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7月20~21日に行われた一般公開の、雪氷チームの展示の模様についてお知らせします。
<屋外展示>
屋外には、会場の入り口近くに視程障害移動観測車(2台)と気象観測機器を展示しました。
視程障害移動観測車は、吹雪による視界の悪化の程度(視程)や気象状況、ドライバーの運転動作を走りながら観測する車で、冬の道路環境や視程障害の研究に用いられます。

▲視程障害移動観測車
気温計や視程計、風向・風速計、雨量計等の気象観測機器を展示し、動作のしくみを説明しました。

▲気象観測機器の展示

▲雨量計
水をかけて動作を確かめているところ。転倒ます(「ししおどし」のようなもの)が水で動いた回数を数える機械です。
<屋内展示>
屋内展示(第1実験棟2階)ではお子様向けに、ハサミやクラフトパンチを使って折り紙を切り抜いて雪の結晶をつくる「雪の結晶をつくってみよう」のコーナーを用意しました。

▲「雪の結晶をつくってみよう」 皆さん熱心に思い思いの雪の結晶を作っていました。
左側と後ろ側は、研究内容を紹介するパネル展示です。
「吹雪の模型実験」では、道路の模型を入れた箱の中に、煙を流して吹雪を表現しました。道路の風上側に「防雪柵」や「防雪林」の模型を立てて、道路上の吹雪が改善される様子を見ていただきました。なお、実験の様子が、初日のお昼のニュースで流れたため、「テレビで見たよ」というお客様もいらっしゃいました。

▲「吹雪の模型実験」
このほか、実験施設(石狩吹雪実験場)の模型の展示や、実験場内の今の様子(Webカメラ)や気象観測データの表示、雪氷の研究に用いる観測機器や道路の路側を示す矢羽根の実物の展示を行いました。
今年はお天気にも恵まれ、おかげさまで雪氷チームに来られたお客様も去年より増えました。
たくさんの方々にご来場いただき、誠にありがとうございました。来年もまた、一般公開でお待ちしてます!!
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