寒地土木研究所
第4回日本・スウェーデン道路科学技術ワークショッップに参加しました


 5月23~26日に大阪市ほかで「第4回日本・スウェーデン道路科学技術ワークショップ」が開催されました。前半2日間は、橋梁、トンネル、調達、ITSの分野での研究発表とディスカッションが、後半2日間は、国道43号の環境対策、明石海峡大橋、愛・地球博における先進ITS技術視察などのテクニカルツーが行われました。当研究所は、日本側ホスト機関の一員としてこのワークショップに参加しました。

 開会式では、スウェーデン道路庁や国土交通省国土技術政策総合研究所、(独)土木研究所の基調講演に引き続き、相馬道路部長が「道路分野の研究開発」と題して、当研究所における道路関連研究開発を紹介する基調講演を行いました。
 道路部からは、防災雪氷研究室の松沢副室長がITSのセッションで「冬期道路の高度情報提供システム」に関する発表を行いました。このセッションでは、スウェーデン側から車両の速度を制限速度等に応じて自動的にコントロールするシステム等の発表が行われ、活発な議論が交わされました。
 また閉会式では、防災雪氷研究室の加治屋室長が、2日間にわたるワークショップのサマリー(総括)を行いました。

 テクニカルツアーでは、国道43号のNOxや騒音等の環境対策や、明石海峡大橋の主塔見学に加え、愛知県で開催中の愛・地球博でのITS技術を活用した公共輸送システムの視察などを行いました。

 本ワークショップは、国土交通省国土技術政策総合研究所、(独)土木研究所、(独)北海道開発土木研究所、スウェーデン道路庁、スウェーデン運輸交通研究所の間で締結された「日瑞道路科学技術協力の実施に関する取り決め」に基づくもので、2年毎に両国で交互開催されているものです。

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▲セッションの状況

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▲相馬部長の挨拶(左)、加治屋室長のサマリー(右)


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▲国道43号高機能遮音壁(左)、明石海峡大橋の主塔から明石市を眺む(右)


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