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【北の道リサーチニュース:第235号(2023年4月)】を発行しました

寒地道路研究グループ : 2023年4月26日

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【北の道リサーチニュース:第235号(2023年4月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:2022年度「日本雪工学会賞」(技術賞)を受賞しました(寒地交通チーム)
02:人事異動情報(寒地交通チーム)
■研究紹介
03:(報文)コンクリート舗装におけるワイヤロープ式防護柵の設置仕様の開発
 (寒地交通チーム)
04:(技術資料)スノー・パーティクル・カウンター(SPC)に基づく吹雪量推定手法と
 その精度~SPC及びネット式吹雪計の測定結果に基づく吹雪量の比較(雪氷チーム)
■関連研究チームニュース
05:4月から、新たな体制のもと研究を実施します(地域景観チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:2022年度「日本雪工学会賞」(技術賞)を受賞しました(寒地交通チーム)
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 寒地交通チームでは「凍結防止剤散布システムの開発と実用化」について、日本雪
工学会から技術賞を受賞することになりました。
 チームで開発してきた凍結防止剤散布システムについて(AIS3)について、雪国に住
む人々に役立つ技術開発成果であり、除雪事業の担い手不足解消への貢献が期待され
ることから、今回の受賞に至ったものです。
 来る5月29日(月)の学会総会において授賞式が行われます。
参考(雪氷研究大会講演要旨集)→
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcsir/2022/0/2022_120/_article/-char/ja

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02:人事異動情報(寒地交通チーム)
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 この度、寒地交通チームに新たに1名が加わりましたので、一言ご挨拶申し上
げます。

中村 裕貴 研究員
 本年度新規採用され、寒地交通チームに配属となりました。コスト低減に資する凍
結防止剤散布方法の検討や、路面雪氷状態の推定などに関す研究を担当させて頂くこ
とになりました。大学では、道路画像と気象情報を用いた冬期道路の視界情報に関す
る研究に取り組んできました。
 今後とも、チームの一員として積雪寒冷地における冬期道路環境の安全性・快適性
の向上に貢献できるよう努めたいと考えておりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろし
くお願いいたします。

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■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
 くわしくはこちら→
  https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_geppo_year/
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03:(報文)コンクリート舗装におけるワイヤロープ式防護柵の設置仕様の開発(寒
 地交通チーム)
→ https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/70987/
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 本研究はワイヤロープ式防護柵の端末金具に金属拡底式あと施工アンカー、橋梁用
支柱と金属系または接着系のめねじタイプのあと施工アンカーを使用することで、端
末杭とスリーブが不要なコンクリート舗装への設置仕様を開発した。

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04:(技術資料)スノー・パーティクル・カウンター(SPC)に基づく吹雪量推定手法と
 その精度~SPC及びネット式吹雪計の測定結果に基づく吹雪量の比較(雪氷チーム)
→ https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/70992/
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 近年、光学的に飛雪粒子の大きさと通過個数を測定可能なSPCが開発されている。
ネット式吹雪計及びSPCにより吹雪時の飛雪流量を同地点で同時に測定し、SPCで計測
し推定した吹雪量を、ネット式吹雪計に基づき推定した吹雪量と比較することで、SP
Cによる吹雪量の推定精度について検証を行った。

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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観チーム:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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05:4月から、新たなメンバーが着任しました(地域景観チーム)
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 4月から、地域景観チームに新たなメンバーが着任しました。
 今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

 ・榊原佳広 総括主任研究員:研究実施に関する総括管理
 ・上田真代 研究員:「道の駅」、無電柱化、歩行空間に関する研究(副担当)

 地域景観チームが取り組んでいる研究などの詳細については、以下をご覧下さい。
 →http://scenic.ceri.go.jp/

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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 →  http://northern-road.jp/navi/

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■道内・国内・海外ニュース
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[国内]
・日本雪氷学会北海道支部研究発表会
 期間:2023年5月13日(土)~14日(日)
 場所:北海道大学 学術交流会館
 発表申込:〆切済
 https://www.seppyo.org/hokkaido/

・日本気象学会2023年度春季大会
 期間:2023年5月16日~20日(日)
 場所:東京大学 本郷キャンパス
 論文提出:〆切済
 https://www.metsoc.jp/meetings/2023s

・第67回土木計画学研究発表会・春大会
 期間:2023年6月3日(土)・4日(日)
 場所:福岡大学 七隈キャンパス
 論文投稿期間:〆切済
 事前参加申込締切:2023年5月22日(月)
 https://jsce-ip.org/biannual-conference/

・第43回交通工学研究発表会
 期間:2023年8月8日(火)~9日(水)
 場所:日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館
 論文提出:5月12日(金) 正午
 https://www.jste.or.jp/Online/happyo43.pdf

・雪氷研究大会2023
 期間:2023年9月3日(日)~6日(水)
 場所:日本大学工学部 郡山キャンパス
 https://www.seppyo.org/activity/meeting/

・土木学会全国大会
 期間:2023年9月11日(月)~15日(金)
 場所:広島大学 東広島キャンパスほか
 講演申込期間:〆切済
 https://committees.jsce.or.jp/zenkoku/

・第35回日本道路会議
 期間:2023年11月1日(水)~11月2日(木)
 場所:都市センターホテル(東京都千代田区平河町)
 発表申込:2023年5月31日(水)
 原稿提出:2023年6月26日(月)
 https://www.road.or.jp/conference/

[海外]
・TRB道路気象と冬期管理に関する国際会議
 期間:2023年5月9~10日
 場所:米国・ワシントンD.C.
 https://trb.secure-platform.com/a/page/wintermaintenance
 アブストラクト提出:〆切済

・第16回世界交通学会(WCTR:World Conference on Transport Research)
 期間:2023年7月17日(月)~21日(金)
 場所:カナダ・モントリオール市
 https://wctrs-society.com/world-conference/
 論文提出:〆切済
    
・第15回アジア交通学会国際会議(15th EASTS Conference)
 期間:2023年9月4日(月)~7日(木)
 場所:マレーシア・クアラルンプール市
 http://easts.info/
 本論文提出:〆切済

・PIARC第27回世界道路会議
 期間:2023年10月2日(月)~6日(金)
 場所:チェコ共和国プラハ市
 https://www.wrc2023prague.org/
 本論文提出:〆切済
  
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■編集後記
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 今年も無事冬期の観測が終わり、春からは、取りまとめ、実験結果の整理・分析、論
文執筆・発表などをすすめることになりますが、しばらくは独立行政法人の制度に基づ
いた昨年度実績の取りまとめが中心となりそうです。
 さて新年度になり、人事異動によって体制も変わり、上記にご紹介の通り新規採用の
職員も加わりました。今年度も引き続きよろしくお願いします。

              寒地交通チーム上席研究員 伊東 靖彦
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