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【北の道リサーチニュース:第217号(2021年10月)】を発行しました

寒地道路研究グループ : 2021年10月28日

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【北の道リサーチニュース:第217号(2021年10月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:第34回日本道路会議で発表します(寒地交通チーム、寒地道路保全チーム)
02:ワイヤロープ式防護柵の衝突試験を行います(寒地交通チーム)
03:「令和3年度現地講習会」で講演します(雪氷チーム)
■研究紹介
2021年9月号
04:(技術資料)日降雪深の発生頻度の簡易推定手法(雪氷チーム)
2021年10月号
05:(技術資料)「吹雪の視界情報」のSNSを利用した情報提供の効果について
(雪氷チーム)
■関連研究チームニュース
06:現地講習会で講師を務めます(耐寒材料チーム、寒地道路保全チーム)
07:第35回寒地土木研究所講演会で講演を行います(寒地道路保全チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01第34回日本道路会議で発表します(寒地交通チーム、寒地道路保全チーム)
→ http://www.road.or.jp/conference/
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 11月4日(木)から11月5日(金)まで、都市センターホテル(東京都千代田区平河町
2丁目4番1号 日本都市センター会館内)にて、標記会議が開催されます。日本道路
会議は、道路の行政、建設、維持管理、都市計画および道路交通に取り組んでいる
全国の関係者等が参画して、道路に関する広範な問題について研究成果を発表し、
意見を交換する会議です。今年度はWEB配信(ライブ配信、オンデマンド配信)で、
寒地交通チーム、寒地道路保全チームから以下の発表が行われます。

【寒地交通チーム】
・ワイヤロープ式防護柵の性能向上に関する研究開発について:平澤総括主任研究員
・都市内道路における堆雪の形成を考慮した交通性能曲線の構築:宗広主任研究員
・ラウンドアバウトにおける大型車の運転挙動と安全性評価について:布施研究員
・非塩化物系凍結防止剤散布によるすべり抵抗値改善効果の検証:村上研究員
・路面画像を用いた深層学習による冬期路面すべり摩擦係数推定アプリケーションの
 開発:齊田研究員
・冬期道路安全診断支援ツールの開発:四辻研究員(※ポスターセッション)

【寒地道路保全チーム】
・コンクリート舗装の凍上ひび割れ判定に関する一考察:井谷研究員
・コンクリート舗装におけるMMSを用いた凍上量の測定について:上野研究員
・As混合物の耐久性向上を目的とした水平振動ローラによる施工の検討:田中研究員

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02:ワイヤロープ式防護柵の衝突試験を行います(寒地交通チーム)
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 寒地交通チームは、ワイヤロープ式防護柵の衝突試験を苫小牧市の寒地試験道路で
行います。つきましては、普及に向けて、見学を受け付けることにしましたので、ご
興味のある方は是非お越し下さい。

・試験条件:高速道路暫定2車線区間LD種
 大型車:衝突速度52km/h、衝突角度6度
・ワイヤロープ式防護柵:コンクリート舗装対応仕様

・試験日時:令和3年11月25日(木)11時
・集合場所:苫小牧寒地試験道路駐車場
・集合時間:11月25日(木)10時20分
・衝突試験の説明:10時30分から10分程度
・見学申し込み先:平澤(hirasawa【※】ceri.go.jp)【※】は@に置き換えて下さい。
 見学を希望する方は、所属、名前、メールアドレスを11月19日(金)17:00までに
申込みをお願いします。

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03:「令和3年度現地講習会」で講演します(雪氷チーム)
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 令和3年11月9日(火)に留萌開発建設部にて「令和3年度現地講習会」が開催されま
す。雪氷チームから原田主任研究員が講演致します。
 講演:「暴風雪事象と道路管理に資する評価手法に向けた取組」

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■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
 くわしくはこちら→
  https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_geppo_year/
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2021年9月号
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04:(技術資料)日降雪深の発生頻度の簡易推定手法(雪氷チーム)
→ https://thesis.ceri.go.jp/db/files/265493877615b9d6735adc.pdf
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 日降雪深を簡便に発生頻度の推定式を得る方法の提案。この方法は、降雪や大雪に
関連する対策に広く活用が出来ると考えられる。例えば、除雪体制を計画するための
降雪深とその頻度の推定や、融雪施設の設計降雪深の算出、建築物の屋根雪荷重の算
定等にも活用ができる。また、予め降雪深とその発生頻度の関係式を求めておくと、
今後予想される降雪深が、これまでに経験の無い稀な降雪なのかを事前に把握するこ
とができる。これにより、大雪や雪崩などに対する予防的対策や事前準備の参考資料
として用いることも、本手法の活用の可能性の一つとして考えられる。

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2021年10月号
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05:(技術資料)「吹雪の視界情報」のSNSを利用した情報提供の効果について
(雪氷チーム)
→ https://thesis.ceri.go.jp/db/files/342762178616fb937269d4.pdf
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令和元年度から行っている「吹雪の視界情報」のTwitterによる情報提供の効果につ
いて、令和元年度及び令和2年度のデータを基に検証した結果をまとめました。

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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観チーム:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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06:現地講習会で講師を務めます(耐寒材料チーム、寒地道路保全チーム)
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11月2日(火)に旭川開発建設部、11月11日(木)に帯広開発建設部でオンライン
開催される現地講習会(主催:寒地土木研究所、北海道開発局)において、耐寒材料
チームの吉田主任研究員と寒地道路保全チームの上野研究員が講師を務めます。

 講演題目
 旭川(11/2)
【耐寒材料チーム】
・コンクリートの品質確保に向けた施工管理と対策について:吉田主任研究員

 帯広(11/11)
【寒地道路保全チーム】
・積雪寒冷地におけるコンクリート舗装の設計・施工と維持修繕:上野研究員 

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07:第35回寒地土木研究所講演会で講演を行います(寒地道路保全チーム)
→ https://chouseikan.ceri.go.jp/web/event/detail.html?eid=10875616163
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 11月11日(木)共済ホール(札幌市中央区北4条西1丁目1 共済ビル6階)にて標記
講演会が開催されます。この講演会は、積雪寒冷地域における土木技術の研究開発及
び成果等についてより多くの方々にご紹介することを目的に毎年開催しています。
 寒地道路保全チームからは、丸山上席研究員が「様々なリスク要因に対応する寒冷
地舗装技術の開発」と題して一般講演を行います。

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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 →  http://northern-road.jp/navi/

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■道内・国内・海外ニュース
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[国内]
・第34回日本道路会議
 期間:2021年11月4日(木)~11月5日(金)
 場所:都市センターホテル(東京)
 http://www.road.or.jp/conference/
 発表申込:〆切済み(2021年5月31日(月))

・寒地土木研究所講演会
 期間:2021年11月11日(木) 14時00分~17時10分(開場時間13:30~)
 場所:共済ホール(札幌市中央区北4条西1丁目1番地共済ビル6階)
 プログラム:https://chouseikan.ceri.go.jp/web/event/
 申込みwebページ:https://chouseikan.ceri.go.jp/web/event/form.html
 参加申込み〆切:2021年11月09日(火)
 参加料:無料
 ※本講演会は、公益社団法人土木学会継続教育(CPD)認定プログラム・
  一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会継続学習制度(CPDS)認定プログラムです。
  
  公益社団法人土木学会認定CPD
  単位数:2.5 認定番号:JSCE21-1068
  
  一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会認定CPDS
  CPDS単位:3 プログラム番号:669502

・第37回寒地技術シンポジウム
期間:2021年11月17日(水)~19日(金)
 場所:札幌市教育文化会館
http://www.decnet.or.jp/project/ctc/
 発表申込:2021年8月6日(金) 〆切

・第3回JSTEシンポジウム愛媛
期間:2021年12月2日(木)・3日(金)
 場所:松山市総合コミュニティセンター
 http://www.jste.or.jp/Event/jstesympo03.pdf
 https://www.cul-spo.or.jp/comcen/access 

・第64回土木計画学研究発表会・秋大会
 期間:2021年12月3日(金)・4日(土)・5日(日)
 場所:Zoomを使ったオンライン形式で開催(開催協力校 福島大学)
 企画論文部門
企画テーマの応募:〆切済み(2021年6月18日(金))
スペシャルセッション部門
 テーマの申請:〆切済み(2021年6月18日(金))
https://jsce-ip.org/biannual-conference/

・第19回ITSシンポジウム2021
 期間:令和3年12月9日(木)~10日(金)
 場所:長良川国際会議場
 査読あり投稿〆切済み
 査読なし投稿〆切済み
 https://www.its-jp.org/event/its_symposium/19th2021/

・ゆきみらい2022in白山
 期間:令和4年1月27日(木)~28日(金)
 場所:松任文化会館ピーノ、白山郷公園(石川県)
 論文申込書〆切済み
 概要論文・本論文〆切:令和3年10月20日(水)
 http://www.hrr.mlit.go.jp/yukimirai-hakusan/index.html

・土木学会北海道支部
 期間:令和4年1月29日(土)~1月30日(日)
 場所:函館工業高等専門学校(対面形式)またはハイブリッド・オンライン開催

・第36回北方圏国際シンポジウム
 期間:令和4年2月21日(月)~2月23日(水)
 場所:紋別市
 申込〆切:令和3年12月3日(金)、要旨〆切:令和4年1月11日(火)
 http://okhotsk-mombetsu.jp/okhsympo/subject/1stcircr.html

[海外]
・TRB 101th Annual Meeting (第101回米国運輸研究会議年次総会)
 期間:1月9日(火)~13日(金)
 場所:米国・ワシントンD.C.
 本論文提出:2021年8月1日 〆切

・PIARC第16回国際冬期道路会議
 期間:2022年2月7日~11日
 場所:完全バーチャル開催
 https://www.piarc-calgary2022.org/
 アブストラクト提出:2021年1月31日 〆切
 https://abstracts-calgary2022.piarc.org/en/guidances.htm

・ISHGD2022(道路幾何設計に関する第6回国際シンポジウム)
 期間:2022年6月26日(日)~6月29日(水)
 場所:オランダ・アムステルダム市
 https://ishgd2020.org/
 アブストラクト提出:2021年6月1日-9月1日
 本論文提出:2021年10月1日-2022年1月1日
 最終論文提出:2022年3月1日
 
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■編集後記
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 最近、ニュースでドローンを利用した宅配サービスの実験が、チラホラ報道されます。
個人的には、もう少し能力を上げると大人1人くらい持ち上げる能力があるのではないか
と考えると、これって、ドラえもんの「タケコプター」が実現できるのではと想像して
しまいます。調べるとタケコプターが登場したのは、1970年で、今から50年も前です。
これを考えた作者の発想に感心させられますが、実用化されるとモビリティに革命を起
こします。足腰が弱ったお年寄りでも、除雪していない道でも、もはや道がなくても行
きたいと所へ行けるのです。また、ほんやくコンニャクも、携帯を使って似たようなア
プリが登場して、実用化も近いと思います。
 寒地土木研究所の研究は、3年先、5年先に実現する未来を考えて進めています。着実
に成果を挙げて進むのも大事ですが、50年先の未来を考えるのも面白いです。もしかし
たら、研究員は全て人工知能を持ったロボット研究員になっているかもしれません。
100年続いた寒地土木研究所です。50年先も社会に貢献する組織であってほしいと願っ
ています。

                  寒地交通チーム 総括主任研究員 平澤匡介
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