平成25年11月27日(水)に、第37回寒地道路連続セミナー「吹雪災害の減災に向けた取り組み」を開催しました。本セミナーは、寒地道路に関する様々な課題についての情報提供と意見交換の場を設けることを目的として、2004年に開設したものです。
今回のセミナーでは、近年の急速に発達する低気圧の影響により、今までは吹雪の発生頻度が低かった地域においても吹雪災害が発生していることなどを踏まえて、吹雪災害を軽減するための研究開発や情報提供等の取り組みに関する最近の動向について話題提供を行い、また、出席者の各位と情報交換を行う機会を設けました。
セミナーでは、片倉寒地道路研究グループ長の開会挨拶の後、NPO法人雪氷ネットワークの竹内理事から「吹雪災害のしくみと減災」と題してご講演をいただきました。続いて、札幌管区気象台 気象防災部予報課の中島予報官から「気象情報の活用について」と題してご講演いただきました。次に、寒地土木研究所雪氷チームの金子主任研究員が「吹雪の視界情報の提供試験」と題して話題提供し、最後に、寒地土木研究所寒地機械技術チームの山﨑研究員が「車両周りの積雪が車内CO濃度に与える影響」と題して報告を行いました。
今回のセミナーには、行政機関や研究機関、コンサルタントをはじめとする民間企業などから約70名の方にご参加をいただき、質疑応答や意見交換が行われました。
【セミナーの状況】

▲片倉寒地道路研究グループ長の開会挨拶 ▲NPO法人雪氷ネットワーク 竹内理事

▲札幌管区気象台 気象防災部予報課 中島予報官 ▲雪氷チーム 金子主任研究員
▲寒地機械技術チーム 山﨑研究員
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