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四辻裕文研究員が「日本道路会議 優秀賞」を受賞しました。

寒地交通チーム : 2021年12月 9日

「第34回日本道路会議」(令和3114日~5日、(公社)日本道路協会主催)において寒地土木研究所寒地交通チーム四辻裕文研究員が発表した論文「冬期道路安全診断支援ツールの開発」が優秀賞を受賞し表彰されました。

 

論文の概要

人身物損事故が懸念される道路の現場において交通事故リスクマネジメント手法の一つである道路安全診断をおこなう技術者にとって効果的・効率的な診断となるよう、道路安全診断支援のために開発したモバイルGISツールの機能を報告したものです。代表的な機能としては、現地を踏査して判明した裏道や隣接交差点などの事故リスクを分析できる機能や、交通事故対策メニューから選んだ対策や現地写真を反映した診断書を作成してくれる機能などがあります。事故分析から書類作成まで一通りの手続きを現地でできる点や、QGISを使ったシステムのためインストールが無償で行える点などが利点です。

寒地交通チームでは、道路安全診断による交通事故リスクマネジメントの他に、ワイヤロープ式防護柵、ラウンドアバウト交差点、路面冠水、道路の物理的デバイスなどの研究開発を進め、今後も、効果的・効率的な冬期交通事故対策技術を開発していく予定です。

 

写真 (個人)_日本道路会議優秀賞受賞2.jpg

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