平成20年3月3日に、土木学会北海道支部・地盤工学会北海道支部講演会(兼第23回寒地道路連続セミナー)「冬期道路交通を考える」を開催しました。
北海道では、毎年、冬期道路交通機能の低下による道路利用者への影響が著しくなっています。このような状況下、冬期道路交通流の現況把握や円滑化のため、各種の道路交通施策の検討や技術開発が進められています。本講演会は、札幌都市圏の冬期道路交通に携わる行政、研究機関、学識経験者の方から、冬期道路交通の課題と最新の取り組み状況を紹介いただくことを目的に、日本雪氷学会北海道支部、北海道土木技術会道路研究委員会および当研究所の共催で開催されました。
講演会では、北海道大学大学院の中辻隆教授から「冬期道路交通の現状と課題」と題した講演を、続いて、「地域にねざした取り組みの紹介」として、札幌市建設局管理部雪対策室事業課の吉元雄次係長から「市民と創る雪対策」について、札幌開発建設部道路調査課の佐々木博一第二調査係長から「さっけん雪みちプロジェクト」について講演をいただきました。最後に、「最新の取り組み状況の紹介」として、北海道大学大学院工学研究科の内田賢悦助教から「社会的に最適な冬期道路管理レベルとは?」について、寒地交通チームの宗広一徳主任研究員から「札幌市内における冬期道路交通の実測調査」について、函館工業高等専門学校の佐々木恵一准教授から「雪みちを考える~冬期交通特性の分析~」について講演をいただきました。
講演会には、行政機関や研究機関、コンサルタントをはじめとする民間企業などから約110名の方の参加をいただき、熱心な質疑応答・意見交換が行われました。
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講演会の模様 |
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土木学会北海道支部 坂本 支部長 |
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北海道大学大学院 中辻 教授 |
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札幌市雪対策室事業課 吉元 係長 |
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札幌開発建設部 佐々木 係長 |
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北海道大学大学院 内田 助教 |
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寒地交通チーム 宗広 主任研究員 |
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函館工業高等専門学校 佐々木 准教授 |
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講演会場の模様 |
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