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第38回寒地道路連続セミナー「暴風雪災害を防ぐために」を開催しました。
雪氷チーム : 2014年11月26日
2014年11月26日寒地土木研究所講堂において、
第38回寒地道路連続セミナー「暴風雪災害を防ぐために」を開催しました。
防災業務に携わる専門技術者など68名の参加をいただきました。
セミナーでは4名の方から講演をいただきました。
札幌管区気象台の前田潔史様から「気象情報の活用について」と題して、
気象台で発表している気象警報や注意報の発表タイミング、
平成25年8月から設定された特別警報が発令される気象害の規模などについて
ご講演いただきました。
また雪氷チームの松澤勝からは「吹雪災害のメカニズム」として、
災害事例を紹介しながら、吹きだまりのおこりやすい箇所などについて解説しました。
さらに日本赤十字北海道看護大学の根本昌宏氏からは、
冬期に車両内で夜間避難を行った実験事例などをご紹介いただき、
発熱体の準備やラジオ等のメディアの確保、携帯電話の電源確保が重要との
お話をいただきました。
最後に寒地土木研究所の國分徹哉からは、
研究所で行っている「吹雪の視界情報」提供実験について、
その紹介と、昨年度までの利用者アンケートについて説明しました。
会場からは、それぞれの発表に関連して多くの質問やコメント頂戴し、
活発な議論が行われました。
寒地土木研究所では、今後も研究テーマに関わるセミナーを随時開催してゆきたいと
考えています。またのご参加をお待ちしています。
