寒地土木研究所
加治屋安彦 雪氷チーム上席研究員 平成17年度日本雪工学会学術賞を受賞


 平成18年6月30日に、日本雪工学会の平成18年度総会が仙台市の東北大学で開催されました。この総会において、当研究所 寒地道路研究グループの加治屋安彦雪氷チーム上席研究員に、平成17年度日本雪工学会学術賞が授与されました。受賞対象となった研究は、研究所報告 №122の「寒地ITSの利用者ニーズと有効な導入方策に関する実証的研究」でインターネット技術を活用した先駆的な雪情報システムの構築と社会実験の実施が高く評価されました。

 加治屋安彦上席研究員は、道路雪氷分野においていち早くインターネット技術の活用に着目し、冬期気象の厳しい峠部道路の安全性・安心感向上のため、画像や路面情報を広く利用者にインターネットで提供する実験を先駆的に実施するとともに、インターネットの次世代記述言語XML(Extensible Markup Language)を道路情報分野に適用した、"道路用Web記述言語RWML(Road Web Markup Language)"を開発し、革新的な技術として国際的にも注目されました。一連の研究成果は、実地に活用され道路雪氷問題の解決や軽減に貢献しており基礎技術の開発とその先駆的応用による社会貢献が、日本雪工学会学術賞にふさわしい業績とされました。

・研究所報告 №122 「寒地ITSの利用者ニーズと有効な導入方策に関する実証的研究」
 → http://www2.ceri.go.jp/news/archives/000162.html

・道路用Web記述言語RWML
 → http://rwml.its-win.gr.jp/



授賞式の様子(加治屋安彦上席研究員)
▲授賞式の様子(加治屋上席研究員)
表彰状
▲表彰状(クリックすると大きく表示されます)



Copyright 2006 独立行政法人 土木研究所 寒地土木研究所 All Rights Reserved

北の道 TOP