寒地土木研究所
第13回寒地道路連続セミナー「冬期道路マネジメント」を開催しました


 平成18年2月21日に、当研究所主催、北海道土木技術会道路研究委員会の共催により、第13回 寒地道路連続セミナー「冬期道路マネジメント」を開催しました。

 今回のセミナーでは、2件の講演と、2件の話題提供を頂きました。

 講演では、始めに、当研究所 浅野基樹交通研究室長が、「脱スパイクタイヤ政策の政策評価について」と題して、スパイクタイヤ規制の経緯、スパイクタイヤ規制の効果と影響、ロジックモデルによる脱スパイクタイヤの政策評価及び「冬期道路管理マネジメント・システム」の導入可能性などについて講演しました。

 続いて、北海道開発局建設部道路計画課 田村桂一開発専門官から、「雪みちプロジェクトについて」と題して、雪みちの現状、社会的要請や情勢の変化、都市部における冬期渋滞対策、都市部における車道及び歩道のツルツル路面対策など、平成17年度の重点的取り組み事例の紹介や、冬期渋滞マネジメントなど今後の展望について講演をいただきました。

 また、話題提供として、当研究所防災雪氷研究室 山際祐司主任研究員が、 「冬道の安全運転をアドバイスする情報のニーズと提供方法」と題して、北海道の道路情報総合案内「北の道ナビ」で実施したユーザーアンケートの結果の報告、冬道の道路状況や安全運転をアドバイスする情報提供について、近日公開予定の「新冬道運転ガイド(案)」などの事例を交えた報告を行いました。

 最後に、北海道開発局札幌開発建設部道路調査課 佐々木博一第2調査係長から、「歩行者転倒防止の取り組み~つるつる路面転倒防止委員会~」と題して、委員会の発足と目的の紹介、また、啓発パンフレットの配布、ホームページの開設等の平成16年度の取り組み内容とその結果を踏まえた今年度の取り組み方針と取り組み内容について報告をいただきました。

 本日のセミナーには、行政機関や研究機関、コンサルタントをはじめとした民間企業などから約60名のご参加をいただき、熱心な質疑応答・意見交換が行われました。

 年度末のお忙しい中、大変ありがとうございました。

  セミナーの模様
  画像   画像
  (独)北海道開発土木研究所
交通研究室 浅野基樹室長
北海道開発局建設部道路計画課
田村桂一開発専門官
  画像   画像
  (独)北海道開発土木研究所
防災雪氷研究室 山際祐司主任研究員
  北海道開発局札幌開発建設部道路調査課
佐々木博一第2調査係長


Copyright 2006 独立行政法人 土木研究所 寒地土木研究所 All Rights Reserved

北の道 TOP