北の道

HOME > メールニュース一覧 > メールニュース

【北の道リサーチニュース:第135号(2014年12月)】を発行しました

寒地道路研究グループ : 2014年12月26日

12月26日に【北の道リサーチニュース:第135号(2014年12月)】を発行しました。

このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。

皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。 メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。

▼お問合せ  

【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで

編集チームのメールアドレス:mailadd.gif

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【北の道リサーチニュース:第135号(2014年12月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■寒地道路研究グループニュース
01:ゆきみらい研究発表会で発表します(寒地道路研究グループ、地域景観ユニット)
02:北海道内の吹雪状況がわかる「吹雪の視界情報」を試験公開中(雪氷チーム)
03:地域ITS研究会で講演しました(雪氷チーム)
04:中央アジアからの研修員を対象に講演しました(雪氷チーム)
■研究紹介
05:(報文)冬期道路のモビリティ評価手法に関する研究(寒地交通チーム)
■関連研究チームニュース
06:「第55回地盤工学会北海道支部技術報告会」で発表します
 (寒地地盤チーム、防災地質チーム)
07:第43回岩盤力学に関するシンポジウムで発表します(防災地質チーム)
08:土研新技術ショーケース2015in札幌に参加します(耐寒材料チーム)
09:平成26年度建設事業専門研修会の講師を務めます(耐寒材料チーム)
10:土木学会北海道支部 平成26年度年次技術研究発表会(主催:土木学会北海道支部)
 にて発表します.(寒地道路保全チーム)
11:土木学会景観デザイン研究発表会で受賞しました(地域景観ユニット)
12:宗谷&上川北部の「道の駅」品質向上協議会で講師を務めました
(地域景観ユニット)
13:「平成26年度 国道238景観検討ワークショップ」で話題提供しました
(地域景観ユニット)
14:「北海道開発局景観研修」で講師を務めました(地域景観ユニット)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■寒地道路研究グループニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
01:ゆきみらい研究発表会で発表します(寒地道路研究グループ、地域景観ユニット)
http://www.hrr.mlit.go.jp/yuki/2015/event2.html
----------------------------------------------------------------------------
 1月30日(金)にアオーレ長岡(新潟県長岡市)で標記研究発表会が開催されます。
発表会は、「積雪寒冷地」の快適な生活環境づくりを目指し、市民、行政、研究機関、
企業等が行っている様々な取り組みや調査研究に関して、幅広く地域の方々と議論し、
情報交換を行うことを目的としています。寒地道路研究グループ、地域景観ユニット
からは、以下の論文を投稿しています。

[口頭発表]
<寒地交通チーム>
・冬期道路条件下での排水性舗装とSMA 舗装の有効性に関する室内試験
 :高橋総括主任研究員
<雪氷チーム>
・吹雪視界予測情報の活用状況と今後の取り組みについて:原田研究員
・吹雪の投稿情報提供と自動撮影投稿システムについて:國分研究員
<地域景観ユニット>
・暴風雪災害における「道の駅」の防災機能に関する考察:吉田研究員

[論文集掲載]
<寒地交通チーム>
・ラウンドアバウトにおける大型車の冬期走行特性について:宗広主任研究員
・冬期道路の路面すべり特性診断技術に関する研究:徳永主任研究員
・すべり止め材の加熱水混合散布に関する実道試験:切石研究員
<雪氷チーム>
・雪崩予防柵の設計基準の変遷と地域特性について:伊東主任研究員
・吹き払い柵の防雪機能と下部間隙の関係について:渡邊研究員
----------------------------------------------------------------------------
02:北海道内の吹雪状況がわかる「吹雪の視界情報」を試験公開中(雪氷チーム)
http://www2.ceri.go.jp/news2/archives/000040.html
----------------------------------------------------------------------------
 雪氷チームでは、北海道内の吹雪による視界状況が一目でわかる「吹雪の視界情報」
の試験公開を行っています。パソコンやスマートフォンだけでなく、通常の携帯でも
ご利用いただけるので、移動途中の休憩時にも吹雪の状況が確認できます。
 さらに、吹雪の視界不良をお知らせする注意喚起メールの自動配信サービスの実験
も開始しています。年末年始等で遠方に移動する際などには、是非ご利用下さい。
 最後に、「北の道サポーター」として冬期間の吹雪状況を報告(投稿)していただ
けるボランティアも、引き続き募集しています。投稿された情報は、吹雪情報ページ
に掲載され、ユーザの皆様のお出かけの際などに活用されています。 
 ご協力いただいた方の中から、投稿回数が上位の方またはアンケートにご協力いた
だいた方を対象として、来年5月ごろに抽選で粗品を進呈させて頂く予定です。
 詳しくは、標記の「北の道サポーター募集」のサイトをご覧ください。前年度まで
に既に登録されている方も、前回と同じニックネームと投稿用アドレスを使用して投
稿ができます。
 ご利用に際して、不明な点・ご意見等がありましたら、下記までお知らせ願います。
 E-mail:snow@ceri.go.jp
----------------------------------------------------------------------------
03:地域ITS研究会で講演しました(雪氷チーム)
http://www2.ceri.go.jp/news2/archives/000045.html
----------------------------------------------------------------------------
 12月4日に開催された、第2回地域ITS研究会(主催:北海道ITS推進フォーラム)で、
雪氷チームの國分研究員が「吹雪の視界情報インターネット提供実験について」と題
してインターネットサイト「吹雪の視界情報」に関する講演を行い、活発な討議が交
わされました。なお、地域ITS研究会は、北海道ITS推進フォーラムの主催で毎年3回
ほど開催されるものです。
----------------------------------------------------------------------------
04:中央アジアからの研修員を対象に講演しました(雪氷チーム)
http://www2.ceri.go.jp/news2/archives/000043.html
----------------------------------------------------------------------------
 11月27日午前に、当研究所にて、雪氷チームの中村総括主任研究員が、中央アジア
(アゼルバイジャン,キルギス,モルトバ,タジキスタン,ウクライナ)からの研修
員10名を対象に「寒冷地道路の技術開発(地吹雪対策等)」について講演しました。
 また午後からは、石狩吹雪実験場で防雪柵など防雪対策の試験に関する説明を行い
ました。これらの研修員は、JICA北海道の「道路維持管理」研修で来日されていると
のことです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
 くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
05:(報文)冬期道路のモビリティ評価手法に関する研究(寒地交通チーム)
http://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/58603/
----------------------------------------------------------------------------
 本研究では、冬期道路施策・管理の効率化を目的に、実道での走行試験を通して、
路面すべり抵抗値、視程、道路有効幅員および路面平坦性の変化が走行速度の低下に
及ぼす影響の評価方法を提案した。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観ユニット:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震、落石、厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
06:「第55回地盤工学会北海道支部技術報告会」で発表します
 (寒地地盤チーム、防災地質チーム)
http://jgs-hokkaido.org/pastweb/informations/2014information/150130geotechnical-report/H26announce.html
----------------------------------------------------------------------------
 平成27年1月30日-31日に室蘭工業大学において標記報告会(主催:地盤工学会北海
道支部)が開催されます。
 寒地地盤チーム、防災地質チームから、以下の発表を行います。
【寒地地盤チーム】
橋本 聖「積雪寒冷地の温度条件を考慮したアンカー式補強材の引抜き試験」
江川拓也「遠心力模型実験に基づく火山灰質地盤の液状化中の杭水平地盤反力係数の評価」
佐藤厚子「冬期施工における盛土の施工法と品質について」
山田 充「衝撃加速度を用いた路床、路盤の品質管理方法の検討について」
安達隆征「グラウンドアンカー、地山補強土工に作用する凍上力の実測と算定事例の比較」
山木正彦「繰返しせん断を受けた泥炭の剛性変化に関する考察」
林 宏親「泥炭地盤における道路盛土の沈下補修に関する解析的検討」
福島宏文「アスファルト再生骨材と粘土の混合材の力学特性」
【防災地質チーム】
倉橋稔幸「9.11 支笏豪雨災害における土石流の発生実態」
----------------------------------------------------------------------------
07:第43回岩盤力学に関するシンポジウムで発表します(防災地質チーム)
----------------------------------------------------------------------------
 平成27年1月8日~9日に、土木会館(東京)にて標記シンポジウム(主催:(公社)
土木学会)が開催されます。
 防災地質チームの岡崎健治主任研究員が「変質安山岩の経年劣化と鉱物学的特徴に
関する考察」と題して発表を行います。
----------------------------------------------------------------------------
08:土研新技術ショーケース2015in札幌に参加します(耐寒材料チーム)
http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2015/0115/showcase.html
----------------------------------------------------------------------------
 1月15日に札幌のアスティ45で開催される土研新技術ショーケースの講演会にお
いて,耐寒材料チームの研究成果を発表します.
 「改質セメントによるコンクリートの高耐久化技術)」(吉田主任研究員)
----------------------------------------------------------------------------
09:平成26年度建設事業専門研修会の講師を務めます(耐寒材料チーム)
http://www.hkk.or.jp/kenshu/h26senmon.html
----------------------------------------------------------------------------
 1月28日(水)に釧路の釧路キャッスルホテルで開催される上記研修会(主催:北海道
開発協会,釧路建設(業)協会)において,耐寒材料チームの三原総括主任研究員が
講師を務めます.
 「コンクリート長寿命化と維持補修-維持管理を中心に-」(三原総括主任研究員)
----------------------------------------------------------------------------
10:土木学会北海道支部 平成26年度年次技術研究発表会(主催:土木学会北海道支部)
 にて発表します.(寒地道路保全チーム)
http://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/_contents/active/h26/141015/index.htm
----------------------------------------------------------------------------
 1月31日(土)~2月1日(日)に室蘭工業大学で開催される上記発表会において,論文を
発表します.

 「吸水率が異なる再生粗骨材を使用したプレキャストコンクリート製品の積雪寒冷
  地での適用性」(清野研究員)
 「高規格幹線道路における表層混合物に関する研究」(田中研究員)
 「北海道における既設コンクリート舗装の現状」(上野研究員)
 「非破壊試験による空港舗装体の劣化診断技術に関する一検討」(安倍主任研究員)
 「クラックシール材の低温時性能の評価方法と性能向上に関する一検討」(丸山総
  括主任研究員)
----------------------------------------------------------------------------
11:土木学会景観デザイン研究発表会で受賞しました(地域景観ユニット)
http://scenic.ceri.go.jp/
----------------------------------------------------------------------------
 12月5日~7日、標記研究発表会が大阪工業大学大大宮キャンパスにて開催され、
「NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク」と共同で発表した以下のポス
ターが、優秀ポスター賞を受賞しました。
 本研究発表会での地域景観ユニットの受賞は3年連続となります。

優秀ポスター賞
・「無電柱化事業の課題と今後の技術開発について」
 (岩田研究員、松田総括、井上利一NPO事務局長、3名連名での受賞)
----------------------------------------------------------------------------
12:宗谷&上川北部の「道の駅」品質向上協議会で講師を務めました
(地域景観ユニット)
http://scenic.ceri.go.jp/
----------------------------------------------------------------------------
 12月9日、猿払村にて稚内開発建設部主催の標記協議会が開催され、松田総括主任
研究員が以下の基調講演と意見交換会の講師を務めました。

 講演:「道の駅の防災機能について考える」

 講演では、暴風雪災害時の道の駅への避難や自治体の支援状況などを中心に、平時
の機能や魅力の向上につながる効果的で効率的な道の駅の防災機能向上策について講
演しました。
 また、講演後に昨年度の協議会での技術指導を参考に各駅が改善した内容について
参加者と意見交換会を行いました。
 協議会には、管内4駅と上川管内の中川町、音威子府村の自治体や道の駅の管理者、
開発建設部など、約20名の方が参加しました。
----------------------------------------------------------------------------
13:「平成26年度 国道238景観検討ワークショップ」で話題提供しました
(地域景観ユニット)
→ http://scenic.ceri.go.jp/
----------------------------------------------------------------------------
 12月10日、宗谷シーニックバイウェイルートである国道238号の沿道景観の改善を
目的に、稚内開発建設部主催の標記WSが開催され、松田総括研究員が「宗谷シー
ニックバイウェイの魅力を生かした道路景観形成に向けて」と題して話題提供を行
ないました。
 また、二ノ宮研究員が「冬期の道路機能と景観向上が両立する道路施設」の事例
紹介、寒地交通チームの宗広主任研究員が技術的助言を行いました。
 本WSには、稚内開発建設部をはじめ、WSを構成する地域の関係者の方々が参
加し、現道における景観の課題や具体的な景観向上策などについて、活発な意見交
換が行なわれました。
----------------------------------------------------------------------------
14:「北海道開発局景観研修」で講師を務めました(地域景観ユニット)
→ http://scenic.ceri.go.jp/
----------------------------------------------------------------------------
 11月19日、22日、北海道開発局開発環境課主催の標記研修が第1合同庁舎にて開催
され、松田総括主任研究員と笠間研究員が以下の講義を行いました。

 「教養編:土木景観の理解と見方」
 「実践編:景観計画・設計の基本的な考え方」

 本研修には、北海道開発局の道路・河川・農業・港湾担当の技術職員の他、開発環
境課の職員が研修に参加しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 →  http://northern-road.jp/navi/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■道内・国内・海外ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[道内]
・土木学会北海道支部 平成26年度 年次技術研究発表会
 期間:平成27年1月31日(土)~2月1日(日)
 会場:室蘭工業大学
 http://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/jsce-hc.html
・第58回(平成26年度)北海道開発技術研究発表会
 期間:平成27年2月17日(火)~19日(木)
 会場:北海道開発局研修センター(札幌市東区北6条東12丁目)
 http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/gijyutu/giken/h26giken/H26gikengaiyo.html

[国内]
・ゆきみらい研究発表会
 期間:平成27年1月30日(金)
 会場:アオーレ長岡
 論文申込は終了
 http://www.hrr.mlit.go.jp/yuki/2015/index.html
 
[海外]
・第94回TRB年次総会
 期間:平成27年1月11日(日)~15日(木)
 場所:ワシントンD.C.(アメリカ合衆国)
 論文投稿は終了
 http://www.trb.org/AnnualMeeting2015/AnnualMeeting2015.aspx
・Cold Regions 2015 Conference
 期間:平成27年7月19日(日)~22日(水)
 場所:ソルトレイクシティ(アメリカ合衆国)
 論文申込は終了
 http://ce.byu.edu/cw/asce/
・第25回世界道路会議
 期間:平成27年11月2日(月)~6日(金)
 場所:ソウル(韓国)
 論文申込は終了
 http://piarcseoul2015.org/wrcs/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 最近の寒波で、私も含め、寒地土研では、マスコミの取材対応が続いています。
いつも難しさを感じるのは、一言でわかりやすく説明することです。
研究の場合、様々な前提条件によって得られる結果は異なることがあります。
自然現象であればなおさらです。そのため、説明を省けば誤解を与える可能性も
あります。一方、報道では、紙面枠や時間枠という制限があります。
 様々な制限の中で、誤解を与えないようにわかりやすく伝えるということの難
しさを感じています。

                 雪氷チーム 上席研究員 松澤 勝
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<< メールニュース一覧へ

Copyright 2015 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所 All Rights Reserved