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5月29日に【北の道リサーチニュース:第68号(2009年5月)】を発行しました。
このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。
皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。
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→ http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
北の道リサーチニュース:第68号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【北の道リサーチニュース:第68号(2009年5月)】
"寒地道路のリサーチセンター"
独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:第27回寒地道路連続セミナー ブリロン博士講演会「ラウンドアバウト~ドイツ
の経験」を開催します(寒地道路研究グループ)
02:第52回(平成20年度)北海道開発技術研究発表会で受賞しました
(寒地道路研究グループ、地域景観ユニット)
03:第12回交通工学研究会技術賞を受賞しました(寒地交通チーム)
■研究紹介
04:(報文)積雪寒冷地における再生アスファルトの長期性状について
(寒地道路保全チーム)
05:カーナビゲーションを活用した道路情報および吹雪の視界情報の提供
(雪氷チーム、地域景観ユニット)
■関連研究チームニュース
06:北海道開発技術研究発表会で受賞しました(寒地基礎技術研究グループ)
07:「道路橋の維持管理・長寿命化」の講演会(主催:施工技術総合研究所、高速道
路総合技術研究所、社会基盤維持管理研究会)で講師を務めます(寒地構造チーム)
08:土木学会賞 吉田賞(論文部門)を受賞しました(耐寒材料チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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01:第27回寒地道路連続セミナー ブリロン博士講演会「ラウンドアバウト~ドイツ
の経験」を開催します(寒地道路研究グループ)
→ http://www2.ceri.go.jp/news/archives/000499.html
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北海道における交通事故死者数は228人(2008年)となり、平成3年より13年続い
た都道府県別交通事故死者数ワーストワンを4年連続で返上していますが、依然とし
て高い水準のままとなっています。北海道における交通事故の発生形態をみると、
正面衝突事故と共に交差点での出会頭型の事故が多く、交差点の安全性向上が重要
な課題となっています。
近年、世界各国で、交差点部における安全性向上、ライフサイクルコスト縮減、
停止時間短縮などの交通の円滑化による環境負荷低減を可能とする交差点構造として、
ラウンドアバウトが注目を集め、急速に普及が進んでいます。
本セミナーでは、交通工学を世界的にリードし、ドイツやアメリカにおける近年
のラウンドアバウトの本格的普及やHighway Capacity Manualをはじめとする数々の
道路設計指針の作成に尽力してきたドイツ・ルール大学ボーフム校前教授のブリロン
博士を招き、約25年間にわたる研究活動を通して得てきた数々の技術的・実務的経験
について講演いただき、参加者の皆様と情報交換を行う機会を設けるものです。
開催要領】
日 時: 平成21年7月8日(水) 15時00分~17時00分
場 所: ポールスター札幌 2階コンチェルト
(札幌市中央区北4条西6丁目 011-241-9111)
主 催: (独)土木研究所寒地土木研究所 / 北海道土木技術会道路研究委員会
後 援: (財)国際交通安全学会、(社)交通工学研究会 (予定)
プログラム:
15:00~15:05 開会挨拶
15:05~16:35 ラウンドアバウト~ドイツの経験
ルール大学ボーフム校 前教授 ブリロン博士
※英語での講演ですが、会場では逐次日本語に通訳します
16:35~16:55 質疑
16:55~17:00 閉会挨拶
参加費: 無料
定 員: 100 名程度
申込方法: 参加希望の方は、参加申込用紙に記入し、FAX でお申し込みください。
FAX: 011-841-9747
問合せ先:(独)土木研究所 寒地土木研究所 寒地道路研究グループ
寒地交通チーム 高橋・宗広
電話:011-841-1738,FAX:011-841-9747
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02:第52回(平成20年度)北海道開発技術研究発表会で受賞しました
(寒地道路研究グループ、地域景観ユニット)
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平成21年2月25日・26日に、第52回(平成20年度)北海道開発技術研究発表会が開
催されました。本技術研究発表会は、北海道開発事業に係る諸問題に関する調査、
研究等の成果を発表することにより、技術等の向上とその普及を図ることを目的とし
て毎年開催されています。
研究発表会で発表した論文の中から1編が寒地土木研究所長賞を、4編が北海道開発
協会長賞を受賞しました。研究題目、著者は以下のとおりです。
<寒地土木研究所長賞>
空港舗装における冬期路面対策に関する検討 安倍 他
<北海道開発協会長賞>
すべり抵抗値活用による冬期路面管理技術の高度化に関する研究 徳永 他
北海道の2車線道路における緩衝分離構造の検討について 平澤 他
北海道における効果的な道路情報提供 緒方 他
予防的修繕を考慮した舗装修繕計画策定支援システムの開発 丸山 他
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03:第12回交通工学研究会技術賞を受賞しました(寒地交通チーム)
→ http://www2.ceri.go.jp/news/archives/000498.html
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寒地交通チームが、社団法人交通工学研究会の機関誌「交通工学」に投稿した
『積雪寒冷地における道路の安全性向上に関する研究開発』(第43巻4号、平成20年
7月発刊)が、第12回交通工学研究会技術賞を受賞しました。この賞は、社団法人
交通工学研究会が、交通工学の発展に顕著な貢献を成した実務的、先進的な技術や
施策への取り組みを広く顕彰するために設けられた賞です。過去1年間に機関誌「交
通工学」に掲載された紹介・報告・報文、応募または会員より推薦のあった事業の中
から選考され、第12回交通工学研究会技術賞では、平成20年掲載の紹介・報告等44編
と14事業の中から2件が選定されました。
選考委員からは、実務性と技術的先端性の高さが評価されたと選評をいただきまし
た。今回の受賞を励みとして、引き続き、積雪寒冷な気象条件、広域分散型の土地利
用といった北海道の地域特性に起因する道路交通の課題の解決に資することを目標に
研究開発に取り組み、また、研究成果の発信に努めていく所存です。
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■研究紹介
寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します。
くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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04:(報文)積雪寒冷地における再生アスファルトの長期性状について
(寒地道路保全チーム)
→ http://thesis.ceri.go.jp/center/info/geppou/ceri/0016044020.html
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積雪寒冷地において使用されているストレートアスファルトについて、アスファル
ト再生骨材に含まれる旧アスファルト分の針入度の規格下限値である20(1/10mm)まで
劣化させ、繰り返し再生を行いアスファルトの性状を検討した。その結果、北海道で
用いられているストレートアスファルトは、本州等で用いられているアスファルトよ
りも、劣化、再生添加剤の影響を大きく受け、物理性状、および化学性状に大きな変
動が見られた。
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05:カーナビゲーションを活用した道路情報および吹雪の視界情報の提供
(雪氷チーム、地域景観ユニット)
→ http://thesis.ceri.go.jp/center/info/geppou/ceri/0016044050.html
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「北の道ナビ」の情報提供技術を応用して日産自動車との共同研究により、同社の
カーナビゲーションシステムでの道路情報提供実験および「北の道ナビ」での吹雪の
視界情報の試験を行いました。これに伴い、その機能改善のベースとなった技術仕様
書を公開しました。
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■関連研究チームニュース
寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです.
・地域景観ユニット:美しく快適な沿道環境の創出などに関する研究
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
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06:北海道開発技術研究発表会で受賞しました(寒地基礎技術研究グループ)
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第52回(平成20年度)北海道開発技術研究発表会で発表した論文が、北海道開発局
長賞、北海道開発協会長賞、協会長奨励賞を受賞しました。
北海道開発局長賞(安全)
「切土法面における湧水、凍上対策について」
安藤、高瀬(釧路開発建設部)、佐藤(寒地地盤チーム)
北海道開発協会長賞(技術一般)
「火山灰地盤における杭基礎の新設計法」
冨澤、西本(寒地地盤チーム)、三浦(北海道大学大学院)
北海道開発協会長賞(ふゆ)
「冬期土工の留意点について」 佐藤、西本(寒地地盤チーム)
協会長奨励賞(環境)
「固化破砕土を用いた補強土壁背面盛土への施工例」
小柳、松原(函館開発建設部)、佐藤(寒地地盤チーム)
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07:「道路橋の維持管理・長寿命化」の講演会(主催:施工技術総合研究所、高速道
路総合技術研究所、社会基盤維持管理研究会)で講師を務めます(寒地構造チーム)
→ http://www.ri-nexco.co.jp/expri/lecture/pdf/sapporo.pdf
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6月29日に寒地土木研究所で開催される標記講演会 (副題:コンクリート床版の
耐久性向上をはかる!欧州における防水システムの調査報告) において、寒地構造
チームの三田村主任研究員が、道路橋床版の凍害劣化とその対策について講演を行う
予定です。
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08:土木学会賞 吉田賞(論文部門)を受賞しました(耐寒材料チーム)
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平成20年度土木学会賞 吉田賞(論文部門)を、耐寒材料チーム遠藤研究員、田口
上席研究員、寒地技術推進室(前耐寒材料)嶋田総括主任研究員が受賞しました。
受賞論文は「10数年および約40年経過した北海道の港湾コンクリート構造物のスケー
リング進行性評価」です。
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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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北の道ナビニュースは、4月号より「北の道ナビ」HPの新着情報への案内に変わ
りました。トップページの新着情報にこれまで同様、ナビニュースの内容が掲載され
ています。
北の道ナビ新着情報には、道路の開通や割引キャンペーンなど、知って得する北海
道の道路関連ニュースが掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
北の道ナビ新着情報 → http://northern-road.jp/navi/
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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・2009年度日本雪氷学会北海道支部研究発表会
期間:平成21年6月23日(火)10時~18時(時間は予定)
場所:北海道大学 学術交流会館 第1会議室
概要提出:平成21年5月5月29日までに、次の必要事項をEメール又はFAXにて、
5月29日までに提出
1. 講演題目
2. 発表者氏名(所属)
3. 代表者連絡先(電話、FAX、Eメール)
4. 講演要旨(250字以内)
→ http://www.seppyo.org/hokkaido/events/2009conference
[国内]
・第39回土木計画学研究発表会(春大会)
期間:平成21年6月13日(土)~14日(日)
場所:徳島大学工学部
※論文応募は終了
原稿提出:平成21年5月11日(月)正午まで
→ http://www.jsce.or.jp/committee/ip/conference/ip39/taikaiHP39.htm
・土木学会 平成21年度全国大会
期間:平成21年9月2日(水)~4日(金)
場所:福岡大学七隈キャンパス(福岡市城南区七隈八丁目19番1号)
講演申込:平成21年3月2日(月)~4月10日(金) 17時まで
→ http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/h21/index.html
・雪氷研究大会(2009・札幌)
期間:平成平成21年9月29日(火)~10月3日(土)
場所:札幌市北区北8条西5丁目 北海道大学学術交流会館
主催:(社)日本雪氷学会・日本雪工学会
発表申込:7月22日(水)〆切
→ http://www.seppyo.org/jcsir2009/
・第28回日本道路会議
期間:平成21年10月29日(木) ~30日(金)
場所:都市センターホテル(東京都千代田区平河町2 ? 4 ? 1
講演申込:平成21年5月11日(月)
→ http://www.road.or.jp/conference/
[海外]
・第15回アルゼンチン道路会議
期間:平成21年9月14日(月)~18日(金)
場所:アルゼンチン共和国ブエノス・アイレス州マル・デル・プラタ市
論文概要応募:3月2日
→ http://www.congresodevialidad.org.ar/index_en.html
・第16回ITS世界会議ストックホルム2009
期間:平成21年9月21日(月)~25日(金)
場所:スウェーデン・ストックホルム
※論文募集は終了
→ http://www.itsworldcongress.com/
・第8回 東アジア交通学会(EASTS)
期間:平成21年11月16日(月)~19日(金)
場所:インドネシア・スラバヤ
論文投稿(practical paper):平成21年6月4日(木)
※査読論文は募集を終了
→ http://www.easts.info/
・第13回PIARC国際冬期道路会議
期間:平成22年2月8日(月)~11日(木)
場所:カナダ・ケベック
※論文申込は終了
→ http://www.aipcrquebec2010.org/
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■編集後記
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北海道中央バスの市内路線バスの路線廃止問題が起こってから約1年がたつ。昨
年6月に白石営業所管轄の9路線を廃止すると発表し、他事業者への移管の話等が
あったが、結局は北海道中央バスが引き続き運行することになったというものであ
る。廃止予定路線の1路線が通勤手段として毎日使う路線であるため、行政により
路線維持が図られることになっているというものの便数の削減等があるのではない
かと少々不安であった。
一方で、12月にはJR白石駅札幌側の踏切立体交差化の事業が完了した。この
踏切は通勤手段として使うバス路線の途中にあり、それまでは通勤時には踏切にお
いて待ち時間が必ずと言っていいほど発生したが、それが無くなったことにより通
勤時間が少し短くなり、定時性も向上した。
市内の交通体系に関する出来事が身近なところで起こり、利用者の立場として交
通体系の構築に関する難しさや効果などについていろいろと考えさせられた。
上席研究員(寒地交通チーム) 葛西 聡
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E-mail: road@ceri.go.jp
・バックナンバーなど
http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm
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〒062-8602札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34
寒地道路研究グループHP http://www2.ceri.go.jp/jpn/
案内図 http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
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