寒地土木研究所
第30回寒地道路連続セミナー「地域医療と道路ネットワーク」を開催します


 北海道地方部における医療過疎の深刻化は著しく、無医地区は47 市町村111 地区にも及んでいるほか(2006 年度北海道保健福祉部資料より)、地方部では専門的な医師の数が少ないことも課題となっています。このため、北海道内各地から、札幌市や旭川市等の専門医療機関まで、患者が救急搬送される事例が年々増加しています。
 また、北海道では高齢化が全国より早く進行する傾向も見られますが、全ての人に対し、適切な移動サービスを確保することが強く求められています。患者は、通院並びに救急搬送による医療サービスを受けるために、道路交通を利用する場合が大半となっています。北海道地方部では、道路自体が「生命をつなぐ唯一の線」としての機能を担っており、地域医療サービスからみた道路ネットワークの適切性を評価することも強く求められています。本講演会は、「地域医療と道路ネットワーク」をテーマとして掲げ、行政実務者並びに学識経験者による最新の事例及び研究発表を通じて、この分野に関する情報交換を行うことを目的として開催するものです。

【開催要領】
 日 時: 平成22 年8 月26 日(木) 13 時30 分~16 時00 分
 場 所: 寒地土木研究所 講堂(札幌市豊平区平岸1条3丁目1???34))<地図はこちら>
 主 催: 北海道土木技術会道路研究委員会
 共 催: (独)土木研究所寒地土木研究所

プログラム:
 13:30~13:35 開会挨拶
 13:35~14:25 北海道の地域医療(仮題)
            北海道保健福祉部医療政策局地域医師確保推進室
 14:25~14:55 医療と道路利用・道路整備~人工透析治療の例
            寒地土木研究所 総括主任研究員 高橋 尚人
 14:55~15:10 休憩
 15:10~16:00 道路整備による救急医療改善効果(仮題)
            元・国土交通省九州技術事務所長 藤本 昭
 16:00 閉会

参加費: 無料
定 員: 70 名程度
申込方法: 参加希望の方は、参加申込用紙に記入し、FAX でお申し込みください。
FAX: 011-841-9747<参加申込用紙はこちら>
問合せ先:(独)土木研究所 寒地土木研究所 寒地道路研究グループ
寒地交通チーム 高橋・宗広
電話:011-841-1738,FAX:011-841-9747

※土木学会認定継続教育プログラム(CPD)対象


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