平成19年8月30日(木)に北海道開発局の土木技術中級研修の一環として、アスファルト舗装の構造設計、試験方法などに関する材料試験実習が行われました。 全道の若き道路技術者6名が参加し、当チームの研究員が講師となって、舗装の配合設計方法と性能規定発注、特殊舗装についての講義を行いました。また、舗装の室内試験および現場試験の実習を実施し、指導にあたりました。 試験実習では、試験室において実際に試験器を使用して、現場透水量試験等の路面の性状試験等を体験していただきました。 <今回実習を行った実験> ○ポータブルスキッドテスタ …ゴム製のスライダーが路面を滑走するときの抵抗値を測定し、路面および供試体の摩擦特性を調べる。 ○DFテスタ …高速で回転する円盤に取り付けられたゴム片が、路面と接触するときに発生する動摩擦係数を計測し、摩擦特性調べる。 ○現場透水量試験 …現場において排水性舗装の透水性能を調べる。 ○透水試験 …排水性舗装の供試体に対して、透水性能を調べる。 ○マーシャル試験 …主としてアスファルト混合物の配合を決定するために、供試体の密度や空隙率、安定度等を測定する。