●2018.5.9
●2018.5.31
ワイヤロープ式防護柵製作メーカーと視線誘導標メーカーのリンク先を追加
●2018.11.27
●2018.12.7
ワイヤロープ式防護柵整備ガイドライン(案),標準図集のダウンロードを一時的に停止
●2019.1.8
ワイヤロープ式防護柵整備ガイドライン(案),標準図集のダウンロードを再開
ワイヤロープ式防護柵整備ガイドライン(案)の「既設橋梁(LD 種限定)」の仕様は、有識者に確認前であり、現時点では暫定です。
●2019.8.1
●2020.2.7
●2020.3.2
●2022.9.28
●2024.4.26
ワイヤロープ式防護柵は高いじん性を有するワイヤロープと、比較的強度が弱い支柱により構成され、車両衝突時の衝撃に対して主にワイヤロープの引張りで抵抗する防護柵です。表裏がなく、支柱が設置できる空間があれば、容易に設置、撤去が可能なため、既存道路への設置や、狭い幅員の分離柵として使用することが有利と考えられます。
北海道のような広域分散型社会を形成する地方部の郊外部幹線道路や高規格道路の往復非分離2車線道路では正面衝突による重大事故発生が大きな課題となっていました。その対策には道路管理者、交通管理者、道路利用者のニーズが非常に高いものでした。ワイヤロープ式防護柵は、道路構造令やコスト面等から中央分離施設が設置できない2車線道路に中央分離施設の設置を可能にする技術です。
国立研究開発法人である土木研究所寒地土木研究所は、民間企業である鋼製防護柵協会(JFE建材株式会社、神鋼建材工業株式会社、東京製綱株式会社、日鐵住金建材株式会社)と平成20年から共同研究を締結し、ワイヤロープ式防護柵の研究開発を行ってきました。また、平成28年から株式会社高速道路総合技術研究所が共同研究に参加し、高速道路暫定2車線区間の中央分離柵として、最適な仕様を開発しました。
車両用防護柵には様々な形式があります。ワイヤロープ式防護柵の定義は以下の通りになります。
ワイヤロープ式防護柵とは、高いじん性を有するワイヤロープと、比較的強度が弱い支柱により構成され、車両衝突時の衝撃に対して、主にワイヤロープの引張りで抵抗する防護柵である。表裏がなく、支柱が設置できる空間があれば、容易に設置、撤去が可能なため、既存道路への設置や、狭い幅員の分離帯用として使用することが有利である。