寒地土木研究所
【北の道リサーチニュース:第77号(2010年2月)】を発行しました


 2月26日に【北の道リサーチニュース:第77号(2010年2月)】を発行しました。
 このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。

 皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。

 メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。

▼お問合せ
 【北の道リサーチニュース】に関するお問合せや配信の申込/変更は下記まで

  編集チームのメールアドレス:

▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは寒地道路研究グループホームページからも閲覧できます。
  → http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm


北の道リサーチニュース:第77号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【北の道リサーチニュース:第77号(2010年2月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■寒地道路研究グループニュース
01:ゆきみらい研究発表会で発表しました(寒地道路研究グループ)
02:第53回(平成21年度)北海道開発技術研究発表会で発表しました
(寒地道路研究グループ)
03:土研新技術ショーケース2010in札幌で講演しました
(寒地交通チーム、寒地道路保全チーム)
04:松澤上席研究員にPIARC国際冬期道路会議実行委員会より感謝状が授与されました
(雪氷チーム)
■研究紹介
■関連研究チームニュース
05:「平成21年度 土研新技術ショーケースin 札幌」に出展しました
 (耐寒材料チーム、寒地地盤チーム)
06:「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル」がWeb上でダウンロードできるようになります
 (寒地地盤チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■寒地道路研究グループニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
01:ゆきみらい研究発表会で発表しました(寒地道路研究グループ)
→http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/B00097/k00360/yukimiraiaomori/
kennkyuuhappyou/top.html
--------------------------------------------------------------------
 平成22年2月19日(金)、青森市でゆきみらい研究発表会が開催されました。
本発表会は、調査研究を行う技術者と住民やNPOといった様々な人々を結びつけ、雪
に関する様々な情報を紹介・発信していく場として開催され、市民・行政・研究機
関等が行っている様々な取り組み、調査研究・活動等に関しての論文発表と会場参
加者が一体となった議論を行います。
 寒地道路研究グループからは、以下の論文を発表しました。

寒地交通チーム
・すべり抵抗値を用いた冬期路面の定量的評価の試行について 徳永主任研究員
・精糖残渣(ライムケーキ)を活用した新たなすべり止め材の散布効果について
 大日向研究員

雪氷チーム
・吹き止め式防雪柵の視程改善評価に関する調査について 伊東主任研究員
・すり抜け現象のメッシュ取付による対策効果について 松下研究員
・防雪林の生育不良と土壌の関係について 上田研究員
・道路案内標識の着雪及び落雪発生の気象条件 坂瀬研究員

寒地道路保全チーム
・路肩グルービングを用いた凍結路面対策の効果 吉井研究員
・積雪寒冷地における排水性舗装に関する一考察 布施研究員
--------------------------------------------------------------------
02:第53回(平成21年度)北海道開発技術研究発表会で発表しました
(寒地道路研究グループ)
→http://www.hkd.mlit.go.jp/topics/gijyutu/giken/h21_pre_intra/53gaiyou.pdf
--------------------------------------------------------------------
 平成22年2月23日(火)~25日(木)までの3日間、札幌第1合同庁舎及び北海道開
発局研修センターにて、標記技術研究発表会が開催されました。本技術研究発表会は、
北海道開発事業に係る諸問題に関する調査、研究等の成果を発表することにより、
技術等の向上とその普及を図ることを目的として毎年開催しており、今回で53回目
を迎えます。寒地道路研究グループからは、以下の論文を発表しました。

寒地交通チーム
・2車線道路におけるワイヤーロープ式防護柵の導入可能性の検討 平澤主任研究員
・ラウンドアバウトの基本性能確認試験 宗広主任研究員
・冬期路面管理サービスの性能評価手法の構築に関する研究 徳永主任研究員
・冬期路面すべり抵抗モニタリングサイトの構築について 切石研究員
・精糖残渣(ライムケーキ)を活用した冬期路面対策について 大日向研究員
・北海道の一般国道における冬期交通事故の形態について 高田研究員
・工作物衝突事故の発生原因と対策に関する検討 武本研究員

雪氷チーム
・北海道の地域特性を考慮した雪崩対策に関する技術資料の作成について
  中村総括主任研究員
・傾斜板による道路案内標識への着雪対策の効果について 坂瀬研究員

寒地道路保全チーム
・アスファルト舗装の疲労寿命予測手法に関する検討 丸山主任研究員
・舗装の予防的修繕工法に関する調査報告 金子研究員
・路肩グルービングを用いた凍結路面対策の効果について 吉井研究員
・積雪寒冷地における低騒音舗装に関する一考察 布施研究員
・積雪寒冷地における再生アスファルトの品質管理について 三田村研究員
--------------------------------------------------------------------
03:土研新技術ショーケース2010in札幌で講演しました
(寒地交通チーム、寒地道路保全チーム)
→http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2010/0223/showcase.html
--------------------------------------------------------------------
 2月23日に土研新技術ショーケース2010in札幌が開催されました。本催しは、社会
資本整備に携わる幅広い技術者を対象に、共同開発者と協力し、研究開発を通じて
得られた行政・社会ニーズに的確に応える土木研究所開発技術の紹介と当該開発技術
の個別技術相談を行うものです。
 寒地交通チームから「ランブルストリップスによる正面衝突事故対策」について、
寒地道路保全チームから「舗装帯及びアスファルト混合物(機能性SMA)について講
演を行いました。
--------------------------------------------------------------------
04:松澤上席研究員にPIARC国際冬期道路会議実行委員会より感謝状が授与されました
(雪氷チーム)
--------------------------------------------------------------------
 2月12日にカナダ国ケベック市で開催された、PIARC(世界道路協会)冬期サービス
委員会において第13回PIARC国際冬期道路会議の実行委員会より、雪氷チーム松澤上
席研究員に感謝状が授与されました。
 PIARC冬期サービス委員会の委員として、2月8~11日まで同地で開催された第13回
PIARC国際冬期道路会議の論文査読や座長などを務め、同会議の成功に貢献したこと
に対して感謝の意が示されたものです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します。
 くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 (2010年2月号には寒地道路研究グループからの掲載記事はありません)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・地域景観ユニット:美しく快適な沿道環境の創出などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
04:「平成21年度 土研新技術ショーケースin 札幌」に出展しました
(耐寒材料チーム、寒地地盤チーム)
→http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2010/0223/showcase.html
--------------------------------------------------------------------
 2年23日に札幌かでる2・7開催されたこの催しに、以下の技術を発表・展示し、
研究開発を通して得られた技術の紹介と当該技術の個別技術相談を行いました。
「積雪寒冷地におけるポーラスコンクリートの適用技術」耐寒材料チーム
「積雪寒冷地における再生骨材コンクリートの適用技術」耐寒材料チーム
「複合地盤杭基礎」寒地地盤チーム
--------------------------------------------------------------------
05:「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル」がWeb上でダウンロードできるようになり
 ます(寒地地盤チーム) →http://jiban.ceri.go.jp/pm/
--------------------------------------------------------------------
 泥炭性軟弱地盤上の道路建設に関する基本方針と標準的な方法を示した「泥炭性
軟弱地盤対策工マニュアル」(平成14年3月)は、泥炭性軟弱地盤における現場にて
活用されてきました。その後、本マニュアルは絶版となり、利用者に提供できない
状況が続いていましたが、3月1日より、Webサイト上でPDF版のダウンロードを開始
し、利用者の要望にお応えすることになりました。
 上記のURLにアクセスするか、寒地土木研究所トップページあるいは寒地地盤チー
ムトップページに掲載されたバナーをクリックしてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 北の道ナビニュースは、4月号より「北の道ナビ」HPの新着情報への案内に変わ
りました。トップページの新着情報にこれまで同様、ナビニュースの内容が掲載され
ています。

 北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。

北の道ナビ新着情報 →  http://northern-road.jp/navi/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■道内・国内・海外ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[道内]

[国内]
・第41回土木計画学研究発表会(春大会)
 期間:平成22年6月5日(土)・6日(日)
 場所:名古屋工業大学(名古屋市)
 発表申込:2月26日(金)17時
 →http://www.jsce.or.jp/committee/ip/conference/ip41/ip41_jisshi.html

・土木学会平成22年度全国大会 第65回年次学術講演会
 期間:平成22年9月1日(水)~3日(金)
 場所:北海道大学札幌キャンパス(北海道札幌市北区北8条西5丁目)
 →http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/index.shtml

・第30回交通工学研究発表会
 期間:平成22年9月21日(火)~22日(水)
 場所:未定(東京)
 発表申込・論文投稿期間:4月15日(木)~5月14日(金)
 →http://www.jste.or.jp/

・雪氷研究大会 2010 仙台
 期間:平成22年9月26日(日)~29日(水)
    ※9月26日(日):公開行事,各種会合
     9月27日(月)?29日(水):研究発表,分科会,各種会合
 場所:東京エレクトローンホール宮城(宮城県民会館)
    仙台市青葉区国分町3-3-7
 主催:(社)日本雪氷学会,日本雪工学会
  ※詳細は、「雪氷」5月号と学会ホームページに掲載される予定

・第11回国際アスファルト舗装会議(ISAP2010名古屋会議)
 期間:平成22年8月1日(日)~6日(金)
 場所:名古屋国際会議場(名古屋市熱田区熱田西町1番1号)
 主催:(社)日本道路協会,国際アスファルト舗装協会
 → http://isap-nagoya2010.jp/japanese/info.html
 ※論文募集は終了

[海外]
・第9回寒地開発に関する国際シンポジウム(ISCORD)
 期間:平成22年6月1日(火)~5日(土)
 場所:ロシア共和国ヤクーツク市
 →http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/tra/iscord/
 ※論文募集は終了

・第17回世界ITS会議
 期間:平成22年10月25日(月)~29日(金)
 場所:韓国・釜山
 → http://www.itsworldcongress.kr/
 ※論文募集は終了
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 タブラー博士が亡くなりました。といってもご存じないかもしれません。タブラー
氏は国際的にも知られた吹雪対策のエンジニアで、米国ワイオミング州のインタース
テートハイウェイ80号での吹雪対策で大きな成果を納め、「吹雪の魔法使い」と称さ
れた方です。
 昭和55年から56年にかけて半年間、当所の前身である北海道開発局土木試験所に滞
在し、その成果は、土木試験所報告第81号で公表されています。吹雪のメカニズムや
吹きだめ式防雪柵について、多くの研究成果を残しており、我が国の吹雪対策に対し
ても大きな影響を与えました。改めてタブラー博士のご冥福をお祈りします。

                      雪氷チーム上席研究員 松澤 勝
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


Copyright 2006 独立行政法人 土木研究所 寒地土木研究所 All Rights Reserved

北の道 TOP