寒地土木研究所
路面のすべりとテクスチャに関する共通試験を行いました


 2005年9月26,27日に,苫小牧寒地試験道路で「各種舗装のすべり抵抗と路面テクスチャに関する共通試験」を行いました.舗装路面のテクスチャとすべり抵抗の測定方法に関しては,世界道路協会(PIARC) が1992年に欧州で共同実験を行い,国際摩擦指標(IFI)が開発されるなどの研究がなされていますが,国内においてはこの分野の調査研究事例が少ない状況です.そこで土木学会路面性状小委員会テクスチャ分科会では,国内の各種測定機器を持ち寄り,様々な舗装路面で共通試験を行うこととしたものです.維持管理研究室も右分科会の一員としてこの試験に参加しました.参加者は,民間会社6,大学1,および北海道開発土木研究所の8機関で,4種のすべり抵抗測定装置および6種のテクスチャ測定装置により6種類の舗装路面を測定しました.今後,各舗装路面のすべり抵抗特性とテクスチャの評価,各試験装置間での計測値の比較,各テクスチャ評価指標の比較をおこなう予定です.

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テクスチャの測定(左),すべり抵抗の測定(右)
 

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