<!-- 気象実況を表現するケース -->

<weather-info>

  <basic-info>・・・</basic-info>

  <actual>・・・</actual>

</weather-info>



<!-- 気象予測と注意報・警報を表現するケース -->

<weather-info>

  <basic-info>・・・</basic-info>

  <forecast>・・・</forecast>

  <warnings>・・・</warnings>

</weather-info>

5.1 基本情報 (basic-info)

内容 :

気象情報に関する基本的な情報を示す。

説明 :

気象情報を構成する各要素を記述する。ここの要素については3.共通的に使われる基本情報の構造に準じるため省略する。

5.2 気象実況情報 (actual)

内容 :

気象情報に関する実況情報を示す。

書式 :

<actual>気象実況情報</actual>

説明 :

気象実況に関する, 実況種別, 実況対象地域・地点・メッシュ情報, 発信官署, 発表日時, 観測日時, 観測情報の各要素を記述する。

例 :

<actual>

  <actual-class>アメダス実況</actual-class>

  <actual-area>・・・</actual-area>

  中略

</actual>

5.2.1 実況種別 (actual-class)

内容 :

気象実況の名称を示す。

書式 :

<actual-class>実況種別</actual-class>

説明 :

気象実況の名称を任意の文字列で指定する。

例 :

<actual-class>気象官署実況</actual-class>

<actual-class>アメダス実況</actual-class>

5.2.2 観測対象地域・地点・メッシュ情報 (actual-area)

内容 :

観測対象地域または地点を示す。

書式 :

<actual-area>観測対象地域・地点・メッシュ情報</actual-area>

説明 :

観測対象が地点の場合には観測対象地域・地点・メッシュ名称情報, 観測対象が地域の場合には観測対象地域・地点・メッシュ名称情報と観測対象メッシュ定義情報により表記する。

例 :

<actual-area>

  <actual-areaname>北海道(石狩・空知・後志地方)</actual-areaname>

</actual-area>



<actual-area>

  <actual-areaname>札幌近郊(5kmメッシュ)</actual-areaname>

  <actual-areadef>・・・</actual-areadef>

</actual-area>

5.2.2.1 観測対象地域・地点・メッシュ名称情報 (actual-areaname)

内容 :

観測対象地域または地点の名称を示す。

書式 :

<actual-areaname>観測対象地域・地点・メッシュ名称情報</actual-areaname>

説明 :

観測対象地域または地点の名称を任意の文字列で表記する。

例 :

<!-- 観測対象地域 -->

<actual-areaname>北海道(石狩・空知・後志地方)</actual-areaname>

<!-- 観測対象地点 -->

<actual-areaname>札幌競馬場</actual-areaname>

<!-- メッシュ名称 -->

<actual-areaname>札幌圏(札幌市を中心とする40㎞四方)</actual-areaname>

5.2.2.2 観測対象メッシュ定義情報 (actual-areadef)

内容 :

予測対象とするメッシュの内容を示す。

書式 :

<actual-areadef>観測対象メッシュ定義情報</actual-areadef>

説明 :

予測対象とするメッシュに関して, JIS X0410に基づく地域メッシュコード(基準地域メッシュ, 統合地域メッシュ, 分割地域メッシュ)か, メッシュ基準点, メッシュ(格子)の種類, 範囲の組み合わせで示し, 該当メッシュに対する予測の定義(メッシュ全体, メッシュ内の特異点)を表記する。

例 :

<actual-areadef>

  <mesh-bpoint>

    <latitude>41,30,00</latitude>

    <longitude>142,15,00</longitude>

    <basepoint>南西端</basepoint>

  </mesh-bpoint>

  <mesh-kind unit="km">5</mesh-kind>

  <mesh-size>

    <mesh-sizex>10</mesh-sizex>

    <mesh-sizey>10</mesh-sizey>

  </mesh-size>

  <actual-def>格子内の平均</actual-def>

</actual-areadef>



<actual-areadef>

  <mesh-code>std="jis-X0410-1976" comment="札幌近郊">6441</mesh-code>

  <actual-def>中心点</actual-def>

</actual-areadef>

5.2.2.2.1 地域メッシュコード (mesh-code)

内容 :

JIS X0410に基づく地域メッシュコード(local mesh code)を示す。

書式 :

<mesh-code std="使用する規格名称" comment="コードに関する補足">地域メッシュコード</mesh-code>

説明 :

JIS X0410に基づく地域メッシュコード(基準地域メッシュ, 統合地域メッシュ, 分割地域メッシュ)を数値で表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
std	CDATA	#REQUIRED	使用する規格名称を示す。
comment	CDATA	#IMPLIED	コメントを示す。

例 :

<mesh-code std="jis-X0410-1976" comment="札幌近郊">6441</mesh-code>

5.2.2.2.2 メッシュ基準点 (mesh-bpoint)

内容 :

実測対象とするメッシュ基準点(mesh base point)に関する情報を示す。

書式:

<mesh-bpoint>
<latitude>緯度</latitude>
<longitude>経度</longitude>
<altitude>高度</altitude>
<basepoint>基準点位置</basepoint>
</mesh-bpoint>

説明 :

基準点に関する情報は, 地点情報と基準点の位置情報とからなり, 地点情報は緯度, 経度により表記する。必要により高度を表記しても良い。測地系は世界測地系(WGS84)の国際地球基準座標系(IRTF系)を用いる。基準点位置情報は北西端または南西端と表す。

例 :

<mesh-bpoint>

  <latitude>41,30,00</latitude>

  <longitude>142,15,00</longitude>

  <basepoint>南西端</basepoint>

</mesh-bpoint>

5.2.2.2.2.1 基準点位置 (basepoint)

内容 :

実測対象とするメッシュ基準点(mesh base point)に関する位置情報を示す。

書式:

<basepoint>基準点位置</basepoint>

説明 :

メッシュ基準点を明示する基準点の位置情報を表す。基準点位置は格子内の端点で北西端または南西端を使用する。

例 :

<basepoint>南西端</basepoint>

5.2.2.2.3 メッシュの種類 (mesh-kind)

内容 :

メッシュの種類(格子の1辺の長さ)を示す。

書式 :

<mesh-kind unit="km">メッシュ(格子)の種類</mesh-kind>

説明 :

メッシュの種類を格子の1辺の長さ(格子間隔)をkmを単位に表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	"km"	#FIXED	1辺の長さを表わす単位がkmであることを示す。

例 :

<mesh-kind unit="km">50</mesh-kind>

5.2.2.2.4 メッシュ範囲 (mesh-size)

内容 :

メッシュの範囲を示す。

書式 :

<mesh-size>
<mesh-sizex>I(横)方向の格子数</mesh-sizex>
<mesh-sizey>J(縦)方向の格子数</mesh-sizey>
</mesh-size>

説明 :

メッシュ範囲は二次元平面矩形領域を構成する I(横)方向, J(縦)方向の格子の数により表す。格子数を整数により表記する。

<メッシュ範囲> = <横方向格子数>×<縦格子数>

例 :

<mesh-size><mesh-sizex>10</mesh-sizex><mesh-sizey>10</mesh-sizey></mesh-size>

5.2.2.2.4.1 横方向格子数 (mesh-sizex)

内容 :

メッシュの範囲の横方向を示す。

書式 :

<mesh-sizex>I(横)方向の格子数</mesh-sizex>

説明 :

メッシュ範囲を構成する二次元平面矩形領域の I(横)方向の格子数を整数により表記する。

例 :

<mesh-sizex>10</mesh-sizex>

5.2.2.2.4.2 縦方向格子数 (mesh-sizey)

内容 :

メッシュの範囲の縦方向を示す。

書式 :

<mesh-sizey>J(縦)方向の格子数</mesh-sizey>

説明 :

メッシュ範囲を構成する二次元平面矩形領域の J(縦)方向の格子数を整数により表記する。

例 :

<mesh-sizey>10</mesh-sizey>

5.2.2.2.5 実測の定義 (actual-def)

内容 :

メッシュに対する予測内容の定義を示す。

書式 :

<actual-def>実測の定義</actual-def>

説明 :

メッシュに対する実測の定義は, 実測要素情報が格子内の平均を示すものか特定点に対する情報かいなかを示す。任意の文字列によりその内容を表記する。平均, 中心点, 端点。端点の場合にはその位置を北西端, 南西端, 北東端, 南東端のように表す。

例 :

<actual-def>中心点</actual-def>

<actual-def>格子内の平均</actual-def>

5.2.3 発信官署 (sending-station)

内容 :

気象実況情報の発信者(sending a telegram of weather station)を示す。

書式 :

<sending-station>発信官署</sending-station>

説明 :

3.3.1 管理者名の表記に従う。

例 :

<sending-station>

  <authority-name>

    <organization>札幌管区気象台</organization>

  </authority-name>

</sending-station>

5.2.4 発表日時 (announce-time)

内容 :

気象実況情報の発表日時を示す。

書式 :

<announce-time>発表日時</announce-time>

説明 :

2.2.1 日付および時刻に関する表記法に従う。

例 :

<announce-time>1999-05-05T12:05+09:00</announce-time>

5.2.5 観測日時 (observe-time)

内容 :

気象実況情報に関する観測日時を示す。

書式 :

<observe-time>観測日時</observe-time>

説明 :

2.2.1 日付および時刻に関する表記法に従う。

例 :

<observe-time>1999-05-05T12:00+09:00</observe-time>

5.2.6 観測情報 (observe-info)

内容 :

観測情報を示す。

書式 :

<observe-info>観測情報</observe-info>

説明 :

観測情報は, リアルタイムによる特定時刻の情報(時別値)を対象とし, 統計等に用いる日を単位とした日別値等は考慮していない。観測情報は観測地点および観測要素情報により表記する。

例 :

<observe-info>

  <observe-location>・・・</observe-location>

  <observe-element>・・・</observe-element>

</observe-info>

5.2.6.1 観測地点 (observe-location)

内容 :

観測地点を示す。

書式 :

<observe-location>
<latitude>緯度</latitude>
<longitude>経度</longitude>
<altitude>高度</altitude>
<point-name>地点名</point-name>
<location-code>地点コード</location-code>
</observe-location>

説明 :

観測地点を緯度, 経度, 高度, 地点名, 地点コードで表記する。

例 :

下記に示すように必要な要素を任意に組合せて記述する。

<observe-location>

  <location-code unit="amedas">14121</location-code>

</observe-location>



<observe-location>

  <latitude>41,30,00</latitude>

  <longitude>142,15,00</longitude>

  <location-code unit="amedas">99999</location-code>

</observe-location>

5.2.6.1.1 地点コード (location-code)

内容 :

観測地点番号を示す。

書式 :

<location-code>観測地点番号</location-code>

説明 :

観測地点の地点番号をアメダス等のコード体系を用いて記述する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#REQUIRED	地点コード表記に使用するコード体系を示す。

例 :

<!--  アメダス地点番号 (石狩)  -->

<location-code unit="amedas">14121</location-code>

5.2.6.2 観測要素情報 (observe-element)

内容 :

気象実況情報の観測要素を示す。

書式 :

<observe-element>観測要素情報</observe-element>

説明 :

観測要素中より, 観測要素情報を列記する。観測要素は観測地点で観測を行っている要素を記述する。観測地点で観測対象となっていない観測要素は記述しない。観測要素に対して, 観測データが得られなかった場合(欠測)には, データ値として [-](ハイフン)を使用する。単位は観測要素に合致した単位を使用する。

例 :

<observe-element>

  <weather type="text">雪</weather>

  <temperature>-5</temperature>

</observe-element>

5.2.6.2.1 メッシュ補足情報 (mesh-coplement)

内容 :

数値列により地域メッシュコード内の特定格子を示す。

書式 :

<mesh-coplement>
<i-index>横方向index</i-index>
<j-index>縦方向index</j-index>
</mesh-coplement>

説明 :

観測対象メッシュ定義で設定した, JIS X0410に基づく地域メッシュコード(基準地域メッシュ, 統合地域メッシュ, 分割地域メッシュ)内の特定格子を指定するために, 二次元平面矩形領域の特定格子を I(横)方向, J(縦)方向の要素(i,j)を記述する。

<メッシュ補足情報> = <横方向index><縦方向index>

例 :

<mesh-coplement> 

  <i-index>2</i-index>

  <j-index>3</j-index>

</mesh-coplement>

5.2.6.2.1.1 横方向index (i-index)

内容 :

数値列により地域メッシュコード内の特定格子を指す為の横方向index示す。

書式 :

<i-index>横方向index</i-index>

説明 :

観測対象メッシュ定義で設定した, JIS X0410に基づく地域メッシュコード(基準地域メッシュ, 統合地域メッシュ, 分割地域メッシュ)内の特定格子を指定するための二次元平面矩形領域の特定格子の I(横)方向を記述する。

例 :

<i-index>2</i-index>

5.2.6.2.1.2 縦方向index (j-index)

内容 :

数値列により地域メッシュコード内の特定格子を指す為の縦方向index示す。

書式 :

<j-index>縦方向index</j-index>

説明 :

観測対象メッシュ定義で設定した, JIS X0410に基づく地域メッシュコード(基準地域メッシュ, 統合地域メッシュ, 分割地域メッシュ)内の特定格子を指定するための二次元平面矩形領域の特定格子のJ(縦)方向を記述する。

例 :

<j-index>3</j-index>

5.2.6.2.2 天気図 (surface-chart)

内容 :

天気図(surface weather chart)を示す。

書式 :

<surface-chart src="URL">画像ファイルの表題</surface-chart>

説明 :

地上天気図はファイル名指定による画像ファイルとする。指定方法はURLの表記に従う。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
src	CDATA	#REQUIRED	画像ファイルのロケーションを指定する。

例 :

<surface-chart src="www.rwmlserver.ne.jp/images/charta.jpg">1999-05-09 10:00 地上天気図</surface-chart>

5.2.6.2.3 高層天気図 (upper-chart)

内容 :

高層天気図(upper level chart)を示す。

書式 :

<upper-chart src="URL" kind="指定面">画像ファイルの表題</upper-chart>

説明 :

高層天気図はファイル名指定による画像ファイルと高層天気図の種類により表す。ファイルの指定方法はURLの表記に従う。高層天気図の種類は属性kindにより指定面(850, 750, 700, 500, 300)をhpa単位で表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
src	CDATA	#REQUIRED	画像ファイルのロケーションを指定する。
kind	CDATA	#REQUIRED	指定面(850, 750, 700, 500, 300)をhpa単位で表わす。

例 :

<upper-chart src="www.rwmlserver.ne.jp/images/chartb.jpg" kind="750">19999-05-09 10:00 高層天気図(750hpa)</upper-chart>

5.2.6.2.4 概況 (synopsis)

内容 :

気象実況の概況(actual synopsis)を示す。

書式 :

説明 :

実況概況を任意の文字列で表わす。

例 :

<synopsis>

高気圧に覆われていますが, 上空に冷たい空気が入っています。

</synopsis>

5.2.6.2.5 天候 (weather)

内容 :

観測した天候を示す。

書式 :

説明 :

任意の文字列で天候を表記する。内容は4.2.3 天候に示す地上気象観測法に定められる日本式表記(15分類)により, コードまたは文字列で表記する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
type	code, text	text	天候を日本式表記15分類によりコードまたは文字列で指定する。

例 :

<weather type="text">快晴</weather>

5.2.6.2.6 気温 (temperature)

内容 :

観測した気温を示す。

書式 :

説明 :

4.2.4 気温に従い, 気温は摂氏単位で表し, その1/10の位までの値で示す。零℃未満は[-](マイナス)を先頭に付記して示す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	Celsius, Fahrenheit	Celsius	気温の単位を指定する。

例 :

<temperature unit="Celsius">25.3</temperature>

<temperature>25.3</temperature>

5.2.6.2.7 日照時間 (sunshine-duration)

内容 :

観測した日照時間(sunshine duration)を示す。

書式 :

<sunshine-duration unit="minute">日照時間</sunshine-duration>
<sunshine-duration>日照時間</sunshine-duration>

説明 :

観測前1時間の日照時間を分単位で表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。

例 :

<sunshine-duration>50</sunshine-duration>

5.2.6.2.8 日射量 (solar-radiation)

内容 :

観測した日射量を示す。

書式 :

<solar-radiation unit="MJ/m*m">日射量</solar-radiation>
<solar-radiation>日射量</solar-radiation>

説明 :

観測前1時間の全天日射量をMJ/m²単位で表し, 1/100の位までの値で示す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。

例 :

<solar-radiation>0.23</solar-radiation>

5.2.6.2.9 風向 (wind-direction)

内容 :

観測した風向を真北を基準に表す。

書式 :

<wind-direction code="表記符号">風向</wind-direction>

説明 :

4.2.6 風向に従い, 風向は真北を基準に全周を時計回りに16分割した16方位で表現し, 属性codeを用いて数字符号(numeric)による表記か英字符号(alphabetic)による表記かを区別する。省略されている場合は英字符号と解釈する。

静穏の場合には, 数字符号「00」, 英字符号「C」を使用する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
code	num, alpha	alpha	表記が数字符号(number)か英字符号(letter)かを示す。

例 :

<wind-direction code="alpha">C</wind-direction>

または

<wind-direction code="num">00</wind-direction>

5.2.6.2.10 風速 (wind-speed)

内容 :

観測した風速を示す。

書式 :

<wind-speed>風速</wind-speed>

説明 :

4.2.7 風速に従い, 風速の単位はm/sを用い, その1/10の位までの値で示す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。

例 :

<wind-speed>1.5</wind-speed>

5.2.6.2.11 降水量 (precipitation)

内容 :

単位時間に地表に達した降水の量を示す。

書式 :

説明 :

4.2.9 降水量に従い, 観測前1時間の降水量をmm単位で表し, 1/10の位までの値で示す。観測値の1/10の位は, 0.5未満は0, 0.5以上1.0未満は0.5とする。観測データが障害等で得られない場合は「nodata」として区別する。また, この時の観測単位時間は属性spanを用いて明示する。併せて属性measureにより自動観測の有無を示す。有人観測による観測の場合には, 有人観測(manual)であることを明示する。明示されない場合には, 自動観測による観測値(auto)を示す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。
measure	auto, manual	auto	雨量計観測(auto)か目視観測(manual)かを示す。
span	hourly, pre03, pre06, pre12, pre24, daily	hourly	時間雨量(hourly), 前3時間降水量(pre03h), 前6時間降水量(pre06h), 前12時間降水量(pre12h), 前24時間降水量(pre24h), 日降水量(daily)を示す。

例 :

<precipitation measure="auto">10</precipitation>

5.2.6.2.12 積雪の深さ (snow-depth)

内容 :

自然に積もって地面を覆っている雪などの固形降雪の深さを示す。

書式 :

<snow-depth unit="cm" measure="観測手段">積雪の深さ</snow-depth>

説明 :

4.2.10 積雪の深さに従い, 積雪の深さを表記する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。
measure	auto, manual	auto	目視観測(manual)か積雪計観測(auto)かを示す。

例 :

<snow-depth measure="manual">15</snow-depth>

5.2.6.2.13 降雪の深さ (snow-fall)

内容 :

地表に降り積もった雪などの固形降雪の深さを示す。

書式 :

<snow-falldepth unit="cm" measure="観測手段" span="計測対象期間">降雪の深さ</snow-fall>

説明 :

4.2.11 降雪の深さに従い, 降雪の深さを表記する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。
measure	auto, manual	auto	目視観測(manual)か積雪計観測(auto)かを示す。
span	CDATA, hourly, daily21, daily09	hourlyauto	2.2.4 時間長および期間により, 起時と終時を記述, 前1時間値(hourly), 日降雪量 : 日界21時 (daily21), 日降雪量 : 日界09時 (daily09)のいずれかで対象期間を示す。

例 :

<snow-fall measure="manual">20</snow-fall>

5.2.6.2.14 降雪の強さ (snow-strength)

内容 :

観測した降雪の強さを示す。

書式 :

<snow-strength>降雪の強さ</snow-strength>

説明 :

降雪の強さを以下の4種類で表現する。降雪無し, 弱い雪, 強い雪, 吹雪。

降雪の強さには, 通常「cm/h」という単位が用いられることが多いが, 該当表現は一般ユーザーには理解しにくい。このため, 降雪の強さを視程(m)と関連付けし, 視程での表現に代替する。

定義 :

表現	視程の目安	降雪の強さ	その他条件

降雪なし	1000m以上	0.1cm/h未満	気温3℃以上は雨
弱い雪	500～1000m	0.1～1.0cm/h	(同上)
強い雪	200～500m	1.0～4.0cm/h以上	(同上)
吹雪	200m未満	4.0cm/h以上	(同上)

例 :

<snow-strength>吹雪</snow-strength>

5.2.6.2.15 降雪実況図 (snowfall-chart)

内容 :

観測した降雪実況 (降雪の強さ)を図で示す。

書式 :

<snowfall-chart src="URL">降雪実況ファイルの表題</snowfall-chart>

説明 :

降雪実況図は5.2.6.2.14 降雪の強さに従って作成した画像で, ファイル名指定による画像ファイルとする。指定方法はURLの表記に従う。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
src	CDATA	#REQUIRED	降雪実況ファイルのロケーションを指定する。

例 :

<snowfall-chart src="http://rwmlserve.xxxx.or.jp/weather/snowfall/19990430/xxx.jpg">降雪実況 yy/mm/dd hh:mm</snowfall-chart>

5.3 気象予測情報 (forecast)

内容 :

気象情報に関する予測情報を示す。

書式 :

<forecast>気象実況情報</forecast>

説明 :

気象予測に関する, 予測種別, 予測対象地域・地点・メッシュ情報, 発信官署, 発表日時, 予測日時, 予測情報の各要素を記述する。

例 :

<forecast>

  <forecast-class>府県天気予報(気象庁発表)</forecast-class>

  <forecast-area>・・・</forecast-area>

  中略

</forecast>

5.3.1 予測種別 (forecast-class)

内容 :

気象予測の名称を示す。

書式 :

<forecast-class>予測種別</forecast-class>

説明 :

任意の文字列で天気予測種別を表記する。

例 :

<forecast-class>府県天気予報(気象庁発表)</forecast-class>

<forecast-class>週間天気予報(気象庁発表)</forecast-class>

5.3.2 予測対象地域・地点・メッシュ情報 (forecast-area)

内容 :

予測対象地域・地点・メッシュに関する名称, 位置情報を示す。

書式 :

<forecast-area>・・・</forecast-area>

説明 :

「予測対象地域・地点・メッシュ名称情報」, 「予測対象メッシュ定義情報」により表記する。

例 :

<forecast-area>

<forecast-areaname>予測対象地域・地点・メッシュの名称</forecast-areaname>

<forecast-areadef>・・・<forecast-areadef>

</forecast-area>

5.3.2.1 予測対象地域・地点・メッシュ名称情報 (forecast-areaname)

内容 :

予測対象地域または地点の名称を示す。

書式 :

<forecast-areaname>予測対象地域・地点・メッシュ名称情報</forecast-areaname>

説明 :

予測対象地域または地点の名称を任意の文字列で表記する。

例 :

<!-- 予測対象地域 -->

<forecast-areaname>北海道(石狩・空知・後志地方)</forecast-areaname>

<!-- 予測対象地点 -->

<forecast-areaname>札幌競馬場</forecast-areaname>

<!-- メッシュ名称 -->

<forecast-areaname>札幌圏(札幌市を中心とする40㎞四方)</forecast-areaname>

5.3.2.2 予測対象メッシュ定義情報 (forecast-areadef)

内容 :

予測対象とするメッシュに関して, その定義を示す。

書式 :

<forecast-areadef>・・・</forecast-areadef>

説明 :

例 :

<forecast-areadef>

  <mesh-bpoint>

    <latitude>41,30,00</latitude>

    <longitude>142,15,00</longitude>

    <basepoint>南西端</basepoint>

  </mesh-bpoint>

  <mesh-kind unit="km">5</mesh-kind>

  <mesh-size>

    <mesh-sizex>10</mesh-sizex>

    <mesh-sizey>10</mesh-sizey>

  </mesh-size>

  <forecast-def>格子内の平均</forecast-def>

</forecast-areadef>



<forecast-areadef>

  <mesh-code>std="jis-X0410-1976" comment="札幌近郊">6441</mesh-code>

  <forecast-def>中心点</forecast-def>

</forecast-areadef>

5.3.2.2.1 地域メッシュコード (mesh-code)

内容 :

JIS X0410に基づく地域メッシュコード(local mesh code)を示す。

書式 :

<mesh-code std="使用する規格名称" comment="コードに関する補足">地域メッシュコード</mesh-code>

説明 :

JIS X0410に基づく地域メッシュコード(基準地域メッシュ, 統合地域メッシュ, 分割地域メッシュ)を数値で表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
std	CDATA	#REQUIRED	使用する規格名称を示す。
comment	CDATA	#IMPLIED	コメントを示す。

例 :

<mesh-code std="jis-X0410-1976" comment="札幌近郊">6441</mesh-code>

5.3.2.2.2 メッシュ基準点 (mesh-bpoint)

内容 :

予測対象とするメッシュ基準点(mesh base point)に関する情報を示す。

書式:

<mesh-bpoint>
<latitude>緯度</latitude>
<longtitude>経度</longtitude>
<altitude>高度</altitude>
<basepoint>基準点位置</basepoint>
</mesh-bpoint>

説明 :

基準点に関する情報は, 地点情報と基準点の位置情報とからなり, 地点情報は緯度, 経度により表記する。必要により高度を表記しても良い。測地系は世界測地系(WGS84)の国際地球基準座標系(IRTF系)を用いる。基準点の位置情報は北西端または南西端と表す。

例 :

<mesh-bpoint>

  <latitude>41,30,00</latitude>

  <longtitude>142,15,00</longtitude>

  <basepoint>南西端</basepoint>

</mesh-bpoint>

5.3.2.2.2.1 基準点位置 (basepoint)

内容 :

実測対象とするメッシュ基準点(mesh base point)に関する位置情報を示す。

書式:

<basepoint>基準点位置</basepoint>

説明 :

メッシュ基準点を明示する基準点の位置情報を表す。基準点位置は格子内の端点で北西端または南西端を使用する。

例 :

<basepoint>北西端</basepoint>

5.3.2.2.3 メッシュの種類 (mesh-kind)

内容 :

メッシュの種類(格子の1辺の長さ)を示す。

書式 :

<mesh-kind unit="km">格子の種類</mesh-kind>

説明 :

メッシュの種類を格子の1辺の長さ (格子間隔)をkmを単位に表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	"km"	#FIXED	1辺の長さを表わす単位がkmであることを示す。

例 :

<mesh-kind unit="km">50</mesh-kind>

5.3.2.2.4 メッシュ範囲 (mesh-size)

内容 :

メッシュの範囲を示す。

書式 :

<mesh-size><mesh-sizex>I(横)方向の格子数</mesh-sizex><mesh-sizey>J(縦)方向の格子数</mesh-sizey></mesh-size>

説明 :

メッシュ範囲は二次元平面矩形領域を構成する I(横)方向, J(縦)方向の格子の数により表す。格子数を整数により表記する。

<メッシュ範囲> = <横方向格子数>×<縦格子数>

例 :

<mesh-size><mesh-sizex>10</mesh-sizex><mesh-sizey>10</mesh-sizey></mesh-size>

5.3.2.2.5 予測の定義 (forecast-def)

内容 :

メッシュに対する予測内容の定義を示す。

書式 :

<forecast-def>予測の定義</forecast-def>

説明 :

メッシュに対する予測の定義は, 予測要素情報が格子内の平均を示すものか特定点に対する情報かいなかを示す。任意の文字列によりその内容を表記する。平均, 中心点, 端点。端点の場合にはその位置を北西端, 南西端, 北東端, 南東端のように表す。

例 :

<forecast-def>格子内の平均</forecast-def>

5.3.3 発信官署 (sending-station)

内容 :

気象予測情報の発信者(sending a telegram of weather station)を示す。

書式 :

<sending-station>発信官署</sending-station>

説明 :

3.3.1 管理者名の表記に従う。

例 :

<sending-station>

  <authority-name>

    <organization>旭川地方気象台</organization>

  </authority-name>

</sending-station>



<sending-station>

  <authority-name>

    <organization>財団法人日本気象協会北海道本部</organization>

  </authority-name>

</sending-station>

参考 :

府県天気予報 地域一覧と発表気象官署(北海道内) (「」は, 気温の予測地点 )



<宗谷地方>(稚内地方気象台)

宗谷地方 「11016 稚内」



<上川留萌地方>(旭川地方気象台)

上川地方 「12441 旭川」

留萌地方 「13277 留萌」



<石狩空知後志地方>(札幌管区気象台)

石狩地方 「14162 札幌」

空知地方 「15356 岩見沢」

後志地方 「16217 倶知安」



<網走北見紋別地方>(網走地方気象台)

網走地方「17341 網走」

北見地方「17521 北見」

紋別地方「17112 紋別」



<釧路根室十勝地方>(釧路地方気象台)

釧路地方「19431 釧路」

根室地方「18272 根室」

十勝地方「20431 帯広」



<胆振日高地方>(室蘭地方気象台)

胆振地方「21323 室蘭」

日高地方「22327 浦河」



<渡島桧山地方>(函館海洋気象台)

渡島地方「23232 函館」

桧山地方「24217 江差」



週間天気予報 地域一覧と発表官署(北海道内) (「」は, 気温の予測地点 )



宗谷地方 「稚内」

(稚内地方気象台)



上川留萌地方「旭川」

(旭川地方気象台)



石狩空知後志地方 「札幌」

(札幌管区気象台)



網走北見紋別地方「網走」

(網走地方気象台)



釧路根室十勝地方「釧路」

(釧路地方気象台)



胆振日高地方「室蘭」

(室蘭地方気象台)



渡島桧山地方「函館」

(函館海洋気象台)

5.3.4 発表日時 (announce-time)

内容 :

気象実況情報の発表日時を示す。

書式 :

<announce-time>発表日時</announce-time>

説明 :

2.2.1 日付および時刻に関する表記法に従う。

例 :

<announce-time>1999-05-05T12:05+09:00</announce-time>

5.3.5 予測日時 (forecast-date)

内容 :

予測日時を示す。

書式 :

<forecast-date>予測日時</forecast-date>

説明 :

予測日時を予測対象時刻又は予測対象日時(繰り返し要素のある場合)により記述する。

例 :

<forecast-date>

  <target-time>1999-05-06T14:00+09:00</target-time>

</forecast-date>

または

<forecast-date>

  <target-date>

    <start-date>1999-05-06T00:00+09:00</start-date>

    <interval>PT24H</interval>

    <forecast-timedef>特定時間帯</forecast-timedef>

    <times>2</times>

  </target-date>

</forecast-date>

5.3.5.1 予測対象時刻 (target-time)

内容 :

予測対象時刻を示す。

書式 :

<target-time>予測対象時刻</target-time>

説明 :

2.2.1 日付および時刻に関する表記法または2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従う。特定時刻, 特定時間帯に対する予測の場合に使用します。この指定を利用する場合, 繰り返し要素はありません。

例 :

<target-time>1999-05-06T11:00+09:00/1999-05-06T24:00+09:00</target-time>

<target-time>1999-05-06T14:00+09:00</target-time>

5.3.5.2 予測対象日時 (target-date)

内容 :

予測対象日時を示す。

書式 :

<target-date>予測対象日時</target-date>

説明 :

予測開始日時, 予測時間間隔, 予測対象時間帯・時刻定義情報, 予測回数により, 予測対象内容を記述する特定時刻, 特定時間帯に対する予測を繰り返し行なう場合に使用します。

例 :

<target-date>

  <start-date>1999-05-06T00:00+09:00</start-date>

  <interval>PT24H</interval>

  <forecast-timedef>特定時間帯</forecast-timedef>

  <times>2</times>

</target-date>

5.3.5.2.1 予測開始日時 (start-date)

内容 :

予測開始日時を示す。

書式 :

<start-date>予測開始日時</start-date>

説明 :

2.2.1 日付および時刻に関する表記法に従う。

例 :

<start-date>1999-05-06T00:00+09:00</start-date>

5.3.5.2.2 予測時間間隔 (interval)

内容 :

予測間隔を示す。

書式 :

<interval>予測時間間隔</interval>

説明 :

2.2.4 時間長および期間に関する表記法(1)に従う。

例 :

<interval>P1D</interval>

<interval>PT24H</interval>

5.3.5.2.3 予測対象時間帯・時刻定義情報 (forecast-timedef)

内容 :

予測対象に対して予測時間間隔に基づく特定の時刻に対する予測, または予測時間間隔に基づく特定の時間帯に対する予測なのか, 任意の文字列で示す。ここで表記された情報は, 以降に記述される予測要素情報全てに適用される。但し, 予測要素情報に時刻または時間帯が列記されている場合には, 列記された情報が優先する。

書式 :

<forecast-timedef>予測対象時間帯・時刻定義情報</forecast-timedef>

説明 :

予測対象に対して予測時間間隔に基づく特定の時刻に対する予測, または予測時間間隔に基づく特定の時間帯に対する予測なのか, 任意の文字列で表記する。ここで表記された情報は, 以降に記述される予測要素情報全てに適用される。但し, 予測要素情報に時刻または時間帯が列記されている場合には, 列記された情報が優先する。

例 特定時刻, 特定時間帯

例 :

<forecast-timedef>特定時間帯</forecast-timedef>

5.3.5.2.4 予測回数 (times)

内容 :

予測回数を示す。

書式 :

説明 :

予測回数を整数値で表す。

例 :

<times>3</times>

5.3.6 予測情報 (forecast-info)

内容 :

予測情報を示す。予測対象がメッシュの場合, メッシュ内の位置を示す情報も付加して示す。

書式 :

<forecast-info>予測情報</forecast-info>

説明 :

予測対象地域・地点・メッシュ補足情報はメッシュ内の横方向, 縦方向位置を表す。予測要素情報は予測対象要素(天気, 気温等)の内容を記述する。

例 :

<forecast-info>

  <mesh-complement>メッシュ補足情報</mesh-complement>

  <forecast-element>予測要素情報index</forecast-element>

</forecast-info>

5.3.6.1 メッシュ補足情報 (mesh-complement)

内容 :

数値列により地域メッシュコード内の特定格子を示す。

書式 :

<mesh-complement>
<i-index>横方向index</i-index>
<j-index>縦方向index</j-index>
</mesh-complement>

説明 :

観測対象メッシュ定義で設定した, JIS X0410に基づく地域メッシュコード(基準地域メッシュ, 統合地域メッシュ, 分割地域メッシュ)内の特定格子を指定するために, 二次元平面矩形領域の特定格子を I(横)方向, J(縦)方向の要素(i,j)を記述する。 i jはそれぞれ I(横)方向, J(縦)方向の要素(i,j)を表し, 基準点を含む格子を (1,1)とする。

<メッシュ補足情報> = <横方向index><縦方向index>

例 :

<mesh-complement>

  <i-index>2</i-index>

  <j-index>3</j-index>

</mesh-complement>

5.3.6.1.1 横方向index (i-index)

内容 :

数値列により地域メッシュコード内の特定格子を指す為の横方向index示す。

書式 :

<i-index>横方向index</i-index>

説明 :

例 :

<i-index>2</i-index>

5.3.6.1.2 縦方向index (j-index)

内容 :

数値列により地域メッシュコード内の特定格子を指す為の縦方向index示す。

書式 :

<j-index>縦方向index</j-index>

説明 :

例 :

<j-index>3</j-index>

5.3.6.2 予測要素情報 (forecast-element)

内容 :

気象予測情報の予測要素を示す。

書式 :

<forecast-element>予測要素情報</forecast-element>

説明 :

予測要素中より, 予測要素情報を列記する。単位は予測要素に合致した単位を使用する。予測回数が複数回ある場合に, 特定回数については予測情報要素が無い場合にはその予測要素情報は記述しない。

例 :

<forecast-element>

  <forecast-weather telop="2035">北東の風 くもり 朝晩 雨</forecast-weather>

</forecast-element>

5.3.6.2.1 天気図 (surface-chart)

内容 :

予想天気図(surface weather chart)を示す。

書式 :

<surface-chart src="URL">画像ファイルの表題</surface-chart>

説明 :

予想天気図はファイル名指定による画像ファイルとする。指定方法はURLの表記に従う。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
src	CDATA	#REQUIRED	画像ファイルのロケーションを指定する。

例 :

<surface-chart src="www.rwmlserver.ne.jp/images/charta.jpg">1999-05-09 10:00 予想天気図</surface-chart>

5.3.6.2.2 高層天気図 (upper-chart)

内容 :

高層の予想天気図(upper level chart)を示す。

書式 :

<upper-chart src="URL" kind="指定面">画像ファイルの表題</upper-chart>

説明 :

高層の予想天気図はファイル名指定による画像ファイルと高層天気図の種類により表す。ファイルの指定方法はURLの表記に従う。高層天気図の種類は属性kindにより指定面(850, 750, 700, 500, 300)をhpa単位で表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
src	CDATA	#REQUIRED	画像ファイルのロケーションを指定する。
kind	CDATA	#REQUIRED	指定面(850, 750, 700, 500, 300)をhpa単位で表わす。

例 :

<upper-chart src="www.rwmlserver.ne.jp/images/chartb.jpg" kind="750">19999-05-09 10:00 高層予想天気図(750hpa)</upper-chart>

5.3.6.2.3 概況 (synopsis)

内容 :

気象予測に関する概況(forecast synopsis)を示す。

書式 :

説明 :

予測概況を任意の文字列で表わす。

例 :

<synopsis>

むこう一週間は, 気圧の谷の影響で, 16日に雨の降る所が有り, 期間後

半はぐづつく日が多く, 19日頃には全道的に雨が降るでしょう。



  最高気温, 最低気温は共に, 16日までは平年より低いでしょう。その後

はほぼ平年並に経過するでしょう。

</synopsis>

5.3.6.2.4 予想天気 (forecast-weather)

内容 :

気象予測に関する天気を示す。

書式 :

<forecast-weather telop="テロップ番号" />
<forecast-weather>予想天気</forecast-weather>
<forecast-weather telop="テロップ番号" >予想天気</forecast-weather>

説明 :

予報期間内及び予報区内の天気を「晴」, 「曇」, 「雨」, 「雪」等の用語と現象が発生する期間を示す「一時」, 「時々」, 「後」等を組み合わせて任意の文字列で表す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
telop	CDATA	#IMPLIED	テロップ番号を指定する。

例 :

<forecast-weather telop="2035" >北東の風くもり朝晩雨 </forecast-weather>

参考 :

テロップ番号

「北東の風くもり朝晩雨 (203 5)」のように計4桁表現する。最初の3桁のみの使用でもかまわない。番号の最初の3桁の数字は以降の天気を表します。また最後の1桁の数字は, その予報に雨情報があるかないか(0:雨なし 2:所により雨あり 5:雨あり)を表しています。

100     晴

101     晴時々曇

102     晴一時雨

103     晴時々雨

104     晴一時雪

105     晴時々雪

106     晴一時雨か雪

        (雨が主体の時)

107     晴時々雨か雪

        (雨が主体の時)

108     晴一時雨か雷雨

140     晴時々雨で雷を伴う

160     晴一時雪か雨

        (雪が主体の時)

170     晴時々雪か雨

        (雪が主体の時)



  以下省略

また予測種別府県天気予報(気象庁発表)の場合, 「風」に関する情報を天気に含めて提供するか否かは情報の提供者の選択事項となっている。

「北または北東の風曇り一時雪か雨」のような天気予報の「北または北東の風」の部分を指す。文字列による予測部分とテロップ表現が完全に一致しない場合もあります。 (文字列による表現の方が詳しい) 利用上はどちらを参照してもよい。また, 後, 時々, 一時は下記のように使い分けをしています。

後(のち)＝＝＝＝＝「曇のち雨」予報期間の後半(半分)に雨が降ると予想されるとき。

時々(ときどき)＝＝「曇り時々雨」雨が断続的に降り, その期間が合計して予報期間の1/4以上1/2未満と予想されるとき。

一時(いちじ)＝＝＝「曇一時雨」雨が連続して降り, その期間が予報期間の1/4未満と予想されるとき。

5.3.6.2.5 気温 (temperature)

内容 :

気象予測に関する気温を示す。

書式 :

説明 :

4.2.4 気温に従い, 気温は摂氏単位で表し, 零℃未満は[-](マイナス)を先頭に付記して示す。小数点以下は省略する。5.3.5 予測日時の定義内容と予測条件が異なる場合には 2.2.1 日付および時刻に関する表記法, または 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従い, 情報を付加する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	Celsius, Fahrenheit	Celsius	気温の単位を指定する。
time1	CDATA	#IMPLIED	予測対象時刻を示す。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

<temperature unit="Celsius" time2="1999-05-05T06:00+09:00/1999-05-05T12:00+09:00">25.3</temperature>

<temperature>25.3</temperature>

5.3.6.2.6 降水確率 (precip-prob)

内容 :

気象予測に関する降水確率(probability forecast of precipitation)を示す。

書式 :

<precip-prob time1="予測時刻補足" time2="予測時間帯補足">降水確率</precip-prob>

説明 :

降水確率は4桁の数字で表す。「雨, 雨または雪, 雪または雨, 雪」を識別する1桁の数字の後に降水確率予報値を数字3桁で記述する。雨等の識別数字は, 雨の場合は「0」, 「雨または雪」は「1」, 「雪または雨」は「2」, 「雪」は「3」とする。 5.3.5 予測日時と予測条件が異なる場合には2.2.1 日付および時刻に関する表記法, または 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従い, 情報を付加する。「0000」と表記した場合雨の降水確率が0%を示します。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
time1	CDATA	#IMPLIED	予測対象時刻を示す。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

<!--  雨のみ  -->

<precip-prob>1000</precip-prob>

<!-- 雨または雪  -->

<precip-prob>1001</precip-prob>

5.3.6.2.7 降水量 (precipitation)

内容 :

気象予測に関する降水量を示す。

書式 :

説明 :

降水量をmm単位で表す。5.3.5 予測日時の定義内容と予測条件が異なる場合には 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従い, 情報を付加する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

<precipitation measure="auto">10</precipitation>

5.3.6.2.8 降雪の深さ (snow-fall)

内容 :

気象予測に関する降雪の深さ示す。

書式 :

<snow-fall unit="cm" time2="予測時間帯補足">降雪量</snow-fall>

説明 :

降雪はcm単位で表す。 1cmに満たない場合は0cmとする。降雪ではない場合は「non」とし区別する。 5.3.5 予測日時の定義内容と予測条件が異なる場合には 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従い, 情報を付加する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

<snow-fall>10</snow-fall>

5.3.6.2.9 降雪の強さ (snow-strength)

内容 :

気象予測に関する降雪の強さの内容を示す。

書式 :

<snow-strength time1="予測時刻補足" time2="予測時間帯補足">降雪の強さ</snow-strength>

説明 :

降雪の強さを以下の4種類で表現する。降雪無し, 弱い雪, 強い雪, 吹雪。 (5.2.6.2.14 降雪の強さの定義に同じ。)

5.3.5 予測日時の定義内容と予測条件が異なる場合には2.2.1 日付および時刻に関する表記法, または 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従い, 情報を付加する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
time1	CDATA	#IMPLIED	予測対象時刻を示す。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

<snow-strength>吹雪</snow-strength>

5.3.6.2.10 風向 (wind-direction)

内容 :

風向を真北を基準に表す。

書式 :

<wind-direction>風向</wind-direction>
<wind-direction direc="方位区分" windc="予測">風向</wind-direction>
<wind-direction direc="方位区分" windc="予測" time1="予測時刻補足" time2="予測時間帯補足">風向</wind-direction>

説明 :

4.2.6 風向に従い, 風向は真北を基準に全周を時計回りに16分割し, 16方位で表す。詳細な分類が不可能な場合に8方位で表す。その場合属性direcに8方位区分であることを示す情報を記述する。省略されている場合, 16方位と解釈する。表記にあたっては数字符号(numeric)による表記か英字符号(alphabetic)による表記かは属性codeを用いて区別する。省略されている場合は英字符号と解釈する。予測内容が平均か最大なのかについては, 属性windcに該当文字列を記述する。省略されている場合, "平均"と解釈する。

average	平均

max	最大

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
code	num, alpha	alpha	表記が数字符号(numeric)か英字符号(alphabetic)かを示す。
direc	08, 16	16	方位区分を示す。08=8方位, 16=16方位。指定がない時は16方位区分。
windc	average, max	average	予測内容が平均(average)か最大(max)かを示す。
time1	CDATA	#IMPLIED	予測対象時刻を示す。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

下記形式よりいずれかの形式を利用

<wind-direction code="alpha">NNE</wind-direction>

<wind-direction code="alpha" direc="08" >N</wind-direction>

<wind-direction code="alpha" windc="max" >S</wind-direction>

<wind-direction code="alpha" direc="08" time1="1999-05-05T12:00+09:00">N</wind-direction>

<wind-direction code="alpha" direc="08" time2="1999-05-05T12:00+09:00/1999-05-05T13:00+09:00">N</wind-direction>

5.3.6.2.11 風速 (wind-speed)

内容 :

気象予測に関する風速の内容を示す。

書式 :

<wind-speed unit="m/s" time1="予測時刻補足" time2="予測時間帯補足">風速</wind-speed>

説明 :

4.2.7 風速に従い, 風速の単位はm/sを用いて示す。また, 予測内容が平均か最大なのかを付加して表す。 5.3.5 予測日時の定義内容と予測条件が異なる場合には2.2.1 日付および時刻に関する表記法, または 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従い, 情報を付加する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#IMPLIED	単位を指定する。
windc	average, max	average	予測内容が平均(average)か最大(max)かを示す。
time1	CDATA	#IMPLIED	予測対象時刻を示す。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

<wind-speed>1.5</wind-speed>

5.3.6.2.12 波浪 (waves)

内容 :

気象予測に関する波浪の内容を示す。

書式 :

説明 :

予測対象期間内, 予報対象海域内で予想される有義波高を用いて任意の文字列で表す。有義波高の最大値はm単位で表し, 1/10の位までの値で示す。観測値が3m未満の時は0.5mを単位とする。3m以上の時は1mを単位とする。また, 予測内容が平均か最大なのかを付加して表すことも可能とする。 5.3.5 予測日時の定義内容と予測条件が異なる場合には2.2.1 日付および時刻に関する表記法, または 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従い, 情報を付加する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
time1	CDATA	#IMPLIED	予測対象時刻を示す。
time2	CDATA	#IMPLIED	予測対象時間帯を示す。

例 :

<waves>波2メートル 後3メートル 但し海岸付近ではこれより低い</waves>

5.3.6.2.13 最高気温 (max-temp)

内容 :

気象予測最高気温(maximum temperature)に関する情報を示す。

書式 :

<max-temp>最高気温</max-temp>

説明 :

任意の文字列により, 地点名, 対象時間, 最高気温を表す。

例 :

<max-temp>

  <forecast-location>予測地点</forecast-location>

  <target-zone>対象時間</target-zone>

  <temperture>温度</temperture>

</max-temp>

5.3.6.2.13.1 予測地点 (forecast-location)

内容 :

予測対象となる地点を示す。

書式 :

<forecast-location>
<latitude>緯度</latitude>
<longitude>経度</longitude>
<altitude>高度</altitude>
<point-name>地点名</point-name>
<location-code>地点コード</location-code>
</forecast-location>

説明 :

予測対象となる緯度, 経度, 高度, 地点名, 地点コードを記述する。

例 :

<forecast-location>

  <location-code unit="amedas">14121</location-code>

</forecast-location>

5.3.6.2.13.1.1 地点コード (location-code)

内容 :

予測地点番号を示す。

書式 :

<location-code>予測地点番号</location-code>

説明 :

予測地点の地点番号をアメダス等のコード体系を用いて記述する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#REQUIRED	地点コード表記に使用するコード体系を示す。

例 :

<!-- アメダス地点番号(石狩) -->

<location-code unit="amedas">14121</location-code>

5.3.6.2.13.2 対象時間帯 (target-zone)

内容 :

予測(最高気温)に対する時間帯を示す。

書式 :

<target-zone>対象時間帯</target-zone>

説明 :

任意の文字列により, 予測 (最高気温)に対する時間帯を表す。 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従うか, 朝(00-09時), 日中(09-18時), 全日(00-24時)で表す。

例 :

<target-zone>1999-05-05T06:00+09:00/1999-05-05T14:00+09:00</target-zone>

<target-zone>日中</target-zone>

5.3.6.2.13.3 温度 (temperture)

内容 :

気温を示す。

書式 :

説明 :

4.2.4 気温に従い, 気温は摂氏単位で表し, 零℃未満は[-](マイナス)を先頭に付記して示す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	Celsius, Fahrenheit	Celsius	温度の単位を指定する。

例 :

<temperature>36</temperature>

5.3.6.2.14 最低気温 (min-temp)

内容 :

気象予測最低気温(minimum temperature)に関する情報を示す。

書式 :

<min-temp>最低気温</min-temp>

説明 :

任意の文字列により, 地点名, 対象時間, 最低気温を表す。

例 :

<min-temp>

  <forecast-location>予測地点</forecast-location>

  <target-zone>対象時間</target-zone>

  <temperture>温度</temperture>

</min-temp>

5.3.6.2.14.1 予測地点 (forecast-location)

内容 :

予測対象となる地点を示す。

書式 :

説明 :

予測対象となる緯度, 経度, 高度, 地点名, 地点コードを記述する。

例 :

<forecast-location>

  <latitude>41,30,00</latitude>

  <longitude>142,15,00</longitude>

  <point-name>石狩</point-name>

  <location-code unit="amedas">14121</location-code>

</forecast-location>

5.3.6.2.14.1.1 地点コード (location-code)

内容 :

予測地点番号を示す。

書式 :

<location-code>予測地点番号</location-code>

説明 :

予測地点の地点番号をアメダス等のコード体系を用いて記述する。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	CDATA	#REQUIRED	地点コード表記に使用するコード体系を示す。

例 :

<!-- アメダス地点番号(石狩) -->

<location-code unit="amedas">14121</location-code>

5.3.6.2.14.2 対象時間帯 (target-zone)

内容 :

予測 (最低気温)に対する時間帯を示す。

書式 :

<target-zone>対象時間帯</target-zone>

説明 :

任意の文字列により, 予測 (最低気温)に対する時間帯を表す。 2.2.4 時間長および期間に関する表記法(2)に従うか, 朝(00-09時), 日中(09-18時), 全日(00-24時)で表す。

例 :

<target-zone>1999-05-05T06:00+09:00/1999-05-05T14:00+09:00</target-zone>

<target-zone>全日</target-zone>

5.3.6.2.14.3 温度 (temperture)

内容 :

最低気温を示す。

書式 :

説明 :

4.2.4 気温に従い, 気温は摂氏単位で表し, 零℃未満は[-](マイナス)を先頭に付記して示す。

属性 :

属性名	属性値	省略時値	説明
unit	Celsius, Fahrenheit	Celsius	温度の単位を指定する。

例 :

<temperature>-40</temperature>

5.4 注意報・警報情報 (warnings)

内容 :

発表された注意報・警報に関する情報を示す。

書式 :

説明 :

注意報・警報は発信官署, 発表日時, 注意報・警報, 注意報・警報内容で構成するここで定める注意報・警報情報の表現は利用者が最新の情報を取得する前提で警報の解除に関する表現は含んでいない。

例 :

<warnings>

  <sending-station>発信官署</sending-station>

  <announce-time>発表日時</announce-time>

  <warning>・・・</warning>

  <warning-contents>・・・</warning-contents>

</warnings>

5.4.1 発信官署 (sending-station)

内容 :

注意報・警報の発表者(sending a telegram of weather station)を示す。

書式 :

<sending-station>発信官署</sending-station>

説明 :

3.3.1 管理者名の表記に従う。

例 :

<sending-station>

  <authority-name>

    <organization>札幌管区気象台</organization>

  </authority-name>

</sending-station>

5.4.2 発表日時 (announce-time)

内容 :

注意報・警報の発表日時を示す。

書式 :

<announce-time>発表日時</announce-time>

説明 :

2.2.1 日付および時刻に関する表記法に従う。

例 :

<announce-time>1999-05-05T12:05+09:00</announce-time>

5.4.3 注意報・警報 (warning)

内容 :

注意報・警報の対象地域, 注意報・警報区分を示す。

書式 :

説明 :

注意報・警報は, 対象地域と注意報・警報区分を表記する。

例 :

<warning>

  <warning-area>対象地域</warning-area>

  <warning-kind>注意報・警報区分</warning-kind>

</warning>

5.4.3.1 対象地域 (warning-area)

内容 :

注意報・警報の対象地域を示す。

書式 :

<warning-area>対象地域</warning-area>

説明 :

対象地域は気象庁の定める地域コード一覧に基づき表記する。

例 地域コード一覧

   (札幌管区気象台)

	地域名(細分)		地域コード
	石狩支庁(一次細分)		1400
	石狩北部(二次細分)		1410
	石狩中部(二次細分)		1420
	石狩南部(二次細分)		1430
	沿岸の海域(二次細分)		1410

例 :

<!--  石狩北部     -->

<warning-area>1410</warning-area>

5.4.3.2 注意報・警報区分 (warning-kind)

内容 :

注意報・警報の区分を示す。

書式 :

<warning-kind>注意報・警報区分</warning-kind>

説明 :

注意報・警報には以下の種類を使用して表記する。

警  報 : 暴風雪, 大雨, 洪水, 暴風, 大雪, 波浪, 高潮

注意報 : 大雨, 大雪, 風雪, 雷, 強風, 波浪, 融雪, 洪水, 高潮, 濃霧, 

         乾燥, なだれ, 低温, 霜, 着氷, 着雪, その他

なお, ここでは警報の解除に関する表現は使用しない。

例 :

<warning-kind>暴風雪警報</warning-kind>



<warning-kind>強風,波浪注意報</warning-kind>

5.4.4 注意報・警報内容 (warning-contents)

内容 :

注意報・警報に関連する内容を示す。

書式 :

<warning-contents>注意報・警報内容</warning-contents>

説明 :

注意報・警報内容は気象庁の発表内容を「見出し」, 「原因等」, 「地域・時期・現状」, 「量的予報」, 「防災事項」により表現する。「原因等」, 「地域・時期・現状」, 「量的予報」, 「防災事項」については省略されることがある。

例 :

<warning-contents>

  <warning-heading>これから明日一杯南または南東の風が強く波が高い</warning-heading>

  <warning-cause>気圧の傾きが急となっている</warning-cause>

  <warning-cond>石狩・空知・後志地方では, これから明日一杯南または南東の風が強く波が高い</warning-cond>

  <warning-quant>最大風速 陸上10から13m 海上13から17m 波の高さ 3m</warning-quant>

  <warning-disaster>突風, 高波, 火の取扱いに注意</warning-disaster>

</warning-contents>

5.4.4.1 見出し (warning-heading)

内容 :

注意報・警報に関連する概要を示す。

書式 :

<warning-heading>見出し</warning-heading>

説明 :

見出しは, 注意報・警報区分で表記した内容を補足する内容である。

例 :

<warning-heading>

これから昼頃に掛けて石狩北部で暴風雪, 海上の風28m

</warning-heading>

5.4.4.2 原因等 (warning-cause)

内容 :

注意報・警報に関連する原因等を示す。

書式 :

<warning-cause>原因等</warning-cause>

説明 :

原因等は, 注意報・警報区分で表記した内容を補足する内容である。

例 :

<warning-cause>

冬型の気圧配置となり, 上空には強い寒気が入ってきました。

</warning-cause>

5.4.4.3 地域・時期・現状 (warning-cond)

内容 :

注意報・警報に関連する現状からの推移内容を示す。

書式 :

<warning-cond>地域・時期・現状</warning-cond>

説明 :

地域・時期・現状は, 注意報・警報区分で表記した内容を補足する内容である。

例 :

<warning-cond>

石狩北部地方では, これから昼頃にかけて雪を伴って西または北西の風が非常に強くなり, 海は大時化となります。

</warning-cond>

5.4.4.4 量的予報 (warning-quant)

内容 :

注意報・警報に関連する量的予報内容(quantitative)を示す。

書式 :

<warning-quant>量的予報</warning-quant>

説明 :

量的予報は, 注意報・警報区分で表記した内容を補足する内容である。

例 :

<warning-quant>

最大風速は, 突風を伴い, 石狩北部の陸上で13から18m, 海上で18から23m

これから夕方までの降雪量は, 一般に5から10センチ, 多い所で15センチ位。

</warning-quant>

5.4.4.5 防災事項 (warning-disaster)

内容 :

注意報・警報に伴う防災事項を示す。

書式 :

<warning-disaster>防災事項</warning-disaster>

説明 :

防災事項は, 注意報・警報区分で表記した内容を補足する内容である。

例 :

<warning-disaster>

吹雪, 吹き溜まりによる交通障害, 船体着氷や高波など, 船や交通関係は厳重に警戒して下さい。

</warning-disaster>

5.4.4.6 特記事項 (warning-other)

内容 :

注意報・警報の内容で, 見出し, 原因等, 地域・時期・現状, 量的予報, 防災事項で表現しきれない内容を示す。

書式 :

<warning-other>特記事項</warning-other>

説明 :

特記事項は, 注意報・警報区分で表記した内容を補足する内容である。

例 :

<warning-other>

7月08日16時30分に発表した注意報の切り換えです。

</warning-other>

道路用Web記述言語

Road Web Markup Language (RWML)

仕様書 Ver.0.71a

RWML-WG Draft 1999-12-22

5. 気象情報

目次

5. 気象情報 (weather-info)

5.1 基本情報 (basic-info)

5.2 気象実況情報 (actual)

5.2.1 実況種別 (actual-class)

5.2.2 観測対象地域・地点・メッシュ情報 (actual-area)

5.2.2.1 観測対象地域・地点・メッシュ名称情報 (actual-areaname)

5.2.2.2 観測対象メッシュ定義情報 (actual-areadef)

5.2.2.2.1 地域メッシュコード (mesh-code)

5.2.2.2.2 メッシュ基準点 (mesh-bpoint)

5.2.2.2.2.1 基準点位置 (basepoint)

5.2.2.2.3 メッシュの種類 (mesh-kind)

5.2.2.2.4 メッシュ範囲 (mesh-size)

5.2.2.2.4.1 横方向格子数 (mesh-sizex)

5.2.2.2.4.2 縦方向格子数 (mesh-sizey)

5.2.2.2.5 実測の定義 (actual-def)

5.2.3 発信官署 (sending-station)

5.2.4 発表日時 (announce-time)

5.2.5 観測日時 (observe-time)

5.2.6 観測情報 (observe-info)

5.2.6.1 観測地点 (observe-location)

5.2.6.1.1 地点コード (location-code)

5.2.6.2 観測要素情報 (observe-element)

5.2.6.2.1 メッシュ補足情報 (mesh-coplement)

5.2.6.2.1.1 横方向index (i-index)

5.2.6.2.1.2 縦方向index (j-index)

5.2.6.2.2 天気図 (surface-chart)

5.2.6.2.3 高層天気図 (upper-chart)

5.2.6.2.4 概況 (synopsis)

5.2.6.2.5 天候 (weather)

5.2.6.2.6 気温 (temperature)

5.2.6.2.7 日照時間 (sunshine-duration)

5.2.6.2.8 日射量 (solar-radiation)

5.2.6.2.9 風向 (wind-direction)

5.2.6.2.10 風速 (wind-speed)

5.2.6.2.11 降水量 (precipitation)

5.2.6.2.12 積雪の深さ (snow-depth)

5.2.6.2.13 降雪の深さ (snow-fall)

5.2.6.2.14 降雪の強さ (snow-strength)

5.2.6.2.15 降雪実況図 (snowfall-chart)

5.3 気象予測情報 (forecast)

5.3.1 予測種別 (forecast-class)

5.3.2 予測対象地域・地点・メッシュ情報 (forecast-area)

5.3.2.1 予測対象地域・地点・メッシュ名称情報 (forecast-areaname)

5.3.2.2 予測対象メッシュ定義情報 (forecast-areadef)

5.3.2.2.1 地域メッシュコード (mesh-code)

5.3.2.2.2 メッシュ基準点 (mesh-bpoint)

5.3.2.2.2.1 基準点位置 (basepoint)

5.3.2.2.3 メッシュの種類 (mesh-kind)

5.3.2.2.4 メッシュ範囲 (mesh-size)

5.3.2.2.5 予測の定義 (forecast-def)

5.3.3 発信官署 (sending-station)

5.3.4 発表日時 (announce-time)

5.3.5 予測日時 (forecast-date)

5.3.5.1 予測対象時刻 (target-time)

5.3.5.2 予測対象日時 (target-date)

5.3.5.2.1 予測開始日時 (start-date)

5.3.5.2.2 予測時間間隔 (interval)

5.3.5.2.3 予測対象時間帯・時刻定義情報 (forecast-timedef)

5.3.5.2.4 予測回数 (times)

5.3.6 予測情報 (forecast-info)

5.3.6.1 メッシュ補足情報 (mesh-complement)

5.3.6.1.1 横方向index (i-index)

5.3.6.1.2 縦方向index (j-index)

5.3.6.2 予測要素情報 (forecast-element)

5.3.6.2.1 天気図 (surface-chart)

5.3.6.2.2 高層天気図 (upper-chart)

5.3.6.2.3 概況 (synopsis)

5.3.6.2.4 予想天気 (forecast-weather)

5.3.6.2.5 気温 (temperature)

5.3.6.2.6 降水確率 (precip-prob)

5.3.6.2.7 降水量 (precipitation)

5.3.6.2.8 降雪の深さ (snow-fall)

5.3.6.2.9 降雪の強さ (snow-strength)

5.3.6.2.10 風向 (wind-direction)