主催:北海道建設部、(財)北海道建設
技術センター)で講師を務めます。(雪氷チーム、寒地構造チーム)
04:北海道内の吹雪状況がわかる「吹雪の視界情報」を試験公開中(雪氷チーム)
■研究紹介
■関連研究チームニュース
05:第44回岩盤力学に関するシンポジウムで発表します。(防災地質チーム)
06:第56回地盤工学会北海道支部技術報告会で発表します。(寒地地盤チーム)
07:土研新技術ショーケース2016in仙台に参加します(耐寒材料チーム)
08:第23回超音波による非破壊評価シンポジウムに参加します(耐寒材料チーム)
09:「本別町道の駅研修会」で講師を務めました(地域景観ユニット)
10:「函館市景観研修会」で講師を務めました(地域景観ユニット)
11:「日本で最も美しい村連合景観勉強会」で講師を務めました(地域景観ユニット)
12:「公共空間の印象に関するアンケート」にご協力ください(地域景観ユニット)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:第95回TRB年次総会で発表します(寒地道路研究グループ、寒地道路保全チーム)
→http://www.trb.org/main/blurbs/172006.aspx
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平成28年1月10日(日)~14日(木)に、アメリカ合衆国ワシントンD.C.にて標記
会議が開催されます。会議では、800近いセッションが催され5,000件以上の発表が
行われます。寒地道路研究グループ、寒地道路保全チームからは以下の発表を行う
予定です。
【寒地交通チーム】
・凍結防止剤散布作業時の熟練作業員と未経験作業員の視線挙動:高橋総括主任研究員
・日本の北海道における「2+1」車線道路の冬期性能計測:宗広主任研究員
・凍結防止剤散布時における現地判断支援技術の開発に関する研究:徳永主任研究員
【雪氷チーム】
・吹雪時の視界予測情報提供:國分研究員
・新型路側設置型防雪柵の開発について:渡邊研究員
【寒地道路保全チーム】
・積雪寒冷地の国道における北海道型SMAの適用性に関する研究:田中研究員
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02:土木学会北海道支部 平成27年度年次技術研究発表会(主催:土木学会北海道支部)
にて発表します(雪氷チーム、寒地保全技術研究グループ)
→https://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/_contents/active/h27/151015/index.htm
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1月30日(土)~1月31日(日)に北海道大学で開催される上記発表会において、雪氷
チーム、耐寒材料チーム、寒地道路保全チームから以下の論文を発表します。
【雪氷チーム】
・振動実験に基づく斜面積雪の地震応答と地震による雪崩発生危険度の推定:原田研究員
・吹雪の視界情報提供による交通行動の判断支援効果:武知研究員
【耐寒材料チーム】
・寒冷地の海水遡上河川に5年間暴露したコンクリートの耐久性評価:吉田主任研究員
・腐食促進実験による各鉄筋防錆方法の効果について:清野研究員
・北海道沿岸に建設されたPC橋のコンクリートの劣化調査:水田研究員
【寒地道路保全チーム】
・赤外線カメラによるポットホール事前検知に関する基礎検討:丸山主任研究員
・電磁波レーダによる空港舗装体の劣化診断技術に関する一検討:安倍主任研究員
・目視による簡易な舗装点検に関する検討:星研究員
・冬期歩道路面の対策技術に関する検討:井谷研究員
・積雪寒冷地における他産業再生資材を用いた道路舗装の長期供用性について:上野研究員
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03:平成27年度北海道建設技術職員専門研修(主催:北海道建設部、(財)北海道建設
技術センター)で講師を務めます。(雪氷チーム、寒地構造チーム)
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1月21日(木)~1月22日(金)に自治労会館で開催される北海道建設部所属技術職
員及び道内市町村の技術職員を対象とした上記研修において、以下のとおり講義を行
います。
講義:暴風雪と対策(松澤上席研究員)
橋梁の長寿命化について(佐藤主任研究員)
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04:北海道内の吹雪状況がわかる「吹雪の視界情報」を試験公開中(雪氷チーム)
→ http://www2.ceri.go.jp/news2/archives/000095.html
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雪氷チームでは、北海道内の吹雪による視界状況が一目でわかる「吹雪の視界情報」
の試験公開を11月20日に開始しました。パソコンやスマートフォンだけでなく、通常
の携帯でもご利用いただけるので、移動途中の休憩時にも吹雪の状況が確認できます。
さらに、吹雪の視界不良をお知らせする注意喚起メールの自動配信サービスの実験
も開始しています。遠方に移動する際などには、是非ご利用下さい。
最後に、「北の道サポーター」として冬期間の吹雪状況を報告(投稿)していただ
けるボランティアも、引き続き募集しています。投稿された情報は、吹雪情報ページ
に掲載され、ユーザの皆様のお出かけの際などに活用されています。
詳しくは、標記の「北の道サポーター募集」のサイトをご覧ください。前年度まで
に既に登録されている方も、前回と同じニックネームと投稿用アドレスを使用して
投稿ができます。
ご利用に際して、不明な点・ご意見等がありましたら、下記までお知らせ願います。
E-mail:snow@ceri.go.jp
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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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(2015年12月号には寒地道路研究グループからの掲載記事はありません)
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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観ユニット:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震、落石、厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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05:第44回岩盤力学に関するシンポジウムで発表します。(防災地質チーム)
→http://www.rock-jsce.org/index.php?44th_RM_Sympo
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平成28年1月8日,9日で九州大学伊都キャンパスにて、第44回岩盤力学に関するシン
ポジウムが開催されます。防災地質チームから日下部総括主任研究員が「凍結融解に
よる劣化を考慮した岩盤斜面の安定性評価に関する考察」、岡崎主任研究員が
「岩石の時間依存性劣化過程の室内試験による分析」と題して発表します。
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06:第56回地盤工学会北海道支部技術報告会で発表します。(寒地地盤チーム)
→http://jgs-hokkaido.org/pastweb/hokkaido.html
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平成28年1月28日,29日で寒地土木研究所にて、第56回地盤工学会北海道支部技術
報告会が開催され、寒地地盤チームから6編の発表があります。
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07:土研新技術ショーケース2016in仙台に参加します(耐寒材料チーム)
→http://www.ceri.go.jp/contents/showcase/2016sendai.html
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1月20日(水)に仙台市の東京エレクトロンホール宮城で開催される土研ショー
ケースの講演会において,耐寒材料チームの研究成果を発表します.
・超音波によるコンクリートの凍害劣化点検技術(表面走査法):遠藤研究員
・改質セメントによるコンクリートの高耐久化技術:吉田主任研究員
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08:第23回超音波による非破壊評価シンポジウムに参加します(耐寒材料チーム)
→http://www.jsndi.jp/sciences/pdf/23th_ut_sympo_pro.pdf
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1月28日(木)~29日(金)に(一社)日本非破壊検査協会 亀戸センターで開催さ
れる上記シンポジウムにおいて, 耐寒材料チームから水田研究員が論文を発表します.
・コンクリートの凍害劣化進行と超音波伝播速度の関係について:水田研究員
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09:「本別町道の駅研修会」で講師を務めました(地域景観ユニット)
→ http://scenic.ceri.go.jp/index.htm
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12月7日、本別町主催の標記の研修会が同町コミュニティセンターにて開催され、
以下の講演と意見交換会の講師を務めました。
「地域を豊かにする道の駅とは」松田総括主任研究員
「本別の道の駅と屋外公共空間を活かしたまちづくりの可能性」笠間研究員
地域景観ユニットでは、研究成果やこれまでの知見をもとに、道の駅やその他の公
共空間の整備・改善について、講演や技術相談などの依頼に応じアドバイスを行って
います。本研修会では、旧鉄道駅を活用した道の駅の将来像や駅駐車場、駅前広場の
改善などの課題について、具体的な議論を行いました。
本研修会には、町長をはじめ役場職員や観光協会、商工会、町民の皆さんなど40名
以上の方が参加し、活発な意見交換会となりましたました。
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10:「函館市景観研修会」で講師を務めました(地域景観ユニット)
→ http://scenic.ceri.go.jp/index.htm
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11月27日、函館市主催の標記研修会が市役所にて開催され、以下の講演と意見交換
会の講師を務めました。
「景観の理解と見方-港町函館の良好な景観形成に向けて-」松田総括主任研究員
本研修会は、北海道新幹線の開業を来春に控え、函館の景観を生かしたまちづくり
や観光振興を目的に開催され、同市の景観まちづくり課をはじめ、道路や建築、造園
などの関係職員が参加し、活発な意見交換が行われました。
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11:「日本で最も美しい村連合景観勉強会」で講師を務めました(地域景観ユニット)
→ http://scenic.ceri.go.jp/index.htm
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12月11日、日本で最も美しい村連合主催の標記勉強会が東京神田の同連合事務局で
開催され、以下の講演と意見交換会の講師を務めました。
「教養としての景観とその理解の仕方-日本で最も美しい村の公共空間の景観形成
に向けて-」松田総括主任研究員
本勉強会は、美しい村の審査などを行う同連合の資格委員をはじめ、事務局職員な
どの同連合関係者の景観に関する知識の向上を目的に開催され、講演後には活発な意
見交換が行われました。
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12:「公共空間の印象に関するアンケート」にご協力ください(地域景観ユニット)
→ http://northern-road.jp/navi/
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地域景観ユニットでは、公共空間の印象に関するアンケートを実施します。このア
ンケートは、道路や河川、公園などの公共空間における景観をより良くしていくため
に、それらの空間から感じる印象をお答えいただくアンケートです。
アンケートは、「北の道ナビ」WEB上にて1月22日まで実施予定です。
回答者の中から抽選で50名様に、QUOカード1,000円分をプレゼントいたします。
皆様のご回答をお待ちしております。 → http://northern-road.jp/navi/
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・土木学会北海道支部年次技術研究発表会
期間:平成28年1月30日(土)~31日(日)
場所:北海道大学工学部,高等教育推進機構
論文申し込みは終了
https://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/_contents/active/h27/151015/index.htm
・第59回(平成27年度)北海道開発技術研究発表会
期間:平成28年2月16日(火)~18日(木)
場所:北海道開発局研修センター(札幌市東区北6条東12丁目)
http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/gijyutu/giken/h27gikengaiyo.html
・第31回北方圏国際シンポジウム
期間:平成28年2月22日(月)~24日(水)
場所:紋別市文化会館
研究発表申込み締め切り:平成27年12月4日(金)
http://www.o-tower.co.jp/okhsympo/top-index.html
[国内]
・第28回ゆきみらい研究発表会
期間:平成28年2月10日(水)
場所:アイーナいわて県民情報交流センター(盛岡市)
論文申込は終了
http://www.thr.mlit.go.jp/yukimirai_morioka/event2.html
[海外]
・第95回TRB年次総会
期間:平成28年1月10日(日)~14日(木)
場所:ワシントンD.C.(アメリカ合衆国)
論文申込は終了
http://www.trb.org/Main/Home.aspx
・2016年冬期道路管理と陸上交通気象に関する国際会議
期間:平成28年4月25日(月)~27日(水)
場所:コロラド州(アメリカ合衆国)
アブストラクト提出は終了
http://www.trb.org/main/blurbs/172006.aspx
・ISCORD
期間:平成28年05月18日(水)~20日(金)
場所:仁川(韓国)
論文概要申込は終了
http://iscord2016.com/
・SnowEngineering
期間:平成28年6月14日(火)~17日(金)
場所:ナント(フランス)
概要締切:平成27年10月31日(土)
本論文締切:平成28年2月29日(月)
http://www.snoweng2016.org/
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■編集後記
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私事ですが、五十歳を迎えました。先日、或る小説を読んでいると、「五十歳ほど
の媼」というくだりが出てきました。時代背景を考慮しても五十歳で老人とは少し衝
撃的な感じがします。一方、論語には「五十にして天命を知る」とありますが、果た
してその境地に達したと言えるのか自問自答する次第です。
さて、今年も一年が終わります。来年も引き続き、北の道リサーチニュースをご愛
読くださいますようお願いします。
雪氷チーム上席研究員 松澤 勝
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