平成20年7月28日に、第24回寒地道路連続セミナー(兼北海道土木技術会道路研究委員会講演会)「冬期道路の安全性・効率性向上に関する国際会議報告」を開催しました。 冬期道路の安全性・効率性の向上は、我が国のみならず、積雪寒冷な諸国に共通の重要課題となっています。冬期道路関係では、4年ごとに開催されるPIARC国際冬期道路会議が最大規模の国際会議で、前回は2006年に開催され、次は2010年に開催される予定です。 今年は、その中間年にあたり、「第14回国際道路気象会議(SIRWEC)」、「第6回雪工学国際会議」、「第4回陸上交通気象に関する全米会議・第7回除雪と雪氷対策技術に関する国際シンポジウム」と冬期道路分野に関する国際会議が連続的に開催され、最新の研究成果の紹介やそれらの冬期道路管理への活用方法について発表や意見交換がなされました。 セミナーでは、寒地交通チームの高橋総括主任研究員が「第14回国際道路気象会議(SIRWEC)」の概要と研究動向について、雪氷チームの伊東主任研究員が「第6回雪工学国際会議」の概要と研究動向について、更に、雪氷チームの松澤総括主任研究員と寒地交通チームの徳永主任研究員が「第4回陸上交通気象に関する全米会議・第7回除雪と雪氷対策技術に関する国際シンポジウム」の概要と研究動向について報告しました。 セミナーには、行政機関や研究機関、コンサルタントをはじめとする民間企業などから約80名の方の参加をいただき、熱心な質疑応答・意見交換が行われました。