寒地土木研究所
【北の道リサーチニュース:第35号(2006年8月)】を発行しました


 8月28日に【北の道リサーチニュース:第35号(2006年8月)】を発行しました。
 このメールニュースは、寒地土木研究所 寒地道路研究グループが寒地道路技術の情報発信基地を目指して、行政や民間企業、大学等の専門技術者等へ研究・調査成果等の最新情報を提供するものです。

 皆様の事業推進や技術向上にお役立ていただければ幸いです。

 メールニュースについて、お気づきの点がありましたら、下記までよろしくお願いします。

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  → http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm


北の道リサーチニュース:第35号

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【北の道リサーチニュース:第35号(2006年8月)】
 "寒地道路のリサーチセンター"
 独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所寒地道路研究グループ発行
 http://www2.ceri.go.jp/jpn/
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■寒地道路研究グループニュース
01:交通シミュレーションに関する国際シンポジウムで発表します(寒地交通チーム)
02:「ランブルストリップス整備ガイドライン(案)」を発行します
 (寒地交通チーム)
03:第10回アスファルト舗装に関する国際会議に参加しました(寒地道路保全チーム)
04:寒地ITSワークショップ(兼 第18回寒地道路連続セミナー)を開催します
 (雪氷チーム&地域景観ユニット)

■研究紹介

■関連研究チームニュース
05:「平成18年度全国大会第61回年次学術講演会」(土木学会主催)が開催されます。
(寒地構造チーム)
06:「第5回道路橋床版シンポジウム」(土木学会主催)で発表しました。
(寒地構造チーム)
07:「韓国釜慶大学地質環境研究所、および日本の農村工学研究所との国際共同シン
ポジウム」を開催しました(防災地質チーム)

■北の道ナビニュース
08:経由地の指定が出来る“距離と時間検索【ベータ版】”を公開しました

■道内・国内・海外ニュース

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■寒地道路研究グループニュース
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01:交通シミュレーションに関する国際シンポジウムで発表します(寒地交通チーム)
http://ists06.epfl.ch/
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 International Symposium of Transport Simulation 2006(ISTS2006) (交通シミュレーションに関する国際シンポジウム)が9月4~6日に亘り、スイス・ローザンヌ市のローザンヌ連邦工科大学において開催されます。
 寒地交通チームから浅野上席研究員及び宗広研究員が出席し、「北海道における2
+1車線道路の交通流シミュレーション」に関する発表を行います。これは、避譲形
式の付加車線区間における車両挙動調査の結果を活用し、交通流ミクロシミュレー
ションプログラム「SIM-R」の改良により、2+1車線道路の交通流再現及び検証結
果について報告するものです。なお、研究データの取得等に関し、土木学会実践的
ITS研究からの協力も賜りました。
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02:「ランブルストリップス整備ガイドライン(案)」を発行します
  (寒地交通チーム)
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 「ランブルストリップス整備ガイドライン(案)」を発行します。本ガイドライン
(案)は、ランブルストリップスの整備推進のため、基本的な考え方、具体的な規格
や施工方法、設置の際の留意事項をガイドラインとして取りまとめたものです。
 死亡事故に至りやすい正面衝突事故や路外逸脱事故を防止するために、ランブルス
トリップ設置の目的、適用箇所、施工方法、管理への理解を高め、ランブルストリッ
プスが適切かつ効果的に設置、運用されることを期待しています。
 8月末から順次関係部署に発送いたします。
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03:第10回アスファルト舗装に関する国際会議に参加しました(寒地道路保全チーム)
http://www.icap2006.fsg.ulaval.ca/english/contenu.htm
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 8月12日~17日に,カナダ・ケベックで開催された標記会議に参加しました。22カ
国から約400人が参加しアスファルト舗装に関する最新の研究や取組みが発表されま
した。この会議はAASHO試験道路での国際的な取組みをきっかけに1962年に始まった
もので、初回以降5年に一回,近年では4年に一回の間隔で40年間を超える永きに亘っ
て開催されて,舗装関係者の間では非常に著名な会議と認識されています。
 当チームから田高と丸山が出席し,舗装の低温クラックに関する研究について発表
と討議をしました.各国の研究で興味を引いたのは,AASHTOから2002年に発表された
舗装の力学的経験的設計法に関係する報告に代表されるように,世界的にも理論的設
計手法と性能規定化を志向した研究が活発に実施されている点でした。 
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04:寒地ITSワークショップ(兼 第18回寒地道路連続セミナーを開催します
 (雪氷チーム&地域景観ユニット)
 http://www2.ceri.go.jp/news/archives/000316.html
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 この度、各地で展開されているITSサービスや技術について、行政やコンサルタン
ト等の技術者、また大学や他の研究機関の研究者の方々への情報提供と意見交換の場
として、寒地ITSワークショップ(兼第18回寒地道路連続セミナー)を北海道ITS推進
フォーラムとの共催で開催することといたしました。
 多数の皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

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■研究紹介
 寒地土木研究所月報に最近掲載した研究事例を紹介します
 くわしくはこちら → http://www3.ceri.go.jp/jouhou.html
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■関連研究チームニュース
 寒地道路研究グループの研究チーム以外で道路事業関連の研究を実施している
研究チームからのニュースをお伝えするコーナーです.
・寒地構造チーム:地震,落石,厳しい寒さなどから橋や道路を守る技術
・耐寒材料チーム:厳しい自然環境に適応したコンクリート構造物技術
・寒地地盤チーム:北海道に広く分布する泥炭地盤特有の問題や凍上被害対策
・防災地質チーム:崖崩れなどの監視システムや予測技術
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05:「平成18年度全国大会第61回年次学術講演会」(土木学会主催)が開催されます
(寒地構造チーム)
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 9月20日~22日に立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)で標記年
次大会が開催されます。寒地構造チームからは、橋梁振動・耐震や衝撃問題等に係る
テーマを中心に7編を発表(その他共著論文多数)する予定です。
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06:「第5回道路橋床版シンポジウム」(土木学会主催)で発表しました
(寒地構造チーム)
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 7月27・28日大阪大学で標記シンポジウムが開催され、PC床版や合成床版の構造合理
化や既設床版の維持管理等、床版問題について議論されました。寒地構造チームから
三田村主任研究員がECCを用いた鋼床版の上面増厚に関する研究報告を行いました。
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07:「韓国釜慶大学地質環境研究所、および日本の農村工学研究所との国際共同シン
ポジウム」(2006 International Joint Symposium between NIRE, CERI(Japan) and IEGS(Korea))を開催しました(防災地質チーム)
 http://chishitsu.ceri.go.jp/nikkannsinpo.htm
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8月23日に寒地土木研究所講堂で標記国際共同シンポジウムを開催しました。シン
ポジウムのテーマは「地盤環境の調査および評価手法に関する研究」で、3つの研究
所における最近の研究成果の発表・意見交換を行いました。防災地質チームでは、伊
東上席研究員が座長を務め、日下部主任研究員、伊藤主任研究員、岡崎研究員、田本
研究員が発表を行いました。


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■北の道ナビニュースhttp://northern-road.jp/navi/(携帯版:http://n-rd.jp/)
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08:経由地の指定が出来る“距離と時間検索【ベータ版】”を公開しました!
  → http://northern-road.jp/navi/time/beta4/
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 多くの方にご利用いただいている「北の道ナビ」の“距離と時間検索”ですが、こ
のたび念願の“経由地指定機能”が加わることになりました。出発地・目的地に加え
て、経由地もマップやプルダウンメニューを使って選択することができます。当面ベ
ータ版として公開することになります。
 どうぞ皆さんご利用いただき、感想などお聞かせてください。
 ※参考“距離と時間検索【従来版】”
  → http://northern-road.jp/navi/time/
 (現在(8月)の使用回数は1日あたり1万1~5千回くらいです)

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           ★ドライブに役立つ情報満載!★

 ホームページ「北の道ナビ」に関するトピックスやおすすめ情報などを紹介
します。ぜひアクセスしてみてください。


* 夏のドライブシーズン本番!→お役立ち情報はこちら(北の道ナビ)
 → http://northern-road.jp/navi/info/syokadrive.htm

* 北海道地区道路情報 ~国道・道道の通行止め情報を提供~ を開設しました
(北海道開発局)
 → http://info-road.hdb.go.jp/

* 広報誌「SCENE」好評配布中!&トレジャーハント(隠された北の風景
宝さがしの旅)を実施中!  (シーニックバイウェイ北海道)
 → http://www.scenicbyway.jp/

*北海道の「道の駅」に新しく3駅が登録されました(北海道地区「道の駅」連絡会)
 → http://www.hokkaido-michinoeki.jp/

*ビューポイントパーキング(とるぱ)を追加しました(北海道開発局)
 → http://scenicbywayhokkaido.torupa.jp/

* 日勝峠の情報提供実験(寒地土木研究所)
 新たに夏の情報提供を開始しました。アンケート実施中!
 → http://e-kaido.jp/route274/

*「北海道 ETC夏トクふりーぱす」の発売について(東日本高速道路(株))
 ~ETCで北海道の高速道路が週末3日間乗り放題!~
 → http://natsutoku.net/

* 外国人旅行客向けドライブ情報(Fly&Active Drive HOKKAIDO)(北海道開発局)
 → http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/pamphlet/index.html

* Photo Gallery 「素敵な北の道」道内各地の素敵な道の風景をご紹介!
 → http://northern-road.jp/scenic/

※北の道ナビは、北海道内の道路情報を総合案内するサイトで、北海道開発局をは
 じめとする道内主要道路管理者で構成する「北海道道路情報化研究会」の監修の
 もと、(独)土木研究所 寒地土木研究所が運営を行っています。


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■道内・国内・海外ニュース
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[道内]
・第22回寒地技術シンポジウム(平成18年11月29日~12月1日)
 札幌市教育文化会館
 査読論文・報告論文 最終論文提出(登録者)10月20日予定 
 http://www.decnet.or.jp/project/ctc/index.html

[国内]
・第34回土木計画学研究発表会(秋大会)(平成18年12月1日~3日)
 香川県高松市
 http://www.jsce.or.jp/committee/ip/ip34/ip34_kaikoku.htm
・土木学会全国大会(平成18年9月20日~22日)
 滋賀県 立命館大学びわこ・くさつキャンパス
 http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/index.html
・第26回交通工学研究発表会(平成18年11月1日~2日)
 東京都 砂防会館別館3階会議室
 http://yukimirai.com/index.html
・平成18年度 日本雪氷学会・雪工学会合同全国大会(平成18年11月14日~18日)
 秋田市民交流プラザ(ALVE:アルヴェ)
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssi/ (日本雪氷学会)
・第11回舗装工学講演会(平成18年12月15日)
 土木学会 土木会館
 http://www.jsce.or.jp/committee/pavement/info/11thpave.html
・第5回ITSシンポジウム2006(2006年12月7日~8日 東京大学生産技術研究所)
 http://www.its-jp.org/topics/topics041.htm
 拡張アブストラクト締切7月31日

[海外]
・交通シミュレーション国際シンポジウム
(2006年9月4日~6日:スイス、ローザンヌ)
 http://ists06.epfl.ch/
・第13回ITS世界会議(2006年10月8~12日:ロンドン)
 http://www.itsworldcongress.com/its_1024/home/index.cfm
・第86回TRB年次総会(2007年1月21~25日:ワシントンDC)
 http://www.trb.org/
・道路建設と維持管理技術に関するICPT特別シンポジウム
(2007年3月16~18日:中国、北京)
 http://jtzx.net.cn/icpt/
・第8回寒冷地開発に関する国際シンポジウム
(2007年9月25~27日:フィンランド、タンペレ)
 http://www.ril.fi/Resource.phx/seminaari/semi-iscord/index.htx
概要締め切り10月30日

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■編集後記
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ムーンウオーク
 夏休みにニセコに行ってシーニックな体験をしてきた。物好きと笑われるかもしれ
ないが、満月の神仙沼の散策だ。もちろん、ガイド付き。山の中だから人工の明かり
は何もない。月がまぶしいくらい明るい。人の影がくっきり木道に刻まれている。沼
には朝霧のような霧がかかり、月の光に照らされ淡い光に輝いている。水面には月が
くっきり映し出されている。まるで、水墨画の中に迷い込んだような風景だ。
ガイドさんの説明で何度も驚いた。この沼の一帯は主に苔だそうだが千年の時をか
けて約2mの泥炭となって積み上がったそうだ。こんな山の中で泥炭と出会うなんて、
それも今まさに作られている!。驚くことに所々に点在する棚田のような小さな池は、
水を通さない泥炭で仕切られているので水位が皆違うのだそうだ。
 木道周辺の草は木道の木からしみ出る養分を吸収して成長が良いということだ。確
かに伸びの違いがはっきりと見て取れる。ここの自然は、結構微妙だ。右と左で植生
がはっきり違っていると分かる境界線がある。毎年少しずつ左側の植生が右側の植生
を侵食していっているという。数百年のオーダーで沼の様子もすっかり変わってしま
うらしい。
 月陰の神仙沼は何とも幻想的で不思議な異空間だった。機会があれば是非シーニッ
クな体験をしてみて下さい。

                寒地道路研究グループ グループ長 小笠原章

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  http://www2.ceri.go.jp/jpn/mailnews.htm


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         寒地道路研究グループHP http://www2.ceri.go.jp/jpn/
         案内図 http://www2.ceri.go.jp/annaizu.gif
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