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7月28日に【北の道リサーチニュース:第94号(2011年7月)】を発行しました。
このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
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→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
北の道リサーチニュース:第94号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【北の道リサーチニュース:第94号(2011年7月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:道路吹雪対策マニュアルに関する講習会を開催しました(雪氷チーム)
02:寒地技術講習会(主催:寒地土木研究所、北海道開発局)で講師を務めます
(寒地道路保全チーム)
■研究紹介
03:2車線道路における緩衝分離構造の導入可能性の検討(寒地交通チーム)
■関連研究チームニュース
04:「北海道の道路緑化に関する技術資料(案)」をHPに掲載しました
(地域景観ユニット)
05:「日本スコットランド学術交流講演会」(主催:在エディンバラ日本国総領事館)
で講演しました。(地域景観ユニット)
06:「留萌開建地域づくりセミナー」(主催:留萌開発建設部、増毛町ほか)にて、
講演と現地勉強会で講師を務めました(地域景観ユニット)
07:「十勝道の駅勉強会」(主催:帯広開発建設部、十勝道の駅利用推進協議会)にて
講演と現地指導を行いました。(地域景観ユニット)
08:「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル技術セミナー」(主催:寒地土木研究所)
を開催しました(寒地地盤チーム)
09:「第4回斜面防災韓日共同シンポジウム」で発表します(防災地質チーム)
10:「寒地技術講習会」(主催:寒地土木研究所、北海道開発局)で講師を務めます
(寒地構造チーム、寒地地盤チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:道路吹雪対策マニュアルに関する講習会を開催しました(雪氷チーム)
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雪氷チームでは、標記の講習会(兼第32回寒地道路連続セミナー)を追加開催を合
わせて計4回(6月27,29日,7月25,26日)開催しました。
本講習会では、当所が改訂した「道路吹雪対策マニュアル(平成23年改訂版)」の
内容についてご理解頂けるよう、改訂内容を中心に説明を行いました。のべ約250名
の参加をいただき、活発な疑義や意見交換を行うことができました。お忙しい中、
参加いただいた皆様にお礼申し上げます。今後も当マニュアルに関する質問や技術
相談は雪氷チームまでお願いします。→ http://www2.ceri.go.jp/fubuki_manual/
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02:「寒地技術講習会」(主催:寒地土木研究所、北海道開発局)で講師を務めます
(寒地道路保全)
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7月から11月にかけて全道で開催される標記講習会において、以下のとおり講師を
務めます。(7月,8月分のみ掲示します。)
7月28日 稚内 ・中温化舗装について(寒地道路保全チーム)
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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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03:2車線道路における緩衝分離構造の導入可能性の検討(寒地交通チーム)
→ http://thesis.ceri.go.jp/center/info/geppou/koutsu/0016070020.html
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本論文は、緩衝機能を有するワイヤーロープ式防護柵の性能や施工性について
各種試験を実施して、道路構造令や防護柵設置基準等の適用性を確認するなど、
日本の2車線道路における緩衝分離構造の導入可能性を検討した結果を報告する
ものである。
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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです.
・地域景観ユニット:美しく快適な沿道環境の創出などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
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04:「北海道の道路緑化に関する技術資料(案)」をHPに掲載しました
(地域景観ユニット) http://scenic.ceri.go.jp/news/archives/000105.html
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地域景観ユニットでは、北海道において道路緑化の設計や施工、維持管理を行う際
に参考となる技術資料を作成しました。本書は、北海道の道路緑化に関する公的技術
資料である「北海道の道路緑化指針(案)」(北海道開発局建設部道路計画課監修、
昭和62年発行)の補足説明として、即時対応可能な箇所について取りまとめたもので
す。
地域景観ユニットのホームページから自由に閲覧・ダウンロードが可能ですので、
是非ご活用下さい。
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05:「日本スコットランド学術交流講演会」(主催:在エディンバラ日本国総領事館)
で講演しました。(地域景観ユニット)
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6月28日、英国エディンバラ市にて「景観資源の保全と活用」をテーマに標記講演
会「Japan-Scotland Academic Exchenge Lacture」が開催され、太田総括研究監
が「日本における景観保全制度の沿革と発展」と題して、松田総括主任研究員が「北海
道におけるドライブ観光と道の駅による地域開発」と題して講演を行いました。
講演会には、エディンバラ大学などの地元研究者やスコットランド政府、NPO関
係者など各界より多彩な方々が参加しました。講演後には参加者との交流会が行われ、
スコットランドにおける道の駅の可能性などに関心の声が寄せられました。
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06:「留萌開建地域づくりセミナー」(主催:留萌開発建設部、増毛町ほか)にて、
講演と現地勉強会で講師を務めました(地域景観ユニット)
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7月6日、増毛町にて標記セミナーが開催され、「増毛の景観資源を活用した観光ま
ちづくり」をテーマに、松田総括主任研究員と福島研究員が講演を行うとともに、現
地視察を兼ねた「増毛のまちをあるいてみよう!」にて景観活用やまちづくりについ
ての解説と参加者との意見交換を行いました。
翌7月7日には、留萌市にて「留萌港、留萌川、留萌駅裏を歩いてみよう」をテーマ
に、現地セミナ-が開催され、地元参加者と意見交換を行いました。
両セミナーには、地元の自治体首長や観光協会、商工会、シーニックバイウェイ活
動団体、JR留萌駅長の他、留萌開発建設部長や留萌総合振興局長をはじめとする行
政機関の各事業部門の幹部職員が多く参加され、大変盛況なセミナーとなりました。
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07:「十勝道の駅勉強会」(主催:帯広開発建設部、十勝道の駅利用推進協議会)にて、
講演と現地指導を行いました。(地域景観ユニット)
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7月20日-21日、帯広市にて標記勉強会が開催され、松田総括主任研究員が「十勝の
ドライブ観光に貢献する魅力ある道の駅に向けて」と題して基調講演を行いました。
勉強会には、自治体や観光協会、商工会などの道の駅関係者をはじめ、開発建設部
や十勝総合振興局、NEXCO東日本、シーニックバイウェイの活動団体など約60名
が参加されました。講演後に各道の駅からの発表を受けて、ディスカッションが行わ
れ、活発な意見交換がされました。
翌日は道の駅3駅にて参加者とともに現地診断を行い、その成果は早速、道の駅の
改善につながっています。
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08:「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル技術セミナー」(主催:寒地土木研究所)
を開催しました(寒地地盤チーム)
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平成23年3月に発刊した新しい「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル」の改訂内容を
説明する標記セミナーを、6月24日と7月11日に寒地土木研究所で、7月14日に釧路市
で、7月19日に旭川市で、7月21日に函館市で開催しました。多数のご来場ありがと
うございました。
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09:「第4回斜面防災韓日共同シンポジウム」で発表します(防災地質チーム)
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8月25日に寒地土木研究所で表記シンポジウムが開催され、以下の発表を行います。
・北海道の地すべり・岩盤崩壊・巨大崩壊 伊東佳彦上席研究員
・札幌西方山地の地すべり 倉橋稔幸総括主任研究員
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10:「寒地技術講習会」(主催:寒地土木研究所、北海道開発局)で講師を務めます
(寒地構造チーム、寒地地盤チーム)
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7月から11月にかけて全道で開催される標記講習会において、以下のとおり講師を
務めます。
7月28日 稚内
・軟弱地盤対策工の基本と施工管理のポイント(寒地地盤チーム)
・軟弱地盤対策工の種類と選定のポイント(寒地地盤チーム)
8月2日 旭川
・橋梁等構造物の補修補強について(寒地構造チーム)
・橋梁等の維持管理について(寒地構造チーム)
8月5日 苫小牧
・道路防災構造物の補修補強について(寒地構造チーム)
・軟弱地盤対策工の基本と施工管理のポイント(寒地地盤チーム)
・構造物基礎の設計のポイント(寒地地盤チーム)
8月29日 帯広開建管内の現場
・盛土の密度管理に関する実習(寒地地盤チーム)
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[国内]
・土木学会平成23年度全国大会 第66回年次学術講演会
期間:平成23年9月7日(水)~9日(金)
場所:愛媛大学
※論文募集は終了
http://committees.jsce.or.jp/zenkoku/node/44
・雪氷研究大会(2011・長岡)
期間:平成23年9月19日(月)~23日(金)
場所:ハイブ長岡(長岡市産業交流会館)
発表申込期間:7月1日(金)正午~15日(金)正午
参加事前登録:7月1日(金)~8月19日(金)
https://sites.google.com/site/jcsir2011/
・第31回交通工学研究発表会
期間:平成23年9月20日(火)~21日(水)
場所:東京都区内(予定)
※論文募集は終了
http://www.jste.or.jp/
・第6回日中舗装技術ワークショップ
期間:平成23年9月21日(水)~23日(金)
場所:沖縄県市町村自治会館
※論文募集は終了
http://www.jsce.or.jp/committee/pavement/index.html
・第27回寒地技術シンポジウム
期間:平成23年11月30日(水)~12月2日(金)
場所:札幌コンベンションセンター
発表申し込み期間:査読論文7月29日まで,報告論文9月15日まで
http://www.decnet.or.jp/
・第7回土木学会景観デザイン研究発表会
期間:平成12月2日(金)~4日(日)
場所:日本大学理工学部駿河台キャンパス
http://www.jsce.or.jp/committee/lsd/conference/
[海外]
・第10回日中冬期道路交通ワークショップ
期間:平成23年9月4日(日)~9日(金)
場所:中国遼寧省瀋陽市
主催:寒地土木研究所,北海道開発技術センター,アジア交通学会
・第18回世界ITS会議
期間:平成23年10月16日(日)~20日(木)
場所:米国・オーランド
※論文募集は終了
http://www.itsworldcongress.org/
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■編集後記
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私を含め"にわか女子サッカーファン"を急造させることに成功した「なでしこジャ
パン」。金メダル獲得後は、激戦を勝ち抜いたチームの団結力に対する称賛と共に、
「業界」(女子サッカー界)の待遇・練習環境が驚くほど劣悪である旨が報道されて
います。その意味では、選手一人ひとりに「処遇改善につながる成果を何としても出
したい!」旨のハングリー精神や、選手層が薄いがゆえの「私がやらずに誰が
やる!」的な馬鹿力が発揮されたことが勝因の背景にあったのではと憶測します。
とはいえ、今後の持続的な発展のためには、より多くのプレーヤーが「第2、第3の
澤選手」を目指し切磋琢磨していく競争環境とともに、若手や子供達の「将来の目標
・夢」として応えうる業界の仕組みを創っていく必要があるのでしょう。
寒地交通チーム 上席研究員 渡邊政義
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