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【北の道リサーチニュース:第129号(2014年6月)】を発行しました

寒地道路研究グループ : 2014年6月30日

6月30日に【北の道リサーチニュース:第129号(2014年6月)】を発行しました。

このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信

基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を

提供するものです。

皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。

▼お問合せ
 【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで
編集チームのメールアドレス:mailadd.gif

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【北の道リサーチニュース:第129号(2014年6月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:平成26年度寒地土木研究所一般公開のお知らせ
02:吹雪の視界情報に関するアンケート結果について(雪氷チーム)
■研究紹介
03:(技術資料)道路構造物からの落氷雪の衝撃荷重について(雪氷チーム)
04:(技術資料)地震による雪崩発生条件に関する検討(雪氷チーム)
■関連研究チームニュース
05:EE東北'14でパネル展示とプレゼンテーションを行いました(地域景観ユニット)
06:JICA国際研修「中央アジアコーカサス地域幹線道路沿線地域開発コース」で
講師を務めました(地域景観ユニット)
07:大阪にてNPO主催の電線電柱の景観に関する講演を行いました
(地域景観ユニット)
08:「第49回地盤工学研究発表会」(http://49jiban.jp/)で発表します
  (地質研究監、寒地地盤チーム、防災地質チーム)
09:「13th Global Joint Seminar on Geo-Environmental Engineering」(第13回地盤
環境工学に関する世界ジョイントセミナー)で発表しました(防災地質チーム)
10:第8回日韓ワークショップに参加します(寒地保全技術研究グループ)
11:「四国地方整備局・大学との意見交換会」で講演します(耐寒材料チーム)
12:「橋梁メンテナンスエキスパート養成講座」で講師を務めます(耐寒材料チーム)
13:コンクリート工学年次大会2014に参加します(耐寒材料チーム)
14:4th International Conference on Durability of Concrete Structures
(第4回コンクリート構造物の耐久性に関する国際会議)に参加します
  (寒地保全技術研究グループ)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:平成26年度寒地土木研究所一般公開のお知らせ
http://www.ceri.go.jp/contents/ippannkoukai/2014koukai.html
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 寒地土木研究所では、毎年7月の「国土交通Day」に合わせて、研究所の役割や成
果をわかりやすく紹介するために、一般公開を行っています。
 今年も、14の研究チームと研究ユニットが、子供達から一般の方々まで楽しんで
いただけるような参加・体験型のイベントを行う予定です。また、寒冷地土木技術に
関する技術相談コーナーを設置し、土木技術者の方々とも交流する機会を設けます。
併せて、パネル展示によって、当研究所が開発し、土木の現場に導入されている技術
を紹介する予定です。
 昨年度に続き、札幌市教育委員会の後援を受けており、子供達にもわかりやすい内
容で暮らしを支える土木の役割を伝えていきたいと考えています。
 今年も多くの皆様のお越しを職員一同お待ちしております。
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02:吹雪の視界情報に関するアンケート結果について(雪氷チーム)
http://www2.ceri.go.jp/news2/archives/000017.html
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 雪氷チームでは、吹雪時の視界情報(現況と予測)や、利用者からの吹雪投稿情報を
提供する「吹雪の視界情報」を12月1日から5月7日までWEB(北の道ナビ)上で行いました。
さらに、吹雪の視界不良をお知らせする注意喚起メールの自動配信サービスも平成25年
12月20日から始めました。
「吹雪の視界情報」及び「メール配信サービス」の利用状況及び改善点の把握のため、
平成26年4月~5月に同WEB上でアンケートを実施しました。この度、アンケートの結果
をとりまとめましたので、下記URLにてお知らせします。ご協力いただきました皆様には
心より御礼申し上げます。
・吹雪の視界情報アンケート結果
http://www.northern-road.jp/navi/survey/2013a/survey2013_01_syukei.html
・メール配信サービスアンケート結果
http://www.northern-road.jp/navi/survey/2013a/survey2013_02_syukei.html
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■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
 くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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03:(技術資料)道路構造物からの落氷雪の衝撃荷重について(雪氷チーム)
http://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/57192/ 
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道路案内標識等の道路施設からの落雪を想定し、衝撃荷重を把握するために密度や
硬度の小さな雪を含む様々な雪質条件で計測実験を行った。さらに、本実験の結果に
基づき、衝撃荷重の推定方法について検討を行った。
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04:(技術資料)地震による雪崩発生条件に関する検討(雪氷チーム)
http://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/57193/ 
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斜面積雪の安定度の考え方に基づき地震時の雪崩発生条件を検討した。その結果、
地震を考慮した斜面積雪の安定度を用いることで、積雪深と水平震度を指標にした
地震時の雪崩発生条件を示すことができると考えられる。
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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観ユニット:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震、落石、厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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05:EE東北'14でパネル展示とプレゼンテーションを行いました(地域景観ユニット)
http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/J78201/homepage/eetohoku/ee14/index.html
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6月4日-5日、仙台市のみやぎ産業交流センター「夢メッセMIYAGI」にて
「EE東北'14」が開催されました。
 地域景観ユニットからは、『地域性を踏まえた実践的なルールづくりに関する技術
資料(案)について』と題して、二ノ宮研究員がプレゼンテーションするとともに、
以下の3つ普及技術についてパネル展示を行いました。

「北海道の道路デザインブック(案)」
http://scenic.ceri.go.jp/pdf_manual/designbook201004_all.pdf
「北海道における道路景観チェックリスト(案)」
http://scenic.ceri.go.jp/pdf_manual/checklist201004_all.pdf
「路側式道路案内標識」
http://scenic.ceri.go.jp/pdf_pamphlet/2013/panf-201307-roadsign_roadside.pdf
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06:JICA国際研修「中央アジアコーカサス地域幹線道路沿線地域開発コース」で
講師を務めました(地域景観ユニット)
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 6月23日、札幌市のJICA札幌にて、(独)国際協力機構(JICA)主催の標記
研修が行われ、松田総括主任研究員が「道の駅事業制度と沿線地域の開発」に関する
講義の講師を務めました。
 本研修は、道路整備の効果を地域に直接もたらすための沿線開発を目的に、アゼル
バイジャン、アルメニア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、
ウズベキスタンからの研修生13名が参加しています。講演後には、道の駅の効果や整備
手法について意見交換を行いました。
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07:大阪にてNPO主催の電線電柱の景観に関する講演を行いました
(地域景観ユニット)
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 6月24日、大阪市の生涯学習センターにて、NPO法人電線のないまちづくりネット
ワーク主催のセミナーが開催され、松田総括主任研究員が「郊外部における電線電柱類
の景観への影響と景観向上策」-景観工学から電線電柱の景観を考える-と題して基調
講演を行いました。
 このセミナーには、NPO会員で景観に関する学識者、電線地中化に関係するメーカー
やコンサルタントなど、一般市民など約60名が参加しました。
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08:「第49回地盤工学研究発表会」(http://49jiban.jp/)で発表します
  (地質研究監、寒地地盤チーム、防災地質チーム)
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 7月15日~17日に、福岡県北九州市で標記発表会(主催:地盤工学会)が開催され
ます。地質研究監、寒地地盤チーム、防災地質チームから以下の論文を発表します。
【寒地地盤チーム】
・冨澤幸一:泥炭性軟弱地盤における既設杭基礎の耐震補強技術の実験的検討
      (その2:組杭挙動)
・林 宏親:過圧密履歴を受けた泥炭の初期せん断剛性と剛性のひずみ依存性
・山木正彦:泥炭のせん断剛性に及ぼす繰返しせん断履歴の影響
・佐藤厚子:冬期土工による盛土の性状
・安達隆征:グラウンドアンカー・地山補強土工における凍上力の実測事例
・橋本 聖:温度条件の違いによる帯鋼補強材の引抜き特性について
・江川拓也:液状化中の火山灰質地盤における杭の水平地盤反力に関する
      遠心力模型実験
・山田 充:のり面における植生生育状況と土質性状の関係について
【防災地質チーム・地質研究監】
・伊東佳彦:融雪期に発生する道路斜面災害の評価手法の事例研究
・日下部祐基:遠心力模型実験による亀裂周辺の劣化を考慮した岩盤崩落に
      関する研究
・田本修一:岩石由来の酸性水発生予測評価に関する検討
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09:「13th Global Joint Seminar on Geo-Environmental Engineering」(第13回地盤
環境工学に関する世界ジョイントセミナー)で発表しました(防災地質チーム)
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 5月30日に札幌市で標記セミナー(主催:香川高専、京都大学、北海道大学、ソウ
ル大学、ジョセフフーリエ大学)が開催され、田本研究員が「Characterization of
arsenic adsorption onto naturalmaterials as an adosorption layer」(天然材料
を用いた吸着層のヒ素吸着特性)を発表しました。
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10:第8回日韓ワークショップに参加します(寒地保全技術研究グループ)
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 6月30日(月)~7月3日(木)につくば中央研究所で開催される上記ワークショップ
(土研と韓国建設技術研究院(KICT)の技術交流ワークショップ)に、耐寒材料チーム
から島多上席研究員と三原総括主任研究員が参加します。
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11:「四国地方整備局・大学との意見交換会」で講演します(耐寒材料チーム)
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 7月8日(火)に四国地方整備局(高松サンポート合同庁舎内)で開催される標記の意見
交換会(つくば技術推進室主催)において、耐寒材料チームの三原総括主任研究員が
以下の開発技術について講演します。
・表面含浸工法によるコンクリートの耐久性向上技術  三原 慎弘
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12:「橋梁メンテナンスエキスパート養成講座」で講師を務めます(耐寒材料チーム)
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 7月8日(火)~9日(水)に寒地土木研究所講堂で開催される北海道開発局主催の標記
の講習会において、耐寒材料チームの嶋田主任研究員、内藤主任研究員、遠藤研究員
が講師を務めます。
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13:コンクリート工学年次大会2014に参加します(耐寒材料チーム)
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 7月9日(水)~7月11日(金)に香川県高松市で開催される上記大会(JCI主催)の第36回
コンクリート工学講演会において、耐寒材料チームから以下の発表を行います。
・養生がコンクリートの含水率や品質に及ぼす影響と超音波による品質評価 吉田行
・塩分環境下での凍害の進行に及ぼす乾燥・乾湿の影響  遠藤 裕丈
・リスクを考慮した劣化構造物の維持管理方法の提案  水田 真紀
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14:4th International Conference on Durability of Concrete Structures
(第4回コンクリート構造物の耐久性に関する国際会議)に参加します
  (寒地保全技術研究グループ)
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 7月23日(水)~7月26日(土)にアメリカ ウェストラファイエットのパデュー大学
で開催される上記国際会議(主催:パデュー大学(米)、クイーンズ大学(英)、
浙江大学(中)、北海道大学)において,耐寒材料チームから以下の発表を行います。
・Structural Property Evaluation of Freeze-Thaw-Damaged RC Beam Members by
Nonlinear Finite-element Analysis(凍結融解作用により劣化したRCはり部材の
非線形有限要素解析による構造性能評価) 林田 宏
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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 北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。

北の道ナビ新着情報 →  http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・第30回寒地技術シンポジウム
 期間:平成26年12月2日(火)~4日(木)
 会場:札幌コンベンションセンター(北海道札幌市白石区東札幌6条1丁目)
 ※発表申込:査読論文は平成26年7月18日(金)まで
       報告論文は平成26年8月29日(金)まで
 http://www.decnet.or.jp/project/ctc/index.html


[国内]
・第34回交通工学研究発表会
 期間:平成26年8月7日(木)~8日(金)(予定)
 会場:東京都区内(予定)
 発表申込:平成26年4月14日(月)~5月9日(金)正午
 http://www.jste.or.jp/index.html

・土木学会平成26年度全国大会 第69回年次学術講演会
 期間:平成26年9月10日(水)~12日(金)
 会場:大阪大学豊中キャンパス
 ※講演申込は終了 
 http://committees.jsce.or.jp/zenkoku/

・雪氷研究大会(2014・八戸)
 期間:平成26年9月20日(土)~9月23日(火・祝)
 会場:八戸工業大学(八戸市妙字大開88-1)
 ※発表申込:平成25年7月16日(水)正午まで
 https://sites.google.com/site/jcsir2014/

・第50回土木計画学研究発表会
 期間:平成26年11月1日(土)~3日(月)
 会場:鳥取大学
 講演申込:8月1日(金)17時 締切
 http://www.jsce.or.jp/committee/ip/conference/ip50/kaikoku.shtm

 
[海外]
・第21回ITS世界会議
 期間:平成26年9月7日(日)~11日(木)
 会場:デトロイト(アメリカ合衆国)
 ※論文募集は終了
 http://itsworldcongress.org/

・第94回TRB年次総会
 期間:平成27年1月11日(日)~15日(木)
 場所:ワシントンD.C.(アメリカ合衆国)
 論文投稿:平成26年8月1日(金)締切
 http://www.trb.org/AnnualMeeting2015/AnnualMeeting2015.aspx

・第25回世界道路会議
 期間:平成27年11月2日(月)~6日(金)
 場所:ソウル(韓国)
 論文募集:平成26年9月30日(火)
 http://piarcseoul2015.org/eng/
 
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■編集後記
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 寒地道路研究グループは、主に冬期道路の研究をしているので、しばしば夏季は
それほど忙しくないと思われているふしがありますが、それは誤解です。4月から
内部、外部の研究評価委員会が毎月のようにあります。研究の年次に応じて事前、
中間、事後の評価が行われます。研究予算にも関わることなので必死です。ようやく、
先週までで、外部評価委員会の各分科会が終わり、これから、冬期に取ったデータ
の分析や論文執筆などに集中です。(ただし、上部の研究評価委員会が7月末にある
ので、グループ長の出番はまだ続きますが...)
 さて、今月号の記事にもありますが、7月4,5日は寒地土木研究所の一般公開です。
来客の皆様が楽しみながら防雪について理解してもらえるよう議論を重ねて準備して
きました。皆様のお越しをお待ちしています。
 
 
              雪氷チーム 上席研究員  松澤 勝
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