平成20年12月15日に、第26回寒地道路連続セミナー(兼北海道土木技術会道路研究委員会講演会)「北海道の交差点構造を考える」を開催しました。
交差点とは、「十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における当該二以上の道路(歩道と車道の区別のある道路においては、車道)の交わる部分」(道路交通法第2条第5項)を指します。交差点では複数の交通の動線が交わるために交通事故のリスクがあり、また、発進や停止によって利便性の低下や沿道環境への負荷が懸念されます。
本セミナーでは、安全で円滑な交差点構造について2名の学識者からご講演いただきました。はじめに、名古屋大学大学院工学研究科中村英樹教授に「我が国におけるラウンドアバウトの導入の可能性と課題」と題してご講演いただきました。ついで、北海道大学大学院工学研究科萩原亨准教授に「交差点における横断歩行者の安全性について」と題してご講演いただきました。
今回のセミナーには、行政機関や研究機関、コンサルタントをはじめとする民間企業などから約140名の方に参加をいただき、熱心な質疑応答・意見交換が行われました。