寒地土木研究所
【北の道リサーチニュース:第41号(2007年2月)】を発行しました


 2月27日に【北の道リサーチニュース:第41号(2007年2月)】を発行しました。
 このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。

 皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。

 メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。

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▼【北の道リサーチニュース】のバックナンバーは寒地道路研究グループホームページからも閲覧できます。
  → http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm


北の道リサーチニュース:第41号

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【北の道リサーチニュース:第41号(2007年2月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所 寒地道路研究グループ 発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:吹雪の広域情報提供実験。アンケートのお願い(3/2 〆切) (雪氷チーム)
02:北海道開発局技術研究発表会に参加しました (寒地道路研究グループ)
■研究紹介
03:(報文)冬期道路の高度情報提供システムに関する基礎研究 ~広域情報提供サービ
  スと路側情報提供サービスのフィールド実験~(雪氷チーム)
04:(報文)寒冷地空港舗装のブリスタリング現象に関する一考察(寒地道路保全チーム)
05:(報文) 北海道における路上作業エリアの安全性向上対策に関する研究
  (寒地交通チーム)
■関連研究チームニュース
06:「第10回地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造の耐震設計に関するシンポジウム」
(土木学会主催)で発表しました(寒地構造チーム)
07:「2007トンネル技術の特別講演と技術研究発表会」(北海道土木技術会トンネル
研究委員会主催)で発表しました(防災地質チーム)
■北の道ナビニュース
■道内・国内・海外ニュース
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■寒地道路研究グループニュース
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00:吹雪の広域情報提供実験。アンケートのお願い(3/2 〆切)  (雪氷チーム)
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 吹雪時の安全走行を支援するための情報として、インターネットを利用し道路・気
象状況に関する情報を提供する「吹雪の広域情報提供実験」を行っています。
 この実験について、利用者の皆様からご意見をいただくアンケート調査を3月2日迄
実施しておりますので、ご協力お願いいたします。
 [札幌圏]http://fubuki.its-win.jp/
 [宗谷地方]http://fubuki.its-win.jp/souya/

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02:北海道開発局技術研究発表会に参加しました (寒地道路研究グループ)
http://www2.ceri.go.jp/news/archives/000353.html
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 平成19年2月21日(水)~2月22日(木)に札幌市で「第50回(平成18年度)北海道開発局
技術研究発表会」が開催されました。この研究発表会は、北海道開発局が所掌する事
業に係る技術的諸問題についての調査、研究等の成果を発表することにより、技術の
向上とその普及を図ることを目的として毎年開催しており、50回目を迎えました。
 当所寒地道路研究グループからは、自由課題18編と、指定課題1編の研究発表を行
いました。
 開催状況及び発表内容については、当所寒地道路研究グループのホームページを、
ご覧頂きますよう、よろしくお願いいたします。
 → http://www2.ceri.go.jp/news/archives/000353.html

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■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します。
 くわしくはこちら → http://thesis.ceri.go.jp/
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03:(報文)冬期道路の高度情報提供システムに関する基礎研究 ~広域情報提供サービ
  スと路側情報提供サービスのフィールド実験~(雪氷チーム)
  http://thesis.ceri.go.jp/center/info/geppou/setuhyo/0016013050.html
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 広域の吹雪情報等を提供する「広域情報提供サービス」と、多重事故の誘因とな
る停止車を検知して後続のドライバーに注意喚起を行う「路側情報提供サービス」
を提供する、「冬期道路の高度情報提供システム」のフィールド実験を行った。利
用者アンケート等から、吹雪時の走行時の安心感について高い効果が期待できるこ
とが明らかとなった。

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04:(報文)寒冷地空港舗装のブリスタリング現象に関する一考察(寒地道路保全チーム)
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 ブリスタリングが発生した新千歳空港の現場条件から、室内で現象を再現し、発生
要因を検証した。その結果、ブリスタリングにはアスファルト舗装の空隙率と舗装体
温度条件が寄与しており、対策として表層に改質Ⅱ型を適用したり1層の施工厚さを増
す方法の効果が確認された。

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05:(報文) 北海道における路上作業エリアの安全性向上対策に関する研究
  (寒地交通チーム)
http://thesis.ceri.go.jp/center/info/geppou/koutsu/0016013040.html
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 通行車両の直近で作業を行う路上作業エリアの安全性向上のため、交通整理員の視
認性向上対策に着目し、苫小牧寒地試験道路にて服装の視認性評価実験を実施した。
その結果、交通整理員の服装の色として使用されている割合が高い紺色は評価が低く、
オレンジ色や黄色に変更することで運転者にとって交通整理員の存在がより明確化さ
れ、早期に認識できる可能性が示された。

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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している研究
チームからのニュースをお伝えするコーナーです。
・寒地構造チーム:地震、落石、厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
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06:「第10回地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造の耐震設計に関するシンポジウム」
(土木学会主催)で発表しました(寒地構造チーム)
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2月1日~2日に東京の土木学会講堂において、標記シンポジウムが開催され、研究成
果を発表しました。このシンポジウムは、地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造物の
耐震設計法に関する研究発表や情報交換を図ることを目的に開催されたものです。
・異なる基礎形式を有する基礎~地盤系モデルの地震応答特性に関する一考察
(西 弘明)
・免震支承を用いた橋梁の地震応答解析モデルに関する検討(岡田 慎哉)

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07:「2007トンネル技術の特別講演と技術研究発表会」(北海道土木技術会トンネル
研究委員会主催)で発表しました(防災地質チーム)
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2月23日に北海道大学学術交流会館で標記研究発表会が開催され、研究成果を発表し
ました。
・トンネル掘削ずりの汚染評価と対策技術(田本 修一)

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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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  ~【寒地土木研究所からのおすすめ】~~~~~~~~~~~~~~~~~

  *宗谷地方 吹雪の広域情報提供実験を実施中!(寒地土木研究所ほか)
   → http://fubuki.its-win.jp/souya/

  *札幌圏 吹雪の広域情報提供実験を実施中!(寒地土木研究所ほか)
   → http://fubuki.its-win.jp/

  上記の実験サイトで、現在、図書券等が当たるユーザーアンケート調査を
  行っています。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


  ★北の道ナビ・ユーザーアンケート実施中~皆様の声をお聞かせ下さい
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   今回のアンケート調査は、北の道ナビの各機能についての
  改善・要望をお聞きしています。
  ご協力のほど、よろしくお願い致します。
    ・トップページ (http://northern-road.jp/navi/)
    ・距離と時間検索(http://northern-road.jp/navi/time/)
    ・峠情報    (http://northern-road.jp/navi/touge/map.htm)
    ・ドライブマップ(http://northern-road.jp/navi/map/hokkaido.htm)
    ・北の道倶楽部 (http://northern-road.jp/navi/info/club.htm)
    ・北の道再発見 (http://www.northern-road.jp/discover/)
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* 冬の安心ドライブチェック!→お役立ち情報はこちら
 → http://northern-road.jp/navi/info/fuyudrive.htm

* 北海道の高速道路雪道情報・携帯サイト版の通行止め情報(NEXCO東日本)
 → http://www.e-nexco.co.jp/local/hokkaido/

* 「冬の峠案内」冬期の情報提供を実施中(旭川・網走・帯広開発建設部)
 → http://www.10ge.jp/

* 国道274号日勝峠の情報提供実験~冬バージョン実施中(寒地土木研究所ほか)
 → http://e-kaido.jp/route274/

* 北海道地区道路情報~国道・道道の通行止め情報を提供~ を開設しています
 (北海道開発局)
 → http://info-road.hdb.go.jp/

* ボランティアが冬道情報を投稿!しりべしe街道(寒地土木研究所他)
 → http://e-kaido.jp/shiribeshi/


※北の道ナビは、北海道内の道路情報を総合案内するサイトで、北海道開発局を
はじめとする道内主要道路管理者で構成する「北海道道路情報化研究会」の監修のも
と、(独)土木研究所 寒地土木研究所が運営を行っています。

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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・NORTH Internet Symposium2006
 平成19年3月7日(水) 札幌医科大学50周年記念ホール(中央区南1条西18丁目)
  → http://www.north.ad.jp/northweb/index.html 
 (2006年の情報は掲載されていません)

[国内]
・第35回土木計画学研究発表会(春大会)
 (平成19年6月9日(土)~10日(日) 九州大学 箱崎キャンパス)
  3月16日(金)応募期限(論文タイトルおよび400字程度の論文概要)
  5月7日(月)午前10時までに,PDF形式ファイルの原稿を投稿
  → http://www.jsce.or.jp/committee/ip/ip35/index.html
・土木学会全国大会(平成19年9月12~14日:東広島)
  → http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/
・雪氷研究富山大会(平成19年9月25~28日:富山)
・第27回交通工学研究発表会
 (平成19年11月14日(水)~15日(木) 東京都千代田区 砂防会館)
  5月15日(火)原稿提出期限
  → http://www.jste.or.jp/Event/index.html

[海外]
・道路建設と維持管理技術に関するICPT特別シンポジウム
 (2007年3月16~18日:中国、北京)
  → http://jtzx.net.cn/icpt/
・11th International Conference on Mobility and Transport for Elderly and Disabled Persons (TRANSED)(2007年6月18~21日:カナダ、モントリオール)
  → http://www.tc.gc.ca/pol/en/transed2007/home.htm
・第8回寒冷地開発に関する国際シンポジウム
 (2007年9月25~27日:フィンランド、タンペレ)
  → http://www.ril.fi/Resource.phx/seminaari/semi-iscord/index.htx
・第14回ITS世界会議(2007年10月9~13日:北京)
  → http://www.itsworldcongress.com/its_1024/home/index.cfm
・IWAIS第12回構造物の大気着氷雪に関する国際ワークショップ
 (2007年10月9~13日 横浜市)
  → http://www.seppyo.org/~iwais/index_j_f.htm

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■編集後記
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 2月下旬時点で、札幌市は今冬未だに最低気温が氷点下10℃以下になった日がな
い。1876年の観測開始以来なかったことだという。個人的にも、こんなに積雪の少な
い冬は記憶にない。温暖化対策でよく耳にする京都議定書は、私が1997年外務省に出
向していた時に課の担当官が何日も泊まり込みで取りまとめたもので非常に親しみを
覚えるが、今年は日本国民一般にも地球温暖化が現実的に感じられていると思う。1
月から公開の映画「不都合な真実」の中で、元米副大統領アル・ゴアが説得力あるプ
レゼンを見せつけている。信じたくはないが、信じざるを得ない地球温暖化。こんな
冬が3年も続けば、当研究所名の「寒地」の意味合いも変わっていかざるを得ないか
もしれない。
                        寒地道路保全 田高 淳
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  E-mail road@ceri.go.jp
 ・バックナンバーなど
  http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm

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         寒地道路研究グループHP http://www2.ceri.go.jp/jpn/
         案内図 http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
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