寒地土木研究所
雪崩災害防止功労者表彰式及び雪崩災害防止セミナーを島根県(松江市)で開催しました。


 平成23年12月6日に、雪崩災害防止功労者表彰式及び雪崩災害防止セミナーを松江市で開催しました。(開催案内はこちら→http://www2.ceri.go.jp/news/archives/000606.html)
 雪崩災害防止セミナーは(独)土木研究所(雪崩・地すべり研究センター、寒地土木研究所 雪氷チーム)で企画を行い、雪崩の発生する地域がある県及び行政機関に協力していただいて開催しており、今年で5回目となります。今回の参加者は、国、県、建設業及びコンサルタント関係から120名程度の参加がありました。
 本セミナーは最近の雪崩災害の特徴と対策、最近の研究成果等について理解を深めてもらうことで、雪崩災害の影響を少なくすることを目的として開催しています。
 今回の講演では、NPO法人 氷河・雪氷圏環境研究舎理事長の成瀬廉二氏より「2010/2011山陰地方の豪雪と雪崩」と題し、昨年12月から今年1月にかけて山陰などで集中的な豪雪が発生した件について、気象や被害状況交えて説明していただき、さらに雪崩によって埋没した場合の生存率について、自身が行った雪崩遭遇アンケート調査から30分以内に救出することが大切であると説明がありました。
 (独)土木研究所の話題提供は、寒地土木研究所 雪氷チーム 松澤上席研究員から「雪崩に関する基礎知識」、雪崩・地すべり研究センター 池田専門研究員から「信越地方を中心とした最近の雪崩事例について」、寒地土木研究所 雪氷チーム 松下研究員から「最近の道路雪崩対策の課題と研究への取り組み」とそれぞれ題し報告しました。
 また、H23年度「雪崩防災週間」(主催:国土交通省)の一部として、雪崩災害防止功労者表彰式も同時に行われ、国土交通省 砂防部長 南哲行氏から阿部修氏((独)防災科学研究所)と、飯田肇氏(立山カルデラ砂防博物館)が表彰されました。






































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 ●島根県 土木部次長 木佐氏の開会挨拶  ●雪崩・地すべり研究センター
野呂所長のセミナー開催挨拶
   
 ●NPO法人 氷河・雪氷圏環境研究舎
成瀬氏の講演
 ●寒地土木研究所 雪氷チーム
松澤上席の話題提供
   
 ●雪崩・地すべり研究センター
池田専門研究員の話題提供
 ●寒地土木研究所 雪氷チーム
松下研究員の話題提供
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 ●セミナーの状況  ●セミナーパネル展示状況
   
 ●国土交通省 砂防部長
南氏の表彰式開催挨拶
 ●雪崩災害防止功労者
阿部氏(写真左)、飯田氏(写真右)


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