【北の道リサーチニュース:第209号(2021年2月)】を発行しました
寒地道路研究グループ : 2021年2月26日
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【北の道リサーチニュース:第209号(2021年2月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:「北海道の土木技術向上のための講習会」で講師を務めます(雪氷チームほか)
■研究紹介
02:(技術資料)非塩化物系凍結防止剤の散布効果について(寒地交通チーム)
■関連研究チームニュース
03:「土木学会デザイン賞2020」で優秀賞を受賞しました。(地域景観チーム)
04:「札幌市景観審議会アドバイス部会」で委員を務めました。(地域景観チーム)
05:「第29回寒地土研プレゼンテーション・コンペティション」で優秀賞を受賞
しました。(地域景観チーム)
06:2月26日(金)~27日(土)にオンラインで開催される「第61回地盤工学会北海道
支部技術報告会」で発表をします。(寒地地盤チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:「北海道の土木技術向上のための講習会」で講師を務めます(雪氷チームほか)
→ http://www.doukenkyo.jp/publics/download/1/25/181/?ile=/files/content_
type/type014/181/202101221528405714.pdf
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令和3年3月2日(火)~3日(水)に、ホテル札幌ガーデンパレスで開催される
上記講習会(主催:一般社団法人北海道建設業協会)において講師を務めます。
・積雪寒冷地におけるアスファルト舗装の施工・補修
:寒地道路保全チーム 星主任研究員
・道路の吹雪対策:雪氷チーム 金子総括主任研究員
・コンクリートの品質・耐久性向上について:耐寒材料チーム 吉田主任研究員
・近年の洪水被害の紹介並びに堤防の決壊メカニズムとその減災対策工について
:寒地水圏研究グループ 前田上席研究員(特命)
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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら→
https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_geppo_year/
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02:(技術資料)非塩化物系凍結防止剤の散布効果について(寒地交通チーム)
→ https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/65544/
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凍結防止剤は主に塩化ナトリウムが使用されているが、道路構造物や植物などへの
影響が懸念される。本研究では、沿道環境への負荷が小さい新たな非塩化物系の凍結
防止剤を対象に、散布試験を実施した。
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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観チーム:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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03:「土木学会デザイン賞2020」で優秀賞を受賞しました。(地域景観チーム)
→https://scenic.ceri.go.jp/news2/archives/000018.html
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1月23日(土)、「土木学会デザイン賞2020授賞式」がオンライン形式で開催され、
榎本研究員が参加していた「勘六橋」が優秀賞を受賞しました。
なお、受賞作品の概要は以下のリンクをご覧下さい。
http://design-prize.sakura.ne.jp/award
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04:「札幌市景観審議会アドバイス部会」で委員を務めました。(地域景観チーム)
→ https://www.city.sapporo.jp/keikaku/keikan/singikai/keikan_advice
/advicebukai.html
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1月28日(木)、「令和2年度第3回札幌市景観審議会アドバイス部会」が札幌市民
交流プラザで開催され、松田上席研究員が委員として助言しました。
景観プレ・アドバイスとは、景観形成上重要な建築物等について、景観法等に基づ
く届出の手続きに先立ち、計画の早い段階で専門家がアドバイスを行う制度です。
今回は、道庁前庭から南側に見える「仮称:HBC・NTTUD札幌プロジェクト」とすす
きの交差点(ラフィラ跡地)に立つ「仮称:札幌すすきの駅前複合開発計画新築工事」
について意見交換しましたが、いずれも札幌の景観にとても影響する案件です。
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05:「第29回寒地土研プレゼンテーション・コンペティション」で優秀賞を受賞
しました。(地域景観チーム)
→ https://scenic.ceri.go.jp/news2/archives/000020.html
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2月2日(火)、「第29回寒地土研プレゼンテーション・コンペティション」(旧若手
研究発表会)が寒地土木研究所講堂及び所内オンライン形式で開催されました。
本コンペティションは、職員のプレゼンテーション能力の向上、及び他分野の研究
内容やディスカッションを通じて自己の研究・業務への取り組みの参考とすることを
目的として行っているもので、今年度で29回目になります。
今年は、寒地土研から10名、つくば中央研究所から2名の計12名が発表を行い、
審査委員による審査の結果、柳田研究員が優秀賞を受賞しました。
発表テーマ
「道の駅」の計画・設計段階における景観配慮事項の提案/柳田研究員
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06:2月26日(金)~27日(土)にオンラインで開催される「第61回地盤工学会北海道
支部技術報告会」で発表をします。(寒地地盤チーム)
→ https://jgs-hokkaido.org/pastweb/hokkaido.html
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2月26日(金)~27日(土)にオンラインで開催される「第61回地盤工学会北海道
支部技術報告会」で以下の発表をします。
・河川洪水による橋台背面盛土消失に対応する保全対策技術の研究:野村主任研究員
・複合型地盤改良における地震時安定解析手法に関する検討:橋本主任研究員
・遠心模型実験による泥炭地盤上既設盛土の耐震対策工の検討:山木主任研究員
・泥炭地盤の杭耐震補強法(コンポジットパイル工法)の動的相互作用ばねに関する
検討:角田研究員
・固化破砕土による北村遊水地の築堤工事例:佐藤主任研究員
・衝撃加速度を用いた小規模土工の品質管理方法の検討:樋口研究員
・融雪水を考慮した簡易な浸透流解析手法の一検討:御厩敷研究員
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[国内]
・気象学会2021年度春季大会
期間:2021年5月18日(火)~21日(金)を含む1週間程度
場所:筑波大学大学会館及びオンライン
https://www.metsoc.jp/meetings/2021s
講演申込:〆切済
参加登録:2021年5月12日(水)〆切
・2021年度雪氷学会北海道支部研究発表会
期間:2021年5月28日(金)~5月29日(土)
場所:北海道大学 学術交流会館 第一会議室
https://www.seppyo.org/hokkaido/news/2021conf
発表申込: 4月19日(月)〆切
・第34回日本道路会議
期間:2021年11月4日(木)~11月5日(金)
場所:都市センターホテル(東京)
http://www.road.or.jp/conference/
(募集・申込等の詳細は3月公表予定)
[海外]
・ISHGD2021(道路幾何設計に関する第6回国際シンポジウム)
期間:2021年6月23日(水)~6月27日(日)
場所:オランダ・アムステルダム市
https://ishgd2020.org/
本論文提出:2020年12月1日 〆切済
最終論文提出:2021年3月1日
・PIARC第16回国際冬期道路会議
期間:2022年2月8日~11日
場所:カルガリー(カナダ)
アブストラクト提出:2021年1月31日〆切済
https://www.piarc-calgary2022.org/
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■編集後記
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寒地土木研究所は中長期計画に基づき研究を行っています。現在の中長期計画は令
和3年度が最終年度です。そのため、今年度の後半は、次期中長期に向けての研究開
発プログラムや個別の主要研究の立案、それらの資料作成、ヒアリングへの対応など
に追われています。いよいよ年度末、健康に留意して、日々の仕事に取り組みたいと
思います。
寒地道路研究グループ長 松澤 勝
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