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【北の道リサーチニュース :第 160号 (2017年1月)】を発行しました
寒地道路研究グループ : 2017年2月 1日
1月30日に【北の道リサーチニュース:第160号(2017年1月)】を発行しました。
このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報
発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の
最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。 メールニュースについて、
お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。
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編集チームのメールアドレス:
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【北の道リサーチニュース:第160号(2017年1月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:土木学会北海道支部 平成28年度年次技術研究発表会(主催:土木学会北海道支部)
で発表します(雪氷チーム、寒地基礎技術研究グループ、寒地保全技術研究グループ)
02:第60回(平成28年度)北海道開発技術研究発表会で発表します (寒地道路研究グル
ープ、地域景観ユニット、寒地基礎技術研究グループ、寒地保全技術研究グループ、
技術開発調整監)
03:第32回北方圏国際シンポジウムで発表します(雪氷チーム)
04:北海道内の吹雪状況がわかる「吹雪の視界情報」を試験公開中(雪氷チーム)
■研究紹介
05:(技術資料)デジタル住宅地図データを用いた広域路面日陰計算手法
(寒地交通チーム)
■関連研究チームニュース
06:地盤工学会北海道支部技術報告会で発表します(寒地地盤チーム)
07:「北海道コニシベステムスクール」で講師を務めます(寒地道路保全チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:土木学会北海道支部 平成28年度年次技術研究発表会(主催:土木学会北海道支部)
で発表します(雪氷チーム、寒地基礎技術研究グループ、寒地保全技術研究グループ)
→ https://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/_contents/active/h28/170111/index.htm
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2月4日(土)~5日(日)に北見工業大学で開催される上記発表会において、雪氷チーム、
寒地基礎技術研究グループ、寒地保全技術研究グループから以下の論文を発表します。
<雪氷チーム>
・効率的な吹雪時の移動気象観測手法に関する検討(1)-観測時の気象条件-
(伊東主任研究員)
・効率的な吹雪時の移動気象観測手法に関する検討(2)-移動気象観測の観測回数及び
観測延長-(武知研究員)
<寒地構造チーム>
・従来型落石防護柵の重錘衝突実験(荒木研究員)
・従来型落石防護柵の落石すり抜けに関する重錘落下衝撃実験(今野総括主任研究員)
・重錘衝突による落石防護擁壁の耐衝撃挙動(山澤研究員)
・内部劣化を有するRC部材の曲げ耐荷性能について(角間研究員)
・電磁波レーダ法によるRC床版上の滞水検出に関する試み(西上席研究員)
・寒冷地において複合劣化を受けた道路橋RC床版の劣化状況調査 (佐藤主任研究員)
・低温環境下における橋梁用ゴム支承の繰返し圧縮疲労の試験結果(佐藤研究員)
・桁衝突に伴う橋台抵抗特性に関する実験的検討(寺澤研究員)
<寒地地盤チーム>
・融雪期における盛土の安定性に関する一考察(山木研究員)
・泥炭中の微生物数およびウレアーゼ活性度のばらつき(佐藤主任研究員)
・凍上によるテールアルメ補強土壁の被災事例(橋本研究員)
<防災地質チーム>
・トンネルの漏水の発生箇所と発生時期に関する調査事例(岡崎主任研究員)
<寒地道路保全チーム>
・積雪寒冷地におけるアスファルト再生骨材の圧裂試験による品質管理に関する一考察
(安倍主任研究員)
・舗装材料の電気抵抗による凍結融解評価に関する一検討(上野研究員)
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02:第60回(平成28年度)北海道開発技術研究発表会で発表します (寒地道路研究グル
ープ、地域景観ユニット、寒地基礎技術研究グループ、寒地保全技術研究グループ、
技術開発調整監)
→ http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/gijyutu/giken/H28gikengaiyo.html
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2月14日(火)~16日(木)に北海道開発局研修センターで標記発表会が開催されます。
本発表会は、北海道開発事業に係る諸問題に関する調査、研究等の成果を発表するこ
とにより、技術等の向上とその普及を図ることを目的として毎年開催しており、今回
で60回目を迎えます。 寒地道路研究グループ、地域景観ユニット、寒地基礎技術研究
グループ、寒地保全技術研究グループからは、以下の論文発表を行います。
<寒地交通チーム>
・北海道における冬期の交通事故傾向および交通事故リスク要因の分析(齊田研究員)
・積雪寒冷地救急医療支援からみた道路空間・付帯施設の活用の効果(宗広主任研究員)
・高齢運転者を対象とした道路附属物配置実験-製品開発の改善点抽出手法を用いて-
(高田研究員)
・凍結防止剤散布における作業判断支援技術に関する研究(徳永主任研究員)
・新しい非塩化物系凍結防止剤の融氷性能および植物への害に関する研究(佐藤研究員)
・近赤外線およびマイクロ波を用いた路面状態の評価について(中島研究員)
・気温と路面温度の相関に基づく路面温度予測の広域化手法に関する研究(藤本研究員)
<雪氷チーム>
・北海道における短時間多量降雪に起因する雪崩発生の気象の特徴(原田研究員)
・暴風雪災害における情報提供が行動判断に与える影響について(西村総括主任研究員)
・XバンドMPレーダを用いた吹雪検知の可能性について-レーダデータと地上観測結
果の比較-(大宮研究員)
<地域景観ユニット>
・「道の駅」の現地調査から把握した計画・設計の現状と課題について(吉田研究員)
・沿道の屋外広告物が景観へ与える影響と広告効果に関する被験者実験(田宮研究員)
・道路の維持管理における街路樹の効果的なマネジメント手法について
-札幌市の街路樹管理からみた考察-(蒲澤主任研究員)
・景観まちづくりにおける無電柱化の整備効果に関する事例分析(岩田研究員)
・観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間のあり方について(笠間研究員)
<寒地構造チーム>
・積雪寒冷地における橋梁用伸縮装置の劣化損傷とその対策について(佐藤主任研究員)
<寒地地盤チーム>
・経済的な地盤改良技術の改良効果および設計法の提案~グラベル基礎補強併用低改良
率地盤改良について~(橋本研究員)
・発生材料による試験施工-アスファルト廃材および高含水不良土-(佐藤主任研究員)
<耐寒材料チーム>
・施工時にシラン系表面含浸材の含浸深さを非破壊で管理する方法の開発に向けての基
礎実験(遠藤研究員)
・数種の防錆方法を施した鉄筋による腐食促進実験(清野研究員)
・コンクリートの乾燥収縮に及ぼす材齢初期の養生の影響(吉田主任研究員)
・凍害劣化したコンクリート表面に対する表面強化材の修復効果検証実験
(内藤主任研究員)
・国縫橋の地覆コンクリートの部分打替えにおける耐寒剤の適用(嶋田主任研究員)
<寒地技術推進室>
・室内実験における凍結融解サイクルと実環境における供用年数との関係把握に向けた
基礎実験(川村研究員)
<道北支所>
・凍結融解と凍結防止剤の複合作用を受ける道路橋コンクリート部材における塩化物
イオン浸透予測の試み(高田研究員)
<寒地道路保全チーム>
・理論的設計方法を用いたアスファルト舗装設計に関する一検討(安倍主任研究員)
・アスファルト再生骨材の凍上抑制層材料としての検討(上野研究員)
・トンネル内コンクリート舗装の摩擦係数低下要素と粗面化技術による対策効果
-ダイヤモンドグラインディング工法による改善効果-(井谷研究員)
・ひび割れ抑制シートの効果と適用方法に関する検討(丸山総括主任研究員)
・北海道型SMAのきめ深さと走行安全性の関係に関する研究(田中研究員)
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03:第32回北方圏国際シンポジウムで発表します(雪氷チーム)
→ http://www.o-tower.co.jp/okhsympo/top-index.html
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2月19日(日)~22日(水)に紋別市民会館、紋別市文化会館で標記シンポジウムが開催
されます。
本シンポジウムは毎年開催されており、今回で31回目を迎えますが、最新の海氷研究
から北極海航路、地球温暖化、環境問題、オホーツク地域の諸問題まで様々な話題が発
表されます。学術分科会では雪氷チームから、以下の論文発表を行います。
・道路防雪林を通過する風速の変化に関する研究(櫻井研究員)
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04:北海道内の吹雪状況がわかる「吹雪の視界情報」を試験公開中(雪氷チーム)
→ http://www2.ceri.go.jp/news2/archives/000141.html
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雪氷チームでは、北海道内の吹雪による視界状況が一目でわかる「吹雪の視界
情報」の試験公開を11月24日に開始しました。パソコンやスマートフォンだけでな
く、通常の携帯でもご利用いただけるので、移動途中の休憩時にも吹雪の状況が確
認できます。
さらに、吹雪の視界不良をお知らせする注意喚起メールの自動配信サービスの実
験も開始しています。遠方に移動する際などには、是非ご利用下さい。
最後に、「北の道サポーター」として冬期間の吹雪状況を報告(投稿)していた
だけるボランティアも、引き続き募集しています。投稿された情報は、吹雪情報
ページに掲載され、ユーザの皆様のお出かけの際などに活用されています。
ご協力いただいた方の中から、投稿回数が上位の方を対象として、来年5月ごろ
までに抽選で粗品を進呈させて頂く予定です。
詳しくは、標記の「北の道サポーター募集」のサイトをご覧ください。前年度ま
でに既に登録されている方も、前回と同じニックネームと投稿用アドレスを使用し
て投稿ができます。
ご利用に際して、不明な点・ご意見等がありましたら、下記までお知らせ願い
ます。
E-mail:snow@ceri.go.jp
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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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05:(技術資料)デジタル住宅地図データを用いた広域路面日陰計算手法
(寒地交通チーム)
→ http://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/61625/
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本研究では、冬型交通事故の発生リスクに影響を及ぼす日射遮蔽状況の計算手法と
して、デジタル地形データ・建築物形状データを用いた広域路面日射遮蔽計算モデル
を構築し計算精度および速度について検証を行った。
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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観ユニット:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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06:地盤工学会北海道支部技術報告会で発表します(寒地地盤チーム)
→ http://jgs-hokkaido.org/pastweb/hokkaido.html
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2月3日(金)-4日(土)の2日間,北見工業大学(北見市)にて標記報告会が開催され,
寒地地盤チームから7編の発表を行います.
詳しいプログラムは,HPをご覧下さい.
→http://jgs-hokkaido.org/pastweb/hokkaido.html
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07:「北海道コニシベステムスクール」で講師を務めます(寒地道路保全チーム)
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2月16日(木)~17日(金)に北海道コニシベステム工業会で開催される「第8回
北海道コニシベステ ムスクール」(主催:北海道コニシベステム工業会)において,
耐寒材料チームの内藤主任研究員が講師を務めます.
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・地盤工学会北海道支部技術報告会
期間:平成29年2月3日(金)~2月4日(土)
場所:北見工業大学
論文発表申込・原稿募集は〆切済み
http://jgs-hokkaido.org/pastweb/hokkaido.html
・土木学会北海道支部
期間:平成29年2月4日(土)~2月5日(日)
場所:北見工業大学
論文発表申込・原稿募集は〆切済み
・第60回(平成28年度)北海道開発技術研究発表会
期間:平成29年2月13日(月)~16日(木)
場所:北海道開発局研修センター(札幌市東区北6条東12丁目)
http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/gijyutu/giken/H28gikengaiyo.html
・第32回北方圏国際シンポジウム
期間:平成29年2月19日(日)~2月22日(水)
場所:紋別市
申込〆切・要旨は〆切済み
http://www.o-tower.co.jp/okhsympo/top-index.html
・日本気象学会秋季大会
期間:平成29年10月30日(月)~11月2日(木)
場所:北海道大学
http://www.metsoc.jp/
[国内]
・日本気象学会春季大会
期間:平成29年5月25日(木)~28日(日)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
講演申込〆切:平成29年2月7日(オンライン申込)
http://msj.visitors.jp/
・第55回土木計画学研究発表会(春大会)
期間:平成29年6月10日(土)~11日(日)
場所:愛媛大学
概要締切:平成29年2月3日
本論文締切:平成29年4月28日(金)
https://sites.google.com/site/x2017jcsir/home
・第37回交通工学研究発表会
期間:平成29年8月8日(火)~9日(水)(予定)
場所:東京都区内(予定)
発表申込・論文投稿:平成29年4月17日(月)~5月8日(月)
http://www.jste.or.jp/Event/happyo37.pdf
・土木学会平成29年度全国大会 第72回年次学術講演会
期間:平成29年9月11日(月)~13日(水)
場所:九州大学伊都キャンパス
・雪氷研究大会(2017・十日町)
期間:平成29年9月24日(日)~27日(水)
場所:クロステン十日町ほか(主会場・新潟県十日町本町)
https://sites.google.com/site/2016jcsir/
・第32回日本道路会議
期間:平成29年10月31日(火)~11月1日(水)
場所:都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)
http://www.road.or.jp/conference/
[海外]
・PIARC第15回国際冬期道路会議
期間:平成30年2月20日~23日
場所:グダンスク(ポーランド)
論文概要〆切:平成29年2月28日
本論文〆切:平成29年7月31日
http://www.road.or.jp/international/index.html
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■編集後記
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冬がやってきました。冬にしか行えない観測や試験などがあるため、寒地道路研
究グループにとって冬は大切な時期です。寒い中、時には視界の悪い時に行う観測
や試験もあります。次年度に良い研究成果を報告できるよう、事故などが無いよう
に十分な準備をして安全第一で臨んでいきたいと思います。
寒地交通チーム総括主任研究員 高橋尚人
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