雪崩に関する基礎情報

ドライブ前に雪崩チェックポイント

出発前には…

気象情報をチェック!

 これから自分が向かおうとしているところの気象情報を確認しましょう。このページを見ている皆さんならば、インターネットがオススメです。事前の情報があると、心構えが出来ますね。雪崩が発生している日は、その周辺でも雪崩のポテンシャルが高くなっているので要注意です!

いざ出発!その前に…

 もし、事前の情報で危険だな・・・と感じたら、車にも念のため装備をしましょう。スコップや牽引ロープはいざという時に役立ちます。

 また、悪天時に遠出をする場合は、家族にも行き先を知らせておきましょう。

ドライブ中…

道路沿いのこんな景色に
要注意

 雪崩は、同じ場所で発生することが多いです。また、雪崩の発生区は、道路から見えない斜面上方に存在することもあります。山岳道路では慎重な運転を心がけましょう。

 山間部の道路沿いには、雪崩と関係の深いポイントがあります。

 雪庇や雪崩発生の跡などの雪崩のシグナルを示す自然現象の他に、雪崩対策工のある場所にも着目してみましょう。

 雪山のドライブを楽しんでいても、ふと目に入ったら気持ちを引き締めましょう!

疲れたな・・・そろそろ休憩

 ドライブを楽しむには、休憩を取ることも大事です。

 ここで注意! 雪崩対策工のある道路とその周辺では、長時間の駐停車などをしないようにしましょう。

 「なぜそこに雪崩対策が施されているのか?」を思い出しましょう。

道路沿いでの雪崩

 道路沿いで発生する雪崩には次のようなものがあります。

自然斜面で発生する雪崩

 自然斜面の沢や谷などの地形や卓越風向により吹きだまりが出来ることで、雪崩発生の危険度が高まることがあります。

切土法面で発生する雪崩

 切土法面(きりどのりめん)とは、道路や鉄道などで土砂などを切り取った人工斜面のことを言います。

写真提供:(財)日本気象協会

すり抜け現象を伴う雪崩

 すり抜け現象を伴う雪崩は、雪崩の雪が雪崩予防柵・吊柵をすり抜けて道路に達する現象のことを指します。近年、すり抜け現象を伴った雪崩がいくつか報告されています。