【北の道リサーチニュース:第199号(2020年4月)】を発行しました
寒地道路研究グループ : 2020年4月30日
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【北の道リサーチニュース:第199号(2020年4月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:カナダ・マニトバ大学と寒地土木研究所との研究協力協定を締結しました
(寒地交通チーム)
02:暫定2車線の高速道路における新たなワイヤロープ設置方針として、中小橋におい
て、標準設置を進めることが発表されました(寒地交通チーム)
03:浜頓別町ラウンドアバウト説明会で講演します(寒地交通チーム)
04:人事異動情報(寒地道路研究グループ)
■研究紹介
05:(技術資料)防雪柵開口部における風の現地観測と数値解析(雪氷チーム)
■関連研究チームニュース
06:(地域景観チーム)
07:(地域景観チーム)
08:(地域景観チーム)
09:(地域景観チーム)
10:(寒地地盤チーム)
11:(寒地道路保全チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:カナダ・マニトバ大学と寒地土木研究所との研究協力協定を締結しました
(寒地交通チーム)
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カナダ・マニトバ州ウィニペグ市にある州立マニトバ大学土木工学科と寒地土木研
究所間の寒冷地交通工学分野の研究協力協定を締結しました。マニトバ大学の研究カ
ウンターパートは、Babak Mehran助教授になります。
期間:2020年3月26日~2025年3月26日(5年間)
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02:暫定2車線の高速道路における新たなワイヤロープ設置方針として、中小橋におい
て、標準設置を進めることが発表されました(寒地交通チーム)
→ http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001304.html
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国土交通省は、暫定二車線区間での高速道路の正面衝突事故の緊急対策として、土
工区間においてワイヤロープの設置を進めていますが、中小橋においても、「高速道
路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会」での検証状況を踏まえ、ワイヤ
ロープの本格設置を進めることを発表しました。
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03:浜頓別町ラウンドアバウト説明会で講演します(寒地交通チーム)
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浜頓別町ラウンドアバウト説明会で、宗広主任研究員、中村研究員、倉田研究員が
参加し、「日本のラウンドアバウトの動向」と題し、講演します。
期間:2020年5月頃(予定)
場所:浜頓別町(予定)
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04:人事異動情報(寒地道路研究グループ)
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この度、寒地道路研究グループに新たに3名が加わりましたので、各々から一言
ご挨拶申し上げます。
寒地交通チーム 倉田和幸 研究員
網走開発建設部 北見道路事務所から寒地交通チームに異動となりました。研究所
は初めての勤務となります。積雪寒冷地の道路に関する研究の補助、苫小牧寒地試験
道路の造成及び改修工事、維持管理をさせていただきます。道路管理者の視点などを
踏まえ、交通分野の諸課題の解決に貢献できるようがんばっていきたいと思います。
ちなみに、趣味は「釣り」です。良い場所がありましたら、海でも川でも教えてく
ださい。「コロナブーム」でいろんなものを自粛しなければいけませんが、明るく、
楽しく心折れないよう、皆さん頑張りましょう。よろしくお願いいたします。
寒地交通チーム 村上健志 研究員
網走開発建設部から寒地交通チームに異動してきました。寒地土木研究所での勤務
は初めてで、非塩化物系凍結防止剤に関する研究を担当させていただくことになりま
した。開発局では最近4年ほど道路維持・除雪に関わる仕事をしていたので、そこで
の経験を研究に活かせていければと思っております。よろしくお願いいたします。
雪氷チーム 松島哲郎 主任研究員
帯広開発建設部 広尾道路事務所から雪氷チームに異動となりました。研究所は
11年ぶり2度目の配属となります。以前、在籍していた時とは、求められるアウト
カムなどに、大きな変化が生じており、11年間という時間の流れによる移り変わり、
時代背景の変化などに、驚いているところです。
これからは様々な課題解決に資する研究を行えるよう、勉強させていただきたい
と考えております。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら→
https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_geppo_year/
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05:(技術資料)防雪柵開口部における風の現地観測と数値解析(雪氷チーム)
→ https://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/64789/
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防雪柵開口部において現地観測を行った結果、柵直角方向を中心に道路上に強風の
吹き込みを生じていることが判った。また、同様の条件での数値シミュレーションを
実施し、観測結果が再現可能であることを確認した。
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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観チーム:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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06:4月から、新たに研究員が着任しました(地域景観チーム)
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4月から、地域景観チームに新たに研究員が着任しました。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
・大部裕次 主任研究員:無電柱化(主担当)、道の駅(副担当)に関する研究。
・柳田桃子 研究員:道の駅(副担当)、屋外公共空間(副担当)に関する研究。
・増澤諭香 研究員:道路緑化(副担当)に関する研究。
地域景観チームが取り組んでいる研究などの詳細については、以下をご覧下さい。
→http://scenic.ceri.go.jp/
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[国内]
・第61回土木計画学研究発表会・春大会
期間:2020年6月13日(土)・14日(日)
場所:大阪大学吹田キャンパス
https://jsce-ip.org/2020/01/22/第61回土木計画学研究発表会・
論文締切:2020年3月8日(日)〆切済
・令和2年度土木学会全国大会(年次学術講演会)
期間:令和2年9月9日(水)~11日(金)
場所:名古屋工業大学キャンパス
[海外]
・第6回国際ラウンドアバウト会議(中止)
期間:2020年5月開催予定であった同会議は、コロナウィルス(COVID-19)の影響を
考慮し、中止になりました。
場所:米国・モントレー市Conference Hotel
・ISHGD2020(道路幾何設計に関する第6回国際シンポジウム)(延期)
期間:2020年6月開催予定であった同会議は、コロナウィルス(COVID-19)の影響を
考慮し、延期になりました。
新しい開催日は、2021年6月23日(水)~6月27日(日)。
場所:オランダ・アムステルダム市
https://ishgd2020.org/
アブストラクト提出:2019年6月1日(土)締切
本論文提出:2019年10月21日(月)締切
・2020 International Road Weather and Winter Maintenance Conference &
Peer Exchange
(2020年・道路気象および冬期道路管理に関する国際会議および意見交換会)
期間:2020年9月21日(月)~9月23日(水)
場所:米国・ジョージア州・アトランタ市 Grand Hyatt Atlanta
http://www.cvent.com/d/thq3sr
・TRB 100th Annual Meeting (第100回米国運輸研究会議年次総会)
期間:2021年1月24日(日)~1月28日(木)
場所:米国・ワシントンD.C.
本論文提出:2020年8月1日(土)
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■編集後記
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春を迎え、年度替わりの時期にもかかわらず、新型コロナウィルスの影響で、送別会
や歓迎会が軒並み中止されました。3月まで一緒に働いてきた方の労をねぎらったり、
また新しく来られた方との親睦を深めたりする機会が失われ、残念な気持ちではありま
すが、それ以上に、経済への悪影響は著しく、収入を減らし、職を失う方が増加してい
ること、さらに、多くの方々が感染に苦しみ、亡くなられていることに心を痛めます。
経済活動の維持と感染の抑制というジレンマを抱え、今、私たちに、できるのは、新型
ロナ感染の拡大防止に向けて、最善の努力を払うことです。毎年恒例の、寒地土木研究
所の千島桜の一般公開も取りやめました。早く新型コロナ感染が収束し、普段通りの生
活に戻れることを強く願う次第です。
寒地道路研究グループ長 松澤 勝
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