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第43回寒地道路連続セミナー(ラウンドアバウトを活用したまちづくり)を開催しました

寒地交通チーム : 2019年5月14日

 2019年5月9日(木)に上ノ国町総合福祉センター ジョイ・じょぐらにおいて、寒地道路連続セミナーを開催しました。
 本セミナーは、寒地道路に関する様々な課題について行政やコンサルタントの専門家や技術者、また大学や他研究機関の方々との情報および意見交換の場として開催するもので、第43回目の今回は「ラウンドアバウトを活用したまちづくり」をテーマに選定しました。これは道南の檜山郡上ノ国町の大留(おおどめ)交差点で、北海道初のラウンドアバウトが建設中であることを踏まえたものです。

 講演ではまず、上ノ国町施設課の濱塚弘行課長と上ノ国町教育委員会文化財グループの塚田直哉主幹から「上ノ国町の現況と歴史」と題して交差点工事に係る周辺環境整備事業の説明と、室町時代から続く長い歴史の中で海と陸の要衝だった上ノ国町が持っている魅力を語っていただきました。

 北海道開発局函館開発建設部江差道路事務所工務課の金子恵造事業専門官からは「大留交差点ラウンドアバウトについて」と題し、ラウンドアバウトとは何かの説明を交えながら、当該交差点がこれまで抱えていた問題と、ラウンドアバウトの導入による安全への取り組みを道路管理者としてご紹介いただきました。

 交通安全の面からは、北海道警察函館方面本部交通課の成田一明課長補佐より「管内交通安全事情、ラウンドアバウトの通行方法」と題して、北海道の交通事故概況とラウンドアバウトを通行するにあたって守るべきルールと注意点を動画で解説いただきました。

 積雪地でラウンドアバウトを導入した山形県長井市建設課の大羽哲也課長補佐と渡部勇太主任からは、「豪雪地帯における導入事例」と題してお話をいただきました。長井市のことを紹介されたのち、北海道でも参考になる除雪作業を含めたラウンドアバウトの維持管理への取り組みのこと、そしてその功績が認められ全日本建設技術協会から表彰されたことをご報告いただきました。

 最後に本寒地土木研究所の寒地交通チームの宗廣一徳主任研究員からは「ラウンドアバウトの動向」と題して、寒地土木研究所で行っているラウンドアバウトに関する実験の紹介や、先行している海外の事例を踏まえながらラウンドアバウトに期待される効果等を述べさせていただきました。

 今回のセミナー参加者は計101名になりました。お忙しい中ご講演された方、ご聴講いただいた方々にお礼申し上げます。
 寒地土木研究所では、今後も各研究テーマに関わるセミナーを随時開催していきたいと考えています。またのご参加をお待ちしています。

 

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開催挨拶(上ノ国町長 工藤氏、江差道路事務所長 舟橋氏)
 

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セミナー会場

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