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【北の道リサーチニュース:第251号(2024年8月)】を発行しました

寒地道路研究グループ : 2024年8月26日

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【北の道リサーチニュース:第251号(2024年8月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:土木学会全国大会 第79回年次学術講演会で発表します(寒地交通チーム)
02:雪氷研究大会(2024・長岡)で発表します(寒地交通チーム、雪氷チーム)
03:国際雪科学ワークショップ(ISSW)で発表します(雪氷チーム)
04:第73回高分子討論会(主催:高分子学会)で発表します(雪氷チーム)
■関連研究チームニュース
05:パラグアイ国を対象としたJICA道の駅研修でコースリーダーを務めました
 (地域景観チーム)
06:第12回「無電柱化推進展」のセミナーで講師を務めました(地域景観チーム)
07:第44回技術者交流フォーラムin函館で講演しました(地域景観チーム)
08:第29回舗装工学講演会(北九州市)に参加します(寒地道路保全チーム)
09:土木学会全国大会 第79回年次学術講演会に参加します
 (耐寒材料チーム、寒地道路保全チーム)
10:10th International Conference on Concrete Under Severe Conditions - 
 Environment & Loading (CONSEC 2024)に参加します(耐寒材料チーム)
11:土研新技術ショーケース2024in東京で講演します(耐寒材料チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース

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■寒地道路研究グループニュース
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01:土木学会全国大会 第79回年次学術講演会で発表します(寒地交通チーム)
 → https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jsce2024
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 9月2日(月)~6日(金)に東北大学川内北キャンパス(宮城県仙台市青葉区)他で開催
される第79回年次学術講演会で、以下の発表を行います。
・川砂利を用いた凍結路面対策に関する防滑材散布実験:奥村研究員
・深層学習を用いた路面画像による非雪氷路面のすべり摩擦係数推定に関する基礎
 的検証:齊田研究員

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02:雪氷研究大会(2024・長岡)で発表します(寒地交通チーム・雪氷チーム)
 → https://www2.ceri.go.jp/news3/archives/000223.html
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 9月16日(月)~19日(木)に、アオーレ長岡(新潟県長岡市大手町1丁目4-10)で開催
される雪氷研究大会(2024・長岡)で、以下の発表を行います。
雪氷研究大会(2024・長岡)Webサイト
 → https://sites.google.com/view/2024jcsir
●口頭発表
・道路防雪林における樹木の成長モデル作成に向けた樹木調査結果の整理
 :大宮主任研究員
・凍結路面への湿式散布による防滑材の定着性比較:中村研究員
●ポスター発表
・降雨による湿雪雪崩の発生条件に関する基礎的検討:松下総括主任研究員
・連続観測による融雪時の斜面と平面における土壌含水率の変化:櫻井主任研究員
・ミリ波レーダーによる雪面状態のモニタリング技術の開発:越國主任研究員
・レーザースキャナを利用した吹雪による視程悪化の検知:菅原研究員
・吹雪時における道路上の視程に沿道環境が及ぼす影響 ~一般国道275号当別町
 江別市での2023年度冬期の観測事例より~:武知研究員
・気象データと日照情報を活用した冬期路面温度の推定:奥村研究員
・機械学習を用いた路面すべり摩擦係数予測に関する基礎的検討:齊田研究員
●日本雪氷学会雪崩分科会・日本雪工学会雪崩防災委員会 合同分科会
・地震による雪崩発生リスク評価について:松下総括主任研究員

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03:国際雪科学ワークショップ(ISSW)で発表します(雪氷チーム)
 → https://www.issw2024.com/
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 9月23日(月)~27日(金)に、ノルウェー・トロムソで開催される国際雪科学ワーク
ショップ(ISSW: International Snow Science Workshop)で、以下の発表を行います。
・Analysis of field observation data to develop performance requirements for
 Living Snow Fences during severe snowstorm events (暴風雪時における防雪林
 の性能評価に向けた現地観測データの解析):原田主任研究員

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04:第73回高分子討論会(主催:高分子学会)で発表します(雪氷チーム)
 → https://main.spsj.or.jp/tohron/73tohron/
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 9月25日(水)~27日(金)に、新潟大学五十嵐キャンパス(新潟市西区五十嵐2の町80
50)で開催される第73回高分子討論会(主催:高分子学会)で、以下の発表を行います。
・超短パルスレーザーによるナノ周期微細構造を利用した超撥水性PDMSと氷柱の形
 成抑制:櫻井主任研究員

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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観チーム:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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05:パラグアイ国を対象としたJICA道の駅研修でコースリーダーを務めました
 (地域景観チーム) → https://scenic.ceri.go.jp/news2/archives/000113.html
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 7月17日から8月8日までの約3週間、国際協力機構(JICA)が実施する下記研修が行われ、
岩田主任研究員がコースリーダーとして、研修生の帰国後のアクションプランの作成
など研修全般にわたって技術指導を行ったほか、担当講義の講師を務めました。
●パラグアイ国別研修 道の駅展開による地域開発
・期 間:7月17日(水)~8月8日(木)
・参加国:パラグアイ共和国
・参加者:8名(観光庁および農牧省の中央政府職員、県庁職員、市議会議員、
        石油公社職員、民間沿道施設職員)
 本研修の成果として、各研修生の帰国後のアクションプランが発表されました。
今後、国や地方公共団体などの関係機関が連携しながら、「道の駅」に関する調査や
整備が進められる予定です。

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06:第12回「無電柱化推進展」のセミナーで講師を務めました(地域景観チーム)
 → https://scenic.ceri.go.jp/news2/archives/000112.html
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 7月24日(水)、東京ビッグサイトで開催された無電柱化推進展において、NPO無電柱
ネット及び無電柱化を推進する市区町村長の会が共催するミニセミナーで、大部主任
研究員が、無電柱化の広報活動や住民意識に関する講演を行いました。無電柱化推進
展は、建設に関わる国や自治体、企業・団体の方々が参画する大規模展示会「メンテ
ナンス・レジリエンスTOKYO」の15の構成展示会のうちの一つで、イベント全体では
3日間で延べ約46,000名が来場しています。
・件名:NPO電線のない街づくり支援ネットワーク「無電柱化ミニセミナー」と
    無電柱化を推進する市区町村長の会「令和6年度第1回勉強会」での講演
・講演:無電柱化に対する国民の理解と関心事~広報活動やアンケートの結果から~

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07:第44回技術者交流フォーラムin函館で講演しました(地域景観チーム)
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 7月30日(火)、函館市民会館で行われた標記フォーラムにおいて、榎本研究員が下記
の講演を行いました。本フォーラムは、地域で求められる技術開発に関する情報交換、
産学官の技術者交流及び連携を図る目的で、平成20年度から全道各地にて開催されて
います。
・講演テーマ:インフラと観光~函館港の事例~
・一般講演「魅力ある海辺の空間整備に向けたみなとまちづくり」:榎本研究員
・主催:北海道開発局函館開発建設部、寒地土木研究所、日本技術士会北海道本部 

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08:第29回舗装工学講演会(北九州市)に参加します(寒地道路保全チーム)
 → https://committees.jsce.or.jp/pavement06/node/17
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 8月29日(木)~30日(金)に北九州市の九州工業大学戸畑キャンパス(主催:土木学会)
において、寒地道路保全チームから以下の題目で論文発表を行います。
 また、上野研究員がセッション「舗装材料(2)」の座長を務めます。
・普通コンクリート舗装のダウエルバー防錆対策および鉄網・縁部補強鉄筋の省略に
 関する検討:大場研究員
・断熱工法を用いた既設アスファルト舗装の凍上対策に関する検討:松本研究員

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09:土木学会全国大会 第79回年次学術講演会に参加します
 (耐寒材料チーム、寒地道路保全チーム)
 → https://committees.jsce.or.jp/zenkoku/gaiyo/top
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 9月2日(月)~6日(金)に仙台市の東北大学川内北キャンパス、川内南キャンパス、
仙台国際センターで開催される「令和6年度土木学会全国大会 第79回年次学術講演会
(仙台)」(主催:土木学会)において、耐寒材料チームと寒地道路保全チームから以下
の題目で論文発表を行います。
●講演題目(耐寒材料チーム)
・火山ガラス微粉末を用いたコンクリートの強度特性と凍結融解抵抗性
 :吉田主任研究員
・偏心荷重が作用するRCスラブの耐力や疲労寿命:林田主任研究員
・寒冷沿岸域におけるシラン系表面含浸材の暴露試験18年目の評価:遠藤主任研究員
・0℃以下での超低粘度形エポキシ樹脂系ひび割れ注入材の充填性に関する基礎的
 検討:小中主任研究員
・橋梁地覆コンクリートのスケーリング程度と表層品質に関する調査
 :佐藤主任研究員
・促進形混和剤が低温時の混合セメントコンクリートの初期強度発現へ与える影響
 :山内研究員
・ゼオライトを活用した既設コンクリートのアルカリシリカ反応抑制に関する基礎
 的研究:白井研究員
●講演題目(寒地道路保全チーム)
・電気抵抗値の計測による橋面舗装の止水性評価に関する一検討:星総括主任研究員
・ドライブレコーダー走行画像を用いた寒冷地特有のひび割れ損傷判別手法の検討
 :佐藤主任研究員
・積雪寒冷地における再生骨材の品質と再生アスファルト混合物の供用性に関する
 一検討:上野研究員
・供用から40年以上経過したコンクリート舗装の損傷要因に関する一検討
 :大場研究員
・長期供用したアスファルト舗装における弾性係数の経年変化に関する一検討
 :松本研究員

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10:10th International Conference on Concrete Under Severe Conditions - 
 Environment & Loading (CONSEC 2024)に参加します(耐寒材料チーム)
 → https://consec24.com/
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 9月25日(水)~27日(金)に、インドのチェンナイで開催される上記国際会議(CONSEC
2024)(第10回過酷な条件下でのコンクリートに関する国際会議-環境と荷重)(主催:
RILEM)において、耐寒材料チームから林田主任研究員が参加し論文を発表します。
・Static Loading Test of RC Slabs with Internal Horizontal Cracks Due to
 Frost Damage (凍結融解作用で内部に水平ひび割れが発生したRCスラブの静的載荷
 試験:林田主任研究員

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11:土研新技術ショーケース2024in東京で講演します(耐寒材料チーム)
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 9月26日(木)に、東京千代田区の一橋講堂で開催される上記ショーケース(主催:土
木研究所)において、遠藤主任研究員が講演します。
・コンクリート構造物における表面含浸材の適用手法:遠藤主任研究員

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■北の道ナビニュース https://northern-road.ceri.go.jp/navi/
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海道
の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → https://northern-road.ceri.go.jp/navi/

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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・第40回寒地技術シンポジウム
 期間:2024年11月26日(火)~27日(水)
 場所:札幌コンベンションセンター
 口頭発表:概要提出:8月30日(金)まで、論文提出:10月31日(木)まで
 ポスター発表:概要提出:8月30日(金)まで、ポスター掲出:11月26日(火)まで
 聴講申込:11月14日(木)まで
 https://www.decnet.or.jp/project/ctc/
[国内]
・令和6年度土木学会全国大会 第79回年次学術講演会
 期間:2024年9月2日(月)~6日(金)
 場所:東北大学川内北キャンパス
 論文投稿:〆切済
 https://committees.jsce.or.jp/zenkoku/gaiyo/top
・雪氷研究大会(2024・長岡)
 期間:2024年9月16日(月)~19日(木)
 場所:シティホールプラザ アオーレ長岡
 発表登録:〆切済
 参加登録:8月30日(金)まで
 https://sites.google.com/view/2024jcsir
・日本気象学会2024年度秋季大会
 期間:2024年11月12日(火)~15日(金)
 場所:つくば国際会議場
 参加申込:講演ありの場合:〆切済
            講演なしの場合:9月25日(水)まで
 https://sites.google.com/metsoc.or.jp/atm2024/home
・第70回土木計画学研究発表会・秋大会
 期間:2024年11月15日(金)~17日(日)
 場所:岡山大学 津島キャンパス
 論文応募:〆切済
 原稿提出:10月4日(金)正午まで
 https://jsce-ip.org/2024/05/07/ip70-2/
・第22回ITSシンポジウム2024
 期間:2024年12月12日(木)~12月13日(金)
 場所:熊本城ホール (熊本県熊本市中央区桜町3番40号)
 発表申込:査読あり:〆切済
      査読なし:〆切済
 https://www.its-jp.org/katsudou/its_symposium/22nd2024/
・第36回ゆきみらい研究発表会
 期間:2025年1月31日(金)
 場所:リージョンプラザ上越 (新潟県上越市下門前446-2)
 ホームページ開設:2024年9月上旬(予定)
 https://www.hrr.mlit.go.jp/press/2024/8/240806kikakubu.pdf
[海外]
・国際雪科学ワークショップ(ISSW:International Snow Science Workshop 2024)
 期間:2024年9月23日(月)~27日(金)
 場所:ノルウェー・トロムソ
 要旨提出:〆切済
 論文提出:〆切済
 https://www.issw2024.com/
・TRB第104回年次総会(米国運輸研究会議第104回年次総会)
 期間:2025年1月5日(日)~9日(木)
 場所:米国・ワシントンD.C.
 https://www.trb.org/AnnualMeeting/AnnualMeeting.aspx
 論文提出:〆切済
・PIARC第17回冬期サービスとレジリエンスに関する世界大会
 (旧名称:国際冬期道路会議)
 期間:2026年3月10日(火)~13日(金)
 場所:フランス(シャンベリー)
 論文募集開始:2024年9月3日(予定)
 参加登録開始:2025年5月17日(予定)
 https://www.piarc-chambery2026.com/

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■編集後記
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 先週末に、寒地土研で道路関係の研究業務に携わる職員で構成される「道の会」の
懇親会が5年ぶりに開催されました。当グループが関係する行事のうち、コロナ禍で
開催を見合わせていたものの中では最も中止期間が長いものでした。
 普段は同じ研究所にいても同じチーム以外の人と関わることは少ないのですが、働
きやすい職場づくりとして、研究を進めやすくする上でも、また若い職員が幹部と話
し仕事のモチべーションを高める上でも、情報交換や交流する機会が増えることで有
意義なものとなりました。

                    雪氷チーム 上席研究員 西村 敦史
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