寒地土木研究所では、北海道開発局の要請により、開発局の技術力向上のため、現場ニーズに即した土木技術に関する知識や技術を習得する寒地技術講習会を開催しています。

講習会は、道路系の開発局技術者と市町村職員を対象として、現場でのニーズを聞き取り、現場で必要とされる具体的なテーマを設定して実施しています。

雪氷チームでは、8月27日(木網走開発建設部で行われた同講習会で、主任研究員の伊東が「雪崩対策と維持管理について」および「防雪対策施設の維持管理について」の2題を講演し、雪崩の発生機構と気象条件、近年の特徴的な雪崩事例、防雪柵や防雪林の現況を紹介しながら、維持管理時の留意点について解説しました。

北海道開発局や道庁、市町村の職員など約20名が参加され、熱心に講義を聴いておられました。