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【北の道リサーチニュース:第176号(2018年5月)】を発行しました

寒地道路研究グループ : 2018年5月29日

5月29日に【北の道リサーチニュース:第176号(2018年5月)】を発行しました。

このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。

皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。 メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。

▼お問合せ  

【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで

編集チームのメールアドレス:mailadd.gif

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【北の道リサーチニュース:第176号(2018年5月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:平成30年度 寒地土木研究所一般公開のお知らせ
02:第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会で各賞を受賞しました
 (寒地交通チーム、雪氷チーム、寒地道路保全チーム、寒地構造チーム、
  寒地地盤チーム、地域景観ユニット)
03:2017年度北海道雪氷賞 北の六華賞を受賞しました(寒地交通チーム)
04:「2018年度日本雪氷学会北海道支部研究発表会」で発表しました
 (雪氷チーム)
05:国土交通省「第3回高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会」に
 委員として出席しました。(寒地交通チーム)
06:第57回土木計画学研究発表会・春大会で発表します(寒地交通チーム、
 地域景観ユニット)
07:土研新技術ショーケース2018 in 大阪で講演します(寒地交通チーム、
 寒地地盤チーム)
08:人事異動情報(寒地交通チーム)
■研究紹介
09:(技術資料)短時間多量降雪時の雪崩発生リスクを簡便に把握する手法
 (雪氷チーム)
■関連研究チームニュース
10:「NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク北海道支部定例会にて話題提供し
ました(地域景観ユニット)  
11:平成30年度 日本応用地質学会北海道支部・北海道応用地質研究会研究発表会で発
 表します(防災地質チーム)
12:EE東北'18で「衝撃加速度測定装置」のプレゼンをします(寒地地盤チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:平成30年度 寒地土木研究所一般公開のお知らせ
→ http://www.ceri.go.jp/contents/ippannkoukai/2018koukai.html
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 寒地土木研究所では、毎年7月の「国土交通Day」に合わせて、研究所の役割や成果
をわかりやすく紹介するために、一般公開を行っています。
 今年も、14の研究チームと研究ユニットが、子供達から一般の方々まで楽しんでい
ただけるような参加・体験型のイベントを行う予定です。また、寒冷地土木技術に関
する技術相談コーナーを設置し、土木技術者の方々とも交流する機会を設けます。
併せて、パネル展示によって、当研究所が開発し、土木の現場に導入されている技術
を紹介する予定です。詳細は決定次第随時ホームページ上で公開します。
 昨年度に続き、札幌市教育委員会の後援を受けており、子供達にもわかりやすい内
容で暮らしを支える土木の役割を伝えていきたいと考えています。
今年も多くの皆様のお越しを職員一同お待ちしております。

お問い合わせ先 : 寒地土木研究所 寒地技術推進室
電話 : 011-590-4046
FAX : 011-590-4048
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02:第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会で各賞を受賞しました
 (寒地交通チーム、雪氷チーム、寒地道路保全チーム、寒地構造チーム、
 寒地地盤チーム、地域景観ユニット)
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 平成30年2月20日~22日の3日間にわたり開催された標記研究発表会において発表
した論文が以下の賞を受賞しました。

【寒地土木研究所長賞】
・XバンドMPレーダを用いた吹雪観測の可能性について:大宮、國分、松下(雪氷
 チーム)
・積雪寒冷地におけるコンクリート舗装の設計について:上野、安倍、木村(寒地
 道路保全チーム)

【北海道開発局長奨励賞】
・無電柱化事業における景観形成の効果発現に関する考察:岩田、松田、高橋(地
 域景観ユニット)
・寒冷地域における電線類の浅層埋設実現に向けた考察-光ケーブル管路内滞留水の
 凍結実験より-:大竹、岩田、松田(地域景観ユニット)
・深層学習によるポットホール判別技術に関する基礎的検討:丸山、大浦、木村(寒
 地道路保全チーム)

【北海道開発協会長賞】
・大型車両の燃費に路面雪氷が及ぼす影響に関する研究:大浦、丸山、木村(寒地道
 路保全チーム)

【北海道開発協会長奨励賞】
・高齢運転者のユーザビリティを考慮した道路附属物配置評価手法について:中村、
 佐藤(寒地交通チーム)
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03:2018年度北海道雪氷賞 北の六華賞を受賞しました(寒地交通チーム)
→ http://www.seppyo.org/hokkaido/award/jyushou
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 寒地交通チームの佐藤賢治研究員が、平成30年5月11~12日開催の2018年度雪氷学会
北海道支部研究発表会において「2017年度北海道雪氷賞 北の六華賞」の表彰を受けま
した。論文名は「コハク酸二ナトリウムの凍結防止剤としての利用可能性に関する研
究」です。
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04:「2018年度日本雪氷学会北海道支部研究発表会」で発表しました
 (雪氷チーム)
→ http://www2.ceri.go.jp/news2/archives/000198.html
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 5月11日~12日に北海道大学学術交流会館で2018年度日本雪氷学会北海道支部研究
発表会が行われました。
この発表会に寒地道路研究グループ雪氷チームからは2件の発表を行いました。
また、雪氷チーム櫻井俊光研究員がセッションの座長を務めました。
 発表会の詳細については、日本雪氷学会北海道支部ホームページをご参照下さい。

【雪氷チーム】
・「レーザー誘起表面ナノ周期構造を利用した道路構造物における落雪対策に関する
 研究」(櫻井研究員)
・「片切土における吹きだまりの発達過程に関する調査 ~2017年度冬期におけ
 る弟子屈町での観測事例~」(武知研究員)
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05:国土交通省「第3回高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会」に
 委員として出席しました。(寒地交通チーム)
→ http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/front_accident/index.html
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 「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会」は、暫定二車線の高
速道路における正面衝突事故に対して、効果的な対策の助言行うことを目的に設置さ
れています。第3回では2017年4月以降に全国12路線で計113キロの高速道路中央にで
ラバーポールの代わりにワイヤロープを試行的に設置した結果、それまで1年間で45
件あった車線逸脱事故が設置後1年で1件になり、死亡事故は7件が0件、負傷事故は6件
が0件になり、正面衝突事故防止効果が確認できたことが報告されました。委員会には
寒地交通チームの平澤総括主任研究員が委員として出席しました。
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06:第57回土木計画学研究発表会・春大会で発表します(寒地交通チーム、
 地域景観ユニット)
→ http://www.jsce-ip.com/conference/index.html?id=27
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 6月9日(土)~10日(日)に、東京工業大学で標記の研究発表会が開催されます。
寒地交通チーム、地域景観ユニットからは、以下の研究発表を行います。

【寒地交通チーム】
・自動運転の走行を考慮したラウンドアバウト構造・管理に関する基礎実験
 :宗広主任研究員
・整備新幹線の並?在来線問題に対するゲーム論的考察
 :四辻研究員

【地域景観ユニット】
・海外の沿道休憩施設の事例からみた道の駅の計画・設計に関する考察
 :松田総括主任研究員
・観光振興に向けた農村自然域の無電柱化による景観向上効果の考察
:岩田研究員
・ビジョン型プランニングによる市民主体形成に関する研究-塩田津川と町並み夢ぷ
 らんフォーラムを事例として-:榎本研究員
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07:土研新技術ショーケース2018 in 大阪で講演します(寒地交通チーム、
寒地地盤チーム)
→ https://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/event/2018/0614/showcase.html
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 土研新技術ショーケースは、研究成果の普及促進を目的として、土木研究所が開発
した技術を社会資本整備に関わる幅広い技術者に講演で紹介します。6月14日(木)、
大阪国際交流センター 2階(大阪市天王寺区上本町8-2-6)にて開催予定の標記ショー
ケースでは、以下の講演を行います。
 同講演会では近畿地方整備局、土木研究所、寒地土木研究所からの講演や、京都大
学大西有三名誉教授による特別講演が予定されています。講演プログラムはHPをご覧
下さい。

寒地交通チーム
・緩衝型のワイヤロープ式防護柵:平澤総括主任研究員
・大型車対応ランブルストリップス:平澤総括主任研究員

寒地地盤チーム
・砕石とセメントを用いた高強度・低コスト地盤改良技術:橋本主任研究員
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08:人事異動情報(寒地交通チーム)
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この度、寒地交通チームに新たに1名が加わりましたので、一言ご挨拶申し上げます。

四辻裕文 研究員
5月1日付で着任しました四辻です。専門は、土木計画学・交通工学です。研究だけで
なく、北海道民の交通の安全性・快適性向上のために尽力する所存です。よろしくお
願いいたします。
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■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
 くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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09:(技術資料)短時間多量降雪時の雪崩発生リスクを簡便に把握する手法
 (雪氷チーム)
→ http://thesis.ceri.go.jp/db/documents/public_detail/63042/
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 短期間多量降雪による雪崩は、通常起こりにくい樹林内からも発生するなど、従来
の雪崩対策では発生しにくいと言われていた箇所から発生が見られた。既往の雪崩発
生の予測には理論計算や気象観測が必要必要となるなど、現場での活用に課題があっ
た。そこで短期間多量降雪時の雪崩発生リスクを気象観測データに基づいて簡便把握
することを検討した。
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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観ユニット:社会資本空間の景観向上や観光利活用などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地道路保全チーム:寒冷地における舗装技術や道路保全技術に関する研究
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10:「NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク北海道支部定例会にて話題提供し
ました(地域景観ユニット) 
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 4月26日(木)に標記会議が札幌市内で開催され、地域景観ユニットの高橋主任研究
員、岩田研究員が参加するとともに、高橋主任研究員が「無電柱化に関する研究成果
の紹介」と題して話題提供しました。今回の会議には、同NPOの井上事務局長やメン
バーをはじめとして、北海道支部会員である施工業者やメーカーの関係者や、通信事
業者、昨年10月にNPOが主催した「北海道らしい無電柱化を考える」シンポジウムで
コーディネータを務めた早稲田大学の佐々木葉教授など約30名が参加し、無電柱化の
現状や北海道支部の今後の活動方針について議論しました。同NPO法人は、東京や大
阪を拠点として無電柱化のコンサルティングおよび教育活動に取り組んでおり、2016
年に北海道支部が設立されました。寒地土木研究所の地域景観ユニット・寒地機械技
術チームでは、同NPOと連携し無電柱化に関わる技術開発に取り組んでいます。
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11:平成30年度 日本応用地質学会北海道支部・北海道応用地質研究会研究発表会で発
 表します(防災地質チーム)
→ http://www.jseg.or.jp/hokkaido/top2.html
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 6月15日(金)に寒地土木研究所講堂において標記の研究発表会が開催され、防災地質
チームから以下の論文発表を行います。

・トンネル坑内の漏水発生箇所におけるP波速度と比抵抗の対応(岡﨑主任研究員)
・中山峠における面的な融雪水量の推定(吉野研究員)
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12:EE東北'18で「衝撃加速度測定装置」のプレゼンをします(寒地地盤チーム)
→ http://www.thr.mlit.go.jp/tougi/eetohoku/ee18/index.html
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 6月6日(水)と7日(木)に夢メッセ宮城(仙台市)においてEE東北'18が開催され、
寒地地盤チームから新技術である「衝撃加速度測定装置」のプレゼンと技術展示を行
います。
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 →  http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・平成30年度 日本応用地質学会北海道支部・北海道応用地質研究会 研究発表会
 期間:平成30年6月15日(金)
 場所:寒地土木研究所 講堂
 論文発表申込・原稿募集〆切済み
 http://www.jseg.or.jp/hokkaido/

・平成30年度土木学会全国大会(年次学術講演会)
 期間:平成30年8月29日(水)~31日(金)
 場所:北海道大学札幌キャンパス
 講演申込期間:平成30年3月1日(木)~4月2日(月)

・雪氷研究大会(2018・札幌)
 期間:平成30年9月9日(日)~12日(水)
 場所:北海道科学大学(札幌市手稲区)
 研究発表申込:平成30年6月11日(月)正午から6月25日(月)正午まで
 https://sites.google.com/site/2018jcsir/

・第34回寒地技術シンポジウム
 期間:平成30年12月5日(木)~7日(金)
 場所:札幌コンベンションセンター
 論文発表申込・原稿募集 査読論文7月6日(金)〆切、報告論文9月7日(金)〆切
 問合せ: 北海道開発技術センター 011-738-3363

[国内]
・第57回土木計画学研究発表会・春大会
 期間:平成30年6月9日(土)~10日(日)
 場所:東京工業大学(大岡山キャンパス)
 概要締切済
 本論文締切:平成30年4月27日(金)
 http://www.jsce-ip.com/conference/index.html?id=27

・水文・水資源学会 研究発表会・創立30周年記念学術シンポジウム
 期間:平成30年9月12日(水),13日(木),14日(金)
 会場:三重大学
 発表申込:〆切済
 http://jshwr2018.bio.mie-u.ac.jp/index.html

・気象学会2018年度秋季大会
 期間:平成30年10月29日(月)~11月1日(木)
 場所:仙台国際センター
 http://www.metsoc.jp/meetings/2018a

・第16回ITSシンポジウム2018
 期間:平成30年12月13日(木)~14日(金)
 場所:同志社大学 今出川校地 寒梅館
 投稿〆切 査読あり 5月31日(木)
      査読なし アブスト〆切8月20日(月)、論文〆切11月16日(金)
 http://www.its-jp.org/event/its_symposium/16th2018/

[海外]
・第19回SIRWEC国際道路気象会議
 期間:平成30年5月30日~6月1日
 場所:スモレニツェ(スロバキア共和国)
 アブストラクト提出〆切:平成30年3月31日
 http://www.sirwec2018.sk/

・第25回ITS世界会議
 期間:平成30年9月17日~21日
 場所:コペンハーゲン(デンマーク)
 論文〆切済み
 https://itsworldcongress.com/

・国際雪科学ワークショップ(ISSW2018)
 期間:平成30年10月7日~12日
 場所:インスブルック(オーストリア共和国)
 アブストラクト提出〆切:平成30年4月23日
 http://www.issw2018.com/en/

・第15回世界交通会議(WCTR)
 期間:平成31年5月26日(日)~31日(金)
 会場:インドムンバイ市
 査読論文〆切:平成30年6月6日(水)
 査読無し論文〆切:平成30年10月26日(金)
 http://www.wctrs-conference.com/ 

・ISCORD 第12回寒地開発に関する国際シンポジウム
 期間:平成31年6月17日(月)~19日(水)
 会場:フィンランドオウル市
 論文概要〆切:平成30年10月1日(月)
 http://www.ril.fi/en/events/iscord-2019.html
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■編集後記
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 先月、平成30年度の土木研究所の新たな取り組みが記者発表され、重点をおいて新
たに着手する柱のひとつとして「人工知能(AI)」があげられ、この中に寒地土木研
究所雪氷チームの研究課題「車載カメラの画像解析による視程障害検知技術に関する
研究」が盛り込まれました。AIを用いて視程障害を検知し、効率的に吹雪危険箇所を
把握するための画期的な研究です。深層学習は特に、画像認識の研究で著しい成果を
出しており、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)は既に人間の精度を超えると
ころまで来ています。土木分野の中でも特に点検・監視、施工の自動化などに深層学
習の応用が期待されていますが、雪氷チームでも将来的な社会実装に向けて鋭意、研
究を進めていきます!

              雪氷チーム上席研究員  高橋 丞二
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