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【北の道リサーチニュース:第229号(2022年10月)】を発行しました
寒地道路研究グループ : 2022年10月26日
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【北の道リサーチニュース:第229号(2022年10月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:第36回 寒地土木研究所講演会で発表します
(寒地道路研究グループ・寒地保全技術研究グループ・特別研究監)
02:ワイヤロープ式防護柵整備ガイドライン(案)を改訂しました(寒地交通チーム)
03:第45回寒地道路連続セミナー「寒地道路研究グループ 第4期中長期計画 研究成果
報告会」を開催します(寒地道路研究グループ)
04:日本災害情報学会第25回学会大会で発表しました(雪氷チーム)
05:雪氷研究大会(2022札幌)に参加しました(寒地道路研究グループ・寒地地盤チーム)
■研究紹介
■関連研究チームニュース
06:中南米・カリブ諸国対象のJICA国際研修で主任講師を務めました(地域景観チーム)
07:土研新技術ショーケース2022 in 東京・新技術展示会で講師を務めました
(地域景観チーム)
08:寒地土木研究所 現地講習会(旭川)で講師を務めました(地域景観チーム)
09:現地講習会で講師を務めます(耐寒材料チーム)
10:北海道土木技術会コンクリート研究委員会「令和4年度 技術発表会」に参加します
(耐寒材料チーム)
11:第2回交通地盤工学に関する国内シンポジウムで発表します(寒地道路保全チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:第36回寒地土木研究所講演会で発表します
(寒地道路研究グループ・寒地保全技術研究グループ)
→ https://chouseikan.ceri.go.jp/web/event/detail.html?eid=183910325166
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第36回寒地土木研究所講演会で松澤寒地道路研究グループ長、木村寒地保全技術研
究グループ長、石田特別研究監が以下の発表を行います。
第36回寒地土木研究所講演会
日時:11月10日(木)13:00~17:00
場所:かでる2・7
実施:国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所
・第4期中長期計画における研究成果
・極端気象がもたらす雪氷災害の被害軽減のための技術開発
:松澤寒地道路研究グループ長
・安全で信頼性の高い冬期道路交通サービスの確保に関する研究
:松澤寒地道路研究グループ長
・凍害・複合劣化等を受けるインフラの維持管理・更新に関する研究
:木村寒地保全技術研究グループ長
・魅力ある地域づくりのためのインフラの景観向上と活用に関する研究
:石田特別研究監
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02:ワイヤロープ式防護柵整備ガイドライン(案)を改訂しました(寒地交通チーム)
→ https://www2.ceri.go.jp/wire_rope/
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ワイヤロープ式防護柵整備ガイドライン(案)は、車線逸脱事故を防止するために
開発された緩衝型のワイヤロープ式防護柵の設置に際し、基本的な仕様、施工方法や
維持管理方法について書かれています。ワイヤロープ式防護柵のホームページから、
標準設計図集とともにダウンロードすることができます。前回の令和2年3月改訂版か
ら2年6ヶ月ぶりの改訂となり、変更箇所は、高速道路対応の防護柵Am種の仕様変更、
既設橋梁仕様にプレキャスト工法の追加、コンクリート舗装仕様の追加、事故時の緊
急開放方法の追加など、広範囲にわたります。標準設計図集も5枚追加され、37枚に
なり、PDFファイル、CADファイルの両方でダウンロードできます。ワイヤロープ式防
護柵の設置検討の際には、ぜひ、参考にしてください。
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03:第45回寒地道路連続セミナー「寒地道路研究グループ 第4期中長期計画 研究成果
報告会」を開催します(寒地道路研究グループ)
→ https://www2.ceri.go.jp/news3/archives/000124.html
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寒地道路研究グループでは、冬期道路の交通確保や安全性向上等のため、平成28年
度から令和3年度までの6年間にわたり、第4期 中長期計画を定め、凍結路面対策、交
通安全対策、吹雪・視程障害対策や雪崩対策などの研究に取り組んできました。
これらの研究成果を、広く知っていただくことを目的とし、寒地道路連続セミナー
を開催します。
日時:11月29日(火)14:30~17:00
場所:オンライン開催 (ZOOM)
実施:国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所
プログラム・参加申込み方法は、以下のWebサイトをご参照下さい。
→ https://www2.ceri.go.jp/news3/archives/000124.html
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04:日本災害情報学会第25回学会大会で発表しました(雪氷チーム)
→ http://www.jasdis.gr.jp/
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10月8日(土)~9日(日)に日本大学三軒茶屋キャンパスで開催された「日本災害情報
学会第25回学会大会」に以下の内容で発表し、研究成果の普及に努めました。
・暴風雪・大雪の評価技術および冬期道路管理への活用に関する検討:原田主任研究員
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05:雪氷研究大会(2022札幌)に参加しました(寒地道路研究グループ・寒地地盤チーム)
→ https://sites.google.com/view/2022jcsir
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令和4年10月1日(土)~5日(水)に、札幌コンベンションセンターで、公益社団法人
日本雪氷学会(会長:西村浩一、会員数:約800名)、日本雪工学会(会長:上村靖司、
会員数:約260名)合同主催の「雪氷研究大会(2022・札幌)」が開催されました。
寒地道路研究グループでは、9編の論文発表を行ったとともに、大会実行委員とし
て運営総務の支援を行いました。
発表論文タイトルなどは以下のWebサイトをご参照願います。
→ https://www2.ceri.go.jp/news3/archives/000118.html
開催状況は、以下のWebサイトに掲載しています。
→ https://www2.ceri.go.jp/news3/archives/000122.html
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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら→
https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_geppo_year/
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(2022年10月号には寒地道路研究グループからの掲載記事はありません)
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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観チーム:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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06:中南米・カリブ諸国対象のJICA国際研修で主任講師を務めました(地域景観チーム)
→ https://scenic.ceri.go.jp/news2/archives/000073.html
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令和4年8月30日~9月29日の1ヶ月間、国際協力機構(JICA)が実施する「中米統合機
構加盟国向け 道の駅による道路沿線地域開発コース」の研修が行われ、松田コース
リーダー(前上席研究員)と岩田主任研究員が、カリキュラムの作成、視察先や講師
の選定、研修生の帰国後のアクションプログラムの作成など研修全般にわたって技術
指導を行ったほか、担当講義の主任講師を務めました。
この研修は、「道の駅」モデルを通じた中米・カリブ諸国の沿線地域開発の手法を
学ぶことを目的として開催され、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラス、コス
タリカ、グアテマラ、ドミニカ共和国に加え、南米のパラグアイから、地域開発に携
わる中央政府職員、市長、地方自治体職員の計13名が参加しました。
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07:土研新技術ショーケース2022 in 東京・新技術展示会で講師を務めました
(地域景観チーム)
→ https://scenic.ceri.go.jp/news2/archives/000072.html
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令和4年9月27日(火)に、一橋講堂(東京都千代田区)において、
「土研新技術ショーケース 2022 in 東京」(主催:土木研究所)、
「建設技術審査証明 新技術展示会」(主催:建設技術審査証明協議会)が開催され、
福島上席研究員が以下のテーマで講演しました。
・土研新技術ショーケース
「景観検討にどう取り組むか―景観予測・評価の手順と手法―」
・新技術展示会
「自然・田園域において無電柱化を進めるために
~北海道をフィールドにした新たな無電柱化手法の研究開発~」
土研ショーケースは、当日会場に155名が来場、web配信で343名が視聴し、ポス
ター展示会場では活発な意見交換がなされました。
土研ショーケースの概要、講演資料等は、以下で閲覧できます。
https://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/event/2022/0927_2/sma_showcase.html
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08:寒地土木研究所 現地講習会(旭川)で講師を務めました(地域景観チーム)
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令和4年10月14日(金)に、旭川開発建設部において(WEB)、寒地土木研究所が主催
する現地講習会が開催され、榎本研究員が以下のテーマで講演しました。
・街路樹の維持管理について-街路樹の強剪定による管理上の課題と改善策-
本講習会には、旭川開発建設部、地方公共団体、民間企業などから約80名が参加し
ました。
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09:現地講習会で講師を務めます(耐寒材料チーム)
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11月1日(火)に、稚内開発建設部(web)で開催される現地講習会(主催:寒地
土木研究所、北海道開発局)において、内藤主任研究員が講師を務めます。
講演題目
・コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル(案)改訂版概要説明
:内藤主任研究員
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10:北海道土木技術会コンクリート研究委員会「令和4年度 技術発表会」に参加します
(耐寒材料チーム)
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11月28日(月)に、ホテルモントレエーデルホフ札幌で開催される上記発表会
(主催:北海道土木技術会)において、島多上席研究員、遠藤主任研究員が講演しま
す。
講演題目
・「コンクリート構造物の補修時の留意点」 -「コンクリート構造物の補修対策
施工マニュアル(案)」の改訂-:島多上席研究員
・シラン系表面含浸材を活用したコンクリート保護に関する取り組み:遠藤主任研究員
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11:第2回交通地盤工学に関する国内シンポジウムで発表します(寒地道路保全チーム)
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11月17日~18日に福岡大学で開催される上記シンポジウム(主催:TC202国内委員会)
において、上野研究員が論文を発表します.
・断熱工法による既設アスファルト舗装の凍上対策に関する一検討:上野研究員
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[国内]
・第36回寒地土木研究所講演会
期間:2022年11月10日(木)
開催:かでる2・7
申込〆切:11月7日(金)
https://chouseikan.ceri.go.jp/web/event/detail.html?eid=183910325166
・第66回土木計画学研究発表会・秋大会(企画提案型)
期間:2022年11月11日(金)・12日(土)・13日(日)
場所:琉球大学千原キャンパス
論文申込み:〆切済
https://jsce-ip.org/2022/05/06/
・ITSシンポジウム2022
期間:2022年12月8日(木)~9日(金)
場所:柏の葉カンファレンスセンター (メイン会場)
東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
論文申込み:〆切済
https://www.its-jp.org/katsudou/its_symposium/20th2022/
・土木学会北海道支部
期間:2023年1月28日(土)~1月29日(日)
開催:かでる2・7
論文申込み:2022年12月12日(月)PM12:00(正午)
https://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/_contents/active/2022/221017/index.htm
・ゆきみらい2023 in 会津
期間:2023年2月8日(水)~9日(木)
場所:福島県会津若松市文化センター
論文申込み:〆切済
http://www.thr.mlit.go.jp/yukimirai_aizu/
[海外]
・TRB第102回年次総会(米国運輸研究会議第102回年次総会)
期間:2023年1月8日(日)~12日(木)
場所:米国・ワシントンD.C.
アブストラクト提出:〆切済
https://www.trb.org/AnnualMeeting/AnnualMeeting.aspx
・第16回世界交通学会(WCTR:World Conference on Transport Research)
期間:2023年7月17日(月)~21日(金)
場所:カナダ・モントリオール市
https://wctrs-society.com/world-conference/
論文提出:2022年11月15日(火)
・PIARC第27回世界道路会議
期間:2023年10月2日(月)~6日(金)
場所:チェコ共和国プラハ市
https://www.wrc2023prague.org/
アブストラクト提出:〆切済
本論文提出:2023年1月31日(火)
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■編集後記
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令和4年7月に国土形成計画の中間とりまとめが公表されました。これによると①人
口減少・少子高齢化への対応、 ②巨大災害リスクへの対応、 ③気候変動への対応
(カーボンニュートラル(CN)の実現)、④東京一極集中の是正、 ⑤地方の暮らしに
不可欠な諸機能の確保、 ⑥国際競争力の強化、 ⑦エネルギー・食料の安定供給とい
う7つの課題が提示されています。これらに対し、共通して取り入れるべき課題解決
の原理として、①民の力を最大限発揮する官民共創、②デジタルの徹底活用、③生活
者・事業者の利便の最適化、④分野の垣根を越えること(いわゆる横串の発想)が挙
げられています。寒地土木研究所では、今年度から第5期中長期計画が始まりました。
前述の国土形成計画の中間とりまとめも念頭において研究に取り組んでいきたいと考
えています。
寒地道路研究グループ長 松澤 勝
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